ニコニコ大百科

乙です。

自由惑星同盟正統政府という名称自体は、（現実を鑑みて身の丈に合っておらず失笑の対象にはなるかもしれんが）理想としては間違ってないと思うけどな。自由惑星同盟自身、宇宙暦を復活させて銀河連邦からの国家正統性を宣言したわけだし、国家正統性にこだわるのは、ヤンが考えてるよりもっと重要なはず。同盟自体が民衆から見放されたわけじゃないし。

……まあ、直後に新しい国旗や国歌制定について熱弁してる描写と整合性が取れないんで、ロムスキー先生もノリだけで名前考えてる感が拭えないが。

田舎の町のご近所の議員さんって印象がある
近所のフツーのおっさんで道であったら気さくに挨拶したり、
自治会長とか区長さんとか隣組の組長さんとかやってそうなタイプで
自治や政治には熱心な人

全国区とか中央の大きな政界にいる印象は無く、
いっても村長までくらいな感じの

エルファシルでも住民との距離は近かったんじゃないかな
患者さんも何人も診たんだろうし

しかしなんでロムスキーたちの遺体は回収しなかったんだろうね？
死亡した事くらいは確認したと思うんだが

>>2

ヤンを初めとするヤン艦隊（あえてこっちの言い方にする）の柱と言うべき人材が一気に亡くなったからね。
ユリアンはもとより、救出部隊指揮官だったシェーンコップも感情を爆発させないのが精一杯で、
いつもなら気が付く（基本、周囲に目が行き届く人だし）事も気づかない位、
動揺してたんだろうね。

確か、原作（ＯＶＡでもあったか？）でも、ロムスキー医師を含む使節団を回収しなかった事は、
批判の対象になってたし。
（まあ、独立政府も逃げの体制にはいってたから、ことさら処罰とかには発展してないが）

>>2>>3
加えて、相手が地球教の狂信者ってのもあるからな。
基本その勇名だけで相手をビビらす薔薇の騎士が「敵に多大の流血を強いつつもわずかずつ後退するありさま」なんてゾンビ映画みたいな描写されるの、後にも先にもここくらいだぞ。

>>1
ヤンは例え同盟が滅んでもハイネセンの理想を受け継ぐ別の国家が新たに作られればそれでよしという考えだったからね
あとヤンがエル・ファシル政府に合流した時点では崩壊寸前とはいえレベロ政権の同盟がまだ残ってたから同盟が分裂したみたいな印象を持たれたくなかったのかもしれない

ちょっと妄想だけどもしエル・ファシル独立政府で帝国の打倒と同盟領回復が実現してたら
その時はロムスキー医師は自由惑星同盟の復活を宣言したりしたんだろうか
国旗と国歌は新しいものに変えたりして

エルファシル脱出時に29歳、革命政府成立時に40歳って何気に若いね。ヤンとも八つくらいしか
違わない。アニメ版がちょい老け過ぎな感じもするけど。

そう言えばだけど、バーラトの和約ではガンダルヴァ星系だけでなくイゼルローン、フェザーン両回廊出口付近の星系を帝国に割譲することになってたよね。
そのイゼルローン回廊出口付近の帝国に割譲される予定だった星系が、エル・ファシルだったってことはなかったかな。

で、その割譲への抗議行動がエスカレートしてるのを見て、あるいは、エル・ファシル進駐部隊を誰が監督するかの擦り合わせが手間取ったのか、帝国軍が進駐を延期していた。
そうこうしてる間にロムスキー医師ら抗議グループが星系政府を占拠、独立宣言に繋がった。

本来なら速攻で鎮圧するはずの帝国軍もハイネセンの騒乱の鎮静化と拉致されたレンネンとヤン一味の捜索と優先順位が遥かに高い事案が次々発生していたので、この段階では見逃されたというか、素で忘れられてたとかかな。

全部個人的な想像というか、妄想なんだけど。

エル・ファシルはたぶん船の泊地として良港なんだと思う
ヴァンフリートは「自然環境が厳しいのと帝国との境界が近いので民間人の入植は行われず」とあったけど、
境界に近い、現に一度は帝国の手に落ちたこともあるエルファシルには３００万人も民間人がいた
結構要地なんじゃないだろうか
となると割譲の対象になってもおかしくないと思う

ヴァンフリートとかもらっても大して嬉しくないだろうし

無能って評価なのになんでトップでなおかつ独立なんて大それたことしてんだと思ったが
ヤンがエルファシルにいくなんてギリギリまで決断し切れてないのにほとんどのキャラが早い段階で確信してんだよな
無謀な行動に妙な説得力があるんだろうな

ロムスキー本人にどれだけ自覚があったかは原作の人となりを見てもかなり微妙だが、質はともかく情熱の量と、他者をその気にさせてしまうだけの勢いや言葉は持ち合わせてたんだろうね
後に離脱する独立政府の面々からもそんな風に勢い付いて突っ走ってしまったという感じの言い訳が出てきてたし

ただ、これも本人の自覚の怪しい点だけれど、一応この人も例の「奇蹟」の当事者だからね
螺旋迷宮の描写からしても、フレデリカほどヤンを積極的に支持してたとは考えにくいが、その後エル・ファシルに戻って医師を続けてたようだから、折に触れて当時のことを周囲に話していたりすれば、
ヤンほどではないにしても、本人の適性や能力を越えた虚像がある程度成立していた可能性も否定できない

>>10
> 一応この人も例の「奇蹟」の当事者だからね
DNT4話のその「奇蹟」のくだりだけど、脱出直前の最終打ち合わせ、正確にはヤン中尉が本当の脱出プランを明かした時にいた民間人のひとりがロムスキー医師だったのかな。
というか、テロップ出てたっけ？
（DNTのテロップは石黒版より自己主張弱いから、たまに見落とすんだよね）

>>11
4話の録画を見返したけど、同盟駐留基地とかにテロップはあったが最後のゲート前で会話してる市民にはそれらしき表示は見当たらなかった

まあキャラデザの手間とか伏線的なメタ読みすると、多分あのゲート前会話でヤンと直接会話してた渋めのダンディがDrロムスキーだとは思うけど、エンドロールにもメインキャストとモブ組しか並んでなくて、先生の名前はないから確定はちょっと難しい
そして原作通りに進行した場合、次の出番はリアルに数年先なので…

そういやなんでエル・ファシルの軍隊の名前を「革命軍」ではなく「革命予備軍」と呼称したのだろうか

適当な想像だけど、「革命軍」は元々いたんじゃね？ 独立当初の、治安警察に毛が生えた程度の地上戦力だけど、こっちが本来のエル・ファシル軍で、ヤンはあくまで客将扱い。
「庇を貸して母屋を取られる（イゼルローン軍閥による革命の掌握）」のをエル・ファシル政府が警戒していたのは、本編にも描写があるし。

ふと思ったんだが、元々第一次ラグナロック作戦の時にはエル・ファシル首相だったんじゃないかな

で、同盟が帝国の属国になった時、首相権限で独立宣言（選挙はしたかもしれない）して、独立政府を樹立したのでは
少なくともヤンの死後、離脱組の面々が「ロムスキー石の独走だった」という、発言に対して止めようと思られたはずと指摘してたから、何らかの形で選挙とかはしてたんだと思う

その場合は（和約により失職したとして）前首相とか元首相と名乗る方が、医師を名乗るよりは政治的正当性が高いと思う

公的にはそう名乗っているんじゃないかな？
ただ、医師としては一流ではあったが政治家としては……って、ニュアンスも含めて医師呼ばわりされたのでは？
後世の評価では同盟を守ろうとして、全て裏目に出たジョアン・レベロよりも低そうだし

作中にも「本業は医師」って書いてあるし、わざわざ「古来、医師（中略）は、革命家の重要な供給源」「彼もまた伝統をまもった」とまで言ってるのに、もっと前から首相だったとはちょっと思えない
独立以前から政治家、それも星系首相ほどの立場にあったのなら、作中で一切触れられないわけがない

とはいえ、独立の時の帝国の動きや同盟の動きから考えると暴力革命ではないと思うんだよな

暴力革命であれば帝国も同盟に鎮圧の勧告ぐらいはするだろうし、同盟も帝国から勧告されれば対処せざるを得ない
とすれば、独立宣言は平和的……星系内に限っての話ではあるが、平和的に行われたと考えられる
となると、ロムスキーが首相であった方が筋が通るような気がするんだよな
ロムスキー以外に首相が居たと仮定した場合独立政府の時どこで何をしていたのか疑問だし

後、ロムスキーに軍事的才能は欠片もないというのも大きいかな

エルファシル独立は「一抜けた」って宣言しただけで
本来ならばなんら実態が伴うはずもないものだったから公式と非公式が入り混じってんじゃね
自分たちの組織の名前すら決まってなかったからな

ある意味、エル・ファシルが独立した所為で反帝国運動が星系単位では動きが鈍くなったのかも
エル・ファシルが最初に独立したため、他の星系は
１．同盟に留まる
２．エル・ファシルの下につく
３．エル・ファシルと同盟、帝国の３者とは別の道を行く
と言う三択になってしまい、３はお花畑すぎて論外、２は今まで対等の関係だったエル・ファシルの下につくのは感情的に妥協出来なかった（ハイネセンは同盟建国の地と言う強みがあったから下につくのも問題無かった）となると１しかないわけで

いわゆる村とか市の長なら良き人だったかもしれないが
銀河規模となると心構えも才覚も、また器も足りなかった。
現実が見えず理想像しか念頭に無い上にもはや間抜けに近い
危機感のなさは、言っちゃなんだがあのハトポッポに近い。

>>21
同盟諸星系にこの段階で反帝国運動を起こす気概はどの程度あったのか、という疑問もある。むしろ帝国の庇護下に入る形で同盟から離脱したいという声も強そうで、同盟全体で帝国に従属するレベロ政権の姿勢が、かえって同盟の空中分解をある程度は防いでいたとも言える。
だから、エル・ファシルに追随して同盟を離脱すると、反帝国運動に加担するというメッセージになりかねないから、どこも便乗しなかったんじゃないだろうか。

ロムスキー医師は無能とか器量不足というより、革命や動乱の時代によく見られる「早すぎた人物」なんじゃないか。
後世からは「もう少し待っていれば」と評されるけど、こういう人の「早すぎた故の失敗」こそが、時代を変化させ前進させる（ひいては革命に至る）ための礎となる。ロムスキー医師もそういう人なんだと思う。

まあロムスキー氏は無能だが一応革命政権？メンバーは統率出来てるからな
あと先は読めないくせにヤンの戦略を拡大させることには成功してるから無能だけど結果的には当たりは引いてるタイプだし
まあある意味同盟の政治家が無能なロムスキー氏以下の足手まといで構成されてたってことになるけど

>>21

ヒルダも２を理由に同盟領再侵攻作戦の時に「エル・ファシル（ヤン艦隊）と対決せず同盟を早急に滅ぼして孤立させた方がいい」ってラインハルトに提言してるね

螺旋迷宮か何かのOVAでヤン中尉に詰め寄る民間人の中にロムスキー医師っぽい人がいる

この人が地球教に射殺される最期の場面って、犬養毅がモデルになっているのかな？

「話せば分かる。話せば分かるじゃないか」⇒「問答無用」
「銃を向けるとは失礼だ。まずは銃をしまいなさい」⇒「問答無用」

殺意のある相手に対してあまりに危機感が無さ過ぎるのが一致しているような気がする。

>>27
犬飼氏は命の危険があるのを理解した上での発言だと思うがな

ロムスキーが無能って意見はちょっと違うんじゃないかと思う。
エルファシル自治政府を独立の方向にまとめ上げる政治的手腕もあり、ヤン艦隊を一時的にとはいえ賄えるだけの物資を供給する内政的な能力も大きい（そもそもヤン達がエルファシルに向かったのは物資、資金的問題からだから）
回廊の戦いの後に革命政府が解散したのは首脳部の主な面々が殺害されたことが大きいと思う。エルファシル革命政府におけるフレデリカやユリアン的な立場の人間が散っていったんだろう。

無能というよりは凡庸という印象かなあ
特別有能なところはないけど余計なことをしてヤンの足を引っ張らないところが