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俺も田中先生の１０巻以降の衰えを嘆いたことを書いたら削除されていたな

年齢や時代もあるし、本人の純粋な衰えもあるんだろうけど、やっぱり筆がノッてないのが大きいんだろうな
だって今読んでも最初の方面白いもん

夢枕獏も言うてたが若い時の文章書くのは不可能らしい
もう別人が書いているようなものだから質も本筋もあの頃想定したものとは違うものになるのだそうだ

若い時に楽しませて貰った。
それだけでいいんじゃないかな

第一部があれだけ傑作なのも、逆に作者が第二部の事をほとんど考えていなかったのではないかと思えてきた。第二部は第一部を書くためだけの設定として考えたけど、人気が出たので書く羽目になったと妄想してみる

蛇王ザッハークという最大の伏線があったから第二部を書く予定は当初からあったと思う。実際第二部でも長期中断（放置）するまでは田中芳樹先生らしい面白さがあった。

最終盤も筆の力は衰えているけど、田中芳樹先生らしい、戦争はいい人でもあっさり死んでしまう。という路線に沿った退場ぶりに納得はいった。全盛期のときの作品として読みたかったが。

最近DVD全巻買ったけど特典のドラマCDとかおもしろかった。
原作小説は少し読み始めたところ。

>>1056
原作小説は全7巻まであるけど頑張って読むんやで（仏の微笑）

>>1053
好きなラノベ作家さんが、短編はまだしも長編は当時のノリで書くのキツくて筆進まないって最近愚痴ってたからなあ…
その人のは面白いんだけどなんか敵とか話がスケールダウンしちゃってて、昔はそういうのを気にならないくらい勢いあったのに今は目につくようになったのを指摘されてる
田中さんもそういうパワーダウンな感じなんだろうな

９巻まで一つも例外なく田中先生らしい面白さがあって９年ぶりに刊行された１０巻読んだら「アレ！？つまらなくは無いけどいつもの面白さが無いぞ？人同士の戦争が無いからかな？」と思って次はきっと面白いだろう、次こそは、次こそはと繰り返して最終巻あたりにはすっかり熱情も冷めていた

それでも最後まで読んだら感動どころか喪失感も全くない言うなれば田中先生の明らかな技量の衰えが分かる悲しさと虚無感しかなかった

間違いなく偉大な作家だしリスペクトも衰えたわけでもないが技量の衰えはどうあっても否定はできない
全盛期の田中先生ならたとえ全滅エンドでもキャラを地震で下敷きになっただの唐突に一匹の蛇に噛まれて死んだなんて雑な殺し方を連発することは無かったと思う
銀英伝ではレンネンの自死は同盟への侵攻のきっかけになったしオーベルの死は皇帝への殉死か事故だったのかの謎を残して物語に深みを与えた
もしアルスラーン戦記が９０年代に終了していればマーヴァル戦記のような満足感と感動で物語を締めてくれたと思う

日5枠が折角復活したのだから、また再アニメ化して欲しいな
製作者のやる気次第だけど

>>1053
中村うさぎもラノベみたいなのは若い時に勢いで書けるものであって年食って同じような文章書こうと思っても一行も書けないって言ってたな

コミック版はどうなっている?
まさかアニメみたいに終わっちまったのか?

あとボダンはどんな糞最後迎えた?

アニメは荒川版基準だからそっちが進まないと難しいだろうな
俺も日曜枠でせっかくだからやってほしいけど
荒川版は現在「王都奪還」編だからギリあるかな？

どっちも脳筋の噛ませでスタートしたザンデとイルテリシュはどこで差がついたのだろう？

仮面被ってるやつなんて中身誰だかわからんのに確かめもせずに黄金仮面の元へ駆けつけて本物と信じてしまったことかな
脳筋というか猜疑心が足りなかったというか
もしイルテリシュが同じ立場だったならもっと早くから怪しんでそう

まあチュルクにいた本物のヒルメスや仮面兵団の末路もあれだから本物の元に駆けつけててもろくな末路は迎えられなかっただろうけど
よく考えたらカーラーンはヒルメスを王家の正当の血筋と信じてそのために王を裏切り侵略者に加担して侵略の共犯にまでなったのに実際はヒルメスは正当な血筋じゃありませんでしたカーラーンはただの裏切者で侵略者の共犯ですってオチになったのにザンデはよく二部でもヒルメスを追い駆ける気になったな

既に言われてそうな感想だが、ルシタニアに快進撃の後に魔軍に苦戦し相打ちないしは辛勝ってのは当初のプロットからしてそうだったのではないだろうか

蛇王()が脳みそを食べる昔話しとか化け物が赤子の生き肝が好物だとかの悪趣味設定って何か意味あったの？

>>1063
月刊誌連載だけどそれでも割と話のテンポが早く描かれている方なんだよね、漫画版
荒川さんは別に連載をいくつも抱えているしプライベートも大変なのに本当すげえなあ、その鋼のごときメンタルと肉体はさすが北海道農家出身というべきか

>>1068
そもそもザッハークってそういうもんなので

漫画版がオリジナル展開やり始めたので第一部で終わらせるつもりっぽい

まあ賢明

二部はあの結末だからな・・下手に改変するよりは一部で綺麗に終わりにしてほしい

改めて見るとカーラーン周りがよくわからないな。
結局なんで今までの地位や名誉をかなぐり捨てて、下劣なルシタニアに膝を屈してまでヒルメスに尽くしてたんだろう？『パルスの為を思えばこそ』と言ってる割にはアルスラーンを炙り出す為だけに罪の無い村人を殺すのに躊躇ってなかったし

王の正当性とかそういうのを重視したんでしょ。国民の殺害については、心を痛めないわけではないけど必要な犠牲として割り切ったってだけでは？

荒川版はボダンを主人公軍が倒してしまったからギスカールを逃がす理由付けが薄くなってしまったな
ついでに８巻の一皮むけたギスカールも無くなったか
あるいはパルスの戦い終戦後はギスカールと盲目姫の失地奪還を大義に掲げたヒルメスとの対決になるのかな？

個人的には二部（原作の八巻以降）も好きだから続いてほしかったな
第一部で終わったらほぼ打ち切りエンドだし

>>1068
第一部ではやたらとルシタニア兵が赤ん坊殺す描写があったし
残酷さを演出するためなのかな

>>1073
>>1074
王と国を売った模範的な武人ですな