ニコニコ大百科

設定固まってない1巻の頃はキルヒアイスは後方の女性兵士に人気があるみたいな記述があった気がする

あとオリキャラだけど道原版ではカストロプ公の妹の女性提督が出てきたな

ヴェストパーレ夫人みたいな貴族の縁者が女だてらにってのはありそうだよね

ヴェストパーレのおばちゃんは髪を下ろしてオープンカーでオーディンの街並みをかっ飛ばしてるのがカッコ良かったよなあ。
とはいえ、貴族階級ならシャフハウゼン子爵夫人、平民ならエヴァみたいなタイプが帝国女性のスタンダードなんだと思う。

星間国家作れるテクノロジーを持ちながら、文化を人為的に中世貴族社会レベルに押しとどめるという変態国家だからね
それくらいの「生き方の枠」をはめにくることは十分に考えられる

自由惑星同盟スレで「同盟の寿命は帝国の半分程度」って指摘があったけど、帝国もフリードリヒ3世治世時（開闢から300年ちょい）の描写を見ると、本来はこの辺りでゴールデンバウム朝の限界が来てたんじゃないかな。
民衆蜂起や各地方貴族の分離独立などで解体されるはずの帝国を、マクシミリアン・ヨーゼフ2世とコルネリアス1世がタガを締めなおして寿命を倍増させた、というより実質「ゴールデンバウム朝ver.2.0」みたいにリスタートさせたって解釈すると、帝国の方が寿命が長いとは必ずしも言えないかな。

国家なんてのはそんなもの、名君が一人いれば数世代は延命される……というのは本編でも触れてる。
だからこそ、「非常時に、ヤンがいい子であることにこだわったため同盟が滅亡した（独裁でも何でもやって同盟2.0をリスタートさせるべきだった）」って批判もあるわけで。

言い方が少しまどろっこしかったかな。
自分としては、名義はともかく実態とか理念としては、帝国1.0と2.0は別の国と言っていいんじゃないかって考えてるのね。前漢と後漢とか、靖難の変前後の明朝くらいに。
具体的には、1.0時代は皇帝権力が強かったけど、2.0は地方貴族の自治権が拡大されたとか、宮廷貴族（貴族官僚）の権限が強化されたりって変化がありそう。
（第2次ティアマト後の平民出身者が出世しやすくなったのは2.5くらいかな？）

同盟の2.0は、実現したらどんな感じになったかな。フランス第五共和国みたいに元首（評議会議長）の権限が強くなったりってところかな。
それでどうこうなる状態じゃなかったとも思うけど。

その場合だとローエングラム王朝は銀河帝国V3かな。国号替えてないし、形の上では禅譲だし。



同盟2.0は、「友よいつの日か圧政者を打倒し自由の旗を立てよう」「専制政治の闇の彼方から自由の暁を呼び込もう」をどうするか、次第かなぁ……マクシミリアン帝が劣悪遺伝子排除法を有名無実化したように、同盟国是を「それはそれとして」といったん保留できれば延命できるだろうし、そうじゃなきゃ最大限うまくいっても救国軍事会議コースだろうし。

「同盟」という建前を逆用する感じで、エル・ファシルみたいなハイネセン政府からの地方独立宣言が連鎖波及して（ハイネセンをハブった）新しい連合形態を組むとか？
流れ的にはそれこそ中央軍人を突っついた救国軍事会議の代わりに民衆を突っついたら予想を遥かに超えてうまく行ってしまったパターンになるのかな

ただまあ、アムリッツァの損失とカイザーの片翼の代償衝動がある限り政体革命に成功しても割とどうしようもないんだよね…

ロムスキーが最初エル・ファシル政府の名称を同盟正統政府にしようとしたとき
アッテンボローが「国家の正統性にこだわる必要はない」って止めさせてるけど
そこは正統性にこだわるべきだったんだろうか

腐っても自由惑星同盟という名称にはそれなりの重みがあっただろうし
結局最後までエル・ファシル独立政府に同調する他の星系政府は出てこなかったしね

それなりの重みどころか、イゼルローン共和政府にせよグエン・キム・ホア広場の暴動にせよ、抵抗側は同盟国歌合唱して士気高揚し、アーレ・ハイネセンとヤン・ウェンリー万歳だからな。正統と言い切っちゃうとハイネセンやほかの諸惑星との関係が難しくなるかもしれんが、後継なり亡命なり連続性には拘るべきだったのかも。


翻って銀河帝国正統政府。同盟国歌にあたる忠誠の要を担う役回りなのはエルウィン・ヨーゼフ2世なわけだが…うーん……

実際の所、その辺はどうなんだろうな
イゼルローン再攻略までは一応、同盟政府は存続していたわけで
あの時点で正統政府を名乗るって事は存続していたハイネセン政府を敵に回す事になる（ハイネセン政府が非正統という事になる）から……
最悪、帝国と同盟（ハイネセン政府）の連合軍を相手にする羽目になるかもしれん
結局のところ、正統政府と名乗らない方が正解だった気がする
それに他の星系の政府もどう動くか読めないしね。
最悪エル・ファシルの下につくぐらいなら帝国にって言いだすかもしれないし
味方が増える見込みがあまりない割には敵が増える見込みは高いのはちょっと……（独立政府の実戦力はヤン艦隊しかなかったし、ヤンのネームバリューを除けば帝国に勝てるような戦力には見えない）

その上ヤンの考え通り帝国の一自治領というのが落しどころに落ち着きそうだから、その意味でも正統政府という呼称はいただけないかな

>>101
亡命貴族界隈にはエルウィン・ヨーゼフ2世への求心力はあったと思う……実際に会ってみるまではだろうけど。
幼帝がもうちょい利発だったり可憐だったり、なんならお姫様だったりしたら、シェーンコップが皮肉ったようにもうちょい熱狂の度合が上がって、帝国本土を動揺させる効果も期待できたんだろうけど。

こう書いてて思ったんだけど、象徴どまりか実権があるかを問わず、最高指導者の器量や才覚や属性に左右されるような社会や組織って、根本的に基盤が脆弱なんだよなあ。
銀河帝国正統政府に限らず、銀英伝に登場する全集団について言えることだけど。

>>103
せやな
最高指導者が神様みたいな存在でなければ、最適解にはなれないのよね
ラインハルト軍団も結局のところラインハルトのカリスマで纏まっているだけでヴァーミリオンでラインハルトが討たれていたら瓦解してただろうし、ラインハルトが権力の毒に侵される前に退場したからあまり表には出てこなかったけれど、
名君になるよりも名君で居続けるほうが難しいんだよな

となると、銀河帝国4.0は帝国議会が復活して保守派与党の党首ビッテンフェルトと革新派野党の党首アッテンボローの場外乱闘が新帝国の名物になるのか

この王朝って２代目の時点でルドルフの男系子孫ではなくなってるから２代目以降って実はシュタウフェン王朝だよね・・
王朝の意味が血統じゃなくて中国みたいな徳の持続性でとらえてるのかどうかわ知らないけど

ヨーロッパ圏の様に正妻との間の子供にしか継承権が無いみたいな君主ではなく
中華圏、日本の様な庶子にも継承権がある君主に考え方は近い

皇帝のエピソードも歴代中華皇帝や徳川家がモデルだろうし

兄弟間での継承も結構あるし、ルドルフの遺伝子を受け継いでることだけが絶対条件で、あとは有力な貴族を味方につけられるかどうかだけの問題なんじゃないだろうか。リップシュタットで貴族連合が勝利した場合、どっちがなるにしても次期皇帝は女系、しかもどちらも女帝だからその次はさらに女系になるわけだし。

>>103
年頃のお姫さまでも、現実にそこにいると扱いにくそう……30～40代くらいのそれなりに分別ある（少なくとも表立ってわがまま言える立場じゃないのはわからざるを得ない）壮年貴族が一番やりやすいんじゃないかな。
その上で、写真でしか出てこないから余計なことしゃべらない、年頃の娘が悪逆非道な独裁者の手の中に取り残されてると尚可。

>>107
リップシュタット戦役で門閥貴族側が勝っても、エルウィン・ヨーゼフ2世の廃位は即座には
しなかったと思う。戦役の表向きの大義名分は君側の奸を討つだろうし、だからこそ
皇帝の身柄確保を巡って内紛が起きてしまった訳で。

もっと言えば、やる気なら娘を対立皇帝立てても良かったはずだが、それはしてないしね。
無論、そんなことをすればブラウンシュヴァイクとリッテンハイムの関係が瓦解するだけだが、
リッテンハイムが横死した後も一応はそう言う動きはなかった。

>>108
即廃位は無理でも、成人まで玉座を保持できてたようには思えない（まあ、成人でも在位十年超と比較的長めだが）。結局のところ、貴族連合の正当性を承認した後、短期間に譲位することになったんじゃないかな。
エルウィン・ヨーゼフ2世自身が、後白河法皇ばりに大化けしたらわからないが。

対立皇帝は、初期はおっしゃる通り盟主副盟主の妥協案が成立しなかったからだろうし、リッテンハイム侯死亡後は……正直負け続きだし、ここで対立皇帝擁立しても失笑されるだけってのがあったんじゃないかな。
そもそもリップシュタット戦役がクーデターでなく内戦になった理由が「金髪の孺子を正々堂々艦隊戦で撃破し、正義と正統性を宇宙に示す」ことで、そして盟主一人にそれをさせないためにメルカッツが呼ばれたわけだし。

逆にリップシュタット戦役が発生しない、というか、帝国がブラウンシュヴァイク公とリッテンハイム侯を軸にした大分裂状態になったらどうなったか。
どちらも、自分が名実共に国主として独立国樹立を宣言するか、形式的にも娘を「ゴールデンバウム王朝の正統なる女帝」として戴冠させ他方を僭称者と呼び合うような状態となるか。
そして、このような状態になった場合、ローエングラム伯ラインハルトはどう行動しただろうか。

>>110
元帥になった時点で、リヒテンラーデと組んでエルウィン・ヨーゼフ2世を擁立することは
余裕で可能だろうから史実通り門閥貴族を無視。門閥貴族が分裂した時点で史実よりも
簡単な帝国内戦で終了。まぁ、ブラウンシュヴァイクもリッテンハイムもさすがに慎重化
するだろうから、一挙壊滅とは行かず意外と長引くかもね。

上級大将くらいで分裂したのなら、高く買う方につくことになると思う。ラインハルトは
原作では門閥貴族との政略結婚で貴族社会での足場作ることも一応、考えてはいたし。
と言うか、史実でも買ったのはリヒテンラーデだしね。すぐに失脚したから忘れやすいけど。

その二人だとリッテンハイムの方かな。劣勢な方が「高く買う」だろうし。
つーか、ミッターマイヤー配下に抱えてるわ、公の傍らでフレーゲルが大きな顔してるわで、ブラウンシュヴァイク側には政略以前に選択肢から外れそう。

しかしリッテンハイム侯爵はブラウンシュヴァイク以上に軍事的無能の癖に口出ししてくる愚か者である

どのみち口出ししてくる時点でろくなもんじゃないんでラインハルトとしては適当なところで勢力内簒奪を図ることになるだろうさ
視聴者としてはリッテンハイム侯のほうが擁立する娘が可愛いぶんだけマシかも

ラインハルトは貴族との政略結婚をせざるを得ない状況になったらどうなるんだろうね。
ヒルダみたいな聡明な女性だったら喜んで同志（夫婦ではない）に加えるだろうけど、
なまじ善良で無垢な少女だったら「自分はアイツと同じなんじゃないか」と考えて
嫌な思いをするだろうなぁ…。

まあ政略結婚考えてる時点では、相手は顔も見えない、傲慢無知な門閥貴族どもの一員でしかないからな。「商人には商人らしく、悪党には悪党らしく接する」の一環でしかないだろう。
実際に話が進んで婚約者の為人が見えてくると、そうそう割りきれるものでもなくなるだろうが。

石黒版や道原版ではカットされたこのプランを検討するラインハルトだけど、DNTではどうかな。やるんじゃないかな、と期待。
政略結婚プラン考えてた時のラインハルトって、当人は気づいてないと思うけど、かなり暗黒面に呑まれてる節があったからなあ。
下手すると、結婚相手が無垢で善良な少女だったとしても「それがどうした、姉上だってそうだった！」と冷遇を正当化しかねない。

あと、ブラウンシュヴァイク公ほどじゃないけど、実はリッテンハイム侯とラインハルトも悪因縁はあったんだよな、
アスターテ会戦かなんかの出征直前に、
リッテンハイム「ローエングラム伯とは出世したもんだなー、平民も恥じ入るような貧乏貴族の小せがれがなww」
ラインハルト「いやあ、閣下は私の苦労をご理解いただけるはずですよ？ 私の人生のスタート地点が閣下の人生のゴール地点でしょうからww」
なんて会話を交わしてたくらいだし。

結婚初夜のラインハルト君のもじもじタイムは正直見てみたい。

ブラウンシュヴァイク家やカストロプラ家のような大貴族は
独自に軍を保有してるけどそれらは最新の戦艦やそれらを扱える運用要員とかを揃えてるのかな。それとも最新の戦艦やそれらの運用要員とかは購入や保有が規制されてて一線を退いたものしか保有できないのかな。
(反乱鎮圧なら一線を退いた戦艦や軍人でも出来そうだし)

ブラウンシュヴァイクは元帥も兼ねてるしな
帝国軍、実質私兵ってことはあるかもしれん
何を私物化してもおかしくない立場と性格
カストロプもそうだったかもしれない