ニコニコ大百科

低予算映画ではボヘミアンに次ぐヒットだと聞いて作りました。
間違いなくゴールデングローブ賞とアカデミー賞で何らかの賞を獲る映画。

吹き替えは平田広明

ホアキン・フェニックス主演男優賞だそうな。
演技とか凄まじかったしね。ただ、ヒース・レジャーと続いて今後ジョーカーを演じる人はすごくプレッシャーになりそう。

誰もが知らないうちにジョーカーを生み出しているって意見が一番生々しく思った

ジャレッド・レトの忘れられっぷりが不憫
本人は悪くないのだが

アーサーのときは笑いながら泣く。ジョーカーになってからは本当に笑う。こんなイメージあるけど実際どうだったんだろ。

終盤、アーサージョーカーがシンパにパトカーから救出されてボンネットに横たわさせられたシーン、これアーカムシティラストのオマージュなのではって震えた。その後のジョーカーの状態が正反対なのもエモい

ジョーカーを生み出す我々ではなく、ジョーカーによって簡単に生み出されるテロ群衆だ、お前らはという読み。じゃないと最後のジョークがあまりにも意味ない。

>>8
一度自分の文を読み直してほしい、意味が伝わらない

>>9
ごめん。
例えば今回の黒人デモみたいなことを簡単におこせるんですよ。ということが言いたい映画だと思ったわけです。
ジョーカーを生み出す社会じゃなくてジョーカーによって簡単に動員できるよねという批判だと思ったわけです。伝わらないかな。

「ジョーカーを生み出す社会」ではなく
「ジョーカーに簡単に乗せられる社会」にこそ、本作の問題提起がある
こんな解釈で合ってるかな？
その解釈に基づくなら、俺はどちらも問題だと思う
そもそもその二つは相反するものでもないからね
もっと言えば、ジョーカーを生み出してしまうような社会なればこそ、ジョーカーに「応じて」しまうのだとさえ

もちろん両方問題なんだけど。
見てる側はジョーカーに動員される側だという話。
じっさいジョーカーはジョークといっている。問題のあるなしはこの際どうでもいい。ボヤで社会を燃やすことができる。スレチだけど日本でもコロナ禍はそれに近く感じた。

ボヤ(小火)で社会を燃やすことができる、か
それはその通りだと思う
ただ、何か問題が起こった際に声を挙げるという行為まで非難されると、正味危うい
それだけに「問題のあるなし」はどうでもよくない、むしろ肝心だと、俺は考えるな
アーサーの成り行きを丹念に描いていたことからしても、そこは本作が強く問いかける部分でもあるのだろう

小火で大火になるにはそれだけ社会が渇いていないといけないからな。
自己責任、というなら地下鉄でアーサーがウェインの証券マンを殺したのはそれを果たしているとも言える訳で。

話の発端がまるで違う件のアメリカのデモを引き合いに出しているくらいだし
多分>>12はそれが平和的なデモにしても『ジョーカー』を彷彿とさせる暴動にしても、あの手の集団的行動に忌避感を抱いているんだろう
それ自体はまぁ感情の一種として理解できないわけでもない
そう考えれば、コメントにも一貫性は認められる
ただそれを忌避感と称しても危機感と称することはできないね、少なくとも俺は
「煽られる側が悪い」がこの映画の主張だと捉えているようじゃ、作品が示す本当の危うさを理解できているとは到底思えない

>>15
言いたいことはその通り。
実は今回のデモもコロナ禍同様すごいインフォデミックが起きていて、嘘情報が氾濫しているらしい。目的はいろいろあるんだろうけど俺はジョーカー的と解したわけ（社会の渇きもある程度演出できる）。
仮にジョーカーをある種の社会問題と捉えた場合、むしろアメリカ的とか矮小化される可能性もあるわけで、むしろ日本の問題として捉えたいと思ったんよ。社会の改善を期待する心は簡単に暴力革命（大規模な公衆衛生の徹底）に乗っ取られて、結局それはうまくいかないわけよ。
完全にスレチだけど今回の都知事選とか

>>16
なんかいよいよ『ジョーカー』の話から遠ざかってないか
社会改善の為に声を挙げてもそれを利用する連中のせいで結局上手くいかない？
この映画ってそんな話だったっけ
正直『ジョーカー』をダシにしているようにしか思えん
※以下>>16へのマジレス スレチ気味なので他の方は読み飛ばしてどうぞ
そもそも「声を挙げても利用されます、だからそれは上手くいかないんです」で終わるようじゃ、まるで現実的じゃないんだよなぁ
集団的行動につけいる人間がいるなら、それをどう認識するかが肝心だろう
綺麗事でもなんでもなくて、結局、問題に直面した人間が声を挙げる以上に問題を社会共有する方法なんてないのよ
というか、無駄に時事ネタを絡める前に、帰結する主張をみせてほしい
まさか本当に「どうせつけいれられるから社会改善の為の行動なんて無駄だ」とは言わんだろうが…

>>17
たしかに適当すぎた。
でもあの映画はこういう社会問題があるから改善しようねという話にもやはり見えない。いい意味で嫌がらせとして理解する方が以前からのジョーカーの連続性としてもまっとうじゃない？
傍証としてはジョーカーになる経緯もどこまで本当か分からなく作ってある点と最後のシーン。
帰結は単純で17がほとんどいってるんだけど簡単に付け入られることを自覚して行動せよ。付け入れられて行動した奴がいたならそれがまさに作品（ジョーク）となる。当たり前だけど制作側がこんなこと言えるわけない。

>>18
『ジョーカー』は訴えるというより突きつけるタイプの映画だしね
単なる嫌がらせというか、アイロニーであるなら、ああもアーサーを悲劇的には描かないでしょう
現実と幻想の線を曖昧にしたのは、エンタメ的な味付けとしちゃよくあるものだし
で、主張としては「行動しても意味ねーわ」というより「その行動につけいる連中もいると自覚せよ」って理解でいいのかな？
それならわからんでもないけどさ

>>19
そうです。
実は完全な趣味の問題なんだけどその味付けがあまりにもありきたりでつまんねーな（エンタメ的に）と思ってたからこういう読みなのかな？と思ったんです。
あとこれも趣味よりだけど悲劇的に描いた方が「本当の悪」っぽいじゃん。無茶苦茶悪趣味で。

アーサーに共感というよりは自分自身がジョーカーを生むような加害者的な側面がある人間ではないかと感じる作品だった
この映画に極悪人と言えるほどの人物は出てこないけれど色々な人間の小さな悪意や無配慮が重なって巨大な悪を生んでしまった

もし現実でマーレイの番組があったら、アーサーいじりをゲラゲラ笑いながら見てると思う
自分が悪だと思ったことはなかったけれど、自分はそういう側の人間だったし、無意識に人を傷つけていたことも多々あっただろう

これからは些細な行動に関しても他者にどういった影響を与えるのか想像力を働かせるようにしていこうと思った

たまたまジョーカーを見る少し前に意図せずに「キングオブコメディ」を見ていたので、ジョーカーを見たときはデニーロも出ているし「おおっ」と興奮した。
「キングオブコメディ」×「タクシードライバー」といっても過言ではないので（両方ともデ・ニーロ主演作）、ジョーカーにハマった人は是非これらも見てほしい。デニーロの怪演が見られる。

自分をジョーカーだと思い込んでる一般人と本物を一緒にしてはいけない

自分をジョーカーだと思い込んでる一般人
じゃなくて
自分をジョーカーだと思い込んでる一般人達
だからね

もしかしたらあの中に後に本物のジョーカーとなった奴が混じってたりするのかも知れない

ストーリーもさることながら何度見ても映像美がすごい
くすんだような色味の映像、音楽、衣装の色合い、ゴミだらけの埃っぽい街並み、常に響くパトカーのサイレンやクラクション、ケバケバしい広告や落書き、カクカクしたバカでかい車体のアメ車やタクシー、古いテレビ番組特有の演出、全部が"ゴッサム"のイメージにぴったりマッチしてる気がする。
冒頭でワーナーの旧ロゴ+ラジオニュースが流れた時点でもうあの世界観に引き込まれた。

初めて見て語りつくされた内容ではあるのだろうけれど、ホアキジョーカーの肉体美は凄いわ。貧相でなく屈強でなく、餓鬼の様な肉体は凄い。ちょっと大き目のブリーフをはいて小躍りする様は最高に良かった

ふと思ったんだけど、ママンが入院したときの救急車代や入院費はどうやって捻出したんだろう

今頃の欧米のリアルと完全一致してやがる。

この映画は…本当は「報われねぇ人生送った結果狂った男が人を殺して喜んでるとかいうバカみたいな話」として解釈できなければいけなかったような気がする。でもこれ観てホントにそんな風に思った人なんてごく少数なんじゃないだろうか。
アーサーの劇中の行為が正当化されるべきでないことなんて誰が見ても明らかだけど、それでも何度観たってアーサーの境遇に同情しちゃうし、彼のジョーカーとしての行為にスカッとした気分になってしまう。
でも、かといってマレーのようにアーサーを真っ向から否定できる人間なんてそう居ないと思う。

つまり、この映画は本来「殺しや暴力を正当化するやべー映画」として低評価の嵐を受けないとおかしいはずなのに、現実ではむしろその逆の評価をする者たちが大半である…
その点を含めて「人間の狂気」を表した映画なのかなーと思います。
この映画のレビューが☆一つになったら、多分今より社会における人間関係のギスギス感は減っているかもしれませんね。

すごい好きな映画だけに続編は嫌だなあ
誤報であってほしい