ニコニコ大百科

変に説明的じゃなくて感情そのままでぶつけるセリフだから頭に残るのよね。
お禿げはキャラ毎のこういった描写凄い上手いわ。どんな幼少期過ごしてきたんだろう

悲しい悲しいと言葉でいくら連ねるより
このみっともなくも悲痛な叫びが一番ジョナサンの心情を表現してるんだよな

この台詞が飛び出る前にもジョナサンはアノーアに
「俺の気が荒いのは親父の精子のせいじゃないのか」とか
「息子思いをアピールしても子供には伝わらない」とか割と文句とか言ってるんだけど
家族に具体的な文句を言うと最後の一線が壊れると無意識に遠慮してる・自分はもう大人だから
敵対者達の前でかっこつけた物いいができるアピールしてて具体的に何がしてほしかったのかとか言わなかったけど、アノーアはそういうジョナサンのなけなしのプライドの篭った文句を
「そんなことありません」で一蹴しちゃったから、最後にこの具体的な
「お前は子供ほったらかして仕事だけしてたじゃないか、ソースは子供の頃のクリスマスプレゼントをくれなかったアノ頃」に繋がる訳だな

アノーア艦長の当時の労働環境がどうだったかは知らないが休みが取れない程忙しいわけではない、現に11歳のクリスマスは休暇を取ってる可能性が高い
それにクリスマスくらい息子と過ごしたいと言って休みを申請すれば受理してくれる可能性高いし本当に本人の都合で休み取らずに仕事してたんだろうな

日本じゃそうでもないけど、クリスマスを親がボイコットするとか最高級の虐待行為らしいな

>>245
クリスマスに妻や子供に家族サービスしないと社会的信用を失うって聞いた事がある
独身だし子供がいないから大丈夫かというと、そうではなく
この場合は親の所に行って親孝行しないと社会的信用を失うんだとか

アニメで一番共感したセリフだわ。
母親が浮気して出てったんだけど、定期的に会う度に欲しいもの買ってくれたりして母親面しようとするんだけど、そうじゃねえんだよな

このシーン、ママンがショックを受けるってのが響くわ

単に母親の方針が悪かったとかではなく“自分が無意識化でも蔑ろにされていた事を思い知らされる”という、母を愛していた子供にとっても余計につらい展開

海外ドラマ等で盛大にクリスマス祝ったり子供のプレゼントに悩む親が大量にいたりするのを見るたびに
艦長は周囲がそんな環境だろうに息子を完全スルーしたというのがある意味すごい
そのあたりを完全に認識していないあたりまじでなんらかの異常を持っているんじゃ

>>249
自分もそうしていたつもりだったんじゃないの
だからショック受けたんだろ

１１歳の時（と、８歳以前も？）は祝われてたからなまじ辛いんだろうな

更に言えば１４歳以降は待たなくなった＝期待しなくなったってことだからな･･･。
年齢的には中学生の時分だから普通に考えればおかしなことじゃないけど、一般的な中学生のようなスレた反抗期のような心の離れ方じゃなくて失意とか失望とか、そういう性質の諦めだからタチが悪い。
加えて、１３歳までは待っていたという事実を自分で覚えていてしまうくらい、この言葉はその事実が深く突き刺さってることの裏付けでもあるからねえ。

本当にこの台詞のせいでジョナサンがまるで嫌いになれない

その後の「プレゼントの代わりに弾丸をくれるのか？」って言葉もなかなか殺傷力が高い

>>252
親の愛が鬱陶しく思えるって事は
親から愛を与えられたからなんやなって…

>>245
そりゃキリスト教圏と日本では意味も変わってくるやろう

アノーア艦長自身は良い親を出来てると思ってたから突き刺さるしジョナサンはジョナサンでやっぱり親がわかってなかったことを再確認させられてイラッときてしまう
哀しい・・・

>>256
だから日本人の勇と依衣子の間だと「誕生日プレゼント」なんだろうな。　日本での子供の誕生日ぐらい重要なイベントなんだろう。　

例えば父親もいない母子家庭で、母親が子の誕生日を祝わないどころか家にすらいないことが何年も・・・そして過去５年ぐらいはその子供が何をして暮らしているのかすら気にかけていなかった（リクレイマーになっていたことを知らなかった）。　
そんな母親が、成人した息子が一応理由があってやっていることに、母親が我儘な子供に言い聞かせるような態度で接してきたわけだ。　

ジョナサンがどうとかグランチャーの抗体反応がどうとか関係なく、そりゃ怒るよ。

言い聞かせるような言い方そのものよりは言動の内容だろうな

自分は愛されてないと訴えてる息子に

・「あなたを愛してるわ」と言う片手間にお仕事
・あなたが馬鹿なのは生まれつきの問題で私の育て方が悪いんじゃないのよと言ってのける
・だが私は謝らない

うーんこの

「片手間の愛」の所はジョナサンちょっと嬉しそうにも見えるんだよね。　あの場面では艦長さんはジョナサンのことを敵としてだけどちゃんと認めてくれたともとれるし。
でも「こんなこと馬鹿げてると分かるはず」「いい加減でやめなさい」みたいに、自分を子供扱いする母親の態度になると本気で怒りだす。

ジョナサンの心境って、攻殻機動隊SACの2話の戦車に電脳移植して家族に会いに行った科学者に似てるのかな。　「あんたがいなくても立派に育ったぞ」と皮肉交じりに自慢したかったような部分があったようにも思えるんだよね。　最初に艦長と対峙したときはけっこう浮かれてるようにも見えたし。
リクレイマーになったのも家出して親に心配してほしい、みたいな思いもあったのかもしれないが、家出してたことにすら気づいてもらえなかったというね・・・
まぁどういう心境にしろこう何年も放置しておいて今更母親面・子供扱いされたら怒るよなぁ・・・　母親としては何年たとうと子供は子供に思えちゃうんだろうけど。　アムロの母親もそんな感じだったし。

母親面・子供扱いってのは別にそこまでじゃないんじゃないの
その最たる「子供の喧嘩に親が出てくる」ってのをやらかされてやっと母の愛情を実感したわけだし

母親ヅラされて子供扱いされるうっとおしい母親へのキレかたじゃないよ
自分は立派に育ったと見せつけるってのも違う
立派な男として振る舞おうと取り繕う姿勢は皆無でことあるごとに子供時代の恨みつらみをぶつける
むしろお前のせいで俺はまともな大人になれなかったんだと見せつけてるフシまである

いや母親ヅラされて「うっとおしい」じゃなく、あれだけ母親をしてこなかったのに人前で堂々と母親ヅラをするという「厚顔さ、自覚の無さ」、未だに自分をちゃんと見てくれない「身勝手さ」とかそういう所に怒ってるんじゃないかと言いたかったんだ。　
子供時代の恨みをぶつけてるのって母親ヅラが見えた時だけ出てくる反応で、それ以外は表面上は少なくとも表面上は冷静にリクレイマーの使命を果たそうとしてる。　
明らかにキレて昔の話を持ち出したのはカードを職場に飾ってた時、父親の遺伝子を持ち出して「馬鹿げていることだと分かるはずです」の時、最後に「いい加減でやめときなさい」と子供扱いされた時。　全部母親の言動に対する反応で、自分から昔の話をしだしたことはなかったはず・・・　忘れてるとこあるかもだけど

そういやジョナサンとしては自分自身をどう見てるのかね。　リクレイマー側の思想ではリクレイマーは選ばれた人類で、グランシャー乗りなんてその中の更にエリートなわけだが、ジョナサン自身は母親のことで人類に対して鬱憤ばらしをしてるって自覚もあるにはあるんだよね。　

あと最後に許したのも、自分のことをちゃんと見てくれた、母親として（父親として？）「やることをやった」からで、母親ヅラした人間から実際の母親になったと思えたからだろうね。

大人になった自分を「自慢する」って言い方は正確ではないかもしれないけど、やはり「自分を見てくれ」って欲求はあったと思うんだよなぁ。　まぁジョナサン自身がその感情を自覚してないとも思うけど。　
でも何やってもママンは10歳のころの自分しか見てくれない。　だから苛立つ、みたいな？

それは単にアノーアが母親ヅラしてジョナサンの地雷を踏み抜いてるだけで
母親ヅラそのものに対してはそこまで怒ってないと思うぞ
自分から「子供であること」を武器にして、自分の命を人質にして乗り込んできたんだから
母親ヅラを否定するなら子供ヅラもできないはず

これはむしろ逆で、ジョナサンはここまで自分を追い詰めて自分の変わり果てた姿を見せてるのに
アノーアはまるで頓着せず「え？え？なに怒ってんの？」みたいな相手が馬鹿やってるようなオーラ出してるから
ジョナサンも「あんたは俺の母親じゃない！」ってブチ切れてるわけで

今まで心配してなかったのに母親ヅラされたらそりゃ怒るよって表現はちょっとニュアンスが違ってくる
それってあくまで親子関係のフェアさが問題の焦点にあるような言い方になってる

ジョナサンが求めてるのはそうじゃなくて幼少期に当然受けて然るべきの「愛情（絶対的な肯定）」が欠落してるってこと
だから、言い聞かせるような言い方そのものよりも、愛情の欠落に対して怒りを募らせてるってわけ
これって「子供に言い聞かせるような物言い」じゃなくても成立するし、きっとジョナサンはそれでも怒るよ

これはクマゾーとか勇とか、母親ヅラからじゃない違う目線でそこのギャップを刺激されてもキレてることからも明白

>>263
自分を見てるかどうか、心配してるかどうかならノヴィスに乗り込んだ時点で目的は達成されてるだろ
ママンは後生大事にプレンゼントのカードを持ってるし、上司からも「いや艦長はいつも君のことを想っていたぞ」とお墨付きが出るほどには心配を周囲に漏らしてるわけだし、
オマケにジョナサンがグレたことがショックで半ば自殺同然に事故死したことを知らされたんだから、ここまでくると文句のつけようがないくらいにジョナサンのことを気にしてるとしか言いようがない

ただジョナサンにとってはそれは「見せかけの愛」でしかない
自分を見てくれとか想ってくれとかじゃなくて、現実的な行動で「自分」に愛情を注いでほしいんだよ

>>265
どうも言ってることが全然伝わってないっぽいな。　反論として返ってくるわりに完全にすれ違ってる。　もうちょい上手く伝えられればいいんだが、すまんね。

そうかなあ
君は伝え方とても上手いと思うよ
君の言いたいことって「アノーアはジョナサンに無関心だったくせに母親ヅラして子供扱いしてくる（一人前の男であると認めてくれない）」ってことについて「そりゃ（誰だって）怒るよ」ってことだろ？

俺が言ってるのは「母親ズラしてるかどうかはあまり重要ではなく、あくまで息子に愛情を注ぐことから（無自覚に）逃げてきたことに対してジョナサンは怒ってる」ってことだよ

母親ヅラせずとも、
「立派な人間の精子から生み出された人間なら自分の行動の過ちを自覚できるはず」とか
「あなたの欠陥は生まれつきの問題で強いて言うならアタシの卵子が悪い」とか
「あたしはあなたのこと大事に育ててきた　クリスマスプレゼント？なにそれ」
って言われたらそりゃ（誰だって）怒るよ

ってこと

>>267
うん、やっぱり伝わってないな。
ID: J1u9U2zVSV　の言うことがジョナサンの「怒り」の本質というか根っこというか、Ultimate Cause、日本語で言うなら究極的な理由？だというのはその通りだと思うんだ。でもそれはジョナサンが何年も抱えてきたもので、例えるならジョナサンが溜め込んだ火薬とでも言うかな。
で、母親ヅラする、子供扱いするという行為はProximate Cause、より直接的なことで、その火薬に火を投じるようなものでそりゃ爆発するよねーということ。　「怒り」という言葉であの場での爆発のことを言おうとしてるのに、火薬がそこにある理由が返ってきてるからすれ違ってる、という語ってることの層？が違うのがまず一つかな。

僕の言っている母親面・子供扱いというのが要するにそちらの言う
『「立派な人間の精子から生み出された人間なら自分の行動の過ちを自覚できるはず」とか
「あたしはあなたのこと大事に育ててきた」って言うこと』
であり自分に母親としての非があることを認めない、ジョナサンの言い分を認めていない、という行為であるので、語感の違いかな？がもう一つかな。
同じ言葉を使ってるのに違う意味合いで話てるので反論としてそちらが挙げてる点が、むしろこちらの言ってることの肯定にしか見えないような点がかなり多い。

うーん、返って誤解を大きくしそうな気もするな・・・

英語で表現したのはさすがに予想外ｗだけど、そこらへんもちゃんと伝わってるから安心していいよ

そのうえで言うけど、あそこは第三者が母親ヅラせずに言ってもジョナサン切れると思うよ
勇が「ジョナサン！貴様の情緒不安定はアノーア艦長の遺伝子の欠陥のせいなんだ！」とか「お前の父親とでも言うべき遺伝子が優秀だったのならオルファンに従うことが過ちだと分かるはずだ！」
とか言っても「へーへー」で流せやしないだろ

ジョナサン流の強がりの言葉の苛烈さはそれだけジョナサンが傷ついてることの裏返しだし、
終盤でふたたび「母親を愛していたはずだ」と言われたときは言い返せなくなって悶え苦しんでる

ジョナサンにとって母親関連は地雷そのものだから起爆剤とかいらんのよ
ただ触れるだけでアウト

ジョナサンの怒りの根源が母親関連ってことが君の中で整理できてないだけだと思う
母親に怒ってることと母親ヅラに怒ってることはちゃんと区別したほうがいいのでは
君の理屈だとカードを持ってるだけで急にブチ切れたジョナサンについて説明できないじゃん

（ジョナサンのいないところで）カードを後生大事に持ってるという事実までもが「母親ヅラの子供扱い」ってことに君の中でなってるのならそれはそれでいいんだけど、
一般的な言葉上のニュアンスとは趣が違うからそこは注意したほうがいいと思う

むしろ俺の言ってることが微妙にズレて伝わってると思うから言うけど、
俺別に君に反論してるわけじゃないよ
ただより実際に即した、より正確な表現に寄せようとしてるだけで君が「あれ？俺の言ってることと同じじゃん」って思うならそれはそれでいいんだけど

ブレンの考察でここまで盛り上がってるの初めてみたから軽く感動
アノーア艦長はリバイバル事故やバロンのことといい鈍くて不器用なんだよな…ジョナサンといい善人では無いし生々しすぎる人間臭さがあるが憎めない