ニコニコ大百科

あまり言及されたことないが、クロスボーン旗艦のザムス・ガルは、
よく知られている、船首部分が切り離して「バグ」母艦になる以外に
艦それ自体がサイコミュ艦という、宇宙世紀では異様な特徴がある

小説上巻にある内容では、ザムス・ガルのブリッジとは別室の、鉄仮面専用の司令官室から
ネオ・サイコミュを用いたセンサーによって戦況を観察するという任務と、機能がある。
サイコミュで戦場を走査するセンサーはミノフスキー粒子に撹乱されない意味で、
艦隊指揮とべつの運用をすれば、後年のザンネックに通じる発想だと思う…

小説ではチラッと触れられるだけだが、劇場版では、船首部分がセシリーに破壊されたあと、
艦長のジレがいまだ状況不明で戸惑っているところ、すでに鉄仮面は何事かを察して、
「家庭の問題だからな…」と笑いを含んで出ていく。ブリッジでのやり取りだけど、
その場で鉄仮面だけが何らかの能力でセシリーの存在を感知している。ジレは困惑して見送る

末梢端末の自立兵器バグ、指揮センターのザムス・ガル、実行火力のラフレシアのような
鉄仮面個人を中心に、人間と機械のハイブリッドとして拡張するのがラフレシア計画とか
「カロッゾの人間臭さ」みたいなことを言われるけど、では強化人間としてはどうかというと
上も下も拡張しまくってることには触れたい

彼の正体は実はガンダムＵＣのアンジェロの成れの果てって説があるけどその説が流布されたのっていつ頃なんだろうね？
両者は年は近いけど微妙に違うしそもそもカロッゾの旧姓はビゲンゾンだしで辻褄遭わないんだよね…

NTRれ強化人間お父さん
なんか薄い本に出てきそう属性みたい

>>92
ドレルとアンジェロが雰囲気とか似てるからだろうが
ドレルはカロッゾがロナ家に婿入りした時の連れ子と考えるとむしろカロッゾの前妻の親族とかを考えられるだろうけど…

見た目も能力も化け物じみてるのに
中身は妻に逃げられたうえ岳父のいいなりになってるのが悔しくて反抗することもできないから大量殺人やって憂さ晴らししたら息子と部下にも見放されるかわいそうなおじさんというギャップがいい

マイッツァーには犯行できないんじゃなくてデラーズ→ギレン程じゃないけど心酔してる設定じゃなかった？
娘に惚れたからロナ家に入ったという順番ではないし

>>47
相当な苦痛を伴う手術や訓練を受けたのはわかったけどそもそも思想言動がヤバいし逃げられて当然だろ
仮に逃げなかったとしても作中の言動を見ると遅かれ早かれ(まっとうであれば)妻や子供に逃げられるだろうな 感情移入しすぎ

間男パン屋のシオは殺されたわけだけど、拘束されたナディアはどうなったんだろう？　流石に殺すのはマイッツァーが許さんだろうから軟禁とかかね

義父の期待に応える事を…強いられているんだ!

最近F91を復習がてら見直してるけど
シオを殺したのってやっぱ念力なのかね？
刺されるとか毒を盛られるとかのシーンがないし気になる。

>>94
やはりそんな感じなのね。
カロッゾの前の奥さんがアンジェロの縁者という手はなかったから意外だけど確かにその線も有り得なくもなさそうだと思う。

つーかシオのやつ、宇宙の片隅でひっそりと暮らせてればよかったのに
のこのことどの面下げて鉄仮面の前に出てきたんだか。そりゃ鉄仮面も殺すよ

>>94
福井氏が今後のUCシリーズをはじめとした宇宙世紀作品を通してF91までの空白を埋めて繋がるようにしていきたい、という趣旨の発言をしているからありえない話ではないね

作中最も面白いキャラだった。一方で主人公がよくあるテンプレ性格な主人公だったねー。リーンの翼もこの傾向がある。富野監督この頃ぐらいから少年が描けなくなってる気がする。

>>95
富野作品の敵キャラ、動機の女々しさ(と言うと語弊があるが)をキャラの濃さでカバーしがち
ギンガナムとかも暑苦しい武人の皮を被ってるが要するに構ってちゃんだし
この手のキャラの口にする堂々たる富野節は自分自身に言い聞かせる意図も強いんだろうなと

かたや嫁に逃げられてトチ狂ったカロッゾ
かたや嫁が良い人すぎてトチ狂ったドゥガチ

プリクエル面白いな
嫁には親父共々対して興味無いのに主義に狂気的に心酔してるの興味深い
やっぱさぁ悪いやつではないんだよな
潔癖で理想主義者だっただけでさ

>>103
この頃の監督、娘さんが海外に嫁ぐとかでかなり気を揉んでたらしいね。どちらかというと鉄仮面に感情移入しながら作ってたのかも

色々参ってるナイーブな人親のエゴを強化した→わかりやすく情けなさと狂人ムーブが同居するキャラ出来上がる。

創作キャラらしく、ぶっとんだ事をやりつつも、得体のしれない非人間ではなく、あくまでただの人間でしかないってのが、わかりやすい上手いキャラ。

f91最近初めて見たんだけど、こいつターミネーターか何か？いくら強化人間だからってヘッドショット無傷だったり、宇宙空間にノーマルスーツ無しで出てきても全然平気ってもはや人間じゃなくねぇか？

そりゃ脳波コントロールできるんだから、それ以外を機械置換してもおかしくない

撃たれた瞬間アイスラッガーで反撃して遠距離のスナイパーを倒せる（描写は止められたが場面を入れようとしていたということは設定上可能だと思われる）くらいだからな

いったいどこまで生身が残っていてどこまで脳波コントロールできるスーパーメカに置き換わってるのかはファンの間でも諸説があるけど
下手をするとあの仮面と服の下はホントにターミネーターの骨格みたいなのになっちゃってる可能性がある

鉄仮面の全身義体説はよく言われている事だけど、劇中でもそれを否定する描写(何処かで地肌が見えるシーンがあった)と肯定する描写(指を吹き飛ばされても出血しないし意にも介さない)があってどちらとも言い難い･･･

作画ミスなのかもしれないし、設定どおりの描写なのかもしれないし･･･

あと、あの仮面はプラチナ製(言うまでもなく柔らかい金属)なのでマスクの下の素顔は確実に人間のものでは無いと思われる

実は嫁さんに逃げられた事より、実の兄同然だった義兄が暗殺された事と父親同然の義父に対する恩義が動機ってのが悲しい人間味を感じさせる。

無茶苦茶可哀想な人なんだけど、ゲームとか外伝とかスパロボみたいな舞台でも乗機のラフレシア共々報われたり味方になったりって事がほぼない人よね

宇宙世紀だとシャアは言わずもがなハマーンとか全裸とかガトーとかカテジナさんが仲間になったり、アプサラスとかディビニダドは味方についたり、シロッコですらガンダム無双で漂白されたりしたのにこの人が少しでも救われる展開って本当にない、精々ビルド系のそっくりさんくらい

こういう不遇というか不憫なところもカロッゾらしいと言えばそうなんだけど、一作品くらい最期に鉄仮面とラフレシアが僅かでも報われる話があってもいい気はする

ラフレシアプロジェクトと鉄仮面のそれに対する関わりっぷりと熱の容れようはF91における根幹中の根幹だしどうにもならんだろうなあ
個人的にはスパロボ的改心させる方が本人に取ってよっぽど罰みたいなイメージがある

>>115
色々あっておかしくなったんだろうし同情出来る背景もあったり本人なりに人類の行く末を考えてたりするんだけどそれはそれとして無茶苦茶悪い人なんだよねこの人
親子の情とかも全くないって訳じゃなくて本人なりに娘の事は多少考えてるんだけどさっぱりなんともならない感じなのがすごい、ギレンとかギニアスみたいなどうやってもほぼ敵対するポジション

ラフレシアもラフレシアで人類の可能性の開花を意識したネーミングだったり、人類が次なる銀河に辿り着くための手段の模索としての計画だったり、カロッゾなりにマイッツァーやロナ家に恩を返すつもりで作り上げたものなのが切ない

ディビニダドやらアプサラスやら核ミサイルが人類を救うために使われても、ラフレシアはそうなれないんだろうなってオーラがすごい
親が用意した機体に娘が乗るとか後年のクロスボーンバンガードが切り札になるとか、普通ならあり得なくはない展開にも全く縁がないあたり筋金入りだと思う

鉄仮面ポーチ買ったわ、最初は頭おかしい奴って印象しか無かったけど噛めば噛む程味が出てくる良いキャラだった

最近F91を初めて観たんだが、本当に悲しい人だなこの人は
キャラ像自体は知識として知ってたけど実際に観ると強く実感する
あの「しかも脳波コントロールできる」のセリフは個人的には自分の凄さを誇示することで娘に父親として尊敬して欲しいように聞こえた

理想を言い訳にして私は機械のようにエゴを捨てたのだと開き直って省みることをやめておきながら
さらに詰め寄られたら私は理想に殉じて歪んだと居直るのは確かに機械が喋ることか？としか言いようがない
やっと意味がわかった気がする

本当に立場と比較して弱過ぎたというか普通の人過ぎたんよなこの人
作中で問い詰められる時はもちろんバグを使う時だって誰も傷つけない作戦だと言ってずっと自分に理屈と言い訳を用意しながら行動してる

機械でエゴを強化して自分なりに覚悟も決めた筈なのに、結局心から居直る事も非情の独裁者に徹する事も出来なかった
確かに悪い奴なんだけど状況が違ったらこうはならなかっただろうなって言うのが仮面越しですら伝わってくるのが本当に哀れだと思う