ニコニコ大百科

マフィティとマンハンターは手段が違うだけで理念は同じところにある。
もちろんマンハンターのやり口自体は嫌悪してはいる。
一般人は「自分たちをいじめる悪い地球連邦政府をやっつけるマフィティ」程度の理解なんで味方として応援してるけど、実態は自分たちの生活を破壊する敵なんだよね。

組織として袖付きよりも小さいし、連邦の非道にとにかく対応してたら手も資源も足りんだろうし、そもそもそれが方針・目的・優先するものでもないから、ハサウェイ個人が憤ったとこで、私情では動けんだろうからな。

他作品のように、多くの非道に断固として立ち向かう正義のテロリストみたいな真似はできん。宇宙世紀が舞台の作品だし、テロはテロとしてしっかり描かれちゃってるし。

地球聖域化とコロニー独立を提唱したジオン・ダイクンも、環境保全を唱えたジャミトフやブレックスも、原義のジオニズムに殉じたシャア(一部私情だが)も、そしてマフティーも「弱い者の味方」では無いんだよ
反政府運動と環境テロがミックスされたようなもんで、それでいて地球を取り巻く状況が現実とは異なる宇宙世紀特有のものなので少々分かり辛いが

マンハンターはやり口がアレだが目的は不法滞在者摘発以外のなんでもないから粛清対象に無い
もっとも連邦腐敗・増長の結果の一つとも取れるからその元をどげんかせんといかんとは思ってるだろうが

ああ〜確かにマンハンターとマフティーってやろうとしてる事同じだな…
いや、むしろ対象が全人類だという事考えるとマフティーの方が過激なのか？

ただでさえ、連邦のマンハンターにとっとと地球から出てけと脅されてるのに
謎の意識高い系の集団（マフティー）に、地球環境の為に一刻も早く地球から出てってくださいと急かされるとか正に生き地獄じゃないか…

いくらマフティーが正論だったとしても糞テロリストと呼びたくなる人の気持ちもわかるな…

まあマフティ―は、「地球保全の為にみんな平等に宇宙に出ていけ」であって、マンハンターみたいには不法滞在者摘発という名目にかこつけて毎年数十万単位で虐殺（死者数なのか、それ含めて追い出された数なのかわからないが）までの過激な方向にはなってないし。

マフティ―の爆撃による民間人の死者は上巻の時点で三百人位で、連邦は都合の悪いことを知った人（金儲け理由の汚染水流しレベル、自ら現地人雇って従事させといて）を「不法居住者」としてマンハンターに超気軽に口封じのために始末させてるし。

そりゃ賛同する声も、否定する声も、無関心でいたい声もそりゃあるだろうな…。

別に地球は地獄でもないぞ、空気にも水にも過剰な税金はかからないし壁の向こうは絶対零度でもないし
ハサのようにクッソ高倍率の試験を抜ける学力とコネがあれば、
スペースノイドでも植物観察官としてバカンス地帯に住める上に、
宇宙の富裕層が合法的に地球に戻る前に、現居住者の生活を保障する特権的法案が絶賛審議中という有様

むしろこんなんで公職の人間がテロの標的にならないほうがおかしい

>>1086
ああ、いやそっちじゃなくて
今、絶賛マンハンターの標的にされて、毎日殺されるか追い出されてる地球の貧困層の話ですよ
あの人たちはいつもマンハンターから見たら邪魔な貧乏人共だから問答無用で追い出されるし
マフティーはそもそも地球から人間が出ていくべきだと思ってるから
どっちの言い分でも地球にはいられないということになるし…

……まあ不法滞在してる、ただの法律違反の屑どもだから死んで当然と言われればそれまでなのかな……

その辺は、たまたま恵まれたとこに生まれた側の戯言といわれりゃそれまでだし、作中言われてた通り不正や違法なんて結局皆やってる（処世術としても）って感じで、相手が法律違反してるかどうかなんてのは好き放題するための口実にすぎないしとこあるし。

というか不法滞在者が不法滞在者だからとして批難される話はガンダムではぶっちゃけ少ない。世界観的に事情が事情だし、基本は虐げられる貧困層という同情的な扱い。

宇宙世紀の政治家って、環境が人を作るのか人が環境作ったのか、人命意識が気まずさすら感じないレベルでないし、軍に指図や兵器横流し、リゾート作るとかやたら強権持ってて、保身的なのに危機意識ゼロで過激、なにもできなさそうな無能でも権力や利権に関しては盤石、妙に地球にこだわるとかよくわからんとこある。

>>1087
宇宙進出が「棄民」から始まってる時点で宇宙世紀は呪われてんだよなぁ…
UC世界は人が地球に住み続ける限り汚染が進んで「全人類が宇宙に上がることが是とされてる」のが前提なところあるので、リアルで考えると少々ややこしいことになる
たとえばターンエーでディアナ様が日差しの中川で洗濯をしたり洗濯物干したりするシーンが牧歌的で美しいものとして描かれてたが、それすら一部のスペースノイド的には「悪」になっちゃう
この辺８０年代以前のリアル環境汚染問題も影響してたりするので、エコ意識が変わった昨今だとまた違う見方もあるかもしれないが、あくまでUC内だとなんかの間違いで連邦の腐敗が正されたとしても解決は地球が片田舎と化すV以降を待たないといけない
地味にこの環境面に対する技術開発的なアプローチが描かれてるのがGセイバーくらいだったりする

ハサウェイは表向きとはいえ植物監察官なのでこの辺の見識も深かったりするのかもしれない
ガンダム的には連邦の腐敗と権力闘争に目が行きがちだけど、映画でも地球の自然をゆっくり映すシーンがあったしね

アメリカの絶大な強ささと中国の強権と汚職はびこってる感じを
兼ね備えた市民にとって最強最悪な状態かと

連邦という一つの巨大組織だからそれを止める者がいない
一応日本とかアメリカとか地球上全ての国が構成国として参加する連邦国家だけど
結束力が異常に高い、各国の支配層には平等な特権でも与えてるのでは

今までハサウェイってチェーン殺したこととかもあってあんま人気なかったけど閃ハサ効果でファン増えそうだね

興行収入１０億突破、正直ここまで評判になると思わんかった
というか、ずっとガンダム見続けて、令和になって、ハサウェイがこんなに注目されるとはなぁ…ってなってる

それまでに繰り返された戦争で連邦側も沢山人材失ってるからね
有能な政治家、軍人ほど世の中を良くしようと前に出るから戦禍に晒されて命を失う
そして生き残るのは安全な地球に篭って利権を貪るだけのモグラだけ
UC0100年にもなれば仮想敵であるジオンも消えたからモグラも巣から顔を出してどうどう歩き回るようになる
そんなどうしようも無い時代に立ち上がる事になってしまったのは………
なんというか宇宙世紀という人の業にまみれた時代の後始末を押し付けられれてる感ある

作品はともかくハサウェイ本人に人気は出るかねぇ。どんな理想を掲げても、テロリストって部分の描写には妥協しないだろうし。
ここまで人気出るなら、こっからF９１までの１０数年やクロボン時代まで積み上げて行くのかな？

ブライト・ノアの最後がこれでいいのか・・・・？
という心境にもファンを誘うことになるだろうからその後を描くことへの需要が生まれそう
そしてUC2へ
ハサウェイとバナージって確か同い年なんだよね

てかシャアに比べればテロリストなんて可愛いもんだから全然大丈夫。
逆に非の打ち所のないジュドー・アーシタなんて総選挙で箸にも棒にもかからない。
ガンダムオタクとはそういうものさ。

創作において善悪≠人気だし、ガノタのネット評価はあんま当てにならんし。軍規違反や罪罰が気になって仕方ない人もいれば、単に身勝手で青臭く感じるガキだから気に食わないだけでは？ってのもあったし。ジュドー（シャングリラの子供達）もその辺で嫌う声はある。

閃ハサでのハサウェイは、パイロットとして優秀で頭も回るし、テロに走る若者、苦悩や心情は描かれてるし、世界の閉塞感を知っちゃうと、テロは間違ってると分かってても、うんまあそれしかないと思い込みマフティ―の大義に没入するわな…ってなるのが。

評価軸が全く定まらず自らガノタ云々言い出すこのコンプレックス性・・・
まさにこれだよ
故にシャアが好まれるし、ハサウェイに自分を投影するオタクも多かろう。

ええ…？オタクの負の特別視というか、自己投影じゃない方の投影に嵌ってないかそれ。

別に自虐でガノタ言ったつもりはないし、評価軸定まってる人はそういない、というかそんなこと一々定めてない・複数持ってるとか当たり前だろうし、創作やキャラへのアレコレは、オタクやコンプレックス持ち云々に限った話ではないと思うが。

そもそもシャアとかハサって、見るほうが自己投影してホルホルするようなキャラじゃなくね？
むしろ歴史上の人物の事績をほじくってこいつおもしれーじゃんというような、
画面の向こう側のキャラクターという当たり前の前提で個人の意思のあり方を評価されるタイプ
かつ世の理不尽に懊悩し続けた人生だし、俺ＴＵＥＥＥ俺かっけーと依存委託する方向性とは真逆、
つかそういう人にこそ嫌われるキャラでは

特にハサウェイは今流行の俺TUEEE系ってより常に自己嫌悪に陥ってるようなキャラだしね
自身の実力も低く見積もりしがちな部分もある

声はどっちでもいいけどキャラデザはもう映画版しか受け付けない
エクバとか切り替えてほしいくらい

逆シャア見たけどクェスに執着する理由がわからなかった
知り合ってから分かれるまで短すぎるしクェスからは見向きもされてないし

目と目が逢う　瞬間好きだと気づいた

>>1101
その辺は、原作の閃光のハサウェイは映画の逆襲シャアの続編ではなく、逆シャアとパラレル的な設定のベルトーチカ・チルドレンの続編だから仕方がない。

原作の閃光のハサウェイだと有る理由で、ハサウェイがクェスに祟られてる状況だし。

パパは士官学校卒で戦争の英雄　ママは財閥のお嬢様で理想に走ってテロリストに
ハサウェイ自身が殺そうとしてる連邦上級国民と同じ立場という皮肉
ボンボンの子供が太い実家の力で学をつけてなまじその学があるせいで自分の特権的立場を知って罪悪感から過激な政治運動起こすのも古今東西によくある　地主の子が共産主義者になったりとか
罪悪感を感じない場合はすべて自分の実力で手に入れた当然の権利で目下の人間を頑張らなかったクズと見下すネオリベになる

まあ革命家は金持ちや上流階級の落ちこぼれも多いからね。
結局は貴族のお遊び、庶民はアホ臭くて白けているんだろう。

>>1101
クェスからも割と好感持たれてたとは思う
少なくともギュネイよりは脈あったんじゃないかなぁ……

シャアと一緒に行くときもハサウェイを気にしてる描写があったし
家族のこととか飾りっ気のない本心も話していたりするし
ある意味ニュータイプ的な共感はあったんじゃないかな

何より見向きもしていない赤の他人ならハサウェイの命を守ったりしてないだろう

受領していきなり乗りこなしたり、ロックオンしたはずのビームをかわしたり、ライフルを囮にしたりするあたり、やっぱニュータイプパイロットやな

>>1094
「UC NexT 0100」って企画立ち上げたんだし長い目で描いてく気は本当にあると思う

>>1101 >>1103
映画版に関してはむしろ自分を庇ってくれてそれで命を落としてしまったことに激高した自分を認識することで小説版以上に執着の対象になるんじゃないかと思った
アレだけ邪険にした相手を最後の最後で身を挺して救うという、母のごとき性質を備えていたわけだし
早熟だったララァを比較対象にしたせいでシャアは見放したが、年齢を考えてももう少し落ち着けばまた違った見かたもできたはず

チェーン殺しは単に嫌われの原因として語られることが多いけど「やっちゃいけなかったんだよ！」のくだりを深く考える人はあまり見受けられない
今回そこも冷静になって見れるいい機会かもしれない
断っておくけど撃墜したことそのものは一切肯定できるものではないけどね

片想いの相手を殺されて激昂する気持ちはわからんでもないが、それでもチェーン殺しは納得できなかった。
しかも、後付け設定でチェーン殺しはハサウェイが黙っていたこととジェガンのレコーダーの故障によりバレていないことになってるらしいが、それが事実なら余計にガッカリだ。
ただ、ハサウェイがチェーン殺しの件で刑務所に服役していたら、マフティーにはなれないかもしれないが。

劇場版のクェスは「ハサウェイを守った」というのがデカイと思うんだよね
片思いの人であると同時に「命の恩人」でもあるわけだ
最後の最後に一瞬ではあるが二人はたしかに再び分かり会えた

そう考えるとハサウェイからしたら「自分のせいでクェスが死んだ」と罪悪感を感じても当然じゃないか？
クェスの優しさがなければ今頃ハサウェイはチェーンに撃墜されて死んでいた
自分が戦場に出なければ優しい彼女は生きていただろう
そう考えても不思議ではない