ニコニコ大百科

思えば火星にいた頃から引き返す機会は何度かあったんだよな
大人達を追い出して鉄華団を結成したときとか数人の少年が辞めてたしクランクの言葉を鵜呑みにしてクーデリアを手放すのも選択のうちだった
そう思うとオルガに引っ張られて流されてるのとはやはり違うよな

大戦中の部隊に平和主義者でまともな現代人が送られたみたいな感じだよなこの人

言ってることは間違ってなくむしろ正しいんだけど、相手からしたら感情を優先したい状態だからただの正論なんて聞きたくもないだろうし

大人が「子供は戦うべきじゃない」と考えていても、当の子供たちはこれまで「戦うことが当たり前」の世界で暮らしてきちゃったからな
少年兵って、平和になっても日常生活に溶け込めないそうだし、残念ながらもはや手遅れなんだろうな。鉄華団は自分たちから戦う道を選んだわけだし、もはや大人の想いなんて届かんだろうさ

この人の最大の過ちは、鉄華団に対してあまりにも無知だったことだよな
だから仲間（家族）を殺された子供たちの痛みも、やられっぱなしで居ることの苦しみも分からなかった
抵抗すら許されず毎日毎日難癖着けられては殴られ蹴られ、挙句笑われるのが当たり前だったのがようやく「生きる権利」を勝ち取って、それなのに大切な家族殺されても黙って耐えろとか言われたら「何あんたギャラルホルン側なの？」ってなるのは当然なんだよなあ
この人もクランク二尉と同じ「自分の環境と常識に基づく善意が誰にでも通じると思っている」人ってことかね

今の所クランクほどの独善は見せてないけどね

クーデリアもなんだかんだで危うい方向に行きかけてるし、おやっさんやタービンズは危うさを感じ取りつつも不干渉の方針。鉄華団がこのまま潰れるか踏みとどまるかどうかはこの人にかかってんじゃなかろうか。

正直、自分がこの人の立場だったら、鉄華団見捨ててテイワズに帰ってるわ
このままだと自分の身すら危うくなりそうだし
そうせず、子供たちを諭そうとしている時点でメリビットさんかなり頑張ってると思うよ

>>33
この人も「戦うべきじゃない」とは思ってないでしょ
視野偏狭に陥って危うい方向に向かおうとしているからそれを危惧しているだけで

年長者の視点から見れば
メリビットさんは保護者として正しい
ラフタたちは保護者として優秀

例え嫌われても正しい道に導いていこうとする（いわゆる不良学校の先生目線）のと、たとえ間違っていても一緒に歩んでやろう（いわゆる不良仲間の気のいい先輩）ってのはどっちの方が子供たちのためになるのかね

>>40
今の鉄火団を取り巻く環境は例えてる例での環境と違うと思うんだが…
確かにメリビットさんの話は正論だと思うし大切だとは思うが進退窮まった状況をこどもたちのために打破する具体策はない、というか出すのは難しいだろう
まぁビスケットが生きてさえいればここまでヒートアップというか暴走とも捉えられる道に進まなかったかもしれないけど…

年少組のメリビットさんに対する態度がぞんざいで可哀想
特にライドのあの煩わしそうな声音と目付きがそう思わせる

メリビットさんは仇討ちという熱に浮かされて組織そのものに危うい雰囲気が出てきているのを危惧してるんだろうね
年少組はそれをダイレクトに受けて敵を容赦なく潰すミカに憧れ持っちゃってるけど
阿頼耶識無しのMWしかない彼らがそういう方向に行ってしまうのは危なすぎるんだよ…
ちゃんと状況も見えていてその上で子どもたちのことを思って話をしてるんだろうけどあまりに無力過ぎるのが痛々しい

善人なんだろうけど戦場の少年兵にかけられる言葉は持ってない人だな

対案も無く批判だけしても無意味、いやこの人が大金持ちで
今すぐ子供達が全員一緒に安全に豊かに暮らせる仕事を
与えられるっていうなら別だがね？

>>44
銀行部門で働いてた一般的な感覚で育った人に、非一般的(火星では一般的だが)かつ一種の洗脳状態になってる少年兵に対する言葉を求めることが酷では？
むしろ無謀な特攻作戦で人も物資も着実に少なくなってきてていつ自分の命が危うくなるかも分からないという状況で、それでも子供の手当てし続ける(他に出来る人もいないのもあるけど）メリビットさんは偉いよ

そもそも劇中でも(鉄華団は)間違ってるのに何もいえないって言ってるし自分の考え方がただの理想論であることはメリビットさんも分かってるだろうしな
間違いを受け入れられない大人(メリビット)と受け入れた大人(雪之丞)の対比がよくできてる

今回一番凄惨に見えたのはメリビットさんのスーツが汚れていたことだった

間違いを間違いと言える人は大事だし必要
ただ正論で救えるような状況じゃないからね鉄華団

理想論だとわかっていても勇んで死地に向かう少年達やそれをやらせるしかないオルガを見て言わずにはいられなかったんだろうな
手当しても死んでいく子達を何人も見たんだろうと思うと

メリビットのいうことは正論だけど、
鉄華団のメンバーが納得させられるのは無理だろう。
ビスケットが死んでギャラルホルン許さねえって気持ちになってるわけだから。
彼らに危険を及ばせずに、ギャラルホルンに打撃を与える方法は現時点でないわけだし。

現状では無力だがあの理性がいつか必ず必要になる
そんな気がしてならない

ある意味、オルフェンズの物語で一番重要なキャラだな。
オルフェンズで描いてきた鉄華団の今までを見ると、彼らを止められないとも思う。
でも、やっぱり少年兵が命を投げ出していくのは間違ってるよ……
と、いたたまれない感じになる視聴者からすると、メリビットさんへのシンクロ感がすごい。
これ、メリビットさんっていう視点が無いと、陳腐な「悲劇」って扱いにしかならなかった気がする。

メリビットさんが叫んでも流れは変わらない。
でも、引き返せなくなった人達にとって、決して無意味なものではない筈。
泣いているシーンで、オルガやクーデリアを映したのはそういう意味だと思うんだよ。

>>50
ギャラルホルンを叩く以前に、生き延びるために行動するにも、
蒔苗のじいさんを議会に送り届ける仕事を完遂する以外に鉄華団に残された道がないってことの方が問題だろう。
引き返すにも安全に帰る方法がこの時点でもない。
だからこそメリビットさんも「もう何も言えない」んだ…

>>52
でも子供が命を投げ出すのが間違ってるって言うのは遅すぎる気もするんだよな
もともとPMCとして活動していくってことは、オルガの言ったように命を金と引き換えにするってことなんだし

>>55
そこらへん自分でも解ってるから「何も言えない」なんだと思うよ。
メリビットさんもオルガを説得できると思って訴えた訳じゃないだろうさ、言わずには居れなかったってだけ
そこらへん察してるからおやっさんは双方に優しいんだろうし

>>52
おんなじようなこと思ってる人がいるもんだなぁ。
彼女がああして悲痛な叫びを上げ続けてくれるおかげで今作の話に深みが増してるように思う。

正義の反対はまた別の正義なんてちょっちクサい言葉があるけど、なんというか今作に関しては（鉄華団とギャラルホルンの）どちらにも正義は無いみたいな描写をしてるように思えてならない。

今作は本来あったはずの戦争の目的が
身近な人間を殺されることによって
誰も彼もが復習に染まっていく感じだから、
身近な人間を殺されて戦いを退く選択を提案したビスケットと
身近な人間が作中に出てきていないメリビットと
身近な人間を殺されても戦争の目的を見失わないマッキーは
シナリオ上結構目立つよな。

正直邪魔、一人だけずれた事言ってて目障り

彼女がいないと作品自体がテロリスト肯定・少年兵肯定みたいに誤解されかねないからねえ
言い換えれば彼女がいるおかげで「オルフェンズ」は作品として作者の意図通りに完成する