とぅこの挿絵
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とりのはは
2009/07/17(金) 23:35:30 ID: BZkL5mIp6n
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とりのはは
2009/07/18(土) 00:06:26 ID: BZkL5mIp6n
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とりのはは
2009/07/18(土) 22:52:56 ID: BZkL5mIp6n
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とりのはは
2009/07/20(月) 12:56:03 ID: BZkL5mIp6n
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とりのはは
2009/07/20(月) 16:05:02 ID: BZkL5mIp6n
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とりのはは
2009/07/20(月) 21:14:47 ID: BZkL5mIp6n
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新デザインの擬人化、キレネンコの顔の形は同じでも、年齢以外に、決定的な違いがあります。
表情が「純粋」なんです。まだうまく書き分けできていないかもしれませんが、心がけています。
前のキレネンコは壮絶な重たい雰囲気を持たせるようにしていました。「死にたくても死ねない」「生きたくても生きる場所が無い」「尊厳をもって堂々と『死』を迎えるための準備として最高のスニーカーを手に入れたい」
その一方で、本当は賢い立派な人でマフィア一家のドンであり組織を立派に支えていた優秀な人物だったはずなのに、今ではボケていて、自分でもカーッとなったら記憶が飛んで暴れまわることを自覚している、そんなヒトでした。
悲しみを押し隠して、さびしいなどとは一言も言わない。自分で自分の強さを信じ続けるために。
今度の若いキレネンコは、そんな複雑な感情はありません。純粋にスニーカーのフォルムが好きなんです。好きだからきれいに磨いて眺めてるだけ。それで幸せ。
若キレネンコの設定については、もう少し練れてから改めて書きますね。
タイトル:ご機嫌キレネンコ
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とりのはは
2009/07/20(月) 21:44:32 ID: BZkL5mIp6n
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とりのはは
2009/07/20(月) 22:08:39 ID: BZkL5mIp6n
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とりのはは
2009/07/20(月) 22:33:27 ID: BZkL5mIp6n
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とりのはは
2009/07/20(月) 23:23:40 ID: BZkL5mIp6n
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第2シーズンでも使っていて、その解釈で困った、プーチンの能力。
空中分解した車を落下前に組み立てて、しかも改造までしてしまうというミラクル!
第3シーズンでも目かネンコ(ロボット)を組み立てたりして大活躍!
あれ、今回新しくする擬人化設定では、魔法のようなものとして組み込もうかと思っています。
もちろん、万能の魔法ではなく、発動条件と、事後の苦労が伴います。
★マークスパナを使った、プーチン自身にも制御不可能な魔法なんです!
早く言えば、無生物に命を与えてしまう魔法です。金属やプラスチックが生きて勝手に動き出すようになってしまいます。
もちろん、破壊すれば動かなくなりますがそれは生き物の「死」と同じ。そして、こうして命を与えられたメカたちは、育ちます。学習もします。
だから、うっかりこの魔法を使ってしまったら、プーチンはそのメカの親代わりになって、育てて、人様に迷惑かけないように一緒に暮らして 面倒見てやら無くてはならなくなってしまいます。壊してはかわいそうだし。
ちなみに、レニングラードはプーチンが作ったボールが命を得てカエルの姿に進化したもの。食べたり排泄したりしますが、あれは排泄物ではなくて緩衝材、オイルのようなもので綿毛が汚れているのです。レニングラードがメカだから、食べられたコマネチも消化されないで毎回無事に出てきます。
やむをえない事情があって車に対して魔法を使い、命を与えてしまったプーチン。
「こんにちは、はじめまして。これから、よろしく。ところで、何ができるんだい?」
タイトル:メカを試してみるこの絵を基にしています!
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101
とりのはは
2009/07/20(月) 23:45:10 ID: BZkL5mIp6n
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ななしのよっしん
2009/07/22(水) 08:54:47 ID: BZkL5mIp6n
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ちょっと試しに書いてみたんですが、明朗・健全なギャグ路線だけ、というのだと満足できないのが とりのはは。
今度のプーチンは怯えてぶるぶる震えながらでも、ちゃんと生き延びる隙を片目でうかがってます。
ただし、本編アニメで「恐ろしすぎて気絶する」というシーンがあったり(脇見運転注意・6階)ドキドキしすぎて胸を押さえているシーンがあるので(ギャンブル中など)心臓に持病があるとかにしてもいいかも。お酒もドクターストップかけられてたりして。
ただ、あれだけコサックダンス踊ったり走ったりしても平気な、身体能力高くて敏捷なおっさんなので、「心理的に、ドキドキしたらダメ」ということでしょうけど。
その辺の設定はまだ固まってません。
タイトル:キレが切れているときのプーチン
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とりのはは
2009/07/22(水) 22:24:29 ID: BZkL5mIp6n
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シーズン3の2階より。
以前の擬人化キレネンコだとこの顔は描けなかったですねぇ。
キレネンコの場合言葉が不自由なのか単に無口なのか迷うところですが、我が家のキレネンコは話をしようとしても言葉が出てこない、自己表現が苦手といいますか。
また行動を見ていると、いくらか普通の感覚のヒトとはずれた部分があるようです。年齢は若くても、頭がつぎはぎのせいでちょっとボケたり記憶が途切れることがある、という設定は続いてもいいんじゃないかと思っています。
言葉でのコミュニケーションが致命的に苦手。カーッとなったら記憶が途切れて、ものすごく暴れまわる。見た目と元マフィアの息子だったため、いつも誤解される。
この三重苦のために、コミュニケーションが苦手で、誤解されてばかりのキレネンコ。
自分でもあきらめてる。他人から攻撃されるのがあたりまえみたいな。
もちろん、威嚇されたり攻撃を受けたらがんがんやり返す。遠慮なし。
だけど、本当は愛するもの(靴)と共に自分の世界に引きこもっていたいんです。平和が好きなヒトなんですよ。
タイトル:靴を探すキレネンコ&酔っ払いプーチン
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とりのはは
2009/07/26(日) 23:29:10 ID: BZkL5mIp6n
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ロシアのお酒について調べていて、この動画を見て決心つきました。
>>sm7705782
我が家の擬人化 親父プーチンは、もともと、どっちかというとダメダメで、博打とお酒の誘惑を自分で断ち切ることができないヒト。
公式で「二日酔いで一日仕事をサボったら三年の懲役」ということになってるので、不運なのか、嵌められたのか、と思っていたわけですが。
ロシアではウォッカなどのお酒が手に入らないと、密造酒を作ったり薬用アルコールや化粧品を口にして酔っ払う人もいるようですね。
以下、擬人化プーチンの設定 下書き。
我が家のプーチンも、女房子供と死に別れてからアル中となり、ちょっとヤバイ状態だった。
職場は自動車修理工場。工業用メチルアルコールが容易に手に入る。
プーチンは仕事中にちびちび飲んでしまう。
職場にアルコールがあるので仕事はサボらないし、器用な職人で、少しぐらい酔っていても仕事はやっている。
でも、メチルアルコールを常用していると体に悪い。視力を失ってしまう。同僚がいくら止めても、誘惑に打ち勝つことができない。
本当は職場から遠ざけ、入院でもさせて数年間お酒と離して治療すべきだけれど、給料はお酒と博打に使ってしまって貧乏だし、何よりも本人がやけっぱちになっていて健康のことなど省みない。
そんな状態のとき、とうとう、二日酔いで職場に出てくることもできなくなってしまった。
職人としてのプーチンを惜しむ周囲の人たちは、共謀して、プーチンを刑務所送りにした。何年間かお酒から離れて、元の健康を取り戻せるようにと。
始めのうちすさんでいたプーチンだったが、アルコール無しの暮らしが続くうちにだんだん体も元気になり、本来の明るくポジティブな気持ちを取り戻していった。
その過程で、愛用の工具★マークスパナの精霊との出会いとかあってもいいかも、と思うんですが、まだどうするか決めてません。★の精霊、擬人化するかどうかも決めてないし。 -
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とりのはは
2009/07/27(月) 10:30:39 ID: BZkL5mIp6n
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今、軽く自己嫌悪中。
これは 発展性のアルいいアイデアだ!と思っても、
実は昔考えた案の焼き直しに過ぎなかったり、そのことを忘れていたり。
所詮、「俺」設定なんて 狭い 井戸のような窮屈なところをカリカリと掘り下げるのがせいぜい。
この絵http://dic.nicov ideo.jp/ oekaki/2 7928.png
チラシの裏で書かせていただいたオリキャラ。元はウサビッチ22話擬人化らくがきから始まって、キャラアレンジ&物語を少し練って中断。
ロックマンのガッツマンとカットマンを経由して、映画「WALL.E」も混ぜて、他にも無意識のうちにいろいろ混じってそう。
上記の絵では、植木職人ロボット、オイル飲んで酔っ払ってます。そういう性格付けにするつもりだったんですよ。
まあ、アレンジするもっとずっと前はウサビッチのプーチンとキレネンコだったわけだし、半年前に作って中断中のキャラ。同じようなイメージ出てくるのも、しょうがないですよね。・・・これが「俺」の限界なんか・・・軽く落ち込み。
このキャラは、半年後の現時点で新たなイマジネーションが無いので、もう終了とします。
作った当初ミクシィ日記でいくらか反響を頂いて、それが元になって物語を発展させようと思ったんですが・・・↓
http://mixi.jp/v iew_diar y.pl?id= 97978741 0&owner_ id=93129 65
このキャラのイメージの一部は、若者で無口なキレネンコと中年(酒好き)プーチンの擬人化のほうに吸収ということで。 -
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ななしのよっしん
2009/07/27(月) 20:57:30 ID: BZkL5mIp6n
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とりのはは
2009/07/28(火) 18:59:20 ID: BZkL5mIp6n
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とりのはは
2009/07/28(火) 22:14:05 ID: BZkL5mIp6n
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第4話で、遊んでいる最中にカンシュコフがくしゃみしたせいでトイレに飛び込んだボール。キレネンコがカンシュコフを殴っている間、プーチンはトイレを覗き込んでいます。その少し後、コマネチをくくりつけた釣竿でキレネンコがトイレから釣り上げたのが、カエルのレニングラード。
まあ、普通に考えればトイレの下水が外と繋がっていてカエルが紛れ込んだだけなんでしょうが。
とりのははの設定では、レニングラードを作り出したのはプーチンと、彼の持つ★スパナの、魔法のような不思議な力。
キレが見ていない間に、プーチンはトイレから出したボールをスパナの力で改造してしまったのです。ところが、生きたおもちゃとなって直後にトイレに逃げ込んでしまったので、キレネンコが釣り上げたというわけ。
6話面会に来たシャラポアは息子を探していたわけですが、レニングラードが「俺はあんたの息子じゃない、作り物だから。」って言ってさっさとトイレの上に戻ってしまった。プーチンは、自分の作ったものが本物のカエルと間違えられるとは・・・と驚くと共に感無量。
タイトル:レニングラードはプーチン作★生きたメカ
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とりのはは
2009/07/29(水) 17:07:13 ID: BZkL5mIp6n
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擬人化サイトをちょっと長期間やっているとありがちなんですが。
強調したいイメージや舞台設定の違いよって、同じキャラを別バージョンで擬人化してしまうことって、ありますよね?
7月もそろそろ終わり。今月は「ウサビッチ」擬人化で突っ走ってきたけれど、そろそろ満足な雰囲気になってきたので、他の絵を描いたり お絵カキコまとめ記事を作ったり、別の記事に手を入れたりしないとどうにもならない雰囲気になってきました。
で、一区切りに、と思って、以前作ったプーチンを集めてみました。
右上は現在ふくらませている 職人・アル中後断酒3年 親父プーチン。
その左は 中年 汗かき でっぷりプーチン。髪の毛薄めだけど、40代。
中央は「プーチンA」って呼んでます。若者。はつらつとしていてこのペアではキレネンコより上背があります。筋肉もそこそこ。でも、やさしくて怖がり。元気でよく笑う、アメリカンな明るさを持つプーチンです。
右下は、ヒロイン・プーチン。不幸しょってもけなげにがんばる いい子。きらきら瞳とくるくる巻き毛の男の子。
「ウサビッチ」というアニメ、本当に 楽しませていただいています。
タイトル:我が家の歴代プーチン
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とりのはは
2009/07/29(水) 20:15:01 ID: BZkL5mIp6n
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キレネンコばかりの画面って、暑苦しい~。
右上は現在ふくらませ中の若キレネンコ。靴を眺めていればシアワセ。
その左は30歳キレネンコって呼んでるんですが、中年プーチンの相方。いつもキレてるか不機嫌か無表情か。ちょっと怖い。でも、ハンサム。
下左はキレネンコA。体操の時間で笛を吹くときのほっぺたお借りしました。無敵の体に少年のままの心。無邪気な乱暴者。
右下は60代不死身キレネンコ。プーチンが自分と一緒に殺されそうになったので、脱獄した。プーチンを守りたい、一方で(何度死刑執行されても死なないので)自分は誇りを持ってちゃんと死にたいと望んでいる。
どのキレネンコも、ほとんど不死身と言っていいほど丈夫。カーッと怒ったら野獣のようになって暴れまわる。暴れた後、ちょっとばかり記憶が飛ぶ。また、自分がそのように少しおかしいことを自覚している。
タイトル:我が家のキレネンコたち
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ななしのよっしん
2009/07/31(金) 11:43:01 ID: BZkL5mIp6n
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「スピード注意」から「戦車注意」あたりで、プーチンがキレネンコを助ける。
あのときのプーチンの気持ちを追求することで、擬人化設定の面白さが決まってくる、すごくキモのしーんであり、ターニングポイントだと思います。
第三シーズンでもプーチンは何度もキレネンコを助けていますが、このときの事情成り気持ちなりがしっかりできていなくては後は続きません。
そのあたり、考え中です。
このままでは大百科のほかの記事に手を入れたりとかできなくて「擬人化」に突っ走ってしまうので一区切りしようと思ったんですが、頭の中がウサビッチでいっぱいでほかの事に手が付かない状況は変わらず。
人様に迷惑かけないようにするためには、こういう絵もぼちぼち描きつつ他のこともする、という形で行くしかないかも。
タイトル:助けたときの気持ちを
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とりのはは
2009/08/02(日) 01:01:48 ID: BZkL5mIp6n
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ウサビッチSS・・・というか、語り。キレネンコのこと。
今日は仕事が忙しくて時間が少なかったのもありますが、プロ具の整理とSS書きしてました。
で、ブログと同様な内容ですが、思いつくままに補填しつつ、転載。
双子の兄キルネンコ(肌の白っぽい方)と共に 若くして 亡き父の残したマフィアの組織を受け継いだキレネンコ。
でも、まもなく兄と共にドッカーンと派手に爆死してしまいました。
ところで、この国の住人たちには、もともと特異体質といいますか、超人的なヒトが多くいました。
ほとんど不死身と言っていいほど丈夫だったり、すばやく動くことができたり、見た目ではわからないほど力持ちだったり。
キレネンコは、もともと不死身の丈夫さの持ち主でした。一方、双子のキルネンコは怪力の持ち主でした。
誰かとけんかをしても、キレネンコは負けたことがありませんでした。殴られようがけられようがじっと我慢して立っていれば、そのうちに相手が疲れてきます。その機を狙って、すかさず反撃!それで、たいてい勝負がつきました。
何十人が相手でも、相手が武器を持って襲い掛かってきても、丈夫で体の硬いキレネンコは ほとんどの攻撃をもろに受けながらだって、立っていることができました。そのうちに、相手をビビらせる視線とか、反撃に移る際のすばやい動作とか、けんかのコツをいくつもマスターしましたが、基本的に、キレネンコは自分の丈夫さを武器に、粘り強い戦い方、考え方をする少年でした。。
一方、双子のキルネンコは、防御力はヒトと同じぐらい、だけど、怪力のおかげで攻撃力がすさまじい、というヒトでした。こちらの攻撃が届けば一撃で葬ることのできる相手とけんかをしても、相手のパンチを食らってしまうとこちらも痛いし、只ではすみません。
だから、戦略を練り、相手を観察し、頭を使って、相手の攻撃を避けた上でこちらからは最も効果的な一撃をお見舞いする。そんな戦い方・考え方を身に付けていきました。
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とりのはは
2009/08/02(日) 01:03:37 ID: BZkL5mIp6n
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多くの部下たちから、マフィアのボスとしてふさわしいと目され、期待を背負っていたのは、キルネンコの方でした。しかし、同い年の双子ですから 2人の父が遺言も残さず急死したとき、どちらが跡目を継ぐのかでマフィア内部で派閥争いが起こりそうな機運がありました。そんな時、部下の一人が、双子を両方とも罠にかけて暗殺して、マフィアの組全体をのっとろうと企てました。
その結果、一時的に2人とも爆死したような状態になりました。
ところが、キレネンコの不死身体質のせいか、不思議なことがおこりました。
2人分のバラバラになった体を一箇所に集めておいたところ、肉片がひとりでにくっつきあって、元通りの2人の男になったのです。
いえ、よく見ると、二人の体が交じり合って、白っぽいところのあるキレネンコと、色の濃いところのあるキルネンコの2人になったのでした。
そして、不思議なことに、二人の能力も交じり合いました。
不死身に近いほど丈夫な体と、すさまじい怪力。その両方を兼ね備えた体になったのです!
もちろん、いいことばかりではありません。キルネンコにどんな副作用が現れたかは不明ですが、キレネンコは、まず、言葉を失いました。
もともと無口でしたが、今は言葉をしゃべることができなくなってしまいました。
そして、記憶が途切れるようになりました。
カーッと怒ったらとても攻撃的になり、冷静に戻ると、怒っているときに自分が何をしたか忘れてしまいます。そういう、危険な男になってしまったのです。
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とりのはは
2009/08/02(日) 01:04:42 ID: BZkL5mIp6n
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前述のように、一度バラバラになった双子の体のパーツを一箇所に集めたところ、ひとりでに寄り集まって、2人の男になったのですが、完全に甦る前に、爆発を見た警察が現場にやってきました。そこで、近くにいた部下は、どうやらキルネンコと思われる白っぽい部分の多いほうだけをかろうじて救出、キレネンコと思われる方は やむを得ず 現場に残して、逃走しました。
その後、キルネンコは意識を取り戻し、キレネンコは死んだと聞かされて、一人でマフィアの組を建て直し、ボスの地位につきました。
しかし、キレネンコは警察に捕まり、裁判を受け、マフィアの組織が犯した犯罪もボスとして背負わされて、5回の死刑の罪、という判決を受けました。
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とりのはは
2009/08/02(日) 01:05:44 ID: BZkL5mIp6n
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ところで、この架空の国では、死刑についてのちょっと変わったルールがありました。
死刑執行のあと、万が一生き残った場合は、一応その死刑に該当するとされる罪は消えた、ということで無罪放免となるのです。でも、たとえば何十人も殺した殺人犯なんかの場合は、その殺害した人数分だけ何度も死刑を受けなくては罪は消えない、となるわけです。
一方、この国にはまれに・・・何万人かに一人、ほとんど不死身という体質のヒトがいます。何度死刑を執行されても死なない。
そういうヒトにしかできない「闇の職業」が存在します。それが「死刑代行」。
キレネンコは一年の間に4回死刑を執行されましたが、ことごとく生き延びました。
(また、その期間にキルネンコが生きていること、彼は自分を死んだと思って喪に服していること、自分は部下によって見捨てられたし双子の兄に助けを求める手段も無いため、マフィアからの助け舟はこないことを知りました)
それで、「死刑代行」を職業に選びました。
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とりのはは
2009/08/02(日) 01:07:25 ID: BZkL5mIp6n
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刑務所の看守たちと結託して、他の死刑囚から金を取り、死刑執行の直前にすり替わって、代わりに死刑をわが身で受けるのです。
もちろん、間違って本当に死んでしまうかもしれない、たいへん危険なことです。でも、キレネンコは、自分はこの刑務所の死刑方法では死なない、という自信がありました。
一度の死刑代行で数千万円がキレネンコの口座に振り込まれました。また、間に入って仲介したり、すり替え工作に加担する看守たちの懐にも、大金が流れるようなルートができました。
ところで、プーチンの家族は、暴走した自動車の事故でこの世を去ったのですが、そのときのひき逃げ犯には死刑判決が出ました。車の危険運転を繰り返す、悪い奴です。プーチンは、そんな奴、死刑が当然だと思っていました。
ところが、半年ほどして新聞記事を見て、愕然としました。またまた車の暴走で事故がおき、運転していた男が一人で死んだというのです。その名を見てビックリ。とっくに刑務所に入って、もしかするともう死刑執行されたはずの奴の名前です。
なぜシャバに出て自由に振舞っていたのでしょう?
それからまもなく、プーチン自身が刑務所に入り、そして知りました。
「死刑代行」という職業が存在すること、何万人、何十万人に一人というごくまれな不死身の犯罪者が、「死刑代行」を行うということ。
そのせいで、本来罰を受けてこの世から消えているはずの犯罪者が合法的にシャバに出てくることがあるということ。
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とりのはは
2009/08/02(日) 01:09:28 ID: BZkL5mIp6n
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プーチンは、そんな死刑代理業者を憎みました。普通の犯罪者よりももっと悪い、重大な犯罪者だと思いました。どんな奴なんだろう?そいつのせいで、自分の女房子供をひき殺した犯人は刑務所から出て行ってしまったんだ。同じこの刑務所にいるんなら、俺がこの手で殺してやりたい。いや、何をしても死なないんだろうから、生きているのが嫌になるほど苦しめてやりたい・・・。
当時、アル中だったのを無理矢理断酒させられて、非常にナーバスになっていたプーチンは、そういう 逆恨みのような憎しみを感じていました。
一方、キレネンコも孤独と不安感に苦しんでいました。
爆破事件以後、言葉を失ったキレネンコは、筆談と身振り手振りでかろうじて看守たちと意思疎通を図っていましたが、頭がつぎはぎのせいか 怒りっぽくなり、すぐに看守たちに暴力をふるってしまうのです。その衝動を自分でも止められないのです。
看守たちはキレネンコを怖がって、そーっと食事や必要なものをドアの隙間から差し込む以外、近寄らなくなってしまいました。
こんな状態では、いくらお金で雇っても、自分のちかくにずっといてくれる人なんて見つからないのではないか? -
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とりのはは
2009/08/02(日) 01:10:35 ID: BZkL5mIp6n
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とりのはは
2009/08/02(日) 01:11:38 ID: BZkL5mIp6n
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さて、最初は「死刑代行」なんてことをやっている奴を苦しめてやる!というつもりだったプーチンですが、キレネンコをすぐそばで観察するうちに、気持ちが変わってきました。
キレネンコは、マフィアの後ろ盾無しで自分ひとりで生き抜いていこうという気持ちを持っていました。
あと一度自分の分の死刑が終わったら、自由放免、世の中に出て行くことができます。だけど、今は金をためたいので、看守に話をつけて自分の分の死刑を延期してもらっているのです。
世の中に出て行った後も、もう、双子の兄の家に戻るつもりはありません。
ここでためた金で家でも買って、身の回りの世話をしてくれる人を雇い、のんびりと暮らします。
趣味もあります。キレネンコは靴の美しいフォルムを眺めるのが好きでした。
自分は言葉も話せず、怒ると乱暴になって記憶も飛びます。
まともな仕事は、できないと、すでにあきらめています。
でも、怒る材料の無い場所で平和に過ごす分には問題ないはずです。
だからそのための基盤作りに、今は 体を張ってお金を作っているのです。 -
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とりのはは
2009/08/02(日) 01:13:19 ID: BZkL5mIp6n
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死刑代行で動く金は、全額キレネンコに入るわけではありません。一部は看守たちにも流れます。また、うっかり看守を殴って怪我をさせてしまったときは、治療費と慰謝料を支払う、という取り決めがありました。中には金欲しさにわざとキレネンコを怒らせて殴られる看守もいることに、プーチンはまもなく気づきました。
ここの看守たちにとっても、キレネンコは大事な金づるなのです。
キレネンコの生活は、修行僧のように規則正しくきちんとしていました。
きれい好きで、毎日自分で身の回りの掃除からニンジンの水やりなどもちゃんとやっていました。
彼は罪びとではなく(生まれ育った家のマフィアの罪を被せられただけですから)
未来無き死刑囚でもなく(死刑から無事生き延びれば無罪放免だから)、
将来の 平安で人様に頼らず 迷惑もかけない生活を手に入れるために、今を一生懸命積み上げているのです。
ちょっとばかり常識とはかけ離れた金額のお金をためようとしていましたが、そこはマフィアの家の育ちなので、致し方ないのかも・・・。
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