ニコニコ大百科

「苦しみから解き放たれ」ないままに幼児退行で精神的に自殺して、キャンディ画家になったと思ったら、
今度は死刑執行で真のバッドエンドという二段オチ…

になるのかな、今度掲載される「その後」は

・海王の称号を欲しいままにする規格外の身体能力
・即席凶器からアラミド繊維まで次から次へと出てくる武器
・催眠術
・号泣などの意味不明な言動による不意打ちや敗北宣言の擬態。
死刑囚のおっさんでありながらマジで楽しんでそうな遊園地での笑顔。
良くも悪くも底が見えないキャラだったな。

烈の死を聞いて復活とかダメかな？
烈を殺した奴に勝ちたいという願望が生まれたとかで

暗器は中国武術なら嗜みじゃないのか
生い立ちは泣き虫サクラともちょっとかぶるね

ドリアンの願う敗北はどこから生まれたのかが気になる所だ　勝ち続ける内に敗北を願いだしたのか　より質の高い敗北を望んで努力してるうちに敗北と無縁になったのか　「敗北を望んで以来勝利を飽食失くした」という発言を見る限り後者なのだろうけどだとすると「私こそが敗北者だった」とか「勝ち続ける事で保ってきた自我」とか色々腑に落ちない所がある

ドリアン自身も本当に自分が何を求めているのか分かっていなかったとか？
少なくとも今まで戦いには勝利しまくってたから初めは敗北だと思った。
でも「私の敗けだァァッ」と降参宣言した。擬態かどうかは別として満足せず、少なくとも一般的な敗北が欲しいわけではなかったと悟った。
ここから自分の求めていたものが何だったのかを薄々気づき始める。
烈との問答で自分は我が儘を押し通したかったと理解した。
そして人生にて我が儘を押し通した事もなく、烈にも負けた自分こそが敗北者だった。

精神崩壊してまっさらになって真っ先に出てきたのがキャンディな辺りから
幼少期に経験した「親からの愛情を実感できない（あるいは受けて無い）」体験を（おそらく自覚の薄いままに）大人になっても引きずってて、それが満たされない感覚として残ったまんまどういうわけか武術の世界に入り込み
なまじ才能があったから海王の称号を得るに至って多分周囲から称賛されたりする一見して成功体験はするんだけど
本人が潜在的に求めているもの（帰る家があって自分を愛してくれる人間が居て……というごく一般的な幸福）とは種類が違ったから本人の感覚としては満たされず
「これだけ栄光を得て、客観的な勝利に満ちあふれていても私は満たされない。本当に必要なのは勝利ではなく敗北なのではないか」というズレた結論に至ったのではないかな、と思っている。

独歩戦の「君ならあるいは」の感覚は多分勘違いだと思う。全部出しきってなお届かない、そういう対象が欲しい、っていう感覚は最強の親子喧嘩の時に勇次郎が理解を示していたものに近いけど、死刑囚の中で本当にそういう感覚を持ってたのってスペックぐらいじゃねーかなって思う。

ドリアンはただ幸せになりたかっただけの子供がそのまんまお爺ちゃんになっちゃった人で、それを満たせないまま生きてきた（敗北し続けてきた）事に最後の最後で気付いちゃった、ってことじゃねーかなって解釈している。
ついでに言うと、そんな人生を送ってきたドリアンは、バリバリ人を殺しまくった死刑囚（脱獄犯）で、克己に「この世に居ちゃいけない人間」と断じられたように一般的には無価値どころか害悪とされる人間になってしまったわけで、自身の願望を自覚した所で欲しかった幸福が手に入る見込みは限りなくゼロに近い。まぁ絶望だよな

すると最後の最後に烈にキャンディをたくさん買わせたのはドリアンにとって初めてワガママを押し通した、つまり勝利だったのだろうか…？

新装版描き下ろし見たけどさ












再登場フラグ？

>>35
と言うか、コンプレックスに満ちた人生を送って、人生の敗北者になることを恐れて戦い続ける
当人の本当の願望は「納得行く真っ当な勝負」をした上で「満足行く勝利」を納めること

だが、敗北を恐れ過ぎて、狡い勝ち方で強引につまらない勝利を拾って、敗北から逃げ続けてた
つまり、「納得行く真っ当な戦い方＝勝利を拾えない方法＝敗北」という価値観になってしまってた


何も得られていない人生の敗北者だという事実から目を背ける為に、「自分は既に勝利は十分得ている」
と思い込んでるから、後望むのは「敗北＝納得行く勝負」だけだと思ってた
だが、納得行く敗北を一気に二度も遂げたことで、「納得行く勝負」しか得られてなくて、勝利なんて自分の人生に存在してないと気付いてしまった

ドリアンが独歩に執着する理由ってなんなんだろ？
最初から明確に独歩狙いだったのがなんか気になる

>>40
へー。初耳だけどどっかで解説されてるん。それ

考察と言うか作中の台詞を辿っただけだろう

「つまらない勝利ばかり何時も齎される」
→「勝利に飽食している」
→何時も、最初は真っ当っぽく戦うがすぐイカサマに逃げる
→「私こそが敗北者。勝利に彩られているどころか暗黒に満ちている。実はとっくに気付いてた」

この辺から、とりあえず負けない為だけにイカサマで誤魔化してる。
自分は実質負け犬に過ぎない。って心の底で自覚した上で目を逸らしてるのが窺える

そりゃ分かるんだけど、正々堂々云々がどっから出てきたのかがようわからんくて。

そもそもがドリアンって中国拳法で海王の称号を得るまでに至った人なんだから「真っ当な勝利」なんてものもいくらでも手に入った時期はあったろうに

散打にしても互いに大分加減したスパーリングみたいなもので修行中は本気の死合いとやらが存在したかは怪しい

凄まじい打岩の逸話も、結局は師匠の劉海王と正面衝突して叩きのめして寺を去る道を選ばずに、
わざわざ素手で洞穴掘って脱走して勝負を避けた男という側面もある訳で

本気の死合いという条件が新たに追加されたね。

逃げた云々も別に師匠殺さなきゃ寺出られないわけでもなかろうに。烈とかどうなるんや。

解釈は人それぞれだけど脳内条件を説明無しで提示されても困るっていうか
小細工なしの正々堂々とした勝負で勝ちたいのに気付いたなら初手でタオル使って目くらまししちゃダメでしょドリアン
独歩理論でたまたま持ってたからOKというガバガバ真っ向勝負？

ドリアンはちょっとでも不利になると小細工を弄する
加藤しかり末堂しかり
これをどう解釈するか

小細工をも自身の全力とし、小細工を打ち破られるほどの敗北が欲しかったか？
それとも小細工に逃げるのは欲しいはずの敗北から逃げている証拠であり、烈の言うようなドリアンの矛盾と欺瞞か？

強さとは？を見るにドリアン自身は後者の考えだったと思う

>>46
何故にわざわざ岩盤掘って去っていったの？
と考えると、何かやらかして烈の比じゃない厳重警備なりされて投獄されたなり
劉海王と本格的に揉めた場合くらいじゃないかね
まあ想像になるが

小細工と見るか工夫と見るか。
童心設定から考えると求めているのは勝利よりリアクションではないかと感じる。スエドーなんてそもそも役者が違うし。
本質的には闘争よりあの手この手を尽くしたイタズラの方が近いのかもしれない。
それで殺しまくるんだから洒落にならんけど、まあ漫画だから。

どうしても、君に勝ちたくてね

ドリアンの思考をまとめるとこうかな？以下自分の考え

1 何か満たされない
2 自分は敗北したことないから敗北すれば満たされるか？(ここでの敗北は普通に戦って敗けること)
3 独歩と加藤にとりあえず敗北宣言したけどまだ満たされない(薄々気づき始める)
4 烈との問答で敗北者だったと悟る(ここでの敗北はワガママを貫いたことがないという意味)

補足:ドリアンは人生でワガママを貫きたかったんじゃないかと思う。自身がそれに気付いたきっかけは遊園地で、さらに敗北を認めた上での独歩襲撃もワガママにも思える。
キャンディも得られず、母親も欲しいのにおらず、遊園地にも行けず、敗けたいながらも逃げるような行動ばかり。ワガママを貫いたことがないという意味で自分は人生の敗北者・弱者だったと悟り、自我崩壊ってとこかと

そんな感じじゃねーかなぁとは俺個人としては思う
付け加えるなら、その気付きの時点でドリアンって年齢的にも立場的にもやり直しが利かないから、気付いたからってどうにもならんのだよね。
今から勝利者を目指すぜ！　ってわけにもいかなかった
あるいは目の前の烈さんをも打ち破ってどこかに雲隠れして人生やり直せたらワンチャンあったかもしれんが

幼少期に何か一つでも欲しいものが手に入っていたらマシな人生歩めてそうだよなドリアン

烈は最後にキャンディ欲しいというドリアンのワガママを聞いてあげたんだよ
自我崩壊してからついにドリアンは勝利を得たんだよ

なんやかんや死刑囚では二番目くらいには強いと思う

この人中国武術だけで戦っていた方が強かっただろうな

つまらぬ勝利をもたらせてくれといいつつ自分でつまらない勝ち方しか選ばなかった感じ
せめて加藤末堂に正面からストレート勝ちしてれば

ドリアン少年は(卑怯につまらぬ勝利を掠め取るのではなくわがままを通して)勝ちたいと思っているからこそ、
revenge tokyoでまじめに初歩の站椿から鍛錬してたと思いたい
その上で記憶を取り戻して「それでも生きててよかった」って思えたらいいな…死刑囚だけど
そして、梢江やマリアみたいな「真心こめて愛し合える恋人」でもいりゃあ言うことなし…死刑囚だけど

ただ、個人的には、ドリアンをかくまっていると思しき白林寺がドリアンをどう見ているのかが不安
郭海王の冷血っぷりからしてなー…
寂海王にヘッドハンティングされるか、いっそのこと愚地独歩に師事したほうが…死刑囚だけど

郭とは面識有ってもおかしくないよな
郭があれほど海皇を海外に持ち出したくなかったんだから外人初の海王のドリアンとも一悶着あったかもしれん

というか郭対ドリアンやってくれ

ふと、ドリアンは目的を失った勇次郎なのかも、と思った

勇次郎は力で誰かを思い切り叩きのめす、闘争自体が目的で完全に完結してる人間
人並みの幸せとかは興味なくて、闘いの為に生きてる


けどドリアンはそうじゃなかった、闘争でいくら勝っても自己完結できなかった
闘争自体は手段で、その先にある勝利になにかを求めていただけだった

だから半ば中国拳法を捨てて変な手段に走り出し、今度はあれも違うこれも違うと、死刑囚になるまで凶行を繰り返した
実際には、子供の頃から憧れてた人並みの幸せ、充実感がほしかっただけで、誰かに勝ちたいとか以前の問題だった
そこに今の今まで気付けなかった。元々ドリアンにとっての勝敗なんて意味がなかった。
真の目的を見つけることができず、無駄に老いてきただけだった

結果、今まで積み重ねてきた自我（記憶）そのものが無駄だったと理解し、子供の頃からやり直すことになった

勇次郎の様に恵まれた素養があったに関わらず、勇次郎と違って自己完結できずに壊れてしまった


上の方でも言われてる通り、武術に関わるべきじゃなかった人間なのかもね