ニコニコ大百科

>>90
同世代の陽炎・夕雲型ならともかく、何をどう解釈したらそうなるんだよ……。

>>91
そいつ曰く、「排水量が多い癖に武装が貧相」だからだとさ
大よそ砲の数だけで判断したんだろうが、砲の性能差、その他諸々の装備を無視しててツッコミ所満載だけど
ついでに、相次ぐ事故で吹雪型が改装で排水量が増加した事もそいつ等は知らなそうだった

これ見た時に、まだ「米軍は数だけが取り柄の軍隊」論が根強いんだなぁって思った
率直に言って陽炎・夕雲型よりもフレッチャー級は優れてるよ

某ゲー信者にゃ酷使様を併発させた厄介なのがたまにいるから、その手かもしれんなぁ。

某ゲー信者でもネトウヨ併発してんのそんな多くはないよ。
wikiでもまとめのコメ欄でも政治厨はだいたい湧いたそばから消毒されてるし。
ただ、ニワカが多いぶんカタログ信仰が先行しがちなのはしゃーないね。

まあ極端な話後進国が国家予算を大量に投入して軍艦作って
アメリカの量産品に勝てるかって話やな

>>94
いやいや・・・知っててとぼけているのか、本当に知らないのか分からんが、相当多いから
まぁ、ガチで拗らせてるのは少数で、大体はファッション的な感じだけどね

ファッションで言い訳の聞かないネガキャンに走るとか洒落にならん

海外ゲーム含めて色々なWW2海軍ゲームをやった経験から言えば、フレッチャー級は文句なしに優秀な駆逐艦だ。
対空能力を持つ5インチ38口径両用砲×5、 533mm5連装魚雷発射管×2、対空機銃砲多数、さらに対潜爆雷投射機×6、優れたレーダーとソナーも装備していた。速力と航続距離もなかなか高い。
WW2で駆逐艦が要求された能力を全て持っている、そしてどれもトップクラスな性能を誇る驚異的な駆逐艦だ。
砲雷撃戦能力こそ高いが、対潜と対空能力が弱く、史実で航空機と潜水艦にボコボコされた日本諸駆逐艦と比べれば、フレッチャー級の使い勝手の良さは非常に優れる。
しかも実生産数は175隻なのだ！

どっちかっつと米国がやばかったのは予算の潤沢さよな
普段から矢鱈金があるのでいろんなものを研究できる、いざとなったらその予算を量産に回す
リソースの用法に於いて金は有限だが技術は無限に使いまわせるってことをよくわかってる

結果としてJITで必要な戦力を投入できる強さ、これは兵站能力と言って差し支えないかな
これが優れてるわけだ

>>98
ところがどっこいコイツらにはトップヘビーで凌波性がよろしくないという小さくない欠点があるのだ…
最近知ったばかりな上に受け売りで申し訳ないんだが、アメリカの艦はどうも積載ギリギリまで詰め込んで
予備浮力を考慮しないという設計の傾向があり、そのせいで大なり小なり全体的に安定性に難があるらしい

まぁ、これだけ装備を充実させてれば皺寄せが何処かに来ますわなｗｗｗ

>>100
トップヘビーといっても実際にはそこまで問題ないよ
そうそれこそ超大型台風に突っ込みでもしない限りは
近年まで使われてたくらいには丈夫だし

>>100
ベンソン級やフレッチャー級を不安定って言ってたのが、世界有数の荒れる海である日本近海をホームグラウンドに持つ海自だしね。

ベンソン級は台湾フレッチャー級はその日本でも運用されてるしな
というかその海自最初の艦にフレッチャー級が入ってるし
そして問題なく運用されてる

>>101
そうか、それほど重大なレベルではなかったのか…無知を晒してスマン
まぁ普通に考えれば、そんな爆弾を抱えてる様な船が日本を含めた同盟各国で
それも国によっては長期に渡って運用されはしないだろうからな

台風で沈む米駆逐艦！みたいな煽りに使われるから勘違いしやすいけど、コブラ台風って数十年に一度ってレベルの強い台風なのよね

第四艦隊事件で遭遇し帝国海軍が損害だした台風
最低気圧:960hPa　風速:36m/s

コブラ台風
最低気圧;907hPa　風速:61m/s

因みに、上記2つはレーダー観測など未発達の時代を考慮する必要はあると思うけどね
最低気圧907hPaってどの程度なの？という参考例を

ハリケーン・カトリーヌ 有名なハリケーンといえばこれ
最低気圧:902hPa　最大風速;78m/s(1分平均)

ハリケーン・イルマ　昨年大損害をだしたハリケーン
最低気圧:914hPA　最大風速:82m/s(1分平均)

台風じゃなくてハリケーンじゃないか！と言われるかもしれないけど、損害等検索しやすさ重視で…
昨年のイルマや平成25年台風第30号(最低気圧895hPa)等は映像も残っているから参考にどうぞ

因みに風速70–92m/sが竜巻の強さを表す藤田スケールのF3『重大な被害。建て付けの良い家でも屋根と壁が吹き飛ぶ。列車は脱線転覆、森の大半の木は引っこ抜かれ、ダンプカーなどの重い車でも地面から浮いて飛んだりする』に相当する

戦時中なのでコブラ台風の詳細なデータが余りないので、最低気圧が近い例を挙げるという、途方もなく雑なやり方だけど、一つ言えるのは、米艦隊と同規模の、帝国海軍の艦隊が遭遇したらやはり似たような被害は出たのではないかな？という自然は怖いねという話

※104
いや、戦時米軍艦のトップヘビー問題は運用側の頭を常に悩ましていた大問題。
レーダーもGFCSもHF/DFも高いところに積みたいがわりと重い。特にGFCSは127ミリ連装両用砲本体とほとんど変わらない重さ。それを艦橋頂部に積まないといけなかった、というだけで頭が痛くなるのが判ると思う。
戦時の特例としてぎりぎり許されたぐらいの復元性能で、戦争が終わる同時に大車輪で砲も機銃も機関砲も魚雷発射機も削除しまくってる（しかし電子装備品関係は降ろしていなかったりする）。２０ミリ機銃は全廃。両用砲も２基削除。４０ミリボ砲も２～３機に削減。主だったところはそんな感じ。
実戦でも動揺速度が遅すぎる上に振幅幅が大きくて、水上目標を追尾しきれないとかの問題も起きている。
そういう状況であっても十二分に能力を発揮できるぐらいには、優秀な戦闘艦だった。つまりは傑作艦だった訳だ。

あ、護衛艦に搭載する事を優先したためにフレッチャー級でヘッジホッグを新造時から搭載したことが確認されている艦はいないからね（損傷修理時に搭載されたらしい奴はいる）。爆雷落射機２条と側方爆雷発射機K砲４機が新造時の対潜兵装。

「ハルゼー台風」で沈没した駆逐艦の件に関しては運用側の経験の無さが大きいことが最近の研究でわかっている。
当時、洋上補給直前の状態で、各艦、残燃料をなるべく少ないタンクに集中するように燃料を移動させていた。空っぽなタンクと燃料満載のタンクという両極端な状況のタンクが同時に存在した訳。
その状態で台風につっこんでる。その状態でも「船乗り」としての経験が深い者が乗っていた艦は迅速に空タンクにバラスト水を充填して復元性を確保して難を逃れている。
船が激しく動揺する状況で復元性に決定的影響を及ぼす事態には「遊動水」問題があるんだが、これは満タンではないタンク内や浸水したビルジ（船である以上避けられない平常時の浸水）水の自由表面（空気と接している面積、形状）が大きいと安定性を著しく損なうので、この場合、満タンでは「無い」タンクの扱いが問題になる。
経験豊かな艦長は、躊躇なく燃料僅少なタンクに（後々色々厄介なことになるのは承知の上で）海水を補充して喫水を下げているが未熟な艦長は躊躇してしまった。これで自由表面が大きいタンクと重心が高い満タンのタンクが同時に存在するという最悪の事態を招く。

>>107続き
沈没したスペンス（DD-512）は残燃料15パーセントだった。艦底部のタンクがほぼ空だったということなので、「無策でいたら」喫水が著しく上昇していたのは間違いなく、台風どころかちょっとした波でもひっくり返りかねない状態（理論上の話）。
ところが残燃料14パーセントのヒコックス（DD-673）は艦橋圧壊、レーダーアンテナ損壊等の損傷を受けつつ難を逃れている。これは艦長が適時、バラスト水補充、燃料移送等の行動を取ったためである。

実は、大量の船舶を建造したが故の乗員の「粗製乱造（比喩だよ。あくまでも比喩。日本に比べればはるかに高いレベルを持った船乗りを「大量生産」しているよ！）」が沈没事故を招いたとも言える状況だったとも言い換えることが出来る。
明らかに世界水準を飛びぬけた高性能駆逐艦を大量建造しつつ優れた教育施策で水準レベルの乗員も「大量生産」出来たのに、最終的には船乗りとしての経験が重要になる艦長レベルまでは流石に手が回りきらなかった結果、ということではないかな？
沈没事故はフレッチャー級そのものには責任が無いよと言うこと。

で、だ。
>>108の書き込みと明らかに矛盾するようだが、乗員の「粗製乱造」のとびっきり悪い例として伝説となっているのが、上のほうで何度も名前が出ているウィリアム・D・ポーター（DD-579）だ。
就役後、初めての実戦任務で全乗員逮捕とか笑えない、前代未聞の事件を起こしているから調べてみると、明日使える無駄知識になるよ。

>>109
彼女は事実は小説より奇なりを地でいく、嘘のようなトラブルメーカーぶりで驚くよな

・出航時に錨を巻き揚げ忘れたまま走り始めたため引き摺ったアンカーでドックを破壊

・大統領を乗せた戦艦アイオワ護衛のために出撃するが、諸艦に不通知のまま勝手に対潜訓練を始めたために艦隊を混乱させる

・大統領座乗のアイオワを仮想敵とした雷撃訓練に参加したが誤って実弾を発射し、外れたものの全乗員が反逆罪の嫌疑をかけられ逮捕

上で言われているように乗員の「粗製乱造」という一面はあるのかも。
一方で沖縄戦でカミカゼが原因で沈没したさいに戦死者を出さなかったのはすごい。
戦死者を出さなかったのはフレッチャーやオバノンなどもそうだが・・・

地味にすごいのは175隻も作ってるのに名前がネタ切れしていないこと
命名規則は人名だから探せばネタが見つかりやすいとか、
アメリカは沈んだ船の名前をすぐに付けることに抵抗がなかったりとか、
ザ・サリヴァンズみたいに戦時中のエピソードからも命名してたりとかはあるけど、
それでも単純に番号とか人以外の名前とかに妥協しなかったのは米国の余裕を感じる
Z級とかは22隻でネタ切れ起こしてるのに

射撃の効率とかで単装砲にしたのだろうけど、
さすがに３基と魚雷発射管２基を壇上に置いたらそりゃあ重い。

まるで103系というかE233系みたいな軍艦だなおいｗ

大型化した恩恵でこれでも前の奴よりはバランスがよさそう？
台風で沈んだあの艦はまさに不運としか言いようがない

こんなにポイポイ作っておきながらなんで名前のネタが尽きなかったんだ、怖いよ！

この記事見てアメリカは日本が逆立ちしたって勝てない相手だとよく分かった

こんだけ船作っても名前ネタが尽きない＝歴史に残る海軍の英雄や功労者がたくさんいた

最初単装砲塔が嫌いだったけど段々可愛さが分かってきた

※116
成程半年～1年は暴れてご覧に入れましょうってのが納得する…
事実ミッドウェーまで（開戦から7ヶ月）戦力自体は互角だったようだし
何故あの時期に奇襲までして開戦したのか。全てはこのせいだと
だってフレッチャー級が出てきたのってミッドウェー後なんでしょ

初期生産のフレッチャーとかオバノンとかが前線に現れ始めるのはガダルカナル戦役末期の第三次ソロモンくらいから

米帝パワーが猛威を振るう前に既に日本は劣勢に陥りかけてたってのは中々に考えさせられるものがある