ニコニコ大百科

「敗者になりたかった」が答えとしか。

勝者は衰退して若き息吹は敗者の中から培われるという思想通り自分がいつか敗者になること、人々が自分の意思で立ち上がることを望んでたりはしたが、別にそうなる為に人々に進んで試練を与えようとしたり、汚れ役になろうとかしてた訳でもないし。

>>181
全然ガンダムとも何とも関係ないけど某エロゲにいましたね…
人々の意志の輝きを見たいために率先して試練を与えまくる魔王になろうとしたラスボスさん

戊辰戦争における新選組とか、源平合戦後の義経とか
スポーツで言えば昨年のラグビー日本代表とか
そういう圧倒的不利な状況でに必死に食らいつこうとして成長する弱者が好きなんだろうな

ぶっちゃけるとただの我侭なナルシストとしか思えん
本当なら生き残って最後まで責任とって公式で罰を受けるべきだった
わざと殺されるとか

あれはわざとじゃなくてウーフェイに単純に敗北しただけだろ
でもあまりに達観しすぎたまま死んでいったせいでウーフェイが納得せずに苦しんだ（敗者なのにかなりさわやかに悔いがないような感じで死んでいったしね）

ナルシストというよりは口下手な人という印象だな、周りがなんかいろいろ解釈をしてすごい人っぽいで付いてきてるような
レディ・アンなんかは理解しようとしたがうまく理解できずにぶっ壊れていったし

そもそも責任を取るために旧時代の遺物として死ぬ必要はあったからな
新時代の礎として死ぬ（虜囚や処刑）だとリリーナを穢す形になるし
新たな火種を生む可能性がある。実際マリーメイア軍はそれだった

「トレーズが五飛を理解者と呼んだのは自分を悪と見抜いたから」と説明されるし俺もそれで納得していた。でも最近はそれじゃ言葉足らずじゃね？と思い始めた。

　確かにトレーズはオペレーション・デイブレイクで大勢の人が死ぬ原因を作ったんだけど、それを理由にトレーズを悪と思ってる人・思うであろう人というのは別に五飛だけじゃなかったはず。本人も『罪は誰かが償わなければならない。私の死も無駄にはならないのだ。』と言っていたのでそこらへんは知ってるはず。
　でも人はトレーズを悪と思っても「彼は権力者だから勝てっこないし。」とか「彼は有能で美学も持ってるから世界を良くしてくれそうだし。」と考えて何もしないかもしれない。
　五飛(達)はそうやって強者に怯んだり縋ったりすることなく戦いを挑む意志を持っていて、しかも自分の命を懸けること・自分の手で敵を討つことを厭わない態度だった。体制側に一人と一機で戦いを挑む姿勢。シェンロンのバルカンで殺せる生身の自分に、それを良しとせずに降りて戦いを挑む姿勢。そういう事に対する共感と感動あっての「五飛、我が永遠の友」なんだよね。その辺を簡潔に説明するのは難しいかも。



…とはいえ五飛自身はトレーズの自然や伝統や死に関する美学と願望は全然知らないんだよね(ロクに話したことないから当然だけど)。そんな相手に理解者よ友よと呼びかけるトレーズ様(-_-;)

エレガントすぎて解釈が追いつかない
外見、言動、行動、置鮎さんの演技もハマりすぎてたせいか善人、悪人、偽善者、偽悪者、陶酔者、ナルシスト、聖人、変人、不思議な人、奇妙な人といった表現がどれもしっくりこない
初代～鉄血までのガンダム作品を見てもトレーズみたいな人は出てこない
故にトレーズってどんな人と聞かれたらエレガントとしか言えない

エピオンのカラーリングがどう考えても閣下のセンスではないのは
おもちゃ会社の都合なのかシナリオ修正の都合なのか

ひょっとしたらエピオンは閣下が幽閉されていた超短期間で仕上げたから配色まで手が回らなかったのかもしれない

敗北するために生み出された『悪』の象徴なんだから配色はアレでええやん

閣下ってファンネルとかドラグーンみたいや誘導兵器の事好きじゃなさそうだよね、逆にガンダムファイトみたいな本心を隠さず己の力のみで戦うのはエレガントじゃないって少しは咎めそうだけど、一定の理解はしてくれそう

ガンダムファイトはファイターに注目すれば良い男たちだろうけど
コロニー民が血を流すわけじゃない代理戦争は
MDみたいに闘争の本質がどうたらいいそう

閣下がおつくりになった詩は結果に到達した後で過程の方が大事だと悟った心情なんだろうなきっと
あと作中でMDリーオー相手にするときの台詞が全部かっこいい　部下も含めて

>>188
その気持ち死ぬほどわかる。
脚本が心理模写の手抜きした？と聞かれればそうではないし、むしろしっかり描かれている。のにも関わらず完璧超人すぎてわからない。完璧超人ってのも合わないな...。やっぱりトレーズはエレガントな人が一番しっくり来る。

閣下はガンダムファイター達は讃えられるべき存在として見るだろうけど
そのシステム・陰謀・地球をリングとすることは嫌いそう
デビルガンダムとかエレガントじゃないから始まってアルティメットガンダムの頃の思想から否定しそう
そしてデビルガンダムを使って人類を粛清しようとしてるマスターアジアは凄く嫌ってそう、ファイターとしては尊敬してても
でもGガンの最終的結末は凄く閣下の好みだろうな

Wガンダムの世界が民主主義が成立していない、貴族の支配が続いている世界観だと言われて、今までわからなかったトレーズの思想を解釈できる気がした。

貴族は貴族らしく真の意味で誇り高くあらねばならず、弱者を支配する代わりに彼らを守り義務を果たさなければならない（ノブリス・オブリージュ）。そして民衆もいずれは貴族のようにならねばならない、みたいな。だからノブリス・オブリージュ的にアウトな支配者は貴族としてアウトだから嫌悪する。

貴族として民衆を支配するのを最初肯定している事と民衆を貴族化すること。ある種の誇りを持って戦う姿勢を素晴らしいと捉える一方で、戦争で人命が失われるのは悪と断じている事。
トレーズの矛盾は根っからの誇り高い貴族なのに世界的な民主革命（人類皆が精神的な貴族になる）を志したところから発しているように思える。

ザビーネ・シャルあたりと気が合いそう

ザビーネは支配階級第一の石頭だぞ
自分は主君に仕えるのを是とする癖に完全に貴族主義に囚われて暴走するのはエレガントじゃないなあ

鉄血にトレーズのようなエレガントさを纏うラスボスが欲しかったな
鉄血の世界的、物語的にはああいう形で良いんだろうけど、正々堂々勝負してくれる強敵、敬意を持って戦ってくれる奴に敗れてならもっと良かったのかなとか考えてトレーズを思い出してしまったよ

ぶっちゃけWガンダムが今発表された新ガンダムだったらトレーズもめちゃくちゃ叩かれてただろうな

トレーズの理想はEWラストの市民一人一人が立ち上がって平和を勝ち取ろうとする姿なんだろうけどカリスマ性がありすぎて
トレーズの支持者がトレーズがトップに立って世界を支配する世界を望んでその結果戦争の火種となったりと世界を思うがままに
手のひらで転がしてた様に見えて自分の存在が自分の理想の最大の障害になるっていう中々難儀な人だと思う
犠牲者を最小限に抑えることより理想をとったりと間違いなく悪ではあるんだけどね

鉄血1期のマッキーはまさにトレーズみたいに完璧だったんだけどな

置き去りにされたトレーズ派の兵士がマリーメイアって神輿を担いでしまうのも無理ないよね

まさか自分たちが信じていたカリスマが自らを悪として、全力を出したうえで負けることを望んでいるなんて思いもしないだろうからなぁ

>>201
ただトレーズって叩きにくいキャラではある
思考が分かりにくいのにキャラとしての芯があるもんだから下手に叩くとアンチにボロが出るため
そんな叩くのが面倒なキャラを叩くくらいならアンチは他を叩くよ

善か悪で言えば本人の言う通り悪なんだろうな
おそらく善であろうゼクスが最悪の手段で争いを終わらそうとしたのは皮肉だな
上に書いてるマスターのやろうとしたこともゼクスみたいなものか

立てば紳士、座ればジェントル、歩く姿はエレガント

思想書とか哲学書とか詩集とか、何冊か本を出してそうである

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>>208
トレーズの書いた思想書哲学書はアムロの書いたNT論より理解できない自信がある…