ニコニコ大百科

例えば、日本神話は大和政権の正当性を担保するものだし、
北欧神話なんかは当時のバイキングが行ってた略奪を美化するためのものだし、
神話っていうのは大なり小なり当時の人々のルールとか習慣の正しさを証明するところがあるんだけど、
クトゥルフ神話にそういうものってあるか？

クトゥルフ神話を根拠にした制度が当時のアメリカにあったのか？

クトゥルフ神話が書かれた20世紀のアメリカの神話を敢えて挙げるなら、
それは自由とか民主主義とかキリスト教であってクトゥルフ神話ではない

クトゥルフ神話は、あくまで娯楽のための創作物の設定集だし、
あれをノンフィクションだと思ってる奴なんていないんだから
クトゥルフ神話は何千年経っても本当の神話にはなりません

>>541
クトゥルフ神話にはその時代にあった出来事をモデルにしています。
未知なる宇宙や核の驚異、そのほか目に見えない恐怖を神話生物に変換して、目に見えない恐怖を形にしたものだと思います。
人がなぜ恐怖を感じるのか。その時代の人は何に怯えていたのか。
そんなことを伝えつつ抗えなかった事実を正当化しているのなら、神話生物は物事そのものの要因になり得るのではないでしょうか。

実際に目にすることができないものを神に当てはめるのはよくあることで、竜巻や稲妻などの災害を龍の仕業として神話に描き、今も語り継がれています。
そんな目に見えないものの恐怖をクトゥルフ神話が記しているのなら、それは神話になり得るのではないでしょうか！

まあ都市伝説とか怪談話の類やねそれ
神話って時代の移り変わりで変遷していったり当時の文化を表したりある意味歴史書でもあると思う
クトゥルフ神話は伝奇小説ってジャンルに近い気はする

まあアメリカ大陸にはアステカ神話やマヤ文明やら原住民の持っていた神話は沢山あるやろ
それらは「アメリカ人」の物で無いけどね

ネクロノミコンが実在する魔書か何かだと思ってた人は今でもたまに見るね、ワードや小道具を作家同士で共有してあたかも実在する何かしらの神話を元ネタにしてるような演出はネットがある今の世じゃ出来ないよなぁ

深きものが当時の異人差別を反映したものって話もあるけど、当時の風習というよりラヴクラフト自身の偏見が強かったみたい

空飛ぶスパゲッティモンスター教みたいに実際に宗教として申請すればええんや
そしてその中で語られる神話として扱えば「本当の神話」になる

「タコやイカは地球外生物の影響から生まれた」とする説を科学者グループが発表
https://gigazine.net/news/20180521-octopuse-might-be-alien/

>>546
古代宇宙飛行士説かな

ラブクラフトや芸人に学んだけど、「人をバカにしたり差別しなければ、おもしろいフィクションにならない」って事だな。

賤業だな本当に

1988年 邪聖剣ネクロマンサー (ゲーム) - ハドソン
なんてのも在るよ。

クトゥルフ自体は登場する神の一柱に過ぎず神々の総称というわけではない。ポケモンという作品シリーズをピカチュウシリーズって呼んでいるようなもんか？

水着ヒロインXX「ドウモ邪神サン、銀河警察（民間）デス。セイバーと邪神滅ぶべし！」

>>551
この人はレッサーオールドワンとか邪神の奉仕種族や下級の化身には勝てる気がするけど
ピンキリとは言え旧支配者や外なる神が本気出してかかって来たら高確率で勝てない気がする

>>552
今回BBに憑いてたニャル様成分だけを因果地平の彼方に消し飛ばしたから
ギャグ補正込でニャル様までならなんとかなるじゃろ

ソシャゲにヨグ＝ソトース（水着）やニャルが出たり、シュブ＝ニグラスのCVが堀江由衣だったりと最近妙なことが起こる

独特の可愛い響きのある鳴き声とかいろんな姿になれる設定とか、バーバパパやナチョとポム見るにショゴスには子供向けの媒体で主役張れる素質あると思う。

数々の小説・ゲームに登場する様になったせいか小中学生の目にも触れられるようになったのかな？
大衆に受け入れられていく一方で関連した人の創作に上から目線の物言いをするお門違いが増えて来たな

立派な会社である出版社から出ているとはいえ
クトゥルフ神話という創作の発端自体ある意味現代の同人文化と何ら変わりないし
本人たちがローカルに盛り上がり自分達で楽しく想像を膨らませて広がったのがこの神話
故に嫌いだとか気にいらないだとか考える自由はあるがそれを口にして浅い拘りを押し付けるのは
控えめに言っても人として最低な行いだから

二次創作界隈じゃ当たり前のことだし浸透していく一方で理解が出来てない人が出てくるのはいつの時代も同じ
だから今更デカい声でいう事じゃないんだけれどね
でも目につくと鬱陶しいし創作の輪を妨げる害悪でしかないのが行動力持たれると困るから本当にやめてね

>>553
ニャルはマジで何でもありでノリで何でもしだすだけに
物凄くアッサリやられてもどんだけ大暴れしても大丈夫だから
一番有名な類だけど一番アテにならん基準だとも思うぞ

ジャンルの話でコズミックホラーってコメあって「そんなジャンルあったのか！？」って思ったら作者が言った概念なんだな。
俺もこれ以外思いつかないし。
一方でSFだと思ってた俺もSFに失礼だったようだ。

まあジャンルを作者が提唱するのは創作の世界では良くある話

>>462
ブラッドボーンはあれジェヴォーダンの獣が題材みたいだよ
同名の2001年のフランス映画を丸ごと参照してるぽい
クラーク・アシュトン・スミスがこれを元に話描いてるからクトゥルー神話にも何かしら影響及ぼしてるんだろうね

>>541
クトゥルー神話が影響受けてる同時代のものって当時の古生物学と深海生物学じゃないの。あの辺りの多層的構造と旧来の神話のアナロジーみたいな感じで
旧支配者とかはなんかグノーシスとかイラン神話の影響っぽいですよね。ヤルダバオトとかダエーワとかああいうのから着想得てそう
元ネタはネイティブアメリカン神話だみたいな話もあったんだけど結局その中身については良く解らないのでそこにクトゥルーみたいな話があるんだったら多分それなんじゃないですかね、丁度アメリカだし

グラーキって神話生物の中でランク付けするとしたらどのへん？

ランク付けの基準はわからんけど、少なくともかけっこは得意そうではないよな。
自分の崇拝者になる資質あるものを見抜いて、夢を使って遠隔で勧誘(洗脳)するのは大の得意みたいだし、
崇拝者は基本的にゾンビ化させるけど数十年は人間とほぼ変わらない活動(見た目もちゃんととりつくろえる)をさせられるらしいから、
スパイものでもゾンビものでも黒幕になれるポテンシャルを秘めていると思う。
攻撃手段としては信者(ゾンビ)の群れに襲わせたり、自分の本拠地である湖に引きずり込ませてゾンビ化させたり。あとは棘の触腕で直接刺し殺したりできるけど、どちらかというと自ら直接出向くよりは黒幕ポジションの方が似合ってるんじゃないかな

562です　質問に答えてくれた人ありがとう！

「フングルイ・ムグルウナフ・クトゥルー・ルルイエ・ウガフナグル・フタグン」
↑
なんかこれ晩年のニーチェが精神病棟の中で喚いてそうなフレーズっぽい
総統閣下シリーズみたいな感じでドイツ語とかハンガリー語辺りをﾌｶﾞﾌｶﾞ喋るとﾌﾝｸﾞﾙｲ･ﾑｸﾞﾙｳﾅﾌ･ｸﾄｩﾙｰ･ﾙﾙｲｴ･ｳｶﾞﾌﾅｸﾞﾙ･ﾌﾀｸﾞﾝ!とか聞こえて来そうな勢いがある

>>562
グラーキの人間に対する脅威度は、神話的存在全体の中では上位だけど、神格の中では1番下
せいぜい、少量の人間を操って餌にしたり使役する程度の、宇宙的には限りなく無害に近い神
神格の中では中堅クラスのクトゥルフ様でも、目を覚ますだけで人類滅亡させちゃうからね

現代でクトゥルフものを「ホラー」として書いてる作家っている？

現代のクトゥルフ神話受容って「魅力的なキャラクター、クリーチャー、設定群を持ったシェアワールド」って感じで、みんな神の名や各種「お約束」がだいたい共有されちゃってて、これをホラーとして成立させるにはなかなか難しいような気がする

>>567
神話ワード・既存設定を一切出さず使わずにクトゥルフ神話っぽい雰囲気のある小説を書くエクストリームスポーツ、みたいなムーブメントも以前から根強くあるらしいんだけど、それでなおかつホラーの定義を満たすとなるとそれはそれで大変だよね。

個人的にはチャイナ・ミエヴィルの『細部に宿るもの』が好き。ちゃんとホラーしてるし元ネタがはっきり分かるし。
>>az4150117624

ニコニコでTRPGが流行った影響で「クトゥルー」って言ってる人が本当に少なくなって悲しい。それ以前の知名度が何それ？だったからの浸透だけれども
もっとTRPGじゃなくて小説も色々と読んでどうぞ