ニコニコ大百科

>>88
まあサンフランシスコ講和条約で日本の側から不問にしちゃってるからなあ

「日本はこんなにひどいことをしました」ってのを見ると、じゃあアメリカはどうなるんだい、とは思うけれど

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と、大した見識を示さずに申しております。

日系移民差別に関してはアメリカも謝罪してるし、ハル・ノートに関しては出ようが出まいが開戦だったけどね。ただ、日本の戦争犯罪を問うなら連合軍も問われるべきだとは思う。

チェって根っからの革命家って感じだよね。政府運営は苦手そう。良くも悪くも理想を追いかけるから。

個人の力なんてたいした影響力もなく
英雄なんて生まれようがない現代において、唯一英雄になれた男だな、この人は
その後の人生でgdgdになってるカストロと違って、きれいに散れたしな

たぶん、人類史で最後の英雄になるだろうね

赤いキリストと称する人もいるようだが、個人的には超武闘派なキリストという印象
体力と知性を併せ持つタイプだったり、活動を始めたのが30歳前後と遅めだったり、30代のうちに処刑されてたり、立派なヒゲの持ち主だったり…

>>98
キューバ革命に参加した時点で28歳、それ以前もグアテマラで活動していたからそこまで遅くはないですよ。

カストロと一緒にキューバに上陸したとき（一説によれば）仲間はたった十二人（資料によって前後。十三人とも）しかいなかったそうな
カストロは「これで勝ったも同然だ！」と言ったのでゲバラは「劣悪な環境での過酷な船旅で頭がおかしくなったのでは」と心配したけど、最終的にはカストロの言う通りになった

>>100
上陸したのは82人。全員船酔いと食糧不足でフラフラになっていたから判断力も鈍っており、現地でサトウキビを囓りながら進軍。道に落ちていた食べかすを片付けないで行ったから敵に追跡されて急襲を受ける。その時に戦死と逃亡で12人になった。この状況から巻き返すんだからマンガみたいな話だよな。

革命家に政治は出来ない。
ゲバラは確かにキューバをひっくり返した、しかしひっくり返した後のことはノープランも良いところだった。
確かに生き方はカッコいいかも知れない、だが政治を任せられる男ではない

>>102
とはいえ、現代のキューバの教育制度や医療の充実はゲバラの意志がかなり反映されたものだし、政治家に向かないとはいえ、悪しきものを残してはいないと思う。

政治を任せられないからといって、政治に不要な男ではない。

理想と理念に欠ける政治などというものは
締切がない漫画家と同じで幾らでも怠けるものだ

つまり、問題を問題として認識することが政治の始まりであり
解決という理想を達成する事が政治の終わりである
確かにゲバラは政治の実践においては稚拙であったが、
その代わり種を撒き、その収穫を示したのだ

その意味において、彼もまた政治を行った

そういえば今日はキューバ革命のシンボル、7月26日運動の発端であるモンカダ兵舎襲撃日だ。
改めてベニチオ・デル・トロのゲバラ二部作でも観返すかな…

>>102
革命家に政治は出来ないというのはその通りだろうし、実際権力を手にした結果欲に溺れて堕落していった元革命家達は多い
そんな中、ゲバラ自身が自分は政治家には向かないと自覚していたかどうかは不明だが、権力も名声も捨ててただの一人の革命家として他国に渡ったのが彼の真に凄いところだと思う

>>102
高官として来日した時、日本の映画会社に
「砂糖をギャラにするから、キューバに撮影所作ってみないか？」
と提案したらしいな

>>107
小説や映画の主人公なら「ベタな話だなおい」だけど、
リアルにそれやったのはやっぱり凄いよな。

大臣や政府の要職を全部捨てて、
弱者のために一兵士として戦う選択をできる人間が現実にいるかという……

それこそ、今のネット上で「コスパ悪い生き方」とか「ナルシスト杉」とか叩かれそうな生き様。
でも、そこがゲバラの伝説たるゆえんだと思う。

お金で何でも解決できる、人間の価値は金と地位という20世紀から現代にかけて、
こういう人がいたという事実は良い悪いは別にして、意義あることだと思う。

ついにキューバがアメリカと国交回復
チェは草葉の陰でどう思うことだろうか…

>>110
別に国交回復が国民の救いになるならそれはそれで喜ぶんじゃない？｡

むしろ過去に縛られてアメリカとの国交回復を蹴って結果的に大勢の国民を飢え死にさせるなんて事になったらそれこそゲバラはカストロに本気で失望すると思う。

キューバ革命も最初から反米ありきだったわけじゃないからな。
やっすい介入で適当に丸め込もうとしたアメリカがいかんのだし、冷戦も終わった今のアメリカならそこまでセコくないだろう。

「チェ　２８歳の革命」でもそんなシーンあったよね。
インタビューで「帝国主義は憎んでいるが、アメリカ人を憎んでいるわけじゃない。本当だよ？」と笑ってるの。

共産主義だの革命だのっていうと北とかロシアとか中国みたいに嫌な印象あるけどこの人は少し別ものだね。唯カルトな人物ではあったんだろうな。

カルト的に好んでる奴はいても、世界中でゲバラ程カルトとは縁遠い存在もいないと思うが。
個人崇拝大嫌いな奴だしな。

そもそも生粋のコミュニストって訳じゃなく、帝国主義(資本主義)への対抗のために掲げたって感じだからねぇ
むしろソ連のことは「アメリカと同じ穴のムジナ」って嫌ってたみたいだし

>>115
赤いキリストって言われるのをどう思いますかって聞かれて
「俺はキリストみたいな聖人じゃないし、十字架にはりつけになるくらいなら徹底抗戦するよ」
と答えたらしいね。
でも最期はキリストそっくりだったのが皮肉というか、伝説的というか……

英雄って言葉が似合う人だな、良くも悪くも
この人のwiki記事や資料読んでなんとも言えない気分になった

やってることは日本赤軍と同レベルかそれ以上に最悪だけどな。

やってることが結果としてキューバを幸福にしたか不幸にしたかは難しい。良い結果だけが残ったと言われればゲバラは怒るだろう。
唯当時色々な苦難に喘いでいたキューバを当時のみ救ったのは事実。その後死んでしまったからこの人が本当に何を望んでいたのかは解りづらい。
結局無欲過ぎたのかもしれない。共産主義革命は成しても中々世の中を良くすることはない。