ニコニコ大百科

>>240
外伝も含めるとヤンが絡まないとイゼルローン回廊でも勝率が高いみたいだから、苦手とは言い難いかもしれない
とは言え、一歩取られたというのは少し正確性に欠けるか
ヤンの死後、精彩に欠けるところが有ったのは事実だとは思うし、
ユリアンが相手でも完調ならもっと早く勝つことも出来ていたとは思う

ラインハルトの武術・格闘技のスキルってどうなのかなって考えたけど、『白銀の谷』で愚連隊のボスを押さえた手並みを見てると、個人レベルの喧嘩や白兵戦と大艦隊の指揮統率の間に共通する「戦の法則」（なんなら兵法って言ってもいいかな）を感じ取るってタイプに見える。
用兵家としては努力家タイプだけど、個人戦では天性の勘が働くタイプ。
ただ、達人とか名人というより「喧嘩屋」タイプかもしれない。その場で楽に勝つ最適解を即座に見つけ出せるけど、そのせいで、真の一流に達するための愚直な鍛錬を怠る、って感じかな。

ヤンと違ってラインハルトは幼年学校でも白兵戦についても手を抜くことなく学んだだろうから、徒手空拳でも並よりは上なのは間違いない
キルヒアイスがタイマンでシェーンコップといい勝負をしてた事も考えると天才というのは一理ある
ただ、真の一流に達する熱意もなく、寧ろ軽視していたというのはありそう
オフレッサーに対する評に「石器時代の勇者」が有るのはその表れで本懐は宇宙艦隊戦にあると
理性的な面では白兵戦に一定の理解があるものの、どうしても艦隊戦に重きが行ってしまうと（ラインハルトに限った話ではないが

>>243
まあ足利義輝じゃあるまいし、帝王が自ら武術の達人になる必要はないよな。
とはいえ、ちょっとググっただけで真剣白刃取りができるようになるやつだし、「真面目に稽古に打ち込んでくれたらなあ」とも思っちゃうんだよね。

ベーネミュンデの手下に狙われたりしてたし自分で自分を守れるくらいには強くなきゃいかんと思って訓練もしたんじゃないか

子供の頃は喧嘩してたしそういう気質は二十歳過ぎてからもある
一方俺は流血ではなく知略と精神のぶつかり合いを好むとか考えてるし
戦いが好き、でも暴力沙汰は野蛮と思うようになったんじゃね
姉上の教育もあるんじゃないか、二万年前ならオフレッサーをライバル視してそう

二万年前なら集団での効率的な鹿の採り方とかに熱中するタイプなんじゃなかろうか。
ラインハルトの英雄像って、ようするに「人の上に立ち、自分も陣頭に立ちつつ、上手く戦って所属社会に必要な成果を勝ち取る」ことだろうから。

２１世紀なら『成果』の性質が分かりやすい営業マンから社長に成りあがることを目指しただろうし、20世紀に生まれていればシステム化されてしまった陸軍や海軍よりは、まだ個人の工夫で大きく成果が変わり得た空軍パイロットから成りあがることを目指したんじゃないかな。

オフレッサーとラインハルトが二万年前に生まれていてもやはりラインハルトはオフレッサーを軽蔑していたんじゃなかろうか。
「サルに生まれていれば勇者だったな」とか言ってそうな気がする。

氷河期の終わりとかの時代の境目だったら、オフレッサーが投げ槍で絶滅寸前のマンモスと戦って勇士を示そうとする中、ラインハルトは弓矢を使った鳥の狩り方に熱中しているんじゃなかろうか。あと海洋交易とかで冒険するの好きそう。

ここまで考えて、ふとラインハルトが江戸時代中頃とかの泰平かつ資本主義競争の無い保守的な時代に生まれていたらどうなっていたのだろう、という疑問を感じた。
競争のしようがないんだよね。
上司に贔屓されたり、便利な駒扱いされながら出世することに喜びを見出すタイプではないから、生き辛そうだ。
それこそ、そういう時代であれば、剣術の道とかに生きる他無かったかもね。

姉をとられなければどんな社会でも普通に平和な生涯を送ってたんじゃね?

>>249
その場合、剣術界の制覇というか、兵法の天下取りを目指すんじゃないかな。
「柳生但馬にできた事が俺にできないと思うか？」って具合に。

ラインハルトって人はどういう世界に生まれて、どういう環境で育とうとも、必ず何かに反逆し征服する道を歩む人間なんじゃないかな。

>>249
当時の革新的な剣術新流派の開祖として現代まで名を遺しそう
武家じゃなかったら、貿易流通で成功して後に大財閥になるレベルの商家の初代になったり

平和な時代で生きづらそうなのは
ラインハルトよりもむしろヤンじゃないかなと思う

ラインハルトはくだらんと思ってても幼年学校の義務を完璧にこなしたり頭を下げたりはできるけど
ヤンは慰霊祭で起立を拒否したり「嫌いな相手に高圧的に右を向けと言われたら、損を承知で左を向く」
一般的な精神感覚の有無だとラインハルト＜ヤンだけど
一般的な世渡りスキルの有無だとラインハルト＞ヤンなのは面白いな

>>252
そりゃヤンとラインハルトの置かれてる環境の違いも大きいと思うよ
ラインハルトが生まれた帝国は大貴族の気を損ねただけで一族郎党殺されるような国だからね。しかもラインハルトは姉を助けるために出世を一瞬たりとも止める訳にはいかない。いくらラインハルトでも形式を守るくらいのことはするよ。
一方ヤンが居る自由惑星同盟は、建前上だけでも民主主義と個人の権利が保証されてる国だから、式典を蔑ろにしても死刑にされるわけじゃない。せいぜい本編の査問会みたいな嫌がらせをされる程度。ついでにヤンは軍人家業に辟易してたから、これで恨まれて首になっても、退職するいい機会になんて思ってそうだ。
形式を破るリスクの量が違いすぎる点も考慮が必要だろうよ

ふと思ったが「皇帝万歳！（帝国公用語）」がジーク・カイザーならば、
「くたばれ皇帝！（同盟公用語）」は何と呼号されているんだろう。
…ファ〇ク・カイザーか？

>>254
英語だとエンペラー（emperor）だから、ファ〇ク！！エンペラー！！になるんでないか？

まぁ、帝国公用語から流用してカイザーにする可能性も否定できないが

カイザーはカイザーだと思う。ザ･カイザーというか、大文字から始まるカイザーだろうけど。
ゴー･ヴァルハラとかだとくたばれと尻尾巻いて(首都星系に)帰れのダブルミーニングになるけど、まあ分かりやすくファッキンだろうなぁ

>>256
> ザ・カイザーというか、大文字から始まるカイザーだろうけど。
良いな、その解釈。
ラインハルト時代は「カイザー」といえばラインハルトその人のみを指し、「陛下」の尊称をつけなくても、「カイザー」と呼ぶだけで充分敬意を表現できるって感じになってそう。

ゴー・ヴァルハラもシュプレヒコールとしてはそう悪くないかな。ポプランやアッテンボローも候補に挙げてそう。

ＯＶＡ見てて、ふといつから長髪になったんだろうと思って調べてみたら、
戴冠から地球教壊滅までの１か月ちょいの間で一気に…。

アウグスト一世治世下で、育毛に関する技術が飛躍的に発展したんだよ。
人類は風邪を克服するより早く、ハゲを克服したわけだ(適当

>>257
次の問題は、「くたばりなさい」をどう訳すか、だなぁ……

ova視聴して、個人的に一番かっこよかったのがユリアンが乗り込んできてから対面するまでのくだりだな。直前まで半身を起こすことも難しかったというのに、ユリアンと相対した時には汗ひとつ見せずに相手を試す姿に、彼の生き様と誇りが表れていたと思う。

「来させろ。まだその男は世の元へ到着していないぞ。」

>>260
それわかる。
敵に対しても価値観が中途半端であることを許さないなら、自分自身に対してもそうでなければならない。
とかく欠点や失敗の多いラインハルトだけど、このブレなさは見事だった。

ウルヴァシーでミュラー押しのけて前に出て反乱兵たちがビビるシーンも好き
かっこいい

ラインハルトの戦略は誰でも思い付く程度のものだけど、それを実行に移すスピードが恐ろしく速いから誰も対処できないって意見を見たときはなるほどと思った。

↑ヤンの言葉を要約したユリアン曰く、「戦略は基本、戦術は応用」らしいしね。極端な言い方をすれば、どこかの兄貴が言ったように、時間さえかければ馬鹿だろうが何だろうが行き着く結果は同じなのかもしれないな。

基本だけに、メタ張って対処がしにくいってのもあるかな（ラインハルト一人を倒せば全軍撤くだろうってのは基本から外れたボーナス要素だし）。



んで、「メタ張るところまで読んでました」が応用だけで対処せざるを得なかったヤン。

基本的にラインハルトは屑だろう
こいつって軍人としての能力がなければ負け犬

姉がヴェスターラントに居たら万が一にも核攻撃の可能性が無いよう速攻で偵察艇でも出したろう
あるいは緊急避難指示でも出したか
どこかでヴェスターラントの核攻撃が起こる可能性もあるかな、という認識があったのは間違いない
明確な失態ではあるけど、この一点で論外だと糾弾されるほどでも無い

人の秀てるところあげてそれが無かったら負け犬ってアホかこいつｗ

そりゃ、「共和主義者」としては、カイザーにはくたばってもらわねばならぬ立場があるのだｗ
それにしても敵ながら優秀すぎる政治家であるな

運命を間違って一家揃って同盟に亡命してくれたなら・・・
ローゼンリッターが歴代最強の隊長を得るだけでなく、
最高会議にもハイネセン以上の議長が誕生して歴史が変わったかもしれん

当時の皇帝にお姉ちゃん取られてなかったらラインハルトはどうしてたんだろう
仮に同盟に亡命しても軍人になったかしら