1 理性全壊
2011/05/03(火) 22:19:21 ID: S+Jg7ESaQX
ヒトラーの項があるのにムッソリーニの項く、暫く待ってみましたが
も作る気配がいようなので作ってみました。

自画自賛するつもりは毛頭ありません。
これを見てくださった方で「ここは~とした方がいい」「あそこ××だろ」と
思われた(プレミアの)方は是非修正の程お願いいたします。
(一般の方は掲示板に書き込みしてくれれば私が修正します。)
👍
高評価
0
👎
低評価
0
2 ななしのよっしん
2011/05/03(火) 22:28:33 ID: zkVtrknyvR
テストで絶対 ムッツリーニ って答える人がいる
👍
高評価
0
👎
低評価
0
3 漫喫P
2011/05/06(金) 14:27:47 ID: 0JiNVT2iO6
>>1
わざわざお疲れ様です。ありがとうございます
私もヒトラーがあってムッソリーニいのには不満がありました。
何と言っても「20世紀の生んだ思想」の代表的な思想を産み出した人物なんですからね。

(『18世紀は資本主義自由義を生み、19世紀は社会主義を生んだ。20世紀はファシズムの時代である。
新しく生まれた生命と躍動感に溢れた思想と、ホコリをかぶって後は老いさらばえるだけの思想、
新しい思想が古い思想に勝利をもたらすのは必然である』

このようにムッソリーニ自身が述べています)

と言っても、私はプレミアムじゃないので編集したくてもできなかったのですが。
ですから、わざわざ編集していただけた>>1さんに感謝申し上げます。

ムッソリーニを高く評価していた人物は、有名所でもかなり多かったですからね。
ヘンリーフォードゴーリキー、パレートディズニーガンジー、エズラ・パウンド、ファン・ペロン
最終的には対立しましたが、あの世界的に有名な揮者、トスカニーニもファシスト党員だったわけです
👍
高評価
0
👎
低評価
0
4 ななしのよっしん
2011/05/06(金) 21:14:04 ID: m9gatGbfib
いつか記事を作ろうと思っていたが、作った方本当にです。
この人の評価は難しいな。正直毛沢東のように功罪半ばするとは思うけど…
👍
高評価
0
👎
低評価
0
5 理性全壊
2011/05/08(日) 04:31:56 ID: S+Jg7ESaQX
>>3
ムッソリーニを高く評価していた人物は、有名所でもかなり多かったですからね。
ムッソリーニファシズムを提唱した時代に民主主義がどれだけ失望させられて
いたかってのがそこに名を連ねた著名人物語ってる気がしてなりませんね。

>>4
>正直毛沢東のように功罪半ばするとは思うけど…
日本的な言い方すれば「勝てば官軍」なんですよ。
晩年射殺されて逆さ吊りなんて非業なに会ったムッソリーニは、まあ政敵の暗殺
くらいの事はしたかもしれないが、一般国民虐殺などは聞いた覚えもいにも
かかわらず現代歴史では悪者扱いされ、自2000万~6500万を殺した毛沢東
英雄扱いですからね、人の評価なんてアテになりませんよw

ま、間違いなく第二次大戦に枢軸側に乗ってしまったのは大失敗だったかと。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
6 ななしのよっしん
2011/05/08(日) 09:18:57 ID: 0JiNVT2iO6
>>5
ムッソリーニファシズムを提唱した時代に民主主義がどれだけ失望させられて
>いたかってのがそこに名を連ねた著名人物語ってる気がしてなりませんね。

その通りです。
そもそも「民主主義は絶対的な善」なんて思ってるのは戦後日本だけだと思いますよ。
ヨーロッパ政治思想史では、「絶対王政」や「全体主義」と同じくらい「民主主義」にも強い警心を持つのが普通ですから。
古代ギリシャ民主制の落、もしくはナチスドイツの躍進を見れば、「民主主義の危うさ」は嫌でも分かりますしね。

例えば、アメリカ大統領選挙は民衆の直接選挙ではありません。
民衆は「選挙人」を選ぶのであって、選挙人大統領を選ぶという間接民主制を採用していますね。
ウィキに書いてありましたが、100年くらい昔まで、アメリカは「上院議員」もまた選挙の対外でした(建から100年以上)
イギリスには「貴族院」が未だに存在し民衆の選挙など関係しないのは有名ですね。

このように、ヨーロッパの知恵としては、民主主義をも制限するという考えなんだと思います。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
7 ななしのよっしん
2011/05/11(水) 20:50:27 ID: TK+DBZ7tsF
公文庫「世界歴史」14巻によると

ドゥーチェの一番の好物は果物で、も食べた。
は食べず、も控えめ。飲喫煙もしない。

水泳ハイキング好し、飛行機の操縦もできた。
また、フェンシングで5度決闘している。

とのこと。やっぱりドゥーチェ
👍
高評価
0
👎
低評価
0
8 ななしのよっしん
2011/05/25(水) 01:22:00 ID: 0JiNVT2iO6
ムッソリーニを受けた人一覧

・ヴィニフレート・パレート(「パレート法則」の発見者)
ジョルジュソレル(英単シンジケート」のサンディリズムの産みの)
アンリ・ベルグソン(エランヴィタール(躍動する意思)で有名な哲学者)
フリードリヒニーチェ(最近、日本でもベストセラーになったよね)
ダンヌンツィオ(三島由紀夫が尊敬した愛国詩人)
マッツィーニ(イタリア統一運動)
マリネッティ(芸術家の集まり「未来」の創始者)
オズワルド・シュペンラー(「西洋の落」の著者)
ダンテアリギエーリ(「神曲」の著者)
・ヴィクトル・ユーゴー(「嗚呼情」の著者)
マキャベリ(君論)
・ギボン(ローマ帝国衰亡史)
エミール・ゾラ(私は弾劾する)
・ジョズエ・カルドゥッチ(イタリアを代表するノーベル文学賞詩人)
バブーフ
・イマニュエルカント
・ハーバート・スペンサー
ジャンジャック・ルソー
ジュゼッペ・ヴェルディ
・エドモンド・アミーチス(子供向け文学の名著「クオレ」の著者)
・チェーザレ・バッティティ(「未回収のイタリア回復運動導者)
👍
高評価
0
👎
低評価
0
9 ななしのよっしん
2011/05/26(木) 19:54:46 ID: 0JiNVT2iO6
👍
高評価
0
👎
低評価
0
10 ななしのよっしん
2011/06/02(木) 18:45:58 ID: wY0Do8piUj
ラヴクラフトムッソリーニは偉大だがヒトラーは劣悪なコピーだと
っていたそうな。まぁ民主主義っていうのは北欧みたいな人口少なめ
国家なら上手くいくんやない? でも北欧社会民主主義って徴兵制なんやけど。たいてい民主主義って徴兵制奴隷制とワンセットになってるね。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
11 ななしのよっしん
2011/06/03(金) 21:42:17 ID: S+Jg7ESaQX
北欧みたいな人口少なめ国家なら上手くいくんやない?
暴論覚悟で言えば、人口10人ので過半数6人の意見が通ればOKってなら
たった4人にちょっとんでもらうだけで済むって話だが、これが人口1億
なら49999999人もの人間飲ませるって訳だ。
これって1人の独裁者の命99999999人が従わされるのとそう対して
変わらないっても思えちゃうんだよね。

独裁だろうが民主制だろうが、TOPに立つ人間民の為の政治をやって
くれるかどうかで幸福にも不幸になるのもどっちも同じ気がするんだよね。
👍
高評価
1
👎
低評価
0
12 ななしのよっしん
2011/06/04(土) 21:10:52 ID: 0JiNVT2iO6
>>11はとても鋭い。
実際、ムッソリーニの伝記を読む限りでは、
ムッソリーニは「独裁者」になりたくてなったわけじゃなかったみたい。
ムッソリーニは1922年のローマ進軍によって独裁政権を築いたわけじゃなく、
社会党共産党以外の政党から優れた専門を集めた連立政権だったという点。
ムッソリーニの連立政権の持ちかけはとても面いやり方だったみたい。

日本でも当時のイタリアでも「連立政権」と言えば、他政党の中の偉い人を引き抜くのが常。
でもムッソリーニは、「学者」や「専門」など実務は高いが必ずしも党内の地位は決して高くはない人物ばかり大臣に引き抜いたらしい。

ある国民党の若手国会議員が、ムッソリーニから「次官を引き受けてもらいたい」と頼まれた。
彼は当時34歳の若者で、当然一人じゃ決められないので、

「党内の者と相談いたしましてお返事させていただきたく……」

と答えると、ムッソリーニく。

『私があなたに入閣をめるわけは、あなたが"あなた"だからです。
あなたの党の為ではありません。』

結局、34歳で政務次官に任命されたこの若者は、のちにイタリア共和国大統領になった、ジョヴァンニグロンキだったりする。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
13 ななしのよっしん
2011/06/11(土) 15:53:00 ID: wY0Do8piUj
民主主義ベストやないけど一番マシ政治体制だってかが言ってましたね。もそう思うし、だからこそ二院制と三権分立確立されたんだろうなぁって。強いリーダーシップ民主主義っていうのは決して矛盾するものではない、と思う(そう思いたいのかもしれん)。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
14 ななしのよっしん
2011/06/11(土) 18:39:33 ID: TK+DBZ7tsF
民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが。」
と、ドゥーチェハゲ友人(チャーチル)が言っております。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
15 ななしのよっしん
2011/06/18(土) 17:50:28 ID: wY0Do8piUj
はまぁ民主主義には失望してるけど絶望してわけるではないんですよ。
も独裁国家に住みたいなんて思わんだろうしね。それに、逆に考え
たら多数の半分に愛国者の議員が通れば日本はよくなるわけです。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
16 ななしのよっしん
2011/06/18(土) 18:09:24 ID: vGZ/ziD5jI
イタリア政治家で、マフィアを壊滅寸前にまで追い込んだ一の人物
👍
高評価
0
👎
低評価
0
17 ななしのよっしん
2011/08/27(土) 12:29:24 ID: Jfo4AeUPjB
>>15
プーチンの様な、民の利益になる政策実現を果たす独裁者ならともかく、スターリン毛沢東ポルポトと金日成一族の様に民を抑圧する独裁者の方が多いから、有権者に選択肢が提示されるだけでも民主主義の方がマシかも?
👍
高評価
0
👎
低評価
0
18 ななしのよっしん
2011/10/13(木) 05:56:01 ID: fguptepfwL
イタリアの場合、日本ドイツとは結構事情が違うからな
安易にだまされてますたというと、おまえら20年も馬鹿なのwと言うことになるし、そもそもファシズム議会で正規の手続きをもって解任なんだよな。
戦後普通ファシズム体制下の役人が、体制に関わっていたくらいじゃ職追放とかにも成らないし
👍
高評価
0
👎
低評価
0
19 ななしのよっしん
2011/10/21(金) 15:49:52 ID: Jfo4AeUPjB
>>18
イタリア蝙蝠外交で最終的に戦勝の側に立ったので、最終的に敗戦国だった日独と扱いが違うのも当然だが、イタリア民から三行半を突きつけられた国王陛下(笑)

ムッソリーニの権握を手助けした王制を否定するのは、イタリア民なりのケジメなのかもわからんね。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
20 ななしのよっしん
2011/10/22(土) 19:22:20 ID: S+Jg7ESaQX
第二次大戦までのイタリア植民地でもあり、つい先日、あっけない末路を迎えた
リビアのカダフィを題材にすると、カダフィ政権のリビアってのは民の識字率は
アラブアフリカでもトップクラスだったり、産でなおかつ社会主義国って事も
あって食糧や生活消費品の価格が先進国よりも安かったりと日本に住む私らより
うらやましく思える面もあるわけだが、それでも今回の件のように反乱が発生し、
カダフィはあえない最後を迎えたってのは、リビア国民は好きな事を、好きなように
自分の思い(想い)をれる「自由」がかった。これが全てだったようにも思えるわな。

そういう事を踏まえると、>>14チャーチル発言のように好きな事を好きに発言できる
だけ民主主義100点満点の政治システムじゃないけれど“まだマシ”なシステムだって
事だわな。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
21 ななしのよっしん
2011/10/23(日) 20:07:33 ID: 0JiNVT2iO6
>>14チャーチルの言葉を勘違いしている人が日本人には多いけど、
チャーチルは「民主主義素晴らしい」って賛美してるワケじゃないからね?
全くの逆で、チャーチルは「民主主義最低政治制度」と非難しているの。
英語とは、言や文法的に「結論」を最初に持ってくる言だよ。
つまり「民主主義は最悪だ」がチャーチルの言いたい事なの。

そもそもワイマール憲法の「民主主義」条項をフル活用して権握し、
またザールやオーストリアを民衆投票で併合したヒトラーを見ていたチャーチルが、
民主主義」体制を手放しで絶賛するわけもないわけで。
それにチャーチルは何度も選挙に落選しているし、
ロシア革命直後には「ソ連を倒せ」とし、第二次大戦前にはしつこく「ナチスドイツを倒せ」としていたのに、
イギリス民は全くチャーチルの言葉にを貸さなかったばかりか「戦争屋」とあざ笑っていた。
そんな個人的な経験も持っているチャーチルが、「民主主義は最高だ」とか思うはずがないの。
日本人は意識的なのか意識的なのか、必ず無視するけど。

チャーチルが言いたいのは、
民主主義は最悪の政治制度だが、他の政治制度にもっと良いのがいからやむを得ない」
という事だよ。
この「やむを得ない」というか、民主主義という制度に対する強い不信感を知らない人間には、チャーチルのその言葉をってもらいたくない。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
22 ななしのよっしん
2011/10/24(月) 06:57:10 ID: 0JiNVT2iO6
>>19
あれはエマヌエーレ世がアフォだっただけの話
エマヌエーレの子、後に最後の国王になる人はなかなか優秀で人気があったらしいぞ

それに、国王制度に対する投票については今でも「不正投票」が疑われている
当時はムッソリーニを討ち取った共産党の絶頂期で、共産党がイデオロギーのために投票結果をねじ曲げたと専らの噂だ
そもそも選挙結果は拮抗していたしな
イタリア人の二人に一人は「国王責任なし」と考えていたはずだよ
👍
高評価
0
👎
低評価
0
23 ななしのよっしん
2011/10/27(木) 16:39:54 ID: Jfo4AeUPjB
>>20
独裁国家較として方が挙げたリビアと別に北朝鮮較してみると、リビア国民は大抵の人が食うに困らないのに対し、北朝鮮民は食うに困り脱北する人が続出するわけで、
カダフィはリビア国民の不満のガス抜き失敗したのに対し、金王朝北朝鮮民が自由を要する以前に、生命の危機に追いやることで反抗の牙を抜く統治手法を選択していると考える。

>>22
エマヌエーレ3世がローマから逃げ出した時点でウンベルト王太子に譲位していれば、確かに投票の結果は王制維持になったかもしれないね
フランコ独裁から王政復古に結びつけたスペインの様に、王室のちょっとした立ち回り次第で、君主制から共和制への移行もしくはその逆という事例は出来上がるんだろうなと想像

イタリア民が、エマヌエーレ3世に責任があるか々を論じる場合、国王が立の立場である『君臨すれど統治せず』を守っていたか否かで立場が分かれ、イタリア共産党ら左責任ありと断じていたのかなと想像
👍
高評価
0
👎
低評価
0
24 ななしのよっしん
2011/10/28(金) 03:21:15 ID: 0JiNVT2iO6
>>23
ムッソリーニ読したマキャベリは言ってますね。
「君されるより恐れられろ」と。
金正日にあってカダフィになかったのはそれかも知らんね。
リビア人には悪いこと言ってるのはも承知だけど。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
25 ななしのよっしん
2011/10/28(金) 03:44:09 ID: 0JiNVT2iO6
エマヌエーレ3世はなぁ、らが昭和天皇べるとかなりしゃしゃり出まくっていたんだよなぁ。
パッと思いつく限りでも、
1、いわゆる「ローマ進軍」の時、ファクタ内閣の提出したの要を却下
(当時のファシスト党は、まだ軍と戦えるだけのかった)
2、ヒトラードイツオーストリアチェコを併合したのを見て「時代遅れのスイスを併合しよう」と提案
(ムッソリーニが拒否、代わりにエマヌエーレの領土欲を満たすためにアルバニアを攻めることに)
3、ドイツ軍西部戦線での破の勢いを見て、ムッソリーニに参戦を督促
(今じゃなぜか「逆」になってるけど)

ムッソリーニんで見えるほど、エマヌエーレは戦争好きだったのが事実

第一、ムッソリーニって軍の揮権は与えられていない。
統帥権はムッソリーニが失脚するまでエマヌエーレが握っていた。
イタリア軍ヘタレっぷり」をムッソリーニのせいにする論者は間違ってる。
ヒトラー作戦の細かい所まで口出ししていたドイツと違い、
ムッソリーニイタリアは、国王の統帥権の下に本職の軍人たちが自由勝手に作戦を立てていた。
ムッソリーニは軍の作戦に「提案」くらいしか出来なかった。
(提案が無視されることもしばしば)

最近イタリアでは「ムッソリーニって実は独裁者じゃなかった」という話もチラホラ。
多少「強権的」だったに過ぎない、導者じゃないかと。
ヒトラーとかスターリンとか金正日毛沢東なんかにべたら独裁してないからねぇ。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
26 ななしのよっしん
2011/10/28(金) 17:48:00 ID: Jfo4AeUPjB
>>24
>「君されるより恐れられろ」と。

国家政体維持及び、民各階層の分断統治という意味で、この言葉を実践しているのが金王朝です(ただし、エリート階層の平壌市民以外は民総貧困
カダフィに関しては、『衣食足りて礼節知る』とは違うけど、リビア国民を餓えさせる金王朝的な政策を取らず、かつ欧議会民主主義へのアンチテーゼの立場を取りたかったのであれば、ロシア連邦シンガポール的な議会政治を実現する必要はあったんじゃないかな?
民を餓えさせないのは導者として重要なテーマだが、最低限の生活が成り立つ民がめるものに対する認識及びガス抜きカダフィ大佐は甘かったと思うし、隣チュニジアエジプトがあったとは言え、彼の末路も『政治的敗者の自己責任かなぁ』と思う次第です。(ムッソリーニの末路もカダフィと同じかと思われ)
>>25
あなたの列挙したエマヌエーレ3世の行動は、『君臨すれど統治せず』の内には留まらず、国王政に近いだろうし(専制君主制ではないが)、イタリア国王として政に積極的に介入した数々の事例は、イタリア王室の在り方とは別にエマヌエーレ3世の『政治責任』を発生させたと思うし、彼もその自覚はあったみたいだね。
昭和天皇はご自身の意に反する政府の政策決定にも『君臨すれど統治せず』の原則により、一部の例外を除き基本的には異論を唱えられなかったが、エマヌエーレ3世と同様の行動昭和天皇が取られた場合は、史実よりも重い政治責任』が発生したと思う。

あなたの列挙した独裁者スターリン以外いずれも国家元首だったし、アンネスク政権(ミハイ1世は徴)や、国王不在の摂政ホルティべると、確かにムッソリーニ独裁者としての権基盤は弱かっただろうね。(強権政治家としては十二分な権だと思うが)
政府軍の統帥権に介入できないという意味で、イタリア大日本帝国憲法の制度設計に欠陥があったと思うが、ムッソリーニ自身はドイツ衛星である『イタリア社会共和国』の国家元首に担ぎ出されたので、カダフィと同じく悲惨な結末も「政治家としての自己責任」かなと考えます。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
27 ななしのよっしん
2011/10/29(土) 21:16:42 ID: 0JiNVT2iO6
>>26に大筋では同意なのだが、一つ看過できない発言があったので。

政府軍の統帥権に介入できないという意味で、 イタリア大日本帝国憲法の制度設計に欠陥があったと思う

こういう論者日本人に多いけど、これって人類の歴史の経験を何も解ってない人の発言だと思う。
戦前日本にも「シビリアンコントロール」という単概念はあった。
でも、民のほとんども支持しなかったんだよ。

当時の日本人ならでも知っている人物として「楠木正成」という人物がいた。
として有名だな。
太平記では鎌倉幕府を倒すのに活躍し、足利尊氏後醍醐天皇に反乱した後も何度も足利尊氏を苦しめたとある。
でも足利尊氏武士からの支持が厚く、九州を蓄えて50万と言われる兵を引き連れて再び京都に攻め上がってきた。
楠木正成は敵は大軍であるからと後醍醐天皇京都から比叡山への避難を進言。
わざと足利尊氏軍を京都に入れて四方を塞ぎ、「兵糧攻め」にしようと提案した。

しかし楠木正成の提案は、戦を知らない卿たちによって却下された。
楠木正成は50万の敵に正面から突っ込む羽になり戦死した。

戦を知らない卿が、黙って楠木正成の言う通りにしていたなら足利尊氏勝利かったし、あわよくば一網打尽に出来たかも知れなかった。
こういう歴史があるから、シビリアンコントロール人気がなかったんだよ。

今の民主党政権にも「防衛や安全保障などについて何も知らない」などとするド素人防衛大臣がいるけど、
もし有事になった時、ド素人大臣が何をやれるってわけ?
シビリアンコントロール(キリッ)」と自画自賛してるけど、素人揮してれば良いってもんじゃないでしょ。
楠木正成に限らず、素人ヒトラーの思いつきに引っかき回されたドイツや、
有能将軍更迭粛清してはが衰退するという歴史を持つ中国歴史を見れば、
日本が統帥権を政府に与えなかったのは一理も二理もある理屈だよ。

何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」というだけで。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
28 ななしのよっしん
2011/10/30(日) 14:52:11 ID: Jfo4AeUPjB
>>27
戦術は軍人のものと言う意味で楠木正成々のエピソードは確かに説得があるが、それは中世の話で近代国家として適切かどうかが論点で、それは日本イタリア共に同じだと考えます。
明治期の日本明治の元勲が政府、軍隊の双方にがあったから、大日本帝国政府、軍部の連携は容易だったが、世代交代の後に昭和期となると、「軍部大臣現役武官制」「統帥権独立」を昭和天皇の組閣大命及び、閣僚の人選に対する拒否権を行使したわけだが、
戦場における戦術はともかく、政を政治素人である軍人がを行使できる制度設計としたのは、明治期はともかく、昭和期は機不全を起こしていたと言わざるを得ないかと。
楠木正成は紛れもない武将だったが、昭和期の帝国軍人は官僚化していた違いにも留意する必要があると思うので、それはムッソリーニ政治的思惑にソッポを向いたイタリア軍統帥部も同じだし、東條英機首相兼陸相だけでなく、参謀総長を兼任しないと統帥部の動きを政府がロクに把握できない状況は、の制度設計である憲法の問題に行き着くかと思うのです。(それは、嶋田相兼軍部総長も同じかと)

あなたの下段のレスは、統合幕僚監部が自衛隊の戦術揮、部隊運用に関して防衛相及び防衛次官に対して、軍事の専門として強い意見を言えないと言いたいのかと思ってしまうが、果たしてそうだろうか?(現職の防衛相は専門教育を受けていないヒトラーよりもはるか素人なのに、専門の統合幕僚監部をやり込められるとの根拠がわかりませんね)
戦術は軍人のものだが、戦略を軍人が全て決定するのが適切な近代国家のあり方ですかね?(それは大日本帝国イタリアとも同じ)
👍
高評価
0
👎
低評価
0
29 ななしのよっしん
2011/10/31(月) 19:02:34 ID: 0JiNVT2iO6
三島由紀夫はこう言っています。
「本来シビリアンコントロールとは、軍政にける財政上のコントロールのみを言った。
日本のように人事権まで奪われて去勢され、変節常なき政治家に操られ、党利党略に利用される事ではない」
三島が正しいかどうかは置いときますが、防計画とは、数年~数十年単位で物事を捉え、考えるものです。
それが「与党が変わったから」というイミフな理由で軽々しく変更を要されるのでは、まともな防計画など立てられるわけもありません。
その意味で、軍政に政治家が絡んでくる事の方が問題があると思いますが?
アメリカだって、ブッシュ共和党政権の防長官がオバマ民主党政権に留任されたように、
ケネディ民主党大統領が、前の共和党政権の置き土産であるカストロ暗殺計画を実行したように、
基本的に防省関連、特に計画などには「手つかず」が普通です

あなたの言っている問題は、統帥権の問題ではなく、組織による「秘密義」の問題、「メンツ」などにこだわる性格上の問題だと思いますが?
例えば昭和天皇ですら、大平戦争開戦以来、正確な戦況報告を受けたのは、戦艦大和特攻菊水作戦発動の頃だったそうですね。
よく言われる「大本営発表」は、別に「民だけ」を騙していたのではなく、東條首相昭和天皇ですら騙していたのが事実です。
これは統帥権の問題ではなく、エイズ年金問題と同じ、「官僚の秘密義」的な態度こそが原因ではないですか?
👍
高評価
0
👎
低評価
0
30 ななしのよっしん
2011/10/31(月) 19:17:44 ID: 0JiNVT2iO6
>(現職の防衛相は専門教育を受けていないヒトラーよりもはるか素人なのに、専門の統合幕僚監部をやり込められるとの根拠がわかりませんね)

日本には「背広組」ってのがいますが聞いたことありませんか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%B2%E8%A1%9B%E7%9C%81exit
ここでも書いてありますけど、実際に自衛隊勤務経験を持っている「制服組」には、発言権はきに等しいわけでして。
「これぞシビリアンコントロール」とマスコミ政治家が思っている以上救いようがありません。

戦略を軍人が全て決定するのが適切な近代国家のあり方ですかね?

あくまで三島の言う「財政上のコントロール」が聞いていさえすれば良かっただけの話ではないですかと?
👍
高評価
0
👎
低評価
0