ニコニコ大百科

ラストの主張したいことが人間の価値観で今までのトイストーリー全否定ってのもあるが、単体で見てもその主張に対して作中の描写がブレブレなんだよなぁ
ウッディがフォーキー助けようとしたのに対してボーが「ボニーのためじゃなくて自分のためでしょう！？」とか言って責めるが、あの結末だってボニーに遊んでもらえなくなったから逃げてきただけで結局自分のためだし、そもそもボーだってアンティークショップで埃被ってるのが嫌で自分のために生きるために自由になったはずだ
子供やおもちゃを助けてるからいいとか言うなら、ウッディの行動だってフォーキーやボニーを助けるものだったし別に責められるようなことじゃないよな？
自分を偽っての行動だから駄目、とか言うならそれこそあのラストは自分を偽っての行動じゃないか？だってウッディの一番の望みは子供に遊んでもらうことだろ
あとバズの「私を置き去りにした」も、自分は明らかに様子のおかしいウッディは置き去りにするし、ウッディはボニーのことはさっさと見限って置き去りにするし
作中で自分たちが「これは悪いことだ」と提示したことをそのままやってんだよなあのラスト。演出でごまかしてるだけで

「ボニーのためにフォーキーを助けなきゃ」と必死なウッディに対してかけられるべき言葉は、せめて「だったら周りもよく見て！」とか向こう見ずに突っ走って被害に巻き込むような部分を嗜める言葉であって
「ウッディの現状を否定してラストに繋げる」という結論ありきだからあんなところで「自分のためでしょう」とかいう行動理念から全否定するような言葉が出てくるし、フォーキーを助けなきゃいけないのは確かなのに、周りはそれを放棄してウッディは不自然に孤立させられる
そしてその行動理念を否定するために使った言葉がそのまま発言したボー自身やあのラストにも刺さることに気づいてもいない

前提として「子供の相手をする道具」が自立して持ち主の元を去るって言うのがそもそもおかしいんだよな。
それが許されるならおもちゃのルールを律儀に守る必要もないし、ボーが貰われるときも体を張って止めれば良かった。

けもフレ2やMGSの失敗例に似てると言う意見もあながち間違いじゃない

製作陣の根幹であるジョン・ラセターらをとっぱらってフェミニストフィルターで薄め、その上で何一つ残ってない残骸で無理に作って方向性を失った。

ちなみにラセターはセクハラよりDの経営の不信感からやめたという説もある。

とどめは古参ファンの期待を逆なでにするような既存キャラの塩対応

これスターウォーズでも同じ事してるからな

一応突っ込んでおくと小島監督は円満退社だと本人が明言してるから
少なくともMGSは全然別の話だぞ

あくまで憶測の話だから真相云々はここではナンセンスだけど(ただし□は除く)、ただ一つ言えるのはトイストーリー4という既存の完成された世界観を壊し、賛否両論の新しい世界観・価値観を産み出した事。5が出て4で残されたウッディの行動における答えと末路が描かれないとまた同じ悲劇が繰り返されると思う。

ポリコレ云々は関係ないけど、ドラゴンボールシリーズ屈指の邪悪であるフリーザが超の宇宙サバイバル編で(一時的とはいえ)共闘する事になったのもかなり賛否両論沸いたからねぇ…長らく続いた長寿シリーズで今まで考えられなかった革新的な価値観を描くのはそれだけリスキーなんだよね。トイストーリーシリーズも今回の4で既存のファンがある程度離れるのは必然というべきか

と言うか所謂｢ポリコレ｣的な視点で見るならばギャビー・ギャビーの描き方ってよろしくないんじゃないか？
1、ハンディキャップを抱えているせいで愛されていないと思い込んでいるというキャラクター
2、そのハンディキャップを矯正することで漸く必要とされるようになったというストーリー展開
3、しかも矯正の過程で他のキャラに犠牲を強いている

まあ1と2は百歩譲ってよしとしても3に関してはなにかしらの制裁が加わらないと駄目だろう
フォーキーとボニーのために自分を犠牲にするウッディが描きたかったんだろうけどそのせいでギャビー・ギャビーがヴィランとしてかなり中途半端になってしまっている
映画見てる最中は報われたこと自体は良かったねと思ったけど…子供に愛されることへのこだわりを捨ててボーに着いていくべきはギャビー・ギャビーの方だったのでは…？
キャラクター達を｢人間のメタファー｣として描くのかあくまで｢意思を持つおもちゃ｣として描くのか最後までフワフワしてたような気がする

所詮思い入れも個人の未練に過ぎない。
渡した物と作り上げた物とでは思い入れが違う。


というおもちゃのアンチテーゼは読み取れたけどな
それをシリーズでやるのはダメだが

アメリカでは絶賛と聞いて国民性の違いを感じた
与えられた役割を遂行するのを美徳と感じる日本人にはそりゃ否定されるわ

>>428
ウッディに声返して、その上であの子に気に入られるって展開ならポリコレ的な「無理に直さなくてもそのままの自分を愛してくれる人はいるよ」ってメッセージになったのにな
あれだと結局声が出るようになったから気に入られるようになったって解釈しても仕方ない

今のアメリカは思想が露骨評価されるとはいえ、スターウォーズよりはマシと捉えてるじゃね？だからな…トイストーリーってあっちじゃ日本評価高いナード受け作品と思われてる可能性

本国で絶賛されてる！というちょくちょく出る意見はまあ別に不思議ではない
推しカプageその他全部sage二次創作みたいなマレフィセントですら絶賛みたいな意見をよく見たしな

でも一番の問題は今までのピクサーとは思えない粗さが目立つ内容だったって事

最近D社も急激な著作物収集という「アメリカ企業においてのチャプター11級の死亡フラグ」を構築しつつあるからほんと不安しかない

4みたいな終わり方やりたかったら、それこそボニーが大人になって「誰か大切にしてくれる人に買ってもらえるように」とまとめてアンティークショップに売られて、さぁ次の持ち主探しだ、ってところで埃被って悲しんでるおもちゃ達に会って
「自分達はアンディやボニーにたっぷり遊んでもらった。これからは他のおもちゃや子供達に喜びをあげる番だ！」と成り行きじゃなく自分の意思で、ウッディだけじゃなくバズや仲間達も揃ってやる、ということならまだマシだったと思うけど、それじゃ「不自由な職場からの解放」にならないからダメだったんだろうな

>>430
実はそれアメリカでも美徳なんだよ
特にプロテスタントにおいては務めを果たすことはとても素晴らしい事として宗教から勧めてる。

逆に言うと保守的な考えだから反保守のポリコレムーブメントにおいては反対意見を言った方がウケが良いとも言える。

「前作のラストから大して時間が経っていない時点から続編の物語がスタートする」
ってのも、最近のディズニー・ピクサーの続編に共通する欠点に思える
前作で解決したばかりの問題を、作中ではほとんど時間が経ってないのに早々に蒸し返しているように見えてしまって
前作の大団円は何だったのかと

特にトイストーリーシリーズは、極端な話前作の数十年後とかでもかまわない話だからなあ

https://www.cuemovie.com/news/toy-story-4-wri-stephany-folsom/
アメリカの制作体制的にこの脚本家が主導した訳でもないだろうけどさ、ポリコレとか以前にこういう作品外での政治闘争で忖度しちゃうと作品の出来もお察しよね

こいつら革新した顔でいるけど結局人の前では動かんし既存の概念に縛られてるよね

>>436
つーか美徳とか宗教とか以前に、そもそも責任ある立場の人間が役割から逃げるようじゃ社会成り立たんからな
役割からの解放なんてことが出来るのも、組織や社会の重要な立場にいる、必要な事をしている人達がちゃんと役割を遂行してくれているからにすぎないわけで
無意味なことをやらせたり過剰な責任を被せたりするのもいるし時には解放されるのも必要だとは思うけど、やはり「役割を遂行することこそが素晴らしい」って方が普遍的な価値観だろうし、万が一それが崩れたら社会や組織は崩壊する

>>413
>>414
「そう」ならないよう気を付けるよ。
言ってる側も同じになっちゃ愚の骨頂でしかないからね。
>>416
魂のようなものが宿ってる時点で彼らはもはや人間じゃないか。
でもあくまでおもちゃとしての範疇は守りつつ、その中で自分たちの生きがいとかを見つけていくっていうのが流れじゃないのか？
ある意味今作は一つの到達点だと思うけどね。暴走気味なのも含めて。
５ではそれのけじめの段階になってくるんじゃないかなぁ

これにけものフレンズ２を持ち出す奴は見てねぇなって…

https://theriver.jp/ts4-theme-explained/2/
>ということは、今度こそ『トイ・ストーリー』は完結となるのか？ この疑問に対する作り手たちの答えは端的だ。米/Filmにて、ジョシュ監督は「これで終わりなら嬉しいです」と述べ、ジョナス氏も「ウッディの物語を完結させたいと考えていました。みんな満足しています」と話している。

5なさそう

>>443
5が実際あるかどうかはともかく、少なくともさらなる続きを考えて4作ったわけではなさそうね

「あの」３の後に4があったんだから５もありそうな
お前らと同じ感覚の人が考えて閃いたものを見せたら気に入られて…ってのがワンチャンありそう(４の流れがまさにこれ)

そもそも4って今の製作陣別に作りたくて作ったわけじゃないと思うんだよな
恐らくほとんどの人間が3で完結と認識していた中でラセター本人がやろうって言い始めて、4の製作も発表してしまった以上、ラセターがいなくなっても何かしら作るしかなかったわけで
まーこんなもん作るくらいなら批判浴びようがせめて完成まではラセター守り通せやって話だが

1〜3までのウッディは一度「安易な幸せ」に誘惑されても、最後はそれを跳ね除けてきた
1は人気者のバズを机裏に落とそうとしたし
2は博物館行きを認めてしまったし
3はアンディとの大学行きは最後まで揺れていた
じゃあ4は？
ボニーにほったらかしにされて、居場所がなくて、そしたら都合よくボーが現れて、本当の幸せは別にあると唆される
これこそウッディがシリーズ通して跳ね除けてきた安易な幸せだろ
そりゃ「おもちゃ」という立場も、役割も、事実そのものも否定してしまえば気も楽でしょうよ
全てを放棄して「自由」になれば空気も美味いだろうよ
それでもウッディには「おもちゃ」としての自分を受け入れて頑張る「強いおもちゃ」であってほしかった

>>447
いや、博物館はなぁ…
プロスペクターの思いも、なかなか切実なもんなんだよなぁ…
正直２のラストはあんまりどうかとも思う。押し付けがましいというか。あの芸術家の子がちゃんと愛を持っていた(バービーの態度)から、まだよかったけれども。
「安易な幸せ」などと言われても、そこには見方を変えれば全く違うものがあったりしてたんだよ。ロッツォにも同情するべき点はあるし。
(…１はまたベクトルが違う気が)
本当に身も蓋もないこと言っちゃえば、プロスペクターやロッツォに同情の気持ちもあって今まで見てたからこそ、言っちゃえばウッディがなびくところで「やったぜ。」なんて思ってしまった。

>>442
持ち出すならスターウォーズだろうに
だいたいけもフレ自体バズったのも炎上も狭いニコニコが世間みたいな連中が主だし比べるもんでもない

ピクサーはラセター以外にも色々抜けた人がいるんだね
なんか日本の一部ゲーム会社を連想するような話だなぁ
元々の作品を作って、うまくシリーズ化した人たちが退社してしまって
その後は社内政治で勝ったり、後任を押し付けられた人たちが
シリーズを継承しようとするんだけど、やっぱりうまくいかないという…