ニコニコ大百科

久々の新規さん達
にしても今ユリ熊嵐を見るって時期的に劇場版スタァライトを見た流れなのかなぁ？と勝手な妄想

最終回見ました

ドンデン返しといい、ほんと綺麗な作品だった
ただ最後は解釈しだいでメリーバットエンドとも、神による救済ともとれる作品でしたね

ある意味で宗教的な価値観の作品なのかな？
人生とは試練であり、その困難な試練に立ち向かう話と解釈しておきます
結局革命を起こす終わり方かと思ってましたが、現世はまだ何も変わっていなかったようですし……

しかし、明らかに価値観が変わった子も最後に現れた
もしかしたら、１２話全てがプロローグだったのかもしれないと私は思うことにします
結論的に、私は新しい神様の生誕の話だったと解釈することにしました

>>662
良い感想です、大体あっているかと。

「価値観」という言葉に特に惹かれたのでユリ熊作中の「スキ」と似たような言葉だと勝手に解釈して話します(イクニさんもコメンタリーで価値の話を熱く語っていたし)
スキとは「人と熊は異なる生き物だとしても友達になれる」という価値観みたいなものでした。
そしてスキは「人と熊は友達にはなれない」透明な世界では受け入れられない価値観です。

神様の生誕ですか・・・撃子さん始めスキが己の内にある透明な箱の中で眠っていたヒトの視点ではクマリア様の降臨が「生誕」と映ったとも受け取れるかと思います。
ですが11話でクマリア様を失った熊の銀子にとっては「再誕」だと思います、思い出した紅羽にとっても。多分メカこのみにとっても再誕だったかと。
また８話のユリーカ先生の学生時代は壁も無く人と熊が普通に友達になれる世界でした。物語の通り断絶の壁ができる以前はクマリア様が普通に居たのです。

ですがクマリア様は失われスキももう二度と戻りません。熊と人はもう決して友達になれないのです。
だから紅羽は最後に鏡を割り熊になって銀子ともう一度友達になりました。

「人と熊は友達になれない、けど命を失う覚悟で自分を変え、生きる為に罪を犯した銀子を許しそのスキ(欲望)を認め大切にすれば友達になれる(かもしれない)」・・・これが純花が実践し教えてくれた新しい本物のスキ。
だから「再誕」だけでなく神様のアップデート「進化」と言った方がより正しいかもしれませんね。
再生と進化、「目覚め」にはその二つの意味が込められていると監督も言っていたそうです、キャラデザ担当の森島さんの漫画板ユリ熊嵐によると。
漫画版もアニメと違っていて面白いですよ。

スキで革命を起こすにはまず世界中の人々の中にあるスキを目覚めさせなければならないので大変でしょうね。
でも撃子のようにスキに目覚めた生き物が増えたなら
銀子と紅羽が証明した本物のスキに世界中の人々が共感し承認して世界も変わっていくというものです。
最後のクマリア様の台詞「世界はあなたのスキで目覚め変わっていくものですから」の通りね。


あれこれ考えていたら遅くなってしまいました
でも自分とちょっと違う感想を自分の感想と照らし合わせていくとユリ熊嵐という作品をもっと深く知れて楽しく嬉しいです。

>>663
丁重な解説を、ありがとうございます
もう少し考察サイトやアニメの再視聴をして、いろいろ考えてみます
まだまだいろいろと、世界観の考察が捗りそうです
ちなみに私が新しい神の生誕だと思ったのは、屋上で二人が撃たれた後にクマリア様の元へは行かなかったから、そう思いました
理由としては、クマもヒトも本来は互いに命を脅かす存在であり、
裁判においても、クマが人を食べるのは罪ではないと言っていました
そして透明の人達は、クマから人を守るために戦ってた存在なので明確な悪ではありません
互いにスキが無かっただけで悪ではなく正義と生物としてのごく当然だと思いました

ですがクマと人を超え、互いに歩み寄ることを望んだ二人は決して悪ではありませんが既存の天国では受け入れられるのでしょうか？
クマリア様はそんな二人の魂が救済できる場所として、
そして種族を超えたスキを育んだ者達を導く者として新し神様に魂を昇華させたのではないかなと……長文失礼しました

>>664
紅羽と銀子がギリシャ神話の物語の一つのように神になった、って感じですか。
るるとみるんが読んでいた「月の娘と森の娘」からそんな解釈もありかもしれませんね。
人と熊が断絶された世界で友達になるにはどうすれば良いか？を導く概念。
読む側からすれば絵本に登場するクマリア様、月の娘、森の娘の3人に差は無いかもしれません。
絵本は破られたので後世に伝えられる生き物は撃子しかいないのが大変でしょうが。

ギリシャ神話の熊に関するお話でもカリスト(母)がアルカス(彼女の子)に射殺されそうになった時
ゼウス(父であり神)が天にあげ熊の星座にした物もあります。
非現実的な部分があり人物関係が複雑でどこに教訓があるのか私には分かりかねますが
熊は恐ろしく人間にとって排除の対象という点や
熊が元々人間だったという真実に子供ですら気づかない点など探せばユリ熊嵐との共通点はあったりします。

・・・星座になるのと新しい神様として魂を昇華するってのは「似たようなもの」と言えますかね？
独りよがりにならないよう頭をひねって考えてみたのですが。

私こそ長文すみません
ユリ熊嵐を語りだすとどうも長文になってしまいますが、長文でなければ伝わらない事もあるかとも思います。

ユリ熊嵐を見て百合好きになったので思い出深い作品

ユリ熊の百合良いですよね～
私は6話の紅羽と純花のベッドシーンが特にスキだなぁ・・・
エロいのに泣いてしまう、純花とキスする為なら自分の命すら捨てると約束する紅羽とそれに感化される純花が。

あれが描けるイクニさんならまた成長して
もしも私の好みとは違ったとしても素敵な作品を出してくれるんじゃないかってずっと思っていられるなぁ。

透明な嵐って言葉を使われてるからよくわかないけど
SNSの描写というかイメージ映像からみるに集団による抑圧なんやな。排他的にして思想を一つに囲って固める。
そして個人はなくなり透明に・・・・。ってことか・・・。

郷に入って郷に従え

この言葉が悪いという訳じゃないけど自分を見失うな。
自分のもつ価値を大切にしろ。
自分の想い＝好きを信じれば叶う、ホンモノの自分になる。
そう言いたい訳なのかな・・・。

>>668
信じるだけでなく行動に移さないとね。
箱に入れたままだと世界から見たら無いのと同じだから。

ホンモノの自分になる、って作中で言ってたようには私には思えなかったけど
本当の自分は誰かに見つけて欲しいよね、きっとキスをあきらめない生き物は皆そうだろう。

劇場版スタァライトで衝撃を受ける→古川監督に師匠がいてかなり影響が濃いらしい→幾原監督の作品を観てみようと思ってピンドラ見終わってウテナ見てる最中に、気分転換にユリ熊嵐みてみたら完全に引き込まれてイッキ見してしまった上にラストで号泣してしまった。アニメでこんなに泣いたの初めてだわ。

ああ気持ちが納まらないわ。やり場のない感情というか、オタクがよく言うしんどいってこういう気持ちなんだな。スキがキスになる場所に行ったあとも星を行き来して色んな人と会えてたらいいな。ずっとあそこで二人っきりってなんか怖いし。それともしばらくしたらスキになってまた地上に降り注ぐのかな。

いいぞ　もっとスキを吐き出せ

なんかやってたし絵柄好みだったから流し見してみたけど
なにこのマジックマッシュルームとマリファナとアヘンの合成麻薬5トン食った人間がスピリタス1リットル一気飲みして3分で作ったような意味不明と気持ち悪い以外の言葉で表せないアニメ
シルバーリンクの黒歴史か？

初見の時はよくわかんなかったけど、しばらくしてから気が向いて見てみたら、先をある程度知ってるとキャラクターの行動の意図が見えてきて面白かったなぁ
スキなんだけどそれを表に出せないもどかしさよ

ウテナ一挙あるのか
ユリ熊も一挙やって欲しいなぁ

クマの出没が話題になる今見たいアニメ

当時見てたけどよく分からんくて8年経った今なら少しは理解できると思って見返したけどよく分からんかった

理解できかった箇所を書いてくれれば私の一解釈で良いなら何でも答えたいと思うけど。
ユリ熊なら一度すべて理解したつもりなので。


>>676
壁を作ったイスラエルとパレスチナが戦争してる今でも通用するアニメだからなぁ、ユリ熊嵐は
宗教や価値観の違う者たちが争い繰り返してきた人類の歴史みたいなもの。

そんな嵐の中で自身のスキが本物だと証明し他者に承認されるには
その身を他者に委ねなければならない。

ハマスごとパレスチナを滅ぼす事が「ユダヤ人のスキ」だと私達からは見えてしまうが
それが本当に彼らが信じる神様に報いる行為なのだろうか、そんなものを私達は承認出来ないし
それは逆にイスラエルに戦争をしかけたハマスが信じるイスラム教へのスキも同様に私達は承認出来ない。
そういうものだ、と私は思っている。

今更だけどタイトルは三毛別羆事件を元にした羆嵐って小説から取られたんだろうな

熊の習性を周知されてなかった時代の悲劇の話やね。
いつの時代も異なる他者と共存するには
先ずその他者を理解しようとする気持ちを忘れてはいけない。

熊は火を恐れないし一度手にした獲物に執着する。
そうやって熊を理解し距離間を保って共存していけば争いも減るのだが
たまに惑星クマリアが爆発して熊が一斉決起してくる事もある。
騒動がひと段落したらプロが原因を探ってくのだろう。

ユリ熊嵐は世界観まで理解しないとよく分からんよなぁ。

基本、意味不明なシーンはスルーするしか手はないだろうが
作品を理解してく手始めの一つとして
絶対に見逃さず疑問に思わなければいけないシーンが一箇所ある、と私は思ってる。

それは7話の最後、自宅前で紅羽が「人間の銀子」を見つけ「昔友達だったあの娘」だと思い出すシーンで
視聴者はここで「紅羽が異常だ」と不思議に思わなければ理解にはつながらないだろう。

紅羽が昔友達だったのは其れまでの話通り「熊の銀子」
なのにどんな記憶の思い出し方をしたら「熊を人間だ」と錯覚してしまうのか？

その理由は11話で明かされる真実に関連すると気づき、世界観と人間関係がこうなっていたのかと理解していくにつれ
ユリ熊嵐の奥深さに当時衝撃を受けたんだよな、懐かしい。

今更ながら百合目当て全部見た
やってることは小難しいロミオとジュリエットなので
百合描写に抵抗が無ければ誰にでも受け入れられると思う

問題は無駄に難解すぎ
段階的に情報を開示していく脚本故に仕方ないところもあるだろうけど、
裁判周りの描写が冗長で意味不明　その癖クマが人になるシステムのかなり重要なところを占めてるせいで、
ココを受け入れられなかった、理解できなかった人からすれば全部意味不明な作品すぎる

この辺の描写をもっとすっきりさせたらいい作品だと思うんだけどなぁ…
百合描写自体が万人受けしないから、やりたいことやった感じは嫌いじゃない…ガウガウ

>>682
裁判が冗長だったかな？
「裁判の長さ」はそれだけ「銀子の葛藤の長さ」と同義で
物語上大切な描写だったと私は解釈してるなぁ。

あなたは愛する人とずっと一緒にいる為に自分の一番大切なスキを簡単に手放せられるか？
銀子のスキはかつて紅羽に貰ったものなのに。
また銀子が紅羽に許されないだけの大きな罪を犯してしまった事も葛藤に拍車をかけていたのだろう。
例え熊の身を捨て人になっても自分は報われないかもしれない。

そして、るるは巻き込めないから情報は伏せざるを得ない。

そんな銀子の心の葛藤がユリ裁判。
裁判の英語(trial)と「これは断絶の壁からの挑戦(trial)です」というジャッジメンズの台詞をかけた舞台装置だと気づいて
銀子のスキを試してる事に気づいていけば難解な部分も徐々に解れてくんじゃないかと思います。

まぁ私も初見の頃はユリ裁判やクマリア様の「あなたのスキは本物？」って台詞は
疑問系で被告人に問いかけてる事すら分からなかったんですけどねｗ


それと「ロミジュリ」は恋人二人の死をきっかけに最後に断絶する両家が和解する話なので
人の世界と熊の世界が断絶したままのユリ熊嵐とは違うんじゃないかなぁ？、と私は思う。
変な毒薬も出てこないしｗ