ニコニコ大百科

これは究極の雰囲気映画だからなぁ
フランス映画みたいな

テーマなんて置いといて
結局バトーの片思い話なんだよ

色々とヤムチャ視点な映画

ｱﾊｯ ｱﾊｯ ｱﾊｯ ｱﾊｯ ｱﾊｯ ｱﾊｯ・・・ｱﾊｯ・・・・・・（ｶﾁｯ

実に嫌な気分だろう？
よく分かるよ・・・

辻真先先生が大好きらしいな
やや意外と言うか
>>61
監督本人も言及して反省していたな
構造無しで撮ってしまったと

当時酷評されてた映画だが、ハードル下がっている今見てみるとそう悪くない

少佐や課長というストッパーがいないor機能してないせいで
欝モードのバトーが八つ当たりしてるようにも見えた

久しぶりに見たけど昔ほど「この映画嫌いだわ」って感じじゃなくなった。

ただ、登場人物が「何でこんなことしてるの？（目的の説明）」って所は絶望的に足りないな

攻殻機動隊とイノセンスの論評は現在に至るまで非常に不自然だ。宗教的なテーマが完全に無視されている。

一作目は天使の降臨がはっきりと描かれているし、社会を混乱させる悪霊(神話的に考えるとサタンやベルゼブル等が相当か)の陰謀を終わらせて主人公の霊性が完全に覚醒する事が物語の骨子のはず。

二作目は露骨で守護天使や聖霊、ガブリエルという名が明示されている。イノセンスは子供の霊を守り、善良な人間を導くという守護天使の計画が描かれているが、そう言った解説は今まで見た事がない。

山下将仁、たまたま立ち寄った定食屋に押井守が。

山下「ああどうも、お久しぶりですね」
押井「ああ、山下君じゃないの。何やってんの？」
山下「いやあ、今はぷらぷらしてますよ」
押井「だったら（仕事）やんない？」
山下「でも、大変なんでしょ」
押井「大変じゃないよ」

そしてイノセンスへ・・・

攻殻機動隊の劇中で一瞬だけ登場する天使だが、主人公に真実を伝える存在であり、伝承上ガブリエルに相当するだろう。この映画自体が天使の真実を暗示する構成になっているので、ガブリエルが人間に作らせて広めた物だと解釈すると、また違った鑑賞の仕方が出来るかもしれない。

パレードのシーンの何ともいえない怖さ

>>71
パプリカにもあんな雰囲気の場面あったよな
あの怖さが好き

そもそも押井が作る映画の志向が一万人に一回見せる、じゃなくて百人に百回見せるなので、興行に向いてないのは明らか。
イノセンスも、初見だと色々意味不明ってのは基本的に劇場では一回しか見られない映画としてはかなり致命的

曖昧さ回避の1番の所にinnocentの意味を併記して頂けるといいなと思った(非プレミアム感)

暗いし気持ち悪いしsacみたいなエンタメ期待して観たら耐えられない。
セリフが小説からの引用が多すぎてうっとおしい。
見どころはバト―がヤクザ皆殺しにするとこ位しかない。

そうか？
ヤクザの所行くとこから、キムの館、ロクスソルス施設侵入
少佐登場は激しくエンタメだと思うで

そこはもう「作品ごとのテイストの違いだからご了承下さい」としか言えないんじゃないか
S.A.Cが社会派刑事ドラマだとしたら、イノセンスは明らかに毛色が違うジャンルになるだろうし
自分はどっちも好きだけど

イノセンスは色彩とか美術面だけでも見応えあって好きだわ
だてに制作費20億円(推定)かけてない。この先こんな予算でアニメ映画作られるか分からんし、
相当ぜいたくな映画だと思う

SACも原作も好きだけどね。やっぱり押井版、特にイノセンスは格別だよ

当時の日本最高クラスのアニメーターたちの仕事ぶりを味わえるだけでも資料的価値のある作品。
やっぱり黄瀬和哉、西尾鉄也、沖浦啓之はアニメーター人間国宝やと思う。どうかしてる。

一見すげー考えさせられる感じの映画なんだけど、実は「考えるな、感じろ」って作品なのかなと思う

端末が更に進化し、ネットが公開当時よりもずっと普及した今こそ見るべき映画かもしれない
台詞の引用の多さは電脳による検索だけど、それは今のＳＮＳそのものではないだろうか

択捉経済特区のデザインはすごい
ハリウッド作品の架空の超巨大都市と比べても見劣りしないどころか、
今まで映像化されたあらゆる架空の超巨大都市の中でも
5指に入る壮大さだと思うわ。
(個人的には一番いいと思ってる。)

攻殻機動隊を元にした押井守映画、みたいな評価もあるかもしれないけど、実のところ原作のテーマに忠実に寄り沿ってると思う。
ただなんというか、GHOSTIN THE SHELLがあくまで原作の映像化に留まっていたのに対して、こっちはテーマやら思弁やら諸々を内側から食い破ってなんかやばいのが出てきちゃった、という感がある。
なんつーか怪物的としか言いようのない作品だね。

ユーモアあり思弁あり派手なアクションあり、映像、シナリオ、アートワーク、音楽、サウンド、セリフ、犬の可愛さ、その他諸々すべてが一級品というものすごく贅沢な映画。すべての場面がクライマックス。ここまで繰り返しの視聴に耐える作品は本当に貴重。

バトーの心中に思いを巡らせたり、劇中で何度も繰り返される思弁的なアレコレを考えるのも楽しいけど、なによりも純粋に映像作品として優れてる。
これがよく分からないって人は単純に頭空っぽにしてバトーとトグサの地獄巡り珍道中を楽しめば良いと思うの。エンタメとしては一回見ただけじゃ話の筋が分かりづらいのが唯一の欠点かな…。

ある種邪道なんだろうけど攻殻機動隊の映像化作品の中では一番好きだ…。

　こうね、情報量が多すぎて初見だと絶対何言ってんだこいつらってなる。でも、４，５回ぐらい見ると情報量に慣れてきて色んな事が分かる。
　
　例えば、作中で度々言われてる格言やことわざ、故事には実は何の意味もない。というのも、キャラクター達も外部記憶から検索して言ってるだけで、あくまで一種の衒学的な行動なのよアレ。
　
　後、生身のトグサやイシカワ（義体化してないかは不明だが）が機械的な合理性を求めるのに対し、バトーやキム、ハラウェイなんかのサイボーグ連中は妙なこだわりを持ってる。
　トグサが「仕事の話しようぜ」って度々言ってるシーンや、イシカワがドライを勧めるのに対し、バトーがフレッシュに拘るシーン、キムが義体じゃなくて人形のボディを使っているという事。
ここら辺が有る意味、人間が機械的属性を、機械が人間的属性を持ってるという逆説性を表してる。

押井監督「イノセンス」6月4K Ultra HD Blu-ray化。「UHD BDにふさわしい作品」
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1111180.html

BD購入ずっと見送ってたけどついに買う時が来たか

イノセンスは前作からテーマ引っ張ってる割には半端な内容だと思ってるけど、素子消失により深い喪失感を抱いていたバトーの救済ストーリーだと思えば案外悪くないのかも。
「最近のバトーが失踪前の少佐に似ている」という荒巻の発言が前半にあるのも、やはりそういう意図があったからなのかな。

バトーが救われてるかというと微妙なところがあるけどね
個人的にはむしろ、あちら側へ行って人間的な諸々を超越してしまった素子と、こちら側に留まって人間的なアレコレに悩み続けるバトーとのすれ違いみたいなものが強調されていたようにも感じる

イノセンスのバトーってすごい「老後」感があるんだよね
素子も失い生身の身体のほとんども失いもはや生きている理由がない
任務中に死んでしまってもなんの不都合もないから散々無茶ができる
あの犬を飼うことによって無理やり自分を現世に縛り付けてるようにも見えるね

あのバトーが救われるためにはもう一度素子がこっち側に戻ってくるか、バトーもあちら側へ行くか、しかないような気がする

>>87
そう考えると、やはり上手い具合に神山版SSSと対になってるんだなぁ。

SACのバトーは犬と戯れているシーンが殆ど無く、一度は組織を抜けた素子が最後は戻ってくるし、そのおかげでバトーも笑顔が戻っていた。
それに対してイノセンスはそれら全てが真逆で、挙げ句にトグサからは「俺ではアンタのパートナーは務まらない」なんて言われる始末。

まあそれでも、素子と再会できた上に「いつも見守ってる」的なことを言われたぐらいだから、再会前に比べたらかなりスッキリしたんじゃないかな。
人形遣い編の時の別れ方って、バトー視点だとかなり後味悪いし。

恋敵の人形遣いにとられたバトーの傷心への癒し物語かよ

この前初めて見たんだけどこの映画の映像は15年前とは思えない
クリエイターの名前を見てもアニメにわかの自分でも分かるレベルの凄い人材ばかり
あくまで「映像」ね
話はあれだｗ