ニコニコ大百科

アザトースもヨグ＝ソトースに内包されていつつ
ヨグ＝ソトースは副王だから、真理の王でもある大日如来とはちょっと違うな

ただ、確かに大仏っぽさはあるとは思う
クトゥルフ神話の根っこにあるのはギリシャ神話とダンセイニ卿、エドガー・アラン・ポーらしいけど
じゃあ時空・次元の神という発想はその辺りから来たのか？って考えるとしっくり来ない
ラヴクラフトはサンスクリット哲学や仏教の影響を受けた…かもね

>>30 >>31
大仏が原型ってのは違うと思う。
ラヴクラフトは無神論者だったし、資料や残した手紙を見る限り日本の文化に影響される程は知らなかったと思うし、影響も受けなかっただろう。俳句や短歌、浮世絵については知った上で一定の理解を示してたらしいが。

アザトースやドリームランドのような幻想世界は、世界の神話の神々ではなく、ダンセイニ卿のペガーナの神々に影響を受けてるんじゃなかろうか。マアナ＝ユウド＝スウシャイとアザトースの繋がりとかね。ヨグ＝ソトースは…神秘思想の影響かなぁ。ちなみにニャルラトホテプは自身の夢をそのまま作品にした結果らしい。

書いておいて気付いたけど大仏は日本だけの文化じゃないから
「日本の文化に影響される程は~」の部分はおかしいなw

あとこの神の旧神版もいるんだっけ

仏教よりも、クトゥルフ神話の中核は結構インド神話に影響受けてる所があるとは思う
『「全にして一、一にして全なる者」であり、過去・現在・未来といった時間軸や、あらゆる次元空間も彼の中では同一のもの』なんてまんまブラフマンだし、
そういった宇宙の真理であるブラフマンやシヴァ神を含めた全ての事象は、アナンタの上で眠るヴィシュヌの夢でしかない
ってのもああアザトースだねって感じだし

あと大日如来＝ヨグソトースって上で言ってるけど、
わざわざ大日如来出さなくても如来の時点で既にヨグソトースレベルの超越的存在になってる
仏教は全神話最強といって良いレベルのスケール

もしかして：ヨーグルトソース

>>35
くそっ、今俺がレスしようとしていたレスを書かれた!

「地底の足音」ですね。わかります。

仏教でいうなら虚空蔵菩薩とか

こいつと対になるのがヤード＝サダジだよな
ラムレイの小説じゃ、どっちもそこまで超越的な存在とは描かれていないから、何だけど
ラヴクラフト原作で描かれたヨグ＝ソトースと、それと同じような存在が、宇宙を分け合っている、と考えると中々、面白い

>>39
個人的にヨグ・ソトースという悪神の側面も、ヤード＝サダジという善神の側面も、ランドルフ・カーターが銀の鍵で対面したあらゆるものの「究極の原型」である〈存在〉の側面の一つに過ぎないんじゃねーかなと思ってる
カーターが対面した〈存在〉とウェイトリーが召喚した邪神とでは全然存在が違いすぎるし

ヤハウェは虚空が認識されるために対象である実存と分けたから元々その二つの上位にあるし
＝されるのはどっちかというとヨグさんより名前によって慈悲深く控えめにされてるアザさんだろう

聖母マリアの受胎がヨグさんの仕業だったと仮定
そうすればキリストさんはヨグさんの子→じゃあヨグさんってヤハウェなんじゃね？って解釈なんじゃね？

そもそもヤハウェって呼ばれてる本が見つかれば・・・

そもそもの「ダニッチの怪」のラストシーン、ウェイトリー兄弟のでっかい方が「父上！父上！ヨグ＝ソトース！」みたいに呼びかけるシーンが、
新約聖書にある、磔にされたイエスが「わが神、わが神、なぜお見捨てになるのですか」って叫ぶとこのパロディらしいのよね

>>34
世界はアザトースの夢である、って設定は実はラヴクラフトの原作にはなかったりする
よく言われる設定だが、この設定の元はどこからきたのだろうか？ちょっと気になる
『銀の門の鍵を超えて』の幻想描写は理解できないが凄い

>>44
元ネタはダンセイニのマアナ＝ユウド＝スウシャイじゃないかな
クトゥルフ神話の中で最初にこれを取り込んだのは誰か分からないけど、少なくともカットナーの「ハイドラ」とかには、世界がアザトースの意思によって存在しているとか言う記述があるね

全集5巻でドン引きものの息子が登場したので親のヨグ＝ソトースはどんなおぞましい存在なのかと身構えた初心者を
全集6巻ではカーターにわかりやすい試練と危険の説明、帰るなら今のうちという忠告を与える親切丁寧な神として登場し拍子抜けさせてくる人
未知なるカダスの～のナイアーラトテップみたいに悪意を巡らす事もなく悪い印象はない
なんだかんだ言って日本のクトゥルー作品は善悪設定を採用してる事が多いから邪神の一柱として見られやすいが

色んな設定見てるとこの神って時間と空間そのものっぽいなーって思う
虹の球とか。何というか量子、量子の海って感じ

アザトースが産んだ混沌の上に、時間と空間っていう秩序を持って存在しているから、世界ってものが存在しているのかなーって思った
だからこの神を倒すと世界が消える

つまり、この神は世界そのもの。故に全にして一。

なんて無知無学も甚だしいけどヨグ＝ソトースの捉え方の一つという事で。

アザトース→ズルワーン
ヨグ・ソトース→アフラ・マズダー
絶対神としての立ち位置はこんな感じか

『銀の鍵の門を越えて』の描写を見るに、ヨグ・ソトースは善も悪も超越した究極神って立ち位置っぽいね
ヨグ・ソトースという名前すらヨグ・ソトースの一面に過ぎず、その実態は全ての存在の『窮極の原型』
我々のいる宇宙を含めた全次元、全質量、全時間軸は最上位次元に鎮座するヨグ・ソトースの断面に過ぎず、いわばランドルフ・カーターや旧支配者たちすらもヨグ・ソトースの一部でありヨグ・ソトースを起源とする存在なんだね

ラブクラフトの全集を見る限りだと、ヨグ・ソトースはアザトースすら超越した神っぽい感じがするんだが

>>49
アザトース自体謎だよね
<存在>の原型はヨグ＝ソトースなんだからそれ以上の存在はいらないわけで
あと>>46の通り結構親切で優しいよねヨグ様w

小林泰三の解釈がいい感じにSFのへ理屈使ってて面白かったな

量子論では観測によって物質の状態が確定される
つまり、人が観測したことによりこの世界はこうなったはずだ←強い人間原理
ならば、人を観測した別の存在がいるはずだ
人を観測した存在を観測した存在がry(以下無限ループ)
こうして考えると時間的無限遠に最終にして絶対の観測者がいるはず
その観測者こそがアザトースであり、全存在はアザトースに観測されることで誕生したのではないか
そしてアザトースが観測したアザトースの外部の世界そのもの(全存在含む)こそがヨグ＝ソトースではないか

観測者が格上なのか、世界が格上なのかは各人のお好みで

名前がエロいのでゲスい妄想をしてしまう（ﾊｧﾊｧ

八坂真尋「設定上は時空規模の超越的存在のくせに、地球に来るとご丁寧にダウンサイジングされるし、触っても火ぶくれだの骨の露出だの体組織の乾燥だのの人間が想像できる程度の被害で済むような、案外庶民的なやつ」

あまりに強大、そして超越的過ぎてその力の片鱗さえ人には到底御しきれず、
召喚などによって力の一端が顕現しただけでも人類にとって傍迷惑な結果に終わりがちだから
とりあえず邪神ってことにされている……みたいな印象。

まぁクトゥルフの邪神ってそんなような存在多いんだけど、「銀の鍵の門を越えて」での描写は、
「邪神」なんて呼び方さえスケールが小さいと思えるほどに超越的過ぎる。

ヨグ→世界、宇宙そのもの≒空間および時間
アザ→それを作って存在させているもの≒ビッグバンおよび宇宙外宇宙
ニャル→世界の事象の変化の指向性≒因果律≒アザのヨグ内での具体的表現

>>55
ヨグ＝ソトースが宇宙だとしても、アザトースがその外部というわけじゃない
ヨグ＝ソトースを作ったアザトースもヨグ＝ソトースに内包されている
時間の前後関係がおかしいが、エッシャーの『描く手』みたいなものなんだろう
http://y-kyorochann.at.webry.info/201207/article_7.html

何等かの要因で敵対してしまったヨグ＝ソトースを撃破するために
バイドは作られた。そんな気がしてならない
あっちの設定だけ見ると、普通の戦争に使うのすら馬鹿馬鹿しいほどの過剰戦力だし
生息している星の全ての生き物を殺す、そこまでしないと殲滅できない相手って
ヨグやアザトース以外に想像できない。
それに外宇宙生命体って書かれてるのも気になる

星を滅ぼすだけじゃ旧支配者レベルじゃない？
ヨグ=ソトースは本編で数学も空想も遥かに超越した窮極的で最後の領域、人間の認識の限界に合わせたといわれていたが

ヨグ＝ソトースは玉虫色の球体の集合体と言われますが、この球体の一つ一つが宇宙なのではないのでしょうか？

>>57
ヨグって過去・現在・未来の総合だぞ
過去・現在・未来をどうやって撃破するんだ？