マスキュリズム
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91
ななしのよっしん
2019/12/11(水) 01:26:25 ID: 2ExlAc9nSR
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>>79
>「日本の非モテらが海外に出ていって嫁を連れて帰ってくること」「日本に留学ないし就労に来た外国人を非モテらに口説かせること」
これ自体従前の「嫁不足」政策の失敗への反省点が何かハッキリしない限り積極的に支援する意味が分からない。
そもそも議論の前提として平等主義と自由主義を最大化するなら結婚がゴールという結婚奨励主義への批判が大事だと思うんだけどな。
保守的傾向と言ったって日本の場合は単に親世代がロールモデルとなっているから以外特段大きな背景ないわけだし。戻る先がないなら前に進むしかないでしょ。
>>80
フェミニストだろうと殺人事件起こしたらまずいのは当たり前では?アーシア・アルジェントの性的虐待事件のことと殺人事件が一緒か分からないけどどちらも正当化は無理でしょ。
でもそれと先のポストフェミニズムの女子らしさって関係あるのか?安易な女子性肯定は異性装趣味やトランスを排除する恐れあるからそういう批判ならあり得るけど、性別役割と暴行・殺人事件は別だと思う。
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92
ななしのよっしん
2019/12/11(水) 01:56:16 ID: 2ExlAc9nSR
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>>81
>>az4272350455
女子力云々は自分もこれから学んだから言ってることは分かるが、文化は無くすことも出来ない一方抑圧的に働くことも的を射ているから難しいくらいのことしか言えないかな。
最近の例で言えば「LADY BABY」という異性装アイドルがあるが、そもそも「異性装」という言い方からして越境、つまり越えるべき壁があるという批判が出来る。
そういう「越えるべき壁という概念自体の乗り越え」を提言すべきというのは分かる。
ただ>>84まで原理原則的なこと考えてるなら、フェミニズムが誕生した当初から続いている上野千鶴子が言う家父長的再生産主義が問題の根底なのでは?
資本はあらゆる欲望を操作して利用しようとしているということへの批判はあるとは思うから考え続けなければいけないけど。
あと>>85って企業側の戦略と同時に批判しないとマズイでしょ。M字カーブが存在するのは再雇用が日本で進んでいないからだしそれを全て専業主婦で片付けられないから働く女性の格差論=ポストフェミニズム論が出てきたわけで。 -
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93
ななしのよっしん
2019/12/11(水) 02:20:24 ID: 2ExlAc9nSR
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>>85-86は支出を見ることで家庭内のヒエラルキーを分析するのはあり得ると思うが、まだ出てないのに単身者で比べようとか言い出すのってどうなん?
>>86から食事を多く出す傾向がある(顕示的消費)という仮説を引き出すのはあるとして、それの目的が明らかでないのに全てを男女関係で説明するのって出来るの?
日本社会の特徴なら会社の飲みニケーションでも説明できるじゃん。
アンケート調査など組み合わせて立証できれば面白いけど、その統計データだけから導くには因果関係が単純過ぎる。
同一階層内で男性が奢るという文化をなくすという目的自体はあるとしても、全般的な男女の収入格差自体は統計的に否定は無理だし。
彼の議論からは女性の本質主義的傾向批判も分かるけど、その答えは自分の中では最初から平等主義の徹底しか答えがないから、K/G40xWlKJの言うような男女格差固定したいのかしたくないのかよく分からない議論の持っていき方はついていけない。
全般的な男性差別のあぶり出し自体は否定しないが、仮説が危ういまま議論進めても科学ではない。 -
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94
ななしのよっしん
2019/12/12(木) 22:37:17 ID: K/G40xWlKJ
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>これ自体従前の「嫁不足」政策の失敗への反省点が何かハッキリしない限り積極的に支援する意味が分からない。
>そもそも議論の前提として平等主義と自由主義を最大化するなら結婚がゴールという結婚奨励主義への批判が大事だと思うんだけどな。
いやこれはそもそも積極的な支援の必要はないよ。嫁欲しい奴は黙ってても自発的にやっちゃうから。ただ重要なのは「日本人女性と結婚させないこと」だ。そんな奴らと恋愛ないし結婚するんだったら海外の女のほうがましだ、を超える意味は基本的に>>52から首尾一貫して持っていない。
確かに結婚奨励主義への批判は大事だと私も思うが、それだけでは誰もついて来れなかったわけだよ。なぜかと言えば、日本の多くの男性が非婚化を深刻にとらえているからだ。特に非モテになればなるほどそうなってしまっている。
>でもそれと先のポストフェミニズムの女子らしさって関係あるのか?
もちろん性別役割と暴行殺人事件に直接的な関わりは全くない。しかし注目すべきなのは、性役割擁護派と女性人権運動がミサンドリーの名の下に共闘していること。そのミサンドリーの増幅が、結果的に暴行殺人を引き起こしてしまったんだ。
>ただ>>84まで原理原則的なこと考えてるなら、フェミニズムが誕生した当初から続いている上野千鶴子が言う家父長的再生産主義が問題の根底なのでは?
問題の根底は確かにそこだけど、そんなフェミニズムでさえ家父長的再生産主義に回帰してしまい、積極的に批判していない以上はなあ…もう絶望しかないよ。 -
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95
ななしのよっしん
2019/12/12(木) 22:44:37 ID: K/G40xWlKJ
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>あと>>85って企業側の戦略と同時に批判しないとマズイでしょ。M字カーブが存在するのは再雇用が日本で進んでいないからだしそれを全て専業主婦で片付けられないから働く女性の格差論=ポストフェミニズム論が出てきたわけで。
一応聞くけど企業側の戦略って、女性に購買力があるのを見越して消費面で優遇を施していることなのか、結婚した女性社員に早く家庭に入るよう促していることなのか、既婚男性社員の妻子のために傾斜的に給料を配分していることなのか、どれのことを指しているんだ?
あと働く女性でもどこかの時点では結婚して家庭に入り、専業主婦として暮らそうと内心思っている輩は大勢いるでしょ。そういうのがマタハラを引き起こしたり、結婚相手に自分の倍以上(「自分と同等以上」ではない!)の収入を求めたりしているんだから。
すなわち「専業主婦」の問題ではないにせよ専業主婦志向ないし専業主婦幻想の問題であるとは言えるんだな。
>支出を見ることで家庭内のヒエラルキーを分析するのはあり得ると思うが、まだ出てないのに単身者で比べようとか言い出すのってどうなん?
いや家庭内ヒエラルキーの問題だけじゃないよ。そうした専業主婦のほうが自由に使えるお金をたくさん持っている、ということを見越して消費社会が女性を優遇ないし持て囃しているわけで、その影響は働く男女の間にも多かれ少なかれ現れているはずだ。
>日本社会の特徴なら会社の飲みニケーションでも説明できるじゃん。
当時(2014年)はもう女子会ブーム真っ只中だったし、CMやドラマの中で女性だけで飲み会やってるようなシーンも頻繁にあったと思うが? -
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96
ななしのよっしん
2019/12/31(火) 21:55:14 ID: K/G40xWlKJ
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もうあと数時間で2010年代も終わる。それを踏まえて言うが、
この2010年代でマスキュリストとして最も良かったと思うのは、マスキュリズムそのものを社会運動理論として確立できたことだ。特に「The Red Pill」という男性人権を扱った映画が作られ日本でも上映できたことは、非常に象徴的だと思う。
ひとり親家庭補助・強制性交等罪など10年前には女性にしか認められてこなかった権利のうち一部も、社会的認知の広まりは不十分だか、少なくとも法的には確保された。
しかし10年前に比べて女性への、特に30代以下の若い女性への商業面での優遇は、どんどん広がりを見せていった。「女子力ブーム」はその中核といえる。さらに雇用就労の面で見ても、「女性活躍推進」の間違った解釈による間違った女性優遇が増えている。
そして何よりも、フェミニズムの考え方が、10年前より確実に、保守主義・復古主義的な方向に回帰している。これらについては深く憂慮しなければならない。しかしそれ以上に私が憂慮するのは、ジェンダーギャップ指数のことに関してだ。
ジェンダーギャップ指数はジェンダー平等の度合いを見る上では全く参考にならないという見方や声も多くあることは私も承知している。それでもあえて取り上げるのは何故か。「男女共同参画」「女性活躍推進」が強く強く唱えられてもなお、 下 が り 続 け て い る からだ。
とはいえ、(その指数で見ても)健康や教育の分野では日本はそれほど低いわけではない。逆に低い項目は「女性管理職及び政治家の割合」だ。いくら国ぐるみでこれらへの対策を進めようと、低い水準を保ち続けていることが意味することは何だろうか。
日本の多くの女性は、そのような地位を得ることを、全く望んでいないということであろう。そしてそれは、日本の多くの女性が、「自分と同等以上」ではなく「自分の倍以上」の年収を夫に求めることとも関係がある。 -
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97
ななしのよっしん
2019/12/31(火) 21:59:34 ID: K/G40xWlKJ
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普通に考えて、平社員の倍の年収と言ったら、どのような職に就いているだろうか。専門職でも平の1.5倍がせいぜいだろう。花形部署では課長レベル、そうでない部署では次長~部長レベルが妥当か。
ということはつまり、日本の男性たちは「管理職」という地位に「追いやられている」と言えるだろう。そして忘れてはならないのが、そうしたポストを男性が得るために、熾烈な競争(出世レース)が起きていることだ。
すなわち、いい大学に入って(=受験戦争)、いい会社に新卒で入って(=新卒就活競争)、その中でリストラされないように頑張って(=場合によっては「派閥争い」につながる)、そうやって生き残らなければ、そうしたポストは得られないし、ひいて日本の男性はまっとうな人生を送れないのである。
逆にその競争で敗れた結果、数多くの自殺者とホームレス、あるいは非モテやインセルを出すことにもつながっている。すべて女性達が「自分の倍以上」の年収を男に求め続けた結果だ!
だからこそ、我々が叩かなければならないのは、ブラック企業の社長ではなく、社長夫人(及びそれを目指している未婚女性)なのだ。その社長ですら、妻の希望のために、銭ゲバとなってしまったケースは大いにあるだろうから。
この、見かけだけの男女権力構造は、2020年代中に打破できるだろうか。そして打破した後、どのような社会構造を構築できるだろうか。 -
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98
ななしのよっしん
2020/01/01(水) 15:03:19 ID: JeNT+QwwMw
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99
ななしのよっしん
2020/01/14(火) 00:47:42 ID: K/G40xWlKJ
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《マスキュリズム一問一答》
今回は主に、ジェンダー保守派からマスキュリズムに向けられている批判・疑問に反論していきたいと思う。
ソースは載せられないが、ジェンダー保守派の論客からはこういった疑問はよく投げかけられるので、立場を明確にしておく必要があるだろう。
>「男性版おフェミ化」か?
根本的なところを言うと、マスキュリズムが目指している「最終目標」は、女性並みに男性の権利を「確保」することだ。まだ人権論として確立されていないものを権利として「獲得」することでも、女性から男性の権利を「奪還」することでもない。あくまで「確保」することが重要だ。
対して「おフェミ」とやらいう勢力が目指していることはどちらかというと「奪還」に近い。「男が女の地位を奪ったのだから、その地位を取り返して、男より完全優位に立たなければならない、男女同権など認められない」ということを多くのフェミニストが言い出したことは周知の通り(そもそも男性が女性の地位を奪った、ということ自体「被害妄想」でしかないのだが…)。言うならここが大きな違いだ。
>ジェンダーの復活によってのうのうと暮らす専業主婦が増えても、それで男側も楽になるのでは?
「楽になる」の意味が全く分からない。この主張をしている人はどうやら、「女性が職場に入ってきたことによって、職場環境をめちゃくちゃにされた」とでも考えているようだが、はっきり言って今の若い世代はその「女性が職場に入る前の職場環境」なんて全く想像できない。
というか、「女性が職場に入る前」というのは、男であれば(むしろ「女でなければ」と言ったほうがいいかもしれない)誰でもそれなりの職場に入れたのか?もしそうだとしたらその時代にすでに「ホームレス」も「ドヤ街」も無くなってただろう。
だがこのような概念は当時も存在して、それ以後も残り続けた。多くのメディアはスルーしていたがな。ドヤ街に至ってはバブル崩壊によって衰退し始めたなどという話も聞く。 -
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100
ななしのよっしん
2020/01/14(火) 00:56:52 ID: K/G40xWlKJ
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《マスキュリズム一問一答》続き
>ジェンダー解放が進むにつれて、男性の自殺率は上がっているようだが?
どうもこの主張をしてる人は、60年くらいのスパンでデータを提示しているようだ(どう見ても60年前から20年前にかけて緩やかに上がり、その後は下がり続けている)が、
そもそも日本で「ジェンダー解放」が叫ばれるようになったのって、ここ20~30年くらいのことだし、逆に言えば「20年前くらいから急増している」くらいのことが言えないとこの仮説は意味をなさない。
>ジェンダー解放が進むにつれて、女性の復古主義回帰が進むという研究があるようだが?
この研究自体、日本を最も「わかりやすい事例」として取り上げていたはずだが、その日本において起きていることは、「ジェンダー解放とともに復古主義に回帰した」というよりは、「ジェンダー解放以前にあった女性のうまみをよこせ、という解放以前からずっと続いている主張に、フェミニズムが迎合した」に近い。
そもそもこうした女性の専業主婦志向(復古主義的思考)は「根強く残っている」とはいえ、世代が若くなるほどその実数としては減っている。ある人から聞いた話では、性役割そのものを女の都合のいいように運用しようとするフェミというのは、バブル世代~団塊ジュニアに集中していて、それ以降の世代ではあまり見られないという。
この現象は「(婚期を逃した世代でもあることから)売れ残り女の喚き」とも呼ばれているようだ。まあこの世代は、「男女共同参画」が叫ばれる以前に成人しているから、性役割を重視していても無理はないんだよな。
それ以前にそもそも、ジェンダー解放によって女性の復古主義回帰が進んでいるという説を受け入れるならばの話だが、それこそフェミニズムに反対する側がジェンダー復古主義に立つ義理はないのではないか? -
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101
ななしのよっしん
2020/01/15(水) 20:45:37 ID: JeNT+QwwMw
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102
ななしのよっしん
2020/01/15(水) 23:43:10 ID: K/G40xWlKJ
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>>101
はっきり言うけど、その「実際には男女平等を謳いながら平気で女性至上主義に走ろうとする『論外』な事例ばかり取り上げ、その裏で誰も望まないような『否定できない正しいフェミニズム』が通ってしまう」という考え方にはかなりの事実誤認がある。
その「否定できない正しいフェミニズム」というのは、「雇用機会均等・生殖にかかわる権利」を重視していた第2波フェミニズムから、アカデミズム重視の第3波フェミニズムへ移行した際に死んだ(このことについては後述する)。
この前提に立ってマスキュリズムが主張していることは、「第2波フェミニズムにおいて確立された権利を、一般的なHuman Rightsに拡張せよ」ということであるから、基本的にその第2波フェミニズムにおいて主張されていたことは、もちろん性的搾取論も含めて、正当なものであるという立場をとるのが普通だよ。
一方第3波フェミニズムというのは(最近は第4波というものもあるようだが、基本的に第3波の理論が草の根に降りてきただけのものなので同一概念とみなす)、「この社会は完全な男性至上主義であって、全く疑いようもない」という(非常に非科学的な)前提から、「だからその権力を打ち倒して完全な女性至上主義を作らなければならない」という目標のもとに成り立っている。
この目標の下、渡辺恒夫や深尾葉子が説いてきたような理論は排除されていったし、「人権論」自体もフェミニズムの中ではほぼ忘れ去られていったのだ。つまりそこで謳われていることは「平気で女性至上主義に走ろうとする論外な事例」しかないし、その非科学的前提を貫く限りマスキュリズムとも対話できないものだと思っている。
だからこそ、ジェンダー保守派への批判が重要になってくるのだ。ジェンダーを復活させることは人権論的に全く解決策にはならないが、一応対話は可能だからな。 -
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103
ななしのよっしん
2020/01/15(水) 23:46:16 ID: K/G40xWlKJ
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「フェミニズムが根本から間違った思想である」と言うことは容易であろう。しかし、その対案となるのは、フェミニズム以前の時代にジェンダーを戻すことだけなのか?今日日フェミニズムが、むしろそれを一面的には望んでいるにもかかわらずだよ?
私も最近まで知らなかったのだが、Prof.Nemuro氏という、ネット上におけるジェンダー復古主義の急先鋒たる論客が、noteで活動を再開しているようだ(しかも半年くらい前に)。それも「負の性欲」という概念の広まりに乗じて新理論を展開しているらしい。
マスキュリズムにおける「負の性欲」という概念の扱いについては、同記事スレにおけるBRLIDVLjKr氏がいろいろ言っていたようだが、あくまで「ミサンドリー」と「男性への性的搾取」という二つのイシューを結び付ける手段でしかないし、逆に言えばそれ以上のことを期待できない。
また、「負の性欲」を好んで使用している人たちは(まあジェンダー復古主義の人たちに多いんだけれど)、ミサンドリーへの批判手段としての応用可能性を匂わせても、あまり彼ら自身からはそのように使用しない傾向がある。
まあそれがミサンドリーへの批判手段として使われてしまっても、復古主義としては不利にしかならないからなんだろうけどな。このことはむしろ、マスキュリズムとしてもっと批判しなくてはいけない。
なお、マスキュリズムとしては、「負の性欲は、女性の本能的性淘汰によるものである」という立場はとらない。ともすれば男性のほうが、より強い負の性欲を抱いているやもしれない。すなわち、ホモフォビアのことだ。 -
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104
ななしのよっしん
2020/01/18(土) 23:50:40 ID: JeNT+QwwMw
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105
ななしのよっしん
2020/01/31(金) 02:12:07 ID: /VDU2+NvjM
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106
ななしのよっしん
2020/01/31(金) 03:15:40 ID: /VDU2+NvjM
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>>65で
>理屈の上では男でも年収300万以上稼いでいれば余裕で結婚できるはずだ
>。結婚を考えるためには最低でもその倍額、600万以上の年収が必要だ(最近は400万近くにまで下がったとも言われるが…
って言ってるけどそもそも結婚で経済的なことを求める場合、夫>妻を求めてるのではなく、「結婚後に必要な経済力に達するか」なので、必要な金額が800万で女性の稼ぎが200万なら男性に求めるのは600万になる。それを専業主婦志向のみで考えるのはおかしい。女性の平均所得が上がってくることで400万近くにまで下がったのがその証拠と言える。
女性は子供を産んだ後会社に戻れるかについて未だ安定していないのだから、自分が専業主婦になりたいとか関係なく、強制的に専業主婦になる状態を見越して将来の経済状況を考えなければならない。
現在進行形で男女の賃金格差があるのも、元々男性は産休とかの必要性が無い、途中でいなくなる心配がないという意味で企業にとって安定感があるから管理職にしやすいからでしょ。
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107
ななしのよっしん
2020/02/02(日) 20:39:23 ID: K/G40xWlKJ
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>>104
そもそもフェミニズムの性的搾取論と規制へのスタンスには(まあ第3波の用語なのであまり使いたくないが)「マッキノン学派」と「ストローセン学派」とがあって、
マッキノン学派はかなり大雑把に言えば「性的搾取たる表現はすべて規制せよ」という言説であり、男性の性的搾取を社会的害悪として規制を訴える久米氏やBRLIDVLjKr氏はこれをなぞっているものと考えられる。
一方ストローセン学派はかなり大雑把に言えば「その規制が保守派のために使われては元も子もないので積極的に規制すべきでない」という言説であり、実際北米では、その規制が彼らのために使われるようにするために、ジェンダー保守派(特にキリスト教右派)はマッキノン学派に肩入れしていた。
ただ、ここで考慮に入れなくてはならないのは「日本要因」として、マッキノン学派とストローセン学派の対立をそのまま持ち込めるのか、ということだ。
00年代のうちは、マッキノン学派をなぞっていたフェミニストというのは、まあ団体としてはいくつかあったが、そこまで主流を占められるものではなかったと思われる。というのは、この頃フェミニズムがイシューとしていたものの一つとして、「(主にジェンダー保守派による)“過激な性教育”批判」というものがあったからだ。
ちょうどこのころは私もその教育を受けていたので、この問題の行方に関心があったのだが、マッキノン学派とジェンダー保守派が(北米と同様に日本でも)癒着している以上、マッキノン学派がフェミニズムの主流として罷り通ることはないだろうと考えていた。
実際当時ポルノ規制の急先鋒と言われていたアグネス・チャンや山谷えり子はフェミニストというよりはキリスト教右派の人だったし、「過激な性教育(本当は過激でもなんでもなかったのだが)」はジェンダー保守派から「そうした性教育こそ児童ポルノではないのか」といった声が頻繁に上がっていたからな。 -
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108
ななしのよっしん
2020/02/02(日) 20:40:46 ID: K/G40xWlKJ
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しかし、今はこれももう過去の話になった。フェミニズムは「性役割が女性にもたらした恩恵」に気づいてジェンダー保守派を批判する必要がなくなり、ひいてはマッキノン学派とジェンダー保守派の癒着に注目する必要もなくなったのだ。
結果、現在では「腐ェミ」ともいわれるような、女性の性的搾取を批判しつつBLなど男性の性的搾取を擁護する動きが主流になり、そこへマスキュリズムが対抗言説を出すのは必然だったと思う。
少なくとも00年代当時はマッキノン学派系の団体でも一部BL批判をしていたものはあった。同性愛を嫌悪するキリスト教右派による肩入れの影響だったのであろうが、マッキノン学派とてその主張を黙認していた以上、「腐ェミ」のスタンスはこれらとも矛盾するものになってしまったと言える。
いわば、マッキノン学派とストローセン学派の(フェミ視点での)いいとこ取り、というところに落ち着いたのが性的搾取論の現状といえるわけだ。
結局しばらくの間、マスキュリズムではマッキノン学派をなぞる方が主流となるのは必至だろう。今後ストローセン学派をなぞる言説も出てくる可能性はあるが、いかんせん主張できる人があまりにも少ないからなあ… -
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109
ななしのよっしん
2020/02/02(日) 20:43:01 ID: K/G40xWlKJ
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>>105-106
>逆のことはマスキュリズム扱いされないから、ネットの根本的な思想がマスキュリズムってことなのに
違う違う。逆のことがマスキュリズム扱いされないのは多くの男性が復古主義に回帰しているから。その意味で言えばマスキュリズムはフェミニズム(特に第3波以降)ともジェンダー復古主義とも異なる「第三の道」であり、つまりジェンダー論は三つ巴の戦いである(べきだ)と認識している。
特に負の性欲理論の顛末は知っているだろう?マスキュリズムとしては男叩き批判の可能性を期待していたけど、復古主義者たちは女性の本能的性淘汰と言って、実質的に受け入れてしまったし、何と言ってもフェミ自身がその理論を借用して開き直ってしまった。
>女性は子供を産んだ後会社に戻れるかについて未だ安定していないのだから、自分が専業主婦になりたいとか関係なく、強制的に専業主婦になる状態を見越して将来の経済状況を考えなければならない。
いや仕方なく専業主婦になっているのならそれは文字通り「仕方ない」でしょうよ。問題なのはその専業主婦の中にフリーライダー、すなわち出産子育てとか完全に建前で、ハイスぺ夫の稼ぎを分捕って暮らそうとする「セレブ妻」が紛れ込んでいることなんだけど。これらがいなくなるだけでも結構男女格差は緩和されてくるはず。
>現在進行形で男女の賃金格差があるのも、元々男性は産休とかの必要性が無い、途中でいなくなる心配がないという意味で企業にとって安定感があるから管理職にしやすいからでしょ。
それだけだったら「普通の男性」のみんながみんな高い地位を目指して熾烈な出世レースに身を投じる現象をどう説明するというんだ?男性学っぽい言い方だけど、そのレースから降りられなくしている「何か」は確実にあるんだ。その仮説の一つとして、妻の希望年収の高さを私は提示している。 -
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110
ななしのよっしん
2020/02/02(日) 20:51:33 ID: JeNT+QwwMw
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ななしのよっしん
2020/02/02(日) 23:33:34 ID: K/G40xWlKJ
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>>108のように書いたはいいものの、その後青識亜論とかいう人がこのような記事を書いていたことが分かった。
これは実質的に「ストローセン学派をなぞる言説」のようなものか?
https://dokuninj in7.hate nadiary. jp/entry /2020/02 /01/2115 49 -
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112
ななしのよっしん
2020/02/03(月) 20:06:35 ID: JeNT+QwwMw
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ななしのよっしん
2020/02/28(金) 22:30:27 ID: K/G40xWlKJ
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もう一度忠告しておくが、なぜ我々は、フェミニズム以上に、ジェンダー保守派ないし復古主義側を重点的に批判しなくてはいけないのか。
それは復古主義側からのフェミニズム批判が、もう時代遅れ、かつ的外れな議論になっているからだ。
https://gendai.i smedia.j p/articl es/-/705 10
もはやフェミニズムは、性役割規範に反対し、男性と同等の社会的地位を得ることを目指しているとは言い難い状況になった。むしろ旧来の性役割規範を論拠に、「高い地位にいる男として、女に様々な配慮を与えよ」と言うようになったのだ。
これがどういうことなのか、復古主義者どもはわかっているのか?このままいけば、現在のフェミニストは、かつてフェミニズムが主張してきたことを「自己否定」するようになる公算が高い。
つまり、生物学的女性(FtMトランスを除く)全体がお姫様として扱われることが約束されるのであれば、参政権も雇用機会も捨ててしまって構わない、と(最悪の場合)主張するようになるのである。
復古主義側に立つ人の中には、「平等主義側からのフェミ批判は、いずれフェミと同じゴールを目指す」と言って、あえて我々を批判する輩も多いが、むしろフェミの目指しているゴールは、復古主義者どもが目指している方向へ、切り替わってしまったのだ。
言い換えれば、今やジェンダー復古主義ほど、フェミニズムに迎合した言説はないということだ。
ちなみに上述の記事については、復古主義の代表的論客、Prof.Nemuro氏も書評を書いているので、それについてもまとめて批判しておく。
https://note.com /prof_ne muro/n/n 20f64b4c 39e1
彼の記事の序盤については、まあ私も否定はしない。しかし、中盤において、今後フェミニズムが「自己否定」する可能性のある主張を前提に議論しているのはいかがなものか。
単に「フェミニズムは根本から間違っていたんだ」と言いたいことは理解できるが、そのフェミニズムは本当に、今日の転向後も含めて指しているのか。私は非常に疑わしいと思っている。 -
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ななしのよっしん
2020/02/28(金) 22:35:08 ID: K/G40xWlKJ
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そもそもProf.Nemuro氏のフェミニズム批判は、第1波~第2波で女性が獲得した権利(そこには社会的地位の機会平等も含む)が、社会の崩壊を招いたと主張するものであり、特に非婚少子化にその影響が重点的に表れているとした。
フェミニズムによる社会の崩壊は、何も非婚少子化にだけ表れているわけではない。商業面での女性優遇、女から男へのDV、公然と発露される負の性欲、そうした問題を、果たして彼は正面から批判しただろうか?
否、彼は一度たりともそのような切り口から批判した事実はない。とりわけ負の性欲の発露については「女性の本能的性淘汰に基づくものだから仕方ない」という論じ方になっている。
また彼は、性役割分業についても「男女の生物学的本能に基づく理にかなったもの」としているが、だとしたら、フェミニズムがそれを擁護するようになった今、むしろ彼は暗に歓迎しているのではないかとも思える。
そうなると、少なくとも彼らの立場からはもう、フェミニズムを批判できる要素は何もないといっても過言ではない。
このProf.Nemuro氏については、あまり知っている人も多くないと思われるが、そういう人は彼のフォロワーを見てほしい。
ここでは具体的な名前は挙げないが、結構アンチフェミ陣営のアルファアカウントもフォローしていて、彼らのオピニオンリーダーとなっていることが窺える。
しかし、繰り返しになるが、彼のフェミニズム批判は、現在のフェミニズムの潮流を、的確に批判できていない。
だからこそ私は、現在のフェミニズムに疑念を持っている、すべての人に言いたい。
フェミニズムとジェンダー復古主義の進む道が一つになった今、ただ「アンチフェミ」といって、ジェンダー保守派・復古主義の言説に、安易に迎合すべきなのだろうかと。
──こればかりは、自分自身で考えるしかないんだ。 -
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ななしのよっしん
2020/03/04(水) 22:39:24 ID: JeNT+QwwMw
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ななしのよっしん
2020/03/05(木) 23:36:40 ID: K/G40xWlKJ
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>>115
まあ一定の世代以上の強者男性にとっては「害しかない」ことは間違いない。彼らの間では「女性たちに人権が認められて、社会が滅茶苦茶になった」と思っている輩も多く、事実上その権利を追認するような思想だからな。
ただ君の文章はまるで「オタクの望む表現の自由はすなわち男性の権利である」というように読めるけど、流石にそれはないだろう。
オタク文化といえども多数の女性がいるし、その中には「ある程度の規制」に理解を示す人だっている(ラディカルフェミニズム=マッキノン学派が進めるような規制に賛同する人はほとんどいないが)。
もしこれが「男性の表現者を地上から排除せよ、たとえそれがフェミニズムに迎合するようなものであっても」という言説に発展したのならマスキュリズムは全力で表現の自由を擁護する側に回らないといけないだろうが、
そんな言説を私は全く知らないし、現状フェミは女性の表現者さえ容赦なく叩いているわけで、そんな理論展開はかなり難しいだろう。はっきり言って時期尚早だ。 -
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117
ななしのよっしん
2020/03/06(金) 23:33:12 ID: JeNT+QwwMw
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ななしのよっしん
2020/03/07(土) 02:00:40 ID: K/G40xWlKJ
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>>117
>だからそいつのレベルに合わせて規制が始まるってことだろ?
>現状の表現を堅持しオタク的コンテンツの維持を求める側にとっちゃ受け入れがたい結論だね
でも本当にそうなったら、フェミニストvsオタクという対立構造で規制問題を語れなくなるだろう?
だったらもう「オタクの権利権益を守れ」というロジックは使うべきではないと思うよ。「現状の表現を堅持」したい「だけ」なのならな。
>マスキュリズムの名の下にこういうコンテンツが槍玉に挙げられるようなことがあったら目も当てられないんだが
まあ少なくともそのファンを名乗る人はミサンドリストの汚名を免れないだろうな。でもこのくらい厳しくやっていかないと得られない権利が我々にはある。 -
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119
ななしのよっしん
2020/03/07(土) 09:25:38 ID: JeNT+QwwMw
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120
ななしのよっしん
2020/03/08(日) 01:15:06 ID: K/G40xWlKJ
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>>119
あー、やっぱりあんたも「フェミニズム」という思想に対してそういう「古い認識」を持っているのね…
フェミニストが専業主婦を批判していたのも今は昔、特にMeToo以降はその主導権がアカデミズムから草の根の女性に移っちゃったんだよね。もちろんそこには伝統的性役割分業を重んじる専業主婦のグループも含まれている。
最近はフェミニズムやリベラルの「保守回帰」が進んでいるという言説も増えてきたが、それはまさにこのパワーシフトが原因で、アカデミズムと草の根の乖離を正さなければというアカデミズム側の意志が強くなっているためといえる。
あと「潜在的にオタクコンテンツ擁護者にとっての害になる」というけれど、それは表現の自由をお題目として唱えても解決できないよ?
ヴォルテールや青識亜論も言うように、表現の自由というのは、「反対の意見でもそれを誰かが言う権利は守らなければならない」と言うものでしかないんだから。 -
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