ニコニコ大百科

>>27アラウィー派以外のムスリムでアサド支持のシリア国民ているの？
アサドは個人としてみるならしっかりした人物だって意見もわかるけど、父親のハマー虐殺のせいもあって、もはや大多数のスンニ派のシリア人からしたらアラウィー派贔屓の虐殺好きの独裁者ってイメージでしかないし、スンニ派の国民相手に安定した政権の運営は不可能だと思う。
スンニ派の中には世俗派もいれば急進派もいるし、トルコ寄りもいればサウジよりもいるし、中にはIS支持派とかヌスラ戦線支持派もいるだろうけど、少なくとも反アサドではまとまってるわけだし、アサド政権下でスンニ派難民が帰還することは絶対にありえないと思うんだけど。
それにアラウィー派とシーア派の協力関係はどこまで信頼できるのかわからないし、もし今後イランがアメリカにすり寄ればロシアしか支援者のいない不安定な国になるわけだし。
仮にアサド政権が内戦に競り勝っても、スンニ派の不満がいつまた爆発するかわからない時限爆弾を抱えた国にしかならないでしょ。
でもスンニ派のアラブ人主体の国が生まれても今度はクルド問題が浮上するだけで問題は終わらないだろうけど。
結局のところISの言う通りサイクス・ピコ協定で決まった国境を無視して、もう一度引き直すまで中東の混乱は続く気がするんだよね。

>>31
けっこういるよ。
つか、政権幹部をアサドは抜いて上から見てけば普通にアラウィー派以外多いよ。アラウィーや他の少数派は全部足しても本当に少ないからね。

日本、アサド政権「支援」　事業計画書をWebサイトから削除
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/211710

秘密裏の人道支援、シリアの電力整備　外務省「事業ない」から説明を一転
http://qbiz.jp/article/76420/1/

そろそろ昨年末頃のウクライナみたく原油安&通貨安で疲弊してきたロシアが和平交渉を促し始めるかなと思ってた矢先、露土関係悪化ってこれもうわかんねぇな
しかもイエメン片付けたサウジがスンナ派諸国軍事同盟を結成してシリアに介入する気だ
そうなればイランも応酬して更に革命防衛隊やシーア派民兵の投入を増大させるだろうし、これもうわかんねぇな

【法人拘束】国境なき記者団の安田純平さんがシリアで拘束されていた！ 政府関係者は8月には情報を入手していた模様！
http://matologs.com/archives/50960020.html

こういうの見るとほんとクソだと思うわ・・・

欧州で奴隷になる気がないなら、さっさと中東に帰ってISと戦えよ。
「愛着ある自分の故郷」なんだろう?
欧州の甘い汁を吸いに来ただけの寄生虫共が。

戦えないなら、ISに「欧州で苛められた」って泣き付けばいい。
きっと温かく迎えてくれるぞ。

「シリア難民に門を開いて」、水死男児の父親が呼び掛け
http://www.afpbb.com/articles/-/3071245

>>32
そう思ってる欧州人が多いから
ISISが拡大できたわけで

「そうだ難民しよう」って実在の難民少女写真の
トレスだったのか。全然知らなかった。俺の気持
ちを代弁するツイートを投下しておく。

「この表情で家族で描けばよかったのに。子供は何も知らないような表情で。そうすれば「難民に成りすまして貧乏から脱出しよう！」って、善意を利用するクズが沢山居ることへの皮肉が意図だってわかりやすいじゃないか。」

中東の貧困は生死に直結するレベルなんですがそれは。

ISILに処刑されるか
政府軍に包囲されて餓死するか
ロシア軍の精度の低い絨毯爆撃に巻添殺されるか
まさに地獄の具現化なんだよなぁ…

シリア内戦バトルロワイヤルで最初に脱落したのが自由シリア軍だったとは…

>>41
元から自由シリア軍は弱すぎる。
欧米の莫大な軍事支援があって、情報操作も欧米が行ってくれていたから
闘えてたにすぎない。
そこいらの一般市民を集めて、短時間だけ訓練して前線に次から次に
送っては、死体の山を積み上げてる状態だった。
政府軍にしてみれば、蚊が増えてうっとおしい位の感覚。
完全にアサド政権の底力を見くびっていた。

グリーンベレーがヨルダンやトルコで自由シリア軍を鍛える話どうなったんや…
アルカイダ系列のヌスラ戦線の方がISISから市民を守ってるとかもう意味が分からない

>>43
ちゃんと54人鍛えてそのうちの4～5人ほどが戦闘に参加してるよ
一部の人達50人程がISとは別の過激派に参加してしまったが

自由シリア軍自体が少数派の虐殺を行っているからなぁ。東方典礼カトリックやシリア正教の神父や信徒の首切り映像とか公開しているし

>>45
自由シリア軍は、反アサドの思想は共通してるけど
それ以外ではバラバラ過ぎて意思統一皆無だからなあ。
実際１６０近いグループがあって、共闘なんかほとんどしてないし
一部はＩＳに限りなく近い連中もいる。

指揮系統が完全に一本化された政府軍と戦えば
敗色濃厚なのはあきらかだしな。

ああいう失敗国家はもう国連が直接統治するとかで良いんじゃないかな？
99年後に民政移管する感じで。

今の国連事務総長が誰か知らんのかな？
正直、国連の存在意義も今じゃ微妙だよなあ

あんなん国連が管理しきれるわけないだろ
サハラ砂漠みたいに白塗りでええねん

>>47
失敗国家って言うかもともと安定してた国なのに
欧米が勝手な価値観で介入して内戦ぼっ発させたのが原因だよ
結果自分たちが蒔いた種でテロ起こされてシリアのアサド政権打倒どころか
国境管理復活などEUが掲げてきた理念が崩壊しかねない状況になるとか自業自得

ウクライナもアメリカが介入してクーデター起こしたことが原因で
ロシアの介入を招き内戦起き、クリミアは取り返されたり
欧米のせいで余計な争いが起きてるんだが

>>50
ソ連ならともかく、ロシアは大規模な介入をしないと
楽観的に考えた欧米の政治家の認識の甘さ。

自由シリア軍に武器の援助をすれば、アサド政権は崩壊すると
シリア政府をあまりに過小評価し、反政府軍を過大評価した
情報機関の能力の著しい低下。

上層部の連中は責任取らず
全てのツケを末端の人間が支払うのは、どの国も一緒だな。

少数支配のシリア政府への反感に干ばつと人口増加のダブルパンチが重なったことが内戦の根底にあることを忘れてはならないと思う
欧米が無思慮に内戦当事者の一方に加担したのは事実だが、それだけが原因ではない

>>52
少数支配を是正しようとして、
現アサド大統領は段階的に民主化に移行しようとしてた。
(実際内戦前には、内閣を大統領権限で総辞職させてる)
初期の頃からデモ隊が攻撃的なやり方しまくってたのも、
欧米というかアサド(父)大統領時代に亡命した連中が
アラブの春の勢いに任せて焚き付けたのもあるだろう。

人口増えだしたのも、アサド(父)時代に独裁で
西洋化と世俗化進めて医療水準を劇的に改善させたのが大きい。
付随して、イスラム一色でない合理主義がシリア国民にも根付き
政府軍が強力になっていった。
結果、武装勢力みたいなアマチュアでは政府軍を攻略できなかった。

気候変動は人間がどうにかできる事ではないけど、
欧米の一方的な価値観の押し付けが最大の原因なのは間違いない。

もしあなたの主張が正しければ、独裁者が西洋化を推進して自分の首を絞めてしまっただけという話にならないか？
アサド一家の功績を強調しようとするあまり、フセイン政権崩壊後の反動化を意図的に無視しているように見える

アサド親子の独裁政治がアラウィー派を優遇し
他のスンニ派の派閥を長年抑圧してたのは、シリア内戦の大きな要素であることは間違いない。
フセイン政権が崩壊後、シーア派マリキ政権の、スンニ派冷遇政策(差別又は廃絶かな？)が
ワッハーブ主義のＩＳＩＬを育ててのも間違いない。

これら以外にも多種多様な要因があり、現在のシリア内戦とＩＳＩＬの跋扈に集約されている。
しかし、俺が思う最大の原因は、
欧米の首脳陣の認識不足と、情報機関がシリア政府軍を甘く見過ぎてたことに尽きる。

おそらく、アサド(父)時代に亡命した連中から
「シリア国民は全員反アサドであり、政府軍の誰一人としてアサドに忠誠を誓っていない。
欧米が我々の武装勢力に援助と訓練を施せば、必ずアサド政権は崩壊する。
なんせ奴は独裁者なのだ。あなた方欧米と我々は共闘できる。」
こんな感じの妄言を政府も、情報機関も信じてしまった。
当然得られた情報を分析して評価したが、いざ内戦が始まると全部真逆だった。
シリア政府軍は比類なき精鋭の集まりで、アサド政権も強固な支持基盤を持っており、
寝返った政府軍の将軍も圧倒的少数しかいなかった。

また欧米首脳陣も、財政難に加えてクリミアでもドンパチやって忙しいロシアが
中東まで軍を派兵するとは夢にも思ってなかった。
これも欧米の思い込みで、財政難で金はないし、
クリミアで国際的非難を浴びてるのにさらに軍隊を動かすなんて
国内の支持率も下がる、国際社会からも孤立する。
こんなことをプーチンがするわけがない。
時代は２１世紀、ロシアはソ連ではない。
こんな希望的観測と固定観念が、
オバマ、メルケル、サルコジ等の頭の中にはあったんだろうな。
自分達の価値観が【アラブの春】に代表される時代の潮流なのだと。

欧米が余計なことしなきゃ反政府運動はすぐに鎮圧されてた
仮にアサド政権が倒れてたとしても反政府側には政権運営能力もなく
反政府側の覇権争いで泥沼化は必ず起き収集つかなくなってた
幸いアサド政権は倒れず順調に勢力を回復しているから
多くの血は流れたが最悪の事態は回避されそう

>>56
シリア政府側が、この内戦が長引くと的確に分析し
兵員の命を最優先にする戦法に即座に切り替えたのも大きい。
もちろんイランとロシアからの潤沢な支援があったから
実行可能だったけど。

一方の反政府側は、短期間の訓練で素人を次々前線に投入し無駄死にさせ
欧米からの支援も有効活用できず、多くは国外の首謀者達が
自分達のポケットに入れていた。
おまけに、一部の反政府勢力は自爆攻撃までやってた。

どっちが残忍な独裁者なんだか。

イラン正規軍までやってきてくるだから
もうシリア政府はイランの傀儡よ

ドデカイ借りをイランとロシアに作ったのは確かだが
イランの傀儡に成ったとまでは言えないだろう。
元々イランとシリアは友好国、今後イランがサウジ辺りと揉めたとき(現在進行形かな？)
何が何でも援助しないといけないのは確実だけど。

そもそもの過激思想の源流がサウジアラビア建国の礎になった王室創始者サウード家のワッハーブ派で、
それの大元であるサラフィー・ジハード主義、ここで留意すべきはISILがスンニ派であるという事。
アラウィー派ないしはアサド一家は自主的に近代化と世俗化を漸進してそれを非難してきたのに、
そのサウジと世界一の石油資源を元に結託・擁護して世界中で介入しまくったアメリカ。
キューバやベトナムより前に親ソ姿勢と石油産業の国有化が気に入らんと
CIAがパーレビ王朝を白色革命で担いだ結果がホメイニー師によるイラン革命と大使館占拠事件や、
新しいところだと今年始めのサウジによるシーア派指導者の処刑。
ここまで辿っていくと、もう単にアメリカ情報機関がイラク戦争や
チャップマン基地自爆事件を経ても何一つ学んでいないクソ無能なのかは兎も角、
ご大層な陰謀論の様な話じゃなくフセインといいカダフィといい、
意図的に争い事の種をぶち撒けているとしか思えん。
結果論からすれば、実質アメリカこそISIL最大の擁護者だろ。