ニコニコ大百科

何者でもない未熟者からスタートするのは同じだけど、才能があろうと容易には自分を承認しない現実の大人と向き合い、男として成長することで自らの立ち位置を獲得していく点が違うね。
なろう系主人公は幼児性を抱えたまま居直って異世界に逃避したまま帰ってこないもんね。

うーん、まず「オタクな俺ら」みたいな視聴者の存在を前提にしたキャラではないんじゃないかと思うがな…結果的にそう見える部分はあるが
どっちかというとリアリティ的な要求からの組み立てに思える
「この作品のロボットはMS＝MSは兵器＝訓練もなく兵器に乗り込む子供なんてナンセンス＝兵器技師の子供なので最低限の知識と素養はある」という
今でこそ定番だし、逆にリアルじゃねーと思われる設定の組み立てだけど当時は十分考えられてる範疇で、斬新だったんじゃないか？

PTSDで夜も寝られず飯も食わず、自分がいないとお前らガンダム動かせないくせにと増長し
その甘ったれのプライドもあっさり否定され、家出して大人に出会い自身の矮小さを見せ付けられ
帰る理由をどうにかごまかして帰ってみれば営倉に放り込まれ理不尽だと泣き喚く

どう見てもオタクどころか体育会系精神的地獄めぐりなんだよなあ

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>>754
家出の理由からして「ぼくの存在価値を思い知らせてやる、さあ困れさあ頼れ」と
自分は尊重されて当たり前、の子供の甘えの延長上の癇癪でしかなかったから
結局ずーっと頭の中はホワイトベースの仲間たちのことでいっぱいだったんじゃないかな？
リュウさんの戦死で糸が切れたように泣き崩れる、
お互いの姿をさらけ出すまでは意識してなかったのかもしれないけど

そもそも第1話でガンダムに乗った展開も「家族が爆死して泣き崩れるフラウ・ボゥを逃がし、自分は脅威(ザク)に立ち向かう」という流れだしオタク/ナードって感じじゃないんだよな。ガンダムも最初から上手く使えたというより必死にやったらとりあえず勝てたってだけだし(コロニーに穴空いて親父含め死傷者多数だろう)
それまでの主人公に比べたらヘタレな部分はあるけど、それも「等身大の少年」というリアリティ重視の造形なんじゃないかね

「今までケンカの経験も無いような戦いと無縁の少年がいきなり歴戦の猛者を次々と撃墜する」という要素が一見するとご都合主義的なナードボーイのメアリースーに見える、ということなのかもね
もちろん実態はここの皆々が言っているように全く違うわけだが

アムロは御大が描いてる以上は最上級の成功例としても
なろう系って言ったって10万単位で作品があればアムロと似た背景やテーマの主人公も居ようし
メアリースーだって発案?者のポーラ・スミスがスーパーマンやボンドを一次創作での該当例に挙げてるトンデモワードだし

「似たようなもんだよなwww」と言うにしろ「全然違う！」と言うにしろ、大雑把な括りで語っても角が立つだけだと思うんだが

>>754
そこで脱走して別で生きていくだけの気持ちがあるならシャアなりジュドーなりになる

>>751
残念ながら男らしさだの自立性だの言うなら、自分のエゴで世界を破壊するなろう主人公のほうが上だぞ
アムロはどこまで行っても他人との相対価値に存在意義を見出す下につくタイプの人間なのだから

なろうがどうかは知らんけど、こうやって分析するとアムロがいかに確固たるキャラクターとして仕上がっているかがわかるね。
ガンダムの世界観とアムロのキャラとどっちが先にできたのかは俺は知らんけど

大雑把に語ると角が立つのはその通りだろうが、少なくとも異世界転生みたいに急に訳のわからない状況に放り込まれたわけではないし、「オタクな俺ら」のような視聴者を想定したり、視聴者側がアムロに自身を仮託するようなキャラじゃないだろう
むしろ大方の視聴者はアムロのヘタレな部分と自分を重ねて共感はしないし、そこは初期のアムロの欠点、あるいはリアリティと認識されて、オタクな俺らのイメージとは切り離されて語られてるよね
エヴァのシンジ君を見て当時多くの視聴者が「しゃっきりせぇ！！男やろが！！」みたいな体育会系的感情を思わず抱いてしまったのと同じで、キャラと自分を同一視するようなタイプじゃない気がするよ

なろうの異世界(転移・転生)ものであっても、導入が唐突でなかったり共感より観察的な属性を持ったりした主人公は～(以下略)

みたいな余計な反論を招きかねないから、個別の自分が詳しいもの以外は引き合いに出さない方が無難だって話よ

そのレスでも「むしろ大方の～」以下から始めても普通にアムロのキャラとしての性質を語れてるんじゃないか?

いや自分はあくまで >>750 に対して言ってるんで。なろう系全般について語ってる訳ではないんだよ

あんま続けると俺も邪魔になるだろうからこれで終わるけど

>>750にしろその反論にしろ余計なもん巻き込んだまま話を続けず、普通の語りにまたシフトすればいいじゃんって論旨

>>750が言い出しっぺなのは重々承知の上で、それに付き合ってもろくなことはないよ、と

見下されがち、雑に扱われがちな「なろう系」語りが火種になるという意見は分かるけどね…
少なくとも自分は下に見て語ってるつもりはないが「異世界転生＝唐突な導入(も楽しむ物語)」という認識すら誰かの怒りを買う可能性あるのなら、確かにやめたほうがいいんだろうな

富野主人公は、基本的に力を得たり振るったりする事が自分の幸福に直結してなくて、何なら振るえる力が強すぎて破滅するまであるので･･･
戦う事で殆ど失う事もなく十分得るものもあったのってエイサップくらいじゃないか（リュクスとの離別は戦闘と関係ないので）
まあそういうベースがあるので、現代ラノベのテンプレとはだいぶ剥離してるんじゃないかな

>>767
エイサップ君は中の人がハゲに「サコミズが濃すぎたわごめんぬ」言われたくらい、
紙一重で主人公という過酷な運命やったからセーフ(くやしみ)

いやちゃんと家族とのわだかまりや他人の身勝手に憤る立派な主人公キャラなんだけど、比較対象が悪すぎた

御大がガチ兵器技師の息子で戦後の人間と言うのを鑑みても
少年が乗り込んで戦闘機のエースになる、と言う概念には
むしろ良い意味で空想であることが大事だった気がするんだよなぁ
風立ちぬへの態度とか見てると
ああいうのやりたくないと思ってそうだし

あくまで御大ご本人とその時代の話だけど
戦争が起きたら事実誰もが白い悪魔になれるかって話は
よく知ってるからこそ最初からあんまり考慮されてないと言うか
でもおやじ等身大のオタク主人公でいいと思う

そこはあくまでリアリティのために自分の体験を引き写しただけなんじゃないか、と思えるよね→親父が兵器技師
「既存のロボット物を下敷きに、人と人の戦争を描いて勧善懲悪に拠らないドラマを成立させる」ためのフレーバーとして、スタッフが自分たちの経験も元にしてる、つまり材料の一つでしかないという
アムロが大活躍するのは、当時のアニメとしては最低限あれだけ活躍できなきゃ主役は張れないってことでしかないんじゃなかろうか

初期のホワイトベースに避難民やら子供がいるのも、アムロが軍艦に乗り込むシチュエーションを成立させると同時に、ドラマ的には戦後体験が元ネタになってるんじゃないかね(サイド7の住民が地球に降りるのとか復員船が元ネタっぽい気がする)

かつてアムロは汚い手を使わないと戦えないマ・クベを批判していたが、マ・クベと同様に卑怯な手を使うボトムズのキリコを見たらどんな感想を持つのだろうか？

「卑怯な手を使わないと戦えない」のと卑怯な手も必要なら使うのとでは全然別じゃん？

卑怯な行為を行っている時点でマ・クベもキリコも似たようなものでは？
もっともルールに則ったスポーツならともかく戦場に卑怯もクソもないと思うが。

ニュータイプ能力なんてチート使ってくるやつに言われてもねぇ・・・

キリコは真っ当に戦っても強いからアムロも圧倒されて「こういう戦い方もあるのか」とポジティブに評価して学ぶんじゃない？
「卑怯な手を使わないと戦えない」とはまったく別の感想になると思う

マさんとキリコが同様と言ってる時点で話にならないだろw
卑怯の種類が違うというか・・・
アムロも戦術・戦法レベルなら絡め手も使うしな、兵士だもん
ただ和睦をチラつかせた上で戦略兵器を使って殲滅、なんてやったらブチ切れると思う

マ・クベは条約破って核ミサイル撃つような奴だったし・・・それの積み重ねで「汚い奴」って印象しか無いんじゃないか

キリコ・キュービーはシャアと同じで、殺しきれない厄介な宿敵ポジになりそう

なんかアムロが乗ってたリガズィに圧倒されたって説明が多いけど
リガズィとは互角だろフィフスルナを破壊するのに必要なはずのBWSを破壊してるからギュネイ優勢まである

>>776
アムロからみりゃキリコもマクベも五十歩百歩だろ。

後の逆襲のシャアで、アムロがシャアに対しかつてのマクベのようにトラップを使用していたが、大人になってトラップを使った戦い方もありだと割り切るようになったのだろうか？