ニコニコ大百科

まとめるとこんな感じかな。
①ダブルヒロインもの（ヒロインが複数の場合もあり）
二人のヒロインから好意を寄せられるが、最終的には主人公が一人を選んでハッピーエンド。もう一人のヒロインも最終的には主人公を吹っ切る。
②複数ヒロインもの
複数のヒロインから好意を寄せられ、主人公はその状態に安住する。最終的には主人公が誰も選ばず有耶無耶のまま終了するノーマルエンド。
③ハーレムもの
主人公がハーレムの一員として複数のヒロインに行為を寄せる。
ヒロイン側もハーレムの一員として納得して主人公に行為を寄せる。
最終的には主人公が複数のヒロインを侍らせ、ハーレムエンド。

①は一昔前のラノベに多かった印象。
②は少年漫画に多い印象。
③なろう系のラノベに多い印象。

個人的には①に該当するフルメタル・パニック、灼眼のシャナとかが大好きだったんだけど、最近は③ばっかり流行っていて残念。

個人的にはうやむやＥＮＤは好きじゃない
主人公が優柔不断にみえるから
散々ヒロインたちに粉かけといてそりゃないぜ、みたいに感じる
一人を選ぶなりハーレムにするなり早めに決めて欲しい
そのほうが被害が少ない

>>511
③がなろう系に多いのは出版社の制約（倫理的な問題とか）が無いから好きに描けるから
あとファンのヒロイン派閥闘争や誰が選ばれたかで荒れるってのが多かったから
それに配慮した感じだと思う、あとファンタジーが多いから現実の法を無視できるってのも
商業作品でも魔弾の王と戦姫とかムシブギョーとかHSD×Dとかあるけどねえ
①は青春恋愛物とかにありがち、PAアニメ少女漫画とか大体そんな感じ、ラストで荒れがち
②は作風にもよるが避けて欲しい…シリアスだと特に…はがないはそのエンドで荒れたな

そもそもオタク界隈ネット会話で言われるハーレムって①や②の事じゃないのか、主人公が一途だったりメインヒロインが明確に居たり主人公が恋愛に興味なくても複数のヒロインに好意を向けられてたらハーレムみたいに言われたりする
なろうでも③のパターンは意外に少ないし

③のパターンだとさくら大戦はこのパターンか後で出た巴里組とかはしっかりと自分たちは愛人という認識だし

レスを読んでてちと疑問に思った事
ハーレム展開自体は一つの手法だと思うけど＝全員が幸せになる方法と言われるとちと首を捻る
ハーレムにすると正妻やら側室やら第二夫人やらの序列で結局ややこしい事になったり、作者が自分の好みのキャラを優遇したりで結局偏りでたりで
全員幸せとは一概に言えない気が

矢吹せんせーが言ったようにハーレムものは主人公が好かれることが最重要ってのはその通りだなと思うわ

別ジャンルというか、そもそもの系譜が違うんだろうな。
①は明らかに少女漫画が源流だろうし、③は男の浪漫先行のエロゲとか官能小説とかそっち系。
②は少年漫画とか日常4コマとか、元々恋愛要素の無い枠の中に美少女キャラを沢山ぶっ込んだ結果発生している可能性が…

美少女キャラ大盛りというカレー粉があまりにも万能＆強烈すぎるのでぱっと見同じ味付けに思えるが、実際はカレーライスとカレーパンとカレーうどん、みたいな。

別に少女漫画が源流ということわけじゃないんじゃないの
漫画に限らず三角関係やらライバルやらは恋愛ものの基本だし

ハーレムガー！

ってそれだけ取り出してあれこれ言う人は、キャラクター全員をイスラム教徒にすれば納得するかな（教義的には４人までオッケー、実際に重婚可能かは国籍で違う）

>>516
異性の場合は多少人格がアレでもかわいいからOK！で許してしまうからね異性は
同性だとそうはいかない、美形過ぎると嫉妬が湧くし不細工過ぎても汚く不快なだけ
ヒロインを助ける為にチンピラをボコる！みたいな展開も嫌いな主人公にやられたら
暴力を振るう主人公サイテー野蛮だわ！ってなるだけ（好きな主人公だと真逆の感想に）

>>519
イスラムはちゃんと平等に扱えるなら4人までOKが正式やぞ
まあ史上でもちゃんとできてないことのが普通だけど
その場合は正妻側室にその子供達に姑も加わった妬み嫉み嫌がらせに果ては暗殺もしっかりあったしな

一夫多妻の夫であり、かつ、一妻多夫の夫をも兼ねるという作品は？
フランスの宮廷文学とかであるか？

>>519
別に宗教的に許されるかと倫理的に受け入れられるかは別だと思うんだが

結局、ハーレム主人公（>>511の②とか③）が嫌われんのは、ヒロインを対等な人間だと思ってないからでしょ
ていうか読者もトロフィーみたいに、美人もしくは可愛いヒロイン達に好かれる主人公SUGEEEするための道具としか思ってないと思うわ

もし本当に相手を愛してるなら、ヒロインが他の男に惚れた場合でも全力で応援すると思う
これがハーレム主人公なら、相手の男を下げる描写を入れて、ヒロインが主人公に惚れ直すとかやるんだろうけど
自分じゃなくて相手の幸せを主体で考えられる事がその人を愛してるってことじゃないのか？

>もし本当に相手を愛してるなら、ヒロインが他の男に惚れた場合でも全力で応援すると思う
それだけが本当に愛してるという訳では無いとは思うな、本当に愛してるからこそ他の男に惚れた場合に嫉妬するとも言えるだろうし
恋焦がれ身を焼かれるほど求めるのが恋愛という考えだってあるし、人によっては他の男に取られても良いと思うのは本当に相手を愛してない（相手を求めてない）という側面もあるんじゃないだろうか
②も③も別に嫌われてはいないとも思うし、そういう作品が多いのは需要な好きな人も多いって事だろ

そこは考え方の話な気はするな
自分を殺しどこまでも相手の事を優先するのが愛してるなのか
どうしょうも無い程相手を強く思う（思ってしまう）事が愛してるなのか
どっちの愛してるも間違って無いしどっちが本当の愛してるでどっちかは愛してないって事では無いんじゃないかね

>>523
全力で応援出来るって事は本気で恋愛的に愛し求めてないんじゃないの
愛ってのは強く求める事だと思うがね

ヒロインが他の男に惚れた際に泣く泣く身を引くならともかく全力で応援するなら愛してはいたのかも知れないが恋してはいなくて恋愛対象では無かったんだろうなと感じる

「恋　愛　違い」で検索してみたけど有名人・偉人は以下の様に言ってるし、個人的には愛と恋は異なる概念なんだと思う
あとハーレム主人公ってヒロインの誰も愛してはいない気がするし、ヒロインも主人公に恋はしていても愛してはいない気がする

美輪明宏「恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの」

サン＝テグジュペリ「愛する。それはお互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見つめることである」

ディエゴ・ファブリ「愛とは相手に変わることを要求せず、相手をありのままに受け入れることだ」

渡辺和子「真の愛は、相手を自由にこそすれ、不自由にするものではない」

シェイクスピア「事情が変われば己も変わるような愛、相手が心を移せば己も心を移そうとする愛、そんな愛は愛ではない」

>>523
貴方は愛に対して潔癖過ぎる、愛する人を応援する愛も、愛する人を自分の物にしたい愛も
両方愛と言える、貴方の言う愛だけが正しい愛なら現実の夫婦も大半の人間が愛しているとは
言えないだろう…（妻から本当に愛している人が居るから離婚したいと言われてすんなり
受け入れる夫はそう居ないよね）トロフィー云々だってそれはハーレム作品に限らないし
屈強な男が美女を救い出すワイルドな作品ですら、悪党を軽くボコり美女を救い出す
男SUGEEEの勲章扱いと言えなくもない

>>528
>あとハーレム主人公ってヒロインの誰も愛してはいない気がするし、ヒロインも主人公に恋はしていても愛してはいない気がする
それは個々の作品次第では無いだろうか
単に周りのヒロインから好かれてるのも含めたハーレム主人公でも助けてそのままのヒロインが好きになってハーレム形成してくパターンも多いし、ヒロインの心を開放しても変化させたりするのもある
どちらかと言えば前社の方が多いとは感じるけど
周りのヒロインに好かれるという意味でのハーレム主人公（ラノベとかラブコメとかバトル物とか）の場合大抵意中の一人が居る場合が多いからそのヒロイン以外に対しては恋とか愛してはいないのかもしれないが
ただハーレム主人公という範囲が広く色々なタイプが居る属性に対してはそういう愛していない気がするとかは単なるレッテル張り以外の何者では無いんじゃないかな

ハーレム関係が受け入れられない理由の一つには、男側が複数のヒロイン相手に愛情を向けていい一方で、ヒロイン側が同じようなことしようとするのは許さないっていう不公平な関係があると思うんだよね
要は主人公が過度に束縛的で不誠実・不寛容な人間のように受け取られてしまうってことだ
だから、主人公が見せる態度として、
・ヒロイン一人だけに想いを示す
・ヒロイン全員の想いを受け止めるなら相手に別の男ぐらいできても許容してやる
のどちらかにしないと、ヒロインが人間的に対等な相手として扱われてない、いわゆるトロフィーワイフ的な人物のように受け取られてしまう

実際ヒロインへの嫉妬が愛情からのものなんて言われても、そのヒロインに対してはお前が複数人に愛情を向ける現状を許してもらっているくせになんて自分勝手な、という感想が当然発生するわけだし

>>522
ただのけだものやんけ

>ハーレム関係が受け入れられない理由の一つには、男側が複数のヒロイン相手に愛情を向けていい一方で、ヒロイン側が同じようなことしようとするのは許さないっていう不公平な関係があると思うんだよね
まず第一にそういう作品多いかというのとそれに該当する作品がいまいち浮かばないってのがあるな、もちろんこれがラブコメでありがちな恋人未満友人以上で複数ヒロインに好意を向けられててそこでの惚れた惚れなかったみたいなのをやってるわけではなく（そこは恋愛をするまえの心の揺らめきな展開だとは思うし）
ハーレムと呼べるものを形成しヒロインが主人公以外に心が言ってるのを主人公が許さない的な展開があって不誠実や不寛容である事が作品の展開となっていない感じの
作品でそういう展開をしてるなら受け入れる受け入れない以前にそういう作風の作品なんだろ以上の物は無いし不倫物で不倫をするようなもんで
ハーレム批判自体が自分が批判する上で理想の作品をねつ造してないかと感じることが多々あるのよね
別の男が出来てその男が別にクズだったり裏がある訳でも無いのに許容してないのなんてそういうのを主体にした作品以外だと俺は知らないな

>>531
なろう系は詳しくないから何も言えんが、ラノベで「相手に別の男ぐらいできても許容」してない作品ってそんなにあるかね
俺妹のきょうすけとか幼馴染に別の男？が出来たと勘違いして憤慨するって部分はあったがあれは別に恋愛関係にもなってない状態でのものでハーレムがどうのと関係ない話だし
そういう恋人ができる前の思春期的なものだと思う
ラノベで言えばそういう展開になる前にヒロインが主人公一筋がほとんどじゃないかね
でそういう展開だったら別に主人公は過度に束縛的で不誠実・不寛容な人間というわけではないだろ

>>533
>>534
正確にいうと、>>531で挙げたのは、主人公のキャラクターを特異なものにせず(つまりは従来の主人公の類型の域を出ない範囲で)ハーレムを構築する上で避けては通れない描写だと思うんですよ
ハーレム状態では通常の恋愛状態よりも主人公-ヒロイン間の関係が対等ではありません
複数の相手に愛情を向ける主人公の存在が認められていなければならない一方で、ヒロインへは従来の主人公に一途なヒロイン像に収まることが求められます
多分この関係を指摘されてもものともしない傲岸不遜な主人公を設定するのは一つの手ですが、これだと作劇上魅力的な主人公にしていくのは相当な技量が要求されるので大変です
また、この描写を書き落とすと、それはそれでヒロイン側が主人公にとってあまりに都合の良い女になってしまい、主体性を感じられない違和感のある人物造形になってしまうでしょう
むしろ、この部分の内容に切り込んだ場面が存在しないからこそ、主人公の不寛容さや不誠実さが揶揄される現状があるのではないかと推測しています

確かにハーレム作品＝主人公がヒロインを愛していないっていうのはレッテル貼りかもしれない
主人公が主体的にヒロインを愛する作品もあるとは思う

ただ、全体の傾向としてハーレム系作品では誰かを愛するより誰かに愛されたいっていう読者の願望に配慮した内容が多いんじゃないかと思う

結果として主人公が容姿や性格の優れた異性に愛されることで、間接的に読者の承認願望を満たす目的で描かれた作品が多い気がする

そして、愛するより愛される方が価値があるという価値観が反映されている様で個人的に好きじゃない

>>536
読者の願望に配慮した内容が多いのであるなら、商業作品においてはちゃんと客のニーズにこたえてるという事でそれって何か問題があるのか
ハーレムに限らずどういったジャンルの作品であろうとその作品に含まれてる内容が自分の願望（承認欲求も含めて求めてる物）にあってる作品を楽しむもんじゃないのか
まあ仮に愛されたいって願望に配慮してるのであるなら主人公はヒロインを愛し、ヒロインは主人公を愛してるという作品になるんじゃない
そうでないなら配慮されてない事になるし

>>535
なんで避けて通れないの、ヒロインは必ず複数の男性に好意を持たなければ不自然であり得ないとでもいうのか
言ってることが突き詰めたら俺の好きな展開にしろ、それ以外のはやるなとしか見えないが

>複数の相手に愛情を向ける主人公の存在が認められていなければならない一方で、ヒロインへは従来の主人公に一途なヒロイン像に収まることが求められます
求められるがどこの誰が誰に対して求めてるのかがわからないな、読者が作品に対してという意味ならそういう需要なんだろとしか、そしてそれに答えるのに問題は無いんじゃない
認められる認められない以前にそういう風になってる作品なんだろって話なだけだし

主人公とヒロインという二つの陣営だけじゃなくて、第三者を考えるとハーレム嫌いに対する理由の一つが見えるのではないだろうか？
上では、愛でも恋でも情の部分を意識して語られているが、ヒロインを単純な富や価値として見てみると、ハーレム物は富や価値の一極集中に他ならない。
ここで、主人公に対する読者＝第三者の認識がかかわってくる。
つまり、主人公に共感できる場合、読者は自分が富や価値を集中して手に入れているかのように感じることができるが、主人公に共感できない場合、それが出来ない。
あくまで一つの見方ですが。

>>538
そういう見方もあるか、ただ主人公に自身を投影してるかどうかで好き嫌いが分かれるかと言われるとそれは一つの観点でしかないようには思うな
才能あるスポーツ選手主人公とかやたらと強い主人公（お兄様やゴルゴや冴羽とかそういうのもすべてごちゃ混ぜで）とか自分を重ねて見ないと嫌いになる訳でも無いし
とハーレムになる作品や主人公が複数のヒロインに好かれる作品は好きだが自分がどうのとは考えてるつもりは無い俺の一意見ね
ハーレムや複数のヒロインに好かれるタイプの主人公ってどうにも自分を投影しづらいがっちりキャラが設定されてるのが多いし

主人公が「ヒロインが他の男とも愛し合っても仕方ないよね！」とか言う作品を読む人がどれだけいるかという致命的な欠陥が……
それにそれこそ「本当は愛していないけど仕方ないから結婚しとこう。でも俺のことは気にしないで他の男に恋するなり好きにしてよ」的な義務感で結婚とかしたように見えるし
それをヒロインが受け入れたりしても……