ニコニコ大百科

実はアスランにもうやめろって言われた時にはちゃんと命令に従ってやめていた
だからアスランはシンに命令違反の罰を与えることができなかった（代わりにぶん殴ったけど）
シンの行動に問題がないことはタリアから処罰を受けていないことからもわかる
アスランは二度シンを殴っているけどこれはどちらも軍規じゃ裁けないけど腹が立ったからやったという私刑

捕虜虐殺の件はシンが見たら怒って止めようとしたかもしれないね
見てて止めもしないアスランが何か言える義理じゃない
>>1739の言う負の部分から目を背けていたのは他ならぬアスラン自身というのがあの話のオチ

確認してみるともうやめろって言われた直後にはもう攻撃止めて民間人助けてたね

>>1741
その後自分は間違ってませんよって言ってるしわかってないでしょ よく「ヒーローごっこじゃない！」ばかりクローズアップされるけどアスランが伝えたかったのはその後の「力を持つ者なら、その力を自覚しろ！」でしょ 戦争で家族を失ったシンが今度は傷つける立場になってるんだしアスランはシンに対してこれをけっこう言ってる

>>1740
インド洋の戦闘の後で力を持つことの危険性と戦争で誰かを傷つける立場に回ることをシンに話してるで 周りはシンのそういう部分に触れようとすらしなかったし議長やレイがそういう面を加速させてった まぁアークエンジェルの介入でアスラン自身がいっぱいいっぱいになったり議長に不信感を持って動き出すようになるからシンとは上手くいかなくなるけど

>>1744
力を振るうことの責任を「軍」という公に帰す物言いもシンを蝕む毒になったんだよ
そんなこと言っていたアスランは後に「勝手な理屈と正義で」力を振るうことになり、
シンは心を殺して公のために力を振るおうとした

別にアスランが我儘勝手な破壊者だと言ってるわけじゃない
ただアスランはシステムに己を委ねることの危険性を知っていたはずだし、信じられるもののために戦ってこそ力を持つ責任が意味を帯びることを経験していたはず

そこらへん壊滅的に口下手と言うか、諭そうとすると断片的で側面的なことしか言えず、
本当に言いたいことを言うときは支離滅裂一歩手前の剥き出しの主観しか投げられない

そら自分の価値をしっかり認めてくれて立て板に水を流すように「なにが正しくて誰が悪いのか」とわかりやすく説明してくれるレイや議長のほうになびくわ

かつてここまで熱い議論が展開された作品があっただろうか...

>>1712
だからそれぞれの正義がぶつかってる前半は弱くて
後半に黒幕があらわになってから本領発揮するのか
親父があんな風に狂っちゃったら正義を信じれなくなるわな

>>1745
いや、流石に「キラは敵じゃない」何ていうやつを信用しろっていうほうが無理でしょ
きついことを言うかもしれないけど
「アスラン自体がまったく信用できない人物になってしまった」ってところが問題の根本だと思う

前半は見ればわかるがぎこちないながらもシンとは信頼関係で結ばれていたて
この頃はシンも嫌々ながら言うことは聞いてたし話もできていた
が、徐々にその信頼関係は破綻していって
エンジェルダウン作戦の頃にはもう信頼関係はズタズタ
帰還したシンを怒鳴りつけたのでそれは決定的に壊れた
シンには何一つ落ち度はないのにそんな理不尽なキレ方されたら普通の人は拒絶するよ

どんなにアスランがシンのことを思っていても
どんなにアスランが彼を救おうとしても
「信頼されてないから」言葉が届かなかった

ある意味父パトリックとそういう側面はにていると思う

アスランからすればキラは友達でもシンからすればステラの件除いてもフリーダムは敵でしかないしそもそもキラって誰だよだし
議長やレイに踊らされてるとか言われてもシンからすればその議長はシンがもっとも望んでる平和への道を示してるから裏切る理由無いし
じゃあアンタら平和にしてくれるの？としかならんよな

>>1743
作中でのシンとアスランはハッキリと明暗分かれている
自分が正しいと思うことを思うがままにやって「俺は間違っていない」と断言できるシンと
ザフトに正義ありとして出戻ってきたにも関わらずザフトの『悪』を見て見ぬフリをするアスラン
己の信念を貫くシンと信念すらあやふやなアスラン
結果は戦果に如実に現れている
片やザフトのスーパーエース。片やあんまり強くない部隊のお荷物
「力を持つ者ならその力を自覚しろ！」という発言は自分自身に向けた『言い訳』だ
その後出戻ったアスランが力を思うがままに振るっているのがそのいい証拠
結局のところ自分もシンのように在りたかったわけだ

>>1750
シンが自分のやったことが間違ってないと思ってるんなら後半あんなにメンタルボロボロにならんだろ… ラクスから隠者受け取る時に俺は結局戦士でしかないのかと迷っているしシンみたいになりたいなんて思ってると考える理由がわからない

アスランがシンのようになりたかったかとかはあれだけどシンのメンタルがボロボロになったのは状況が悪すぎたとしか言えんしその一部はアスランのせいでもあるやろ

>>1749
話をすればよかったんだよな

キラは友人で一緒に戦ってきた仲間でもある
カガリもアークエンジェルの人達も信頼できる人達だ
だから俺は彼らが何の考えもなく無差別攻撃しているとは思えない
そう思ってるならそういう思いをはっきり伝えりゃいい

何も言わず自分の胸にしまっているくせに
自分自身の「正義」で行動してしまうから
何も知らないシンのような第三者からしたら「裏切り」にしか見えない
シンはキラじゃない「言葉をかわさずとも理解し合える友達」じゃないんだよね

本当はアスランみたいに自分が正しいか常に悩み考えるべきなんだけど
この世界、自分が間違ってないって思ってる奴ばかりなんだよ。
迷い続けてる男がそうした人らを説得するのは難しいだろうなぁ

>>1748
なにが「いや」なのかよくわからんが大筋ではだいたい同意だぞ
俺の言ってることと齟齬は特にないようだし

ただシンに落ち度がないってのはどうかね
明らかに増長してるじゃん
もはや信頼がないとしても、アスランがフリーダムパイロットを（なぜか）庇ってるのはわかるわけじゃん
それを知っててわざわざ喧嘩売りに行ったのはシンだろ

というより、シンがアスランを拒絶したのはステラ絡みのほうが決定的
セイバーがフリーダムにボコボコにされたあたりではだいぶ幻滅してたけど
「しっかりしてくださいよ」とハッパをかけるくらいにはギリギリ信頼を保ってた
それがステラ返還の件を挟んでマイナス方面にぶっちぎるようになったわけで

エンジェルダウン戦後の騒動で決裂が決定的になったのはむしろレイとアスランだと思う
レイにとってはクルーゼの弔い合戦の意味もあった作戦を盛大にdisられて見切りつけたんだろうな
それに加えてレジェンドがアスランに与えられようとしてる敵愾心で、アスランを放逐する決心をしたってのがレイの感情の流れ

立場や行動に対して責任を取れるなら悩み続けるのも良いと思うけど

ザフトの軍人としての立場もキラの友人としての立場もどっちつかずで
連合との戦いは続けるわAAやキラへの攻撃は咎めるわで両者に迷惑を掛けて
それに対して当たり前の不信を示した議長やザフトから離れて
しかもキラみたいに議長と一応話をするわけでもなく兵士として戦うだけと

結果として悩んでるポーズをして楽な(優しい)方に逃げただけに見えるのがなぁ

アスランも一応議長と話したろ
その結果として「考えすぎて兵士としての本分を全うできないやつはいらん」って処分決定しただけで

実際のところは自分の分を越えた領域に首突っ込んでは悩んでるってところだと思う
ザラ議長のやったことへの責任とか、混迷の世界のためになにができるかとか
そうじゃなくて「俺が守らなきゃいけない」って確かな実感あるものが対象にないとパフォーマンス出せないって感じ

>>1757
兵士に向いてない致命的欠点だよなそれ
政治家とか上に立つ人間の素質としても致命的

兵士はそれこそ歯車となって戦うのが理想で個人個々の思想はむしろ邪魔
どんな状況でもベストパフォーマンスを出さなければならないのに気分で能力が上下するのは好ましくない
司令官とか政治家は時に自身の思いを噛み殺してでも行動しなければ行けないから
そういう上の立場で「迷い」を持たれては困るその場合何百何千の人が死ぬ

アスランはどちらかと言えば一人黙々と作業できる仕事に向いている人間だと思うね
誰にも邪魔されず自分一人で完結して気分に左右されないような感じのもの

いや極端なまでに兵士向きだと思うぞ
種時代はともかく種死の迷走期は七割がた議長が悪い
ミーア見せたりオーブと戦わせたりキラと接触させたり、自分からアスランに迷いを吹き込んでるようなもん
「士気」って言葉があるように気分でパフォーマンスが上下するのは当然の前提で兵士の資質としてあまり考慮するべきじゃない
それを維持するために軍隊は高い金使って兵士のストレスを全力で取り除いたり、景気のいい言葉で盛り上げたりしてんだよ
大事なのは「迷わせない」ことであり、「迷わない人間」を求めることではない

指揮官向きではないのはその通りだと思う
気分でパフォーマンスが上下する「兵士」を使う側なんだから、これは迷いを克服できる人間を選抜するべき

まあ平時は一人で黙々と作業するのが向いてるのは同意
ラクス相手にハロ量産してたのはちょっとゾワッとしたけど

アスランも親がパトリックみたいなお偉いさんじゃなければ
その気質とかの影響を受けづらいメカ弄り(電子工作)してたんじゃないかと
(MSの整備員とかだと他人との関係やら「自分の整備した機体が人を殺す」とか考え出してマズいだろうけど)

何の因果かパトリックの息子として生まれたせいで「タカ派のザラの子息」として戦場送り
パトリックの息子だから戦場に行ったし、責任感じるし、世界の事を意識せざるを得ない

「技術の発展でコーディネイターを取り巻く問題は解決する」ってのが持論のパトリックの子供が
遺伝子と職業のミスマッチだか遺伝子の発現の問題だかで政治家として跡取り足り得ないのは皮肉かねぇ

オーブと戦わせたりって仕掛けてきたのは連合と組んだオーブでキラに接触させたんじゃなくて自分から接触してたんじゃなかったか

>>1759
いや迷わせるようなことを言っても「上の命令には従うのが軍人」じゃな行かなとも思う
上官や政治家が不審なことを言うことなんてよくある話で
信用できない人が自分の上につくことだって珍しくもないでしょ
そんな時に「それでも上の命令は絶対である」と割り切って行動する兵士と
「信用できないこんなんじゃ戦えない」となる兵士じゃやっぱ前者のほうが理想形じゃないかな

ハイネが「割り切れよ・・・でないと死ぬぜ？」っていったのはまさにそれだとおもう
アスランは自分の敵が何なのかわからず迷っていたが
軍人である以上「国家や上官が決めたものが敵」って割り切るべきだったんだろう

ガンダムUCで
パイロットは上がアホでも信じて戦うだけの事だ
ってセリフあるしな

人間として迷いは必要だと思うのよね
ただ敵だから、やられたから、上の命令だからとやってきた果てがクルーゼのいう「正義と信じ、わからずと逃げ、知らず！聞かず！その果ての終局だ！」なんじゃないかな
親父のパトリックもあんなことになってるし、命令のまま戦う兵士にはなれんだろう

>>1762
理想形っていうか単に非現実的なだけだと思う

そりゃあ小節を捨てて大義に就くってこともあるが、それはあくまで大義に関しては信を置いてる場合の話
（せめてなんらかの点で妥協が可能な場合）
極端なこと言えば親を殺せと言われても迷わず殺せるのがよい兵士なのかってこと

軍人だからって自分の人間性を捨て去って上官の言いなりになるマシーンになる義理はない
上官はいかに部下を納得させて死なせるかについて心を砕くべきであり、
孫子も「兵士を我が子のように愛さなければどうして死地に着いてきてくれるのか」って言ってる

悩むのも迷うのも大いに結構だけどどう考えても自分の主観でなにも事情も話さず敵としか思えない存在を擁護したり議長は世界を殺すとかトチ狂ったこといってりゃ世話無いと思う

>>1765
＞極端なこと言えば親を殺せと言われても迷わず殺せるのがよい兵士なのかってこと

そんな命令出るはずもないんだけど
軍隊＝犯罪組織じゃないよ

＞軍人だからって自分の人間性を捨て去って上官の言いなりになるマシーンになる義理はない
＞上官はいかに部下を納得させて死なせるかについて心を砕くべきであり

そもそもアスラン・ザラがそれをまったく出来てないんじゃ・・・
なんでシンに突っかかったの？
「なんでシンを納得させなかったの？」上官なのにさ
それにシンは命令でもあるけど『ステラの仇を討つという確固たる意志を持って』キラに挑んだわけで
それこそアスラン同様自分自身の意思で行動したわけじゃないか
レイと一緒にステラを助けたときだってそうだけど
なんでアスランはシンを否定するようなことを言うの？
理想の兵士であるアスランと同じことをしただけじゃない
なんで理想の兵士同士が仲間内でギスギスして喧嘩に発展しているのか

それは結局兵士が各々の意志で行動してしまうからじゃないのかな？

>>1765
古代中国の軍と現代ベースの軍の兵士を同一視出来たもんではないからなぁ

半農民みたいなのも多数抱えてて王が将になることもある当時の話ならともかく
極端な例を除けば別に後方の司令官とかも存在する現代のそれに近い軍隊で
専業軍人同然の立場で高価な装備の支給までされてる人間なわけで
別に艦内でも逆贔屓みたいなことをされてたわけでもなく待遇は悪くない

非合法な戦力を保持して独自の理念で行使するなら客観的にはテロリストだから
幾ら親兄弟だっつっても軍の立場からすれば排除するしかないし
戦わすのが忍びないって言っても神出鬼没だから配置転換で解決しないし

>>1767
ヒント：刹那・F・セイエイ

ものの例えをしてるときにそういう逃げ方するってことは、
やっぱり最終的には自分の心に従うのが良い兵士の条件だって君もわかってるんじゃないか？
上官の命令に「割り切って」従う兵士も、「そこまで非道な命令は下すまい」という信頼があり、
その信頼を違えたら「従えません」となるわけ
で、そこを揺さぶってきたのが議長なわけ

軍隊は犯罪組織と紙一重だよ
殺人というタブーを犯すことが大前提にあるから犯罪のハードルが組織的に下がりやすい
ほんの十年ちょっとくらい前には某大国で組織的な捕虜虐待があったけどさ、極めて近代的で先進的な軍隊でもそうなわけ
だから脱走しろ敵に回れってわけじゃないけど、兵士も自分の頭で考えて良心に従って行動しないと、
こういう暴走が起きたときに止められなきなるわけ

そっから下はちょっと話のピントがずれてる
アスランがよい上官ではないこと、指揮官には向いてないのはすでに何度も言っている通り

>>1768
配置転換で解決するだろ
オーブと戦わせなければいい

キラとの接触に関してもヘタなスケベ心出してアスラン泳がせるからああいうことになる