ニコニコ大百科

多糖類みたいな名前しやがって

>>21
某ペルソナをプレイしてみるといい。

スパロボで殴り倒されなくて何よりですｗ

>>31
アガロースｗｗｗ

脱出迷路の設定はロード・ダンセイニのペガーナの神々のオマージュだろうねぇ

ノロワレのあの御方がアザトースぽかった。
・偉大にして絶対なれども目も鼻も口もない存在
→盲目にして白痴の神
・捕らえた人間の悲鳴で無窮の退屈を慰める
→蕃神の奏でる冒涜的なフルートの音色で慰められている
甲田学人版クトゥルー神話。

御大宇宙観では

アザトース：全宇宙の中心核。神々の頂点。
そこから生まれた三大神
　無名の霧→ヨグ＝ソトース
　闇→シュブ＝ニグラス
　這いよる混沌（ナイアルラトホテップ）

でヒエラルキーの頂点。
アザトースはあまりに途方もない存在すぎて出番がない。

ようするにクトゥルフ神話系の最高神みたいなやつ？

こうして見ると昔の神話とかと似た部分てのは多いな
アザトース→天御中主神（宇宙そのもの、暇神、姿が定まってない）
ヨグ＝ソトース→高皇産霊神（色々な知識で助言したりするご意見番）
ナイアルラトホテップ→神産巣日神（部下や自分の子を使って他者を助けたり助言したり、間接的に行動）

現存する宇宙はアザトースの夢なのでアザトースが目覚めると世界は瞬く間に消えてしまうっていう設定はラヴクラフトが記述したものではなかったのか、知らなかった。

>>40
実は、ラヴクラフトの原典では正体不明な（または人間には理解できない）存在としてしか書かれてないんだよね。
「神」的な存在なのか、クトゥルフ神話世界の中核なのかも定かではない。そもそも存在の原型としては、ヨグ＝ソトースと呼ばれるものが担ってるわけでアザトース自身の役割すら不明。正体不明すぎる

ｱｻﾞﾄｽ（´・ω・｀）

>>39
「人間が考えることは皆同じ」ということもあるけど、クトゥルフ神話が現実の各地方の神話、伝説の神々を借りたってのもあると思う（どこそこの神は実はクトゥルフ神話のなんとかでした、みたいな）。例えばウェンディゴとイタクァ、ダゴンとか
流石にラブクラフトが日本の神話を知っていたとは思えんが、向こうにも天御中主神みたいな考えを持った民族がいたんじゃないかなと素人なりに考えてみる

>>41
「闇をさまようもの」でアザトースは神だと書かれてるよ

>>43
ラブクラフトの時代は神話の共通点を見つける研究が盛んになっていたから・・・
この人が生まれたのは1890年で、この年は文化人類学的にも重要な年だったりする
なにせ「金枝篇」が出版されたのも1890年で、これ以降は世界中の昔話、伝承伝説、神話や宗教の共通点を探る文化人類学の研究に拍車がかかった

>>44
おお、本当だ 「未知なるカダスに夢を求めて」しか頭に無かった
太古の伝説扱いで万物の王にして盲目なる白痴の神と書かれてるね
宇宙の創造神というよりは、ビックバン的な現象の擬神化だったりするのかねぇ

>>43
アメノミナカヌシ自体が平田篤胤がキリスト教を参考にして神格作ったようなもんなんで・・・

神格事態は後付けだが様々な神話において最初に3人の神様云々～て事が多いから、昔の人達の考える事は一緒だったのかビッグバンやら宇宙に関する事について考えてたのかもしれないな

>>47
そこまで行くと世界創世/天地開闢の神話をもたない民族が皆無に近いんだが
アミニズムはどこでも似たような神がいるって言いたいのか、ほんとにユングの集合的無意識を唱えたいのか分からんが。
まぁ日本神話や中国神話持ち出す前にデミウルゴス思想やギリシャ神話の方がずっと近いと思う。

「現存する宇宙はアザトースの夢なのでアザトースが目覚めると世界は瞬く間に消えてしまう」
この文の意味を俺はただ単にその気になればいつでも世界を滅ぼすことができるという意味で解釈してた
それほど強大な力を持つ神＝アザトース

>>49
「その気になれば世界を滅ぼせる神」というより、「ふとしたことで世界は消えてしまう」ってことだよ。

どんな事象も絶対的な視点から見れば、わざわざ「滅ぼす」という行動をする必要すらない。あくびとか寝返りしたらなんか全次元がなくなってた、その程度。諸行無常というか、色即是空というか。
似たような発想で、仏教に那羅延（ヴィシュヌ）という神が居る。この神の夢こそ一切の宇宙であって、あらゆる出来事は那羅延のちょっとしたまどろみでしかない。
だから「一切皆空」（全ては結局うつろ）という言葉もある。

>>46
古事記の冒頭からして「天地初めて開けし時、高天原になれる神は天之御中主神」って書いてあるんだが
本気で言ってるの？

>>46
天之御中主神はキリスト教というより道教的だよ

盲目白痴、つまりこの宇宙で何が起きても関知しないし自我がない、あっても人間や、下手をすると神々ですらその自我の有無を確認できない様な物なんだろうな
実際にアザトースが動いたらその「行動した」という事実すら他の存在は認識できない様な

>>51
古事記が漢文で書いてあることは知っているかな。天御中主神が最初に世界を作ったという解釈は平田篤胤まで存在しないんだよ。
天地初發之時。於高天原成神名。天之御中主神次高御産巣日神。次神産巣日神。此三柱神者。並獨神成坐而。
漢文だけ読むと「存在していた」だけで、三神が世界を作ったというのはキリスト教的注釈が必要なんだ。見ればわかるように、三神が同時に存在していたともとれる、というかそっちのほうが普通だと思わない？
これ以外に記載のない神に、人格神要素を作ったのはやはり江戸時代になってのキリスト教の影響なんだ。
>>52
本来はそうだね。だけど、いま理解される人格神・世界創造者としての天御中主はキリスト教の影響だと思うよ。

>>49-50
むしろそういう「眠れる獅子」的なモノですらなく、
現在進行形で全宇宙はアザトースに操られている、と言った方が御大のイメージに近い気がする。

「たまたまアザトースの力を免れてるだけ」というような「偶然」ですらありはしない。
今現在このように人間が存在して思考して知覚している事実そのものが、
アザトースというなんだかよくわからない途方もない怪物の「盲目白痴」な意志力の成せる業だというのは、
単にこの世は偶然と刹那の産物だと考える以上に絶望的。

神はサイコロを振らないし、そいつは神ですらない。

＞神はサイコロを振らないし、そいつは神ですらない。
恐ろしくも実にラヴクラフト的だ……

概要にあるけど鬼畜王ランスと世界観似てないんじゃないか？あそこの神は確かに創造神だけど寝てるわけじゃないし。ゲームでたとえるなら規模は比べ物にならんがゼルダの伝説の夢を見る島とかだろう。

ランスの世界の最高神はプレイヤーの代弁者って設定。世界は彼を楽しませる為だけに存在してて（プレイヤーは楽しむためにゲームしてる）、飽きたら簡単に世界を消せる（飽きたらデリート）、だから最高神に仕える神々は最高神が飽きないように世界に混沌と理不尽をばら撒いて単調な日々が続かないようにしてる（開発者はシナリオに山場を作って物語を盛り上げる）。

独自解釈も含まれるだろうけど、ランス界の最高神はちゃんと最高神してるんだと思う。そこがアザトースとの違い。
アザトースは神というか自然災害とか天災のがイメージ的にはあってるよね。人間だろうが神だろうが誰の意志でどうこうする余地はなくて、ただ俺達はアザトースが目覚めないように祈ることしかできない。

>>55
全宇宙を操っている、というのはむしろキリスト教の神じゃないか？
the Master（絶対神・支配者）に対する非支配者という関係

アザトースほど超越的な神にとっては、どんな「宇宙」も「存在」もわざわざ操るに値しないし、ましてや何かと「対」することも無いだろう
この神とそれ以外が対立する構図、例えば「操り主に対する操り人形」、そんなこと自体がありえない
アザトースに比べれば、万物万象はサイコロや刹那や絶望ほどの意味すら持てず、塵みたいなもの、無に等しい

ただ、存在しているだけって感じかな？