ニコニコ大百科

そういう風な感情を持つ理由はあった。
隣の芝生は青く見えるものだし、そうじゃないのは自分の方が確実に優れていると信じられる環境にいる人だけ。
精神的に不安定な年頃の子供に否定的な感情を持つなってのは、男に性欲を持つなってのと同じくらい酷だと思うんだけど……。

>>720はちょっと人間に対して潔癖過ぎるように感じられる。
親友と呼べるくらいの近しい関係性の相手でも裏で何考えてるかなんて分からないんだし、外ヅラさえ取り繕える能力があれば例え死ぬほど妬ましく思ってても問題ないのでは？
他人の心の中にまで表現規制掛けようとする意図がわからない。

その理由が間違っているからこそ、当時の僕の行動ありきの結果がアレなんでしょ
何度も言うが、一方的な負の感情を持つ方を擁護するより、向けられる方の保護にまわる方が優先するね
僕はそもそもエーミールを避ける等、行動に表れてしまっているんだから
むしろそちらは都合の良い関係を求めすぎでは?
傷の舐めあいでナァナァになって時間だけ過ぎていく関係なんて作っても何も解決しないぞ?

苦手な相手を避けるのは別にいいだろ。
言葉のナイフで的確に胸を抉ってくるやつよりは無害に感じられる。
都合の良い関係って、誰にとってどのように都合の良い関係なの？
万人が幸福でいられる関係ってことならご都合主義上等だと思うんだけど。
解決した結果が何十年も心に残るトラウマだっていうのなら、解決なんて永遠に先延ばしにして馴れ合っていたい。

明確に害を与える有害な人物を避けるならこれにこしたことはない
でもエーミールは違うだろ
むしろ本来は僕にとってエーミールは自分の夢中になる趣味を上達させる参考になる可能性だってあった
そもそも僕は他の人に見せなかった品を、元から偏見持ってた能力高い人にだけ見せてやろうとして返り討ちにあったのだから、本来はそれをバネにするべきだった
2年間もあったのに、そういった精神や見方を改善できなかったのがあの結末でしょう

僕はオオムラサキの一件でエーミールから明確な害を受けた。
その内容がどんなに正しいことだったとしても、僕がかなり傷つけられていたのは確か。
実際はその内容だって、>>690の言うように正しかったかどうか怪しいし。
何かしらの心理が働いてエーミールがありもしない欠点を作り出していた可能性も無くはない。
それと、僕の蝶を捕まえる場面が詳細に描写されてるのに対してエーミールの収集は小さく貧弱だが宝石のようと書かれていることから、情熱の方向性がかなり違うように見受けられる。
魚拓集めるのと透明標本作るのは違うだろ。
そもそもコルクの栓と潰れたボール箱でやりくりしてる僕が、個室持ちちゃんとした設備有りのエーミールを参考にして何が上達するってのさ。
子供の成長は早いって言うけど、人格の土台が3歳までで決まるのに性格固まった後の2年で本質変えろって言われても無理がある。
原因と結果が自己で完結するならともかく、他人からモラハラ受けた経験を糧にして自分を高められるのってかなり稀有な人間じゃないか？

2年前の時点でエーミールがモラハラ紛いの人格否定を言ったかい?
あくまで意味のある欠点を指摘しただけ
もしそれが間違いなら、それこそ僕自身がエーミールのような技術を身につけて、逆やに“欠点こそが間違い”を発見して、反論すべきだった
環境の違いこそあれ、保存や修理の技術を身につけてたの紛れもなないエーミール自身の情熱と努力の結果
努力や目指してる方向性が違うというが、むしろエーミールのような技術や能力を参考にしなくてどんな上達の仕方があるね
君は、何かが違えばエーミールと僕は唯一無二の親友になれるかもと言ったが、むしろその機会を完全放棄してるように感じるが

>>725
方向性が違うってのは同意かな
エーミール側の内面描写が存在しないのでハッキリ断言はできないけど恐らく彼的には単に自分基準での蝶に対する批評を下しただけで「ぼく」を傷付けてしまった自覚は一切ないんだろうとは思う
あとオオムラサキの足欠け問題についてだけどこれに関しては書籍の注釈曰く単純に作者自身の知識不足or勘違いって可能性もあるみたい

>>726
揚げ足取りみたいになって悪いが主人公がその間少しの努力もせずまるで一切技術や能力の上達がなかったかの様に言うのは描かれていない部分である以上わからない事なのでは？
あなたの言葉を借りるならそれこそ悔しさをバネにして自分の出来る範囲の努力をしていた可能性だってモチロンないとは言えない訳だし
>>727
作者自身の勘違いってのは完全に盲点だったわ
確かに時代背景を考えたら現代と違ってそういう情報を得る手段は非常に限られてただろうしそっちの線も十分あるね

そうやね
「情熱は絶頂にあった」とあるし、僕自身の技術の向上等も身についてることも否定できないわ
あわよくば「その後、見せなかった」のではなく、負けず劣らず蝶のことでそれまで以上にエーミールと交流を持ち、明らかに能力持った人と色々共有すべきだった

自分にとっての一番の宝物を20ペニヒ(100円くらい？)まで貶めたやつと仲良くはできんだろ。
僕に対して求める理想が高すぎる。

コンプレックス拗らせて被害妄想膨らませた挙句に
人の宝物を盗んだことをどうにか正当化しようとする人間とかそりゃ仲良くはできないだろうな。
結局僕のやってた事は最初から最後まで自分に都合の良い逃げ道を探すことだけだったんだから

もうちょっと具体性を持たせてくれませんかね。
コンプレックスを拗らせた、被害妄想を膨らませた、盗みを正当化しようとした。
それぞれ作中のどこを指してそう言ってるんだ？

>>711
ごめん、ここまでの貴方の書き込み見てたら何が違うというのかさっぱり分からないわ。どう見ても客観的に両者を見ているとは思えない…というかエーミール側の視点で物考えたことある？「ぼく」に求めているものが高すぎるとか言ってるが、それ言ったら貴方がエーミールに求めているものこそどんな聖人君子なのかと。

>>732
ネットのあやふやなソースなんじゃなく、文学作品なんだからもう１回作品読んでみような
如何せん僕の回想で、僕の人間性や性格はじっくりと描かれてるんだから、どれも必ず記載あります

　非の打ち所がないのが悪徳の模範少年に嘆賞しながらも心の中で妬み憎んでいたコンプレックスの塊。

　クジャクヤママユを盗んだのを母親に告白した後、謝りに行くように言われても他の友達ならすぐに謝りに行くけど模範少年が相手だから分かってくれないだの信じてくれないだのと被害妄想膨らませ

　言い訳してグダグダと夜まで謝罪するのを先延ばし、謝罪を受け入れられず軽蔑されると喉笛にとびかかりかけるという逆切れっぷり

お前の物盗んで壊したから僕のおもちゃや蝶をやるよとか
盗まれて壊された被害者からしたらこんな都合の良い事言ってる人間を許す義理も仲良くする筋合いもないと思わないのかな。
それともそれで許されるのが当然と思ってる自己中人間なのか

>>733
自分がエーミールに求めているのは、思ったことをすぐ口に出さない慎み深さ。
>>729が僕に求めているのは趣味のために苦手な相手と付き合う忍耐強さ。

>>734
少年の日の思い出は手元にあるから、その必ずある記載ってのが何処のことか教えてくれ。

>>735
1.表現に悪意がある。
外見上だけ賞嘆しているように装って裏では憎んでいるみたいに書くのはやめて欲しい。どちらも僕の心の中でのことだろう。
2.事実としてエーミールは僕の弁明に理解を示したとは言えない。
あと分かってくれないと思ったのは模範少年だからではないだろう。
3.何もせず立ち去れたんだから良いだろ。

>>736
子供にできる償いってせいぜいその程度が限度だろう。
それで許されるのが当然とは、少なくとも自分は思ってないが。
あと都合の良い条件って2回も言ってるけど、逆に>>736の考えるエーミールが許してもいいと思えるような条件って何さ。

何の弁明にもなってない言い訳で誰が許してくれると思うんだか。

そのうえ何もせずに立ち去れたんだからいいだろというのはあまりにも傲慢

許してもいいと思えるような条件なんてあるわけがない、この話の趣旨を何一つ理解できてないようだけど、世の中には取り返しのつかない事や償いようのない事がある、グチャグチャになったクジャクヤママユはもう元に戻らないし、ぼくが人の物を盗んだ事実は変わらない、逆に何で許される前提なのかが意味不明

手元にあるから教えろじゃないでしょ

読んでみろ、記載があるから
と言ったはずだが?
とにかくもう１回最初から最後まで音読して
逆にそれで見つけられないならよほど僕にフィルターかけてるのか疑う

あからさまにぼくに肩入れしてエーミールを貶めようとしてんだからそうなんだろ。

許される前提じゃないよ。
というか、その書き方だとどうせ許されないんだからエーミールに会わずに謝ったふりして帰るのが模範解答みたいに見えるんだが。
もしそうじゃないなら、一体どうしろと？

>>738
>>632で書いたけど厳密には話の流れ的に弁明できなかった(しなかった)が正しいのでは
てか改めてエーミールとしては「ぼく」にヤママユガを壊された理由をなんだと思っていたんだろう？

そもそもエーミールに対する一方的なコンプレックスから始まってるんだよね
僕がエーミールとの比較例にした保存箱等についても、エーミールは別に「こんな汚い箱に～」的な誤った負の評価は行っていない
あくまで本人も「(作品内の蝶の標本では)最もな欠点」と言われて内心認めざるを得ない実に意味のある指摘を受けただけ
これにはハッキリとした僕とエーミールの能力・技術力や蝶の標本に対する見方の差を表してる

エーミールの蝶を雑な行動で壊してしまって、僕は完全に「繕うことなんてできない」と諦めてるのに対して、
エーミールは最後まで修理しようとした職人肌な面識が伺える
エーミールを、苦手な人とも相手しないといけない忍耐すべき奴ではなく、能力や情熱で劣ってるからこそ目標にすべき相手という可能性も考えるべきだった
結果はおそらく2年間、エーミールとの差に目を逸らしていた可能性が高し

そういった最初から最後まで僕自身の精神性が反映された全行動に対して、そうかそうか～なんだろう

そういう考え方もあるのか。
ただ、尤もな指摘を受けて苦手意識を持った僕もアレだが、エーミール視点では単なる虫取り少年に過ぎなかったであろう僕を相手に指摘できるだけ指摘してあとは放置したエーミールにも問題はある。
曲がった触覚と足の欠けはともかくとして、

すまん途中送信。
曲がった触手と足の欠けはともかくとして、展翅の仕方は劣悪な設備と独学じゃ改善できないだろ。
隣の家が先生なのに教師じゃなく批評家って呼んだなら、改善策を教えたりはしなかったんだろ。
僕のその後に関わる気がないなら、適当に褒めてそのまま帰した方がよかった。

>>742
案外エーミール自身「ぼく」から何らかの恨みを買っていた事を自覚してて今回のはそれに対する仕返しや復讐の類いだと思っていたのかもな
終始冷静な態度を崩さなかったのもエーミールが精神的に大人だからというよりはむしろ最初から理由に心当たりがあったからだという風に見る事もできるし
特に「ぼく」の蝶の譲渡を断った際に言い放ったセリフとか明らかに以前のオオムラサキの件を憶えていてそれに対する皮肉も多分に含まれてるように思える…というか「ぼく」がここで思わず飛び掛かりそうになるほど内心激昂してしまったのとか正にそれなんじゃないか？

まぁオオムラサキの欠点を指摘した上で、そこからさらに欠点の発見の仕方や(経済的なことは考慮しなくても)保存方法など、エーミールを参考にしたいと思わせる助言等も与えていれば、僕にも効果的だったかもしれん
それを受け入れるかは僕次第だが

元より悪い印象があった所へオオムラサキの件が起こった事で「ぼく」の中でのエーミールに対する心証が完全に悪い方向で固定されちゃった感があるのでそこで言われてるようにただ欠点をあげつらうだけじゃなく同時にプラスになるようなアドバイス等もあればまた違った結果になっていたのかもね

ローティーンの子供同士、大人の考えるような理想的な和解や配慮を期待するのは難しいからなぁ…
「僕」にとっては人付き合いにおけるパーソナルスペースの境界線を認知する高い代償を払ったキッカケであったんだろう。

エーミールは人物というより「僕」の持っていた子供らしい万能感を打ち砕く存在「挫折」の象徴って印象がある。
子供社会において上位者である「先生」の息子で、趣味でも学業でも自分以上、
そのうえ犯した過ちに逃げ場のない「正義」を突き付けるカウンター。
誰しもが少年の日に出会う色んな「挫折」の寓意、色んな要素を内包した存在なんだろうなーって個人的には思ってる

人の物を盗んで壊したんなら例え許されなくても何の言い訳もせずに心から謝罪するのが普通の人間

許されないんだから会わずに謝ったふりして帰るのが模範解答って頭おかしいんじゃないのお前