ニコニコ大百科

作品自体は面白いのだが、作品に感化されて「『復讐は何も生まない』みたいな作品はくだらない」みたいなこと言っちゃう人はなんだかなあ
「痛快娯楽復讐劇」ってのはただ作品を面白くするための方向性であって、それと相反するスタンスの作品に対するアンチテーゼとかじゃないと思うの

プラズマダイバーミサイルはブチこんどくべきだったとは思う

帽子の下にヨロイに関わる秘密があると思ったが別にそんなことはなかった

>>241
作品にそのメッセージは無くても、この作品がもつ復讐を貫徹する、という特異性から視聴者が復讐をやめる作品と対比させたり、そこから好き嫌いが生じるのはごく自然な流れではないか？

>>243
作中で帽子が何回か脱げてるんだけど何話だったかな

　ヴァンの動機は確かに復讐なんだけど、物語でのポジションは「悪の組織を倒す正義の味方」だからなー。それでもガン×ソードが復讐劇であるのは、ヴァンが最後の最後までエレナの事を想っていたからだろうなー　
　失ったもののことを想えなくなった復讐者が、まさしく何も生まない復讐をする場合が多いように思う

よく言われる「復讐は何も生まない」は相手の思考を誘導する一種の催眠。
そもそも復讐というのは失ってしまったものへの悲しみとその原因への怒りから行われるものであって、そこに損得勘定は存在しない。
だから復讐者の動機の大半は結局のところヴァンの言った「（俺の）気が済まない」。
そこに損得の話を持ち出して合理的判断をさせようというのが「復讐は～」という言葉。

理性とモラルに働きかける為、ある程度の効果を発揮するが、詐術ゆえに頭のいい人間とバカには効果が薄い。

使い古されたフレーズだけにあまり考えずに用いられるけど、ひとつ間違えれば相手を激怒させて意固地にさせる可能性があるだけに軽々しく使うべきではないとは思う。

『復讐』とは、自分の運命への決着をつけるためにあるッ！

>>246
ジョシュアがレイに言った義姉さんが悲しむってやつも同じだな
故人は亡くなっている以上悲しみようがない
生きていたらって前提条件もナンセンス
生きていたらそもそも復讐しないし

カギ爪に賛同したやつらって結局は自分のことしか考えてないやつばかりだよな。結局、ネオオリジナルや科学者連中も結局カギ爪を道具としか考えていなかった。
だから、仲間という概念が薄いから犠牲者が出ても悲しむどころか何の感情ももってなかった。レイがカギ爪の元に向かったときもカギ爪より計画の体裁を保とうとしたやつがいて揉めてたし。
最後に妹を殺しかけた時ミハエルはそれに気がついて愕然とするんだよね。だから妹の下には戻れないし、せめてファサリナだけでも守ろうとしたんだろうな。

>>241
でも実際に下らないんだからしょうがねえ。
「恩讐の彼方に」http://www.aozora.gr.jp/cards/000083/files/496_19866.htmlより
「ある抗議書」http://www.aozora.gr.jp/cards/000083/files/1341_19214.htmlの方が面白い。
モンテクリスト伯は名作。

俺は民話が好きで結構読むのだが、悪人が報いを受けない話で面白かったのは「スペイン民話集」の死んだ老人の杖から芽が出る話と荘子の盗跖の話くらいだ。

あくまで個人的にはだけど、俺の中ではこれを越えるアニメはないってくらい好き
何も考えなくても見られるけど、いろいろ考えながら見ることも出来るし、見れば見るほど好きになる

鍵づめの男が悪者に見えるけど
ヴァンっも破綻者だよな？エレナと結婚できてもニートやってそう

>>249
組織そのものが「自己を捨ててるくせに自己中心的」という鍵爪の思想に染まりきった連中の集まりだからな
ただまあ仲間という観念が薄いかというとそうでもない、むしろ鍵爪的にはそういう考え方しか無いかも。皆手と手をとって分かり合えるんだ、的な。単に「計画成就の暁には皆蘇るから問題ない」と考えてると思ってた

目的達成の具体的手段を知らない奴ばっかりだったし、実際にはもっと緩い連中じゃないかな。
カギ爪の一団を語る上でつい忘れがちなのがエンドレス・イリュージョンは世紀末状態だという事。
ああいう場所では誰もが救世主の求めていて、この作品でそのポジションに当てはまったのがカギ爪という事。

現実の有名人とかもそうだけど、強いカリスマ性を持った人間は人格まで肯定されるから、その取り巻きも当人を理解しているようでしてない人間ばかりになる。
カギ爪は一見柔和な有力者だから、暴力に疲れた人々からすれば平和の象徴のようにも見えるし、平和の実現の為にちょっと協力しようと考えるのも分からない話じゃない。
執拗に追いかけてるヴァン達はヤバいところを沢山見てるけど、何も知らない人間には「自分を理解して肯定してくれる隣人」ってところじゃないかと。

ムッターカ達みたいに異常性に気づいた時には後戻り出来なくなってる奴は多いだろう。

>>248
それは違う。大切なことなので二回言う。それは違う。

大切な人を亡くしてみればわかる。その人自身はいなくなっていても、その面影は親しい人間の胸の内に生き続けているんだ。
よって「義姉さんが悲しむ」は屁理屈でも何でもない。少なくともジョシュアの心の中のシノさんは悲しんでいるんだろうよ。

いや、自分の中のその人が悲しんでるというのを「故人が悲しんでいる」というのは感情の話で全く理屈立ってるとは言えないから屁理屈と言っても間違いではない
死んだ人は死んでるんだからそこに死んだ人の気持ちを求めるのは理屈じゃないよ、それはいいとか悪いとかではない
ジョシュアが「義姉さんが悲しんでる」と言うことが悪いということではないにしろ、そこには復讐と同じく理屈は存在してない

……まあ、個別的にジョシュアの場合はそういう抽象的な話ではなくて、当初はかつてのように穏やかな兄と、平穏に義姉を悼んで暮らしていきたいという自分の希望を「義姉さんが悲しんでる」の枕詞を付けて語ってたことに気づいてなかったのが段々変わっていったって言う感じだと思うけど

ジョシュアはシノの死に向かい合わないままだったからレイの復讐を否定してたんじゃないかな
レイと行動するようになってから少しずつ受け入れて理解を示すようになって、レイの死を目の当たりにした時には自分も復讐者になった

結局、この作品の主要人物はみんな復讐者で、カギ爪の男も自分の過去を殺すために計画を進めてただけなんだと思う
でもそれを復讐だとは認めずに思想や綺麗ごとで飾り付けてただけだから、最後に意思と意地をぶつけるだけという段階になった時、エレナの死と向き合ってより強固な復讐心を磨き上げたヴァンに打ち砕かれた

復讐ってテーマで見落としがちだけど、この作品はより純粋で強い思いが最後に勝つっていう王道展開の作品だからすっきり見終われるんだろうなあ

自分に近しい人間が狂気に取り憑かれながら人生を空費していく様なんかみたらそりゃ止めるわ。
それは打算とかそういうものじゃなく、もっと純粋に「ほっとけない」という気持ちから来るもの。

とはいえ普通に説得しても聞き入れてはくれないし、「復讐したい」という気持ちについては理解も共感も出来てしまうから、残る手段はもう「理屈で説き伏せる」しかなくなる。
だから相手を合理的な思考に誘導するために「復讐は何も生まない」と告げる。

お前らえらくむつかしい話してるな
寝ろ

寝られません

そういえば、最初に衛星が壊された時ダンが機能停止したけど
衛星を壊されて外に出た時には動けてたのは、ベースが無くなると停止するのではなくて、単に一回目は燃料が尽きたけど帰還不可能だから止まったって理解でいいのかな

だと思うよ。
帰還用の最低限のエネルギーだけサテライトシステムみたいなので飛ばして
あとはウルトラマンのカラータイマー。

しかし久々に見返したけどやっぱり凄い。
裸足（機体未改造）＝オリジナル（搭乗者改造）
靴装備（機体改造）＝ネオオリジナル（搭乗者未改造）
なのは最初気づかなかった。

風呂敷広げまくって、伏線配置しまくって、
その全てを見事に回収した傑作だよな。

ドラマＣＤまで追ってギャグ回まで見返すと
その無駄のない構成に驚かされる。

>>262
ヴァンとレイ対比も好きだな

色から持ってる武器まで

天から降ってくる剣と
地中から出てくる銃とか

ここ見て17話だけ見てきたけどワロタｗｗ

昔見ていて正月だったので久しぶりに友人と見なおしたのだが、

カギ爪の男はなぜあの時バンを正面から切り裂いたのか？(愛の抱擁による抱きしめて殺してしまったとは違うはず)
ガドヴェドさんはやはりまともな人じゃなかったのか？
カギ爪の男は自ら思想や組織名を伝えずどうやってあんなに人数を集められたのか？

ここから愚痴



ジョシュア君の技術力とハッキング能力パネェっす。あんた鎧専門家やろ…なんで起爆装置やら本拠地のシステムダウンやってるんや
ウェンディちゃん無能すぎでしょ。
特技の一つぐらい無いと邪魔にしか見えんで…いや、成長物語だからいいんだけどさ
11話以降からなんか『痛快娯楽復讐劇』から『復讐劇』になった気がする。10話までのギャグ回が濃すぎて、それ以降の部分が『痛快娯楽』じゃなくなっていた気がする。
打ち上げのシーンの時、邪魔が入ったため「ちょっと、早めましょう」って言われた時「えぇぇぇ」ってなった。そんなホイホイできるわけ無いでしょ……

なぜ、ヴォルケイン壊したし！最終回エピローグでジョシュアとユキコがヴォルケインを誰もこない静かな海に沈ますのが流れ的にはベストやろ……
てか最終回で引き上げようとするなｗｗｗ
沈ませたままにしてやれよ……


ヴァン、どうして僕たちはバカじゃなくなったんだろ……
バカのままだったらこの作品をもう一度楽しめたはずなのに……

馬鹿じゃなくなったというか理屈馬鹿になっただけじゃね、成長した感じはないかな

過去に動かせてたから生体電流が強いってネットでよく書かれてるけど、
本編見返してたら誰でも多少なりとも動かすだけなら動かせるっぽいな
ただガドベドの「意識を失ってないのか、大したもんだ」みたいな台詞で常人より適正があった描写はされてた

しかし１３話と１６話は何度見ても面白い

>>265
全部こまけぇこたぁいいんだよ！！で片付けられそうだが読んで思った意見
ファンだから都合良く考えてるかもしれないが


・なぜ正面から切り裂いたか
思想を説いてる最中にヴァンか周りの人間が突っかかる→宥めようとしてうっかり発動
もしくは否定されて無意識下の怒り(レイやヴァンに邪魔された時の様に)で大量殺戮
・ガドヴェドはまともじゃなかったのか
カギ爪の男の主張は一見まともに見える上に聞こえが良い、更に旧オリジナル７のメンバーが私利私欲で腐り切ってた
カギ爪に同調したのも仕方が無い環境下だった
・どうやってあんなに人数を集められたのか？
組織が出来た経緯は小説版の夢見るように眠りたいで書かれているよ(ステマ)
・ジョシュアの技術力
E.Iの技術力基準ならヨロイ弄れるぐらい知識あったらあれぐらい出来るんじゃね？苦しいか
・ウェンディ無能
成長物語だから←その通り
でも4話のお使いとか10話のバイトとか17話のアレｗとか、一応役には立ってるじゃん？
後、ウェンディがいなかったらヴァンのたれ死んで復讐達成しなかった可能性がある
・11話以降がシリアス
座標Xを追えを見よう！
マジレスするとよく考えると>>265みたいな疑問が湧くが、話で押し切ってるのが『痛快娯楽』な部分ではないか？
・打ち上げを早めたのは無理がある
邪魔が入った事で焦ったんじゃないかな。その焦りがあったからこそ計画が失敗した
(これはレイの死が無駄じゃなかったって思いたい俺の願望だけど)
・ヴォルケインを引き上げた理由
レイ兄さんと片思いしてたシノの形見だからジョシュアも手元に置きたかったんだろう

ジョシュアのボルケイン引き上げはやっぱりジョシュアってことだろ
いつものジョシュアみたいなその人の想いとは裏腹にって所を強調したシーンだと思ってるんだけど

これほど綺麗に終わったのも中々ない名作だわ
最初から最後まで曖昧にせず、きっちりと最後は復讐を遂げるって部分が痛快

虚仮の一念岩をも通す

というかミハエルニーサンの咬ませっぷりがすげえな。作中にやたら強い強いみたいな描写されながら実際は１０分と持たずにヴァンにVの字切りされて終わる・・・・。
こんな最新鋭高性能機がいただろうか・・・・。