ニコニコ大百科

ヘリオポリス襲撃時とか、結構いい隊長やってるし。最初は真面目にプラントに尽くしてたように見えるな（暗躍はしてるけど）
やっぱりちょっと押しただけで泥沼の中で倫理観を投げ捨てるような奴らを見て吹っ切れたのかね

初期から主戦派のパトリック・ザラとズブズブに連絡取り合ってて、オペレーションスピットブレイク可決時にほくそ笑んでたことからからヘリオポリス襲撃時点で既に世界に破滅をもたらすつもりなんだろなって思った
ただ直接滅ぼすんじゃなくてアズラエルとパトリックに最終的な決定権を投げて世界を委ねたりもしてるから人間性自体を失ってるわけじゃなくて、そういう人間性を残してるから部下を気遣えるじゃないかな

無理やりなG奪取は「停戦の窓口になりかねない中立国のオーブ」に反プラント感情を植え付ける事で戦争がより泥沼になればいい、と思ってたりしたのかも
ただヘリオポリスを襲撃した時点で既に開戦して1年近く経ってるし
武装蜂起したの自体は更にそれより前だからアニメにおける初期は既に戦争の後半入ったところくらいだったりするのがややこしめ

人間性があるからこそ「人類クソじゃん」だけだったのが賭けに勝ち(あるいは負け)続けて
「あがき続けても苦しいだけじゃん。滅ぶべくして滅ぶんだし滅べばいいじゃん」と完全にはっちゃけるに至ったんだろうし、むしろ人間性の塊なのでは

行動原理が人類に対する憎悪と絶望、と少しの期待だからどうしようもなく人間だったと思う
憎しみの方向が人類全体だっただけで、結局CE世界らしい人間の一人

ムウとキラの前で饒舌なのも
血縁的繋がり、同じ規格外品（失敗作と成功作の違いあるけど）としての繋がり
とかに寄るものだと思うとかなり人間臭い
あとクローンの失敗作で出来損ないってキャラ背景なんだけど
根っこはプライド高くてマウンティングしてくるとことか
それでいてラスボス機を完全に使いこなした上で絶妙な表情で死んでいくし
種の悪役はやっぱこいつが最高やな

正直、最初は良くも悪くもシャアの二番煎じとか思ってたな
初代のジャブロー襲撃に相当するであろうスピットブレイクあたりから差別化が進み、最終的にはガンダムシリーズでも屈指の「良い悪役」になったと個人的には思う

シャアはシャアでザビ家への復讐秘めてたし初代意識しつつもアレンジ

逆にいい方向に動いてもラスボスになれるから美味しい男

ヤマトの古代だったらクルーゼの主張にどう返すかね

扉絵でビビった。

CE世界 クソコテでググるとここがすぐ出てくるのなんなの

>>729
以前からここで言われてる通り、クルーゼの言動はそのときの世界情勢によりけりだから
クルーゼが本編通りの言動してる時点で、人類が内輪揉めばかりして腐りきってることになる
ヤマト本編のように人類が一丸となって脅威に立ち向かうみたいな状態じゃない

というか波動エンジンの設計図をどの組織や派閥が独占するかで奪い合って戦争して
いつまでたってもヤマトが発進できず、苦労してコスモクリーナー手に入れてきても
どこが優先的に使うかで揉めて奪い合ってまた戦争

だからキャラクターが誰かに関わらず「（こんなクソみたいな世界でも）守りたいんだ！」って叫ぶしかない

逆にクルーゼを別作品・別世界に引っ張っていっても
同じくらいクソな世界じゃなきゃおとなしくしてそう

平和な世界ならこれといった動きをしないだろうけど世界によってはクルーゼはまた別の方向で動いたりするんじゃないかな
例えばSEED主要スタッフの福田重田が関わっててCVが同じ関俊彦のエンブリヲがいるクロスアンジュとかだと敵の敵は味方で主人公サイドに協力する側に回ると思う
出自や言動を見るにクローンや人工生命体とかに代表される人の手で作り出した命を利用する人間や組織とは敵対するタイプ

一番相性悪いのはAWだろうなぁ
あーだこーだ言っても「地球の大部分がリアル北斗なこの現状でそんな事拘ってられるってよほど余裕ある人生なんだね、羨ましいよ」で終わってしまう

むしろリアル北斗な世界ほどクルーゼは本編通りに動いて、かつ説得力を持つでしょ
クルーゼの理論ってクソな世界だから滅ぼすじゃやくて「クソな世界だから（ちょっと小突くだけで）勝手に滅びる」だから
人の善性を試す賭けをしてるから途中で止まってくれる世界ならクルーゼも途中で止まれたんだよ
まぁXの場合は滅びに向かう世界ってよりは既に人類の大半が死んだ世界でどう生きるかって物語だけど

クルーゼの言い分がコーディネイターのオマージュ元の『神の目の小さな塵』でモート人が出した結論に対する批判になってるのに気づいた

設定担当がファンだからかコーディネイターだけじゃなくて節々『神の目の小さな塵』の影響受けてる

全世界の全否定ってニヒリストもとい厨二病感あるね
テンションが上がるとポエジーになるし
アホだけどそういう悲しい過去の設定顧みるとそういう滅入ってる感情はわからないでもない

クルーゼはトップ画像のプロヴィデンス登場時の事が上手く行ってテンション最高潮状態がクッソ楽しそうな表情で好き

クルーゼは別に全世界を全否定とかしてなくね

やってることは世界が自分に入力してきたことをそのまま出力してやってるだけだからな……

こいつのやったことなんてNJCの情報流したことぐらいだと思うわ
後は勝手に燃え上がった

>>742
作中描写あったのはNJC情報とスピットブレイク作戦のリークだね。キャラ考えると他にも色々と動いてそうだけど、なんか工作員的な人物と接触してる描写もあったし

>>742
それも結局リジェネレイトとテスタメントが連合に渡ってるから時期が遅れるだけでそこまで関係ないというね
やっぱり戦局に一番影響与えたのはスピットブレイクのリーク

コイツがやった一番アレなことってパトリック・ザラにあることないこと吹き込んで暴走させたことでしょ
これやるためにザフトの中でのし上がったようなものだし

つっても時間の問題だったと思うけどね
放っといてもサフトはＮＪＣを開発してフリーダム＆ジャスティスを量産、そのうち鹵獲なり強奪なりで連合がＮＪＣを手に入れていただろうし、そうなったら盟主王が核を連発して悲劇の連鎖がまた始まる

クルーゼのしたことは暴走寸前にほんの少し背中を押して全面戦争を早めただけだよ。それが数カ月か数年か数十年かは分からんがね

クルーゼって別にパトリックを唆してなくない？
強いて言うならジェネシス撃つときに「では地球を？」と言ってるくらいだけど、それも確認程度でパトリックは「やつらが月を撃たれてもなお反攻するというならな」って返してる
シーゲルとの対立、クライン派にフリーダムやエターナル奪取、アスランがジャスティス置いてきたあたりが止めになって完全に暴走したけどどれもクルーゼ関係ないし
スピットブレイクのリークが直接与えた影響では一番大きいけどもうダガーがロールアウト寸前だったからどのみちザフトは数に勝る連合に押し返されてた

本当にいなくても大枠では話が成立するラスボスっていうのが恐ろしいよなクルーゼ

パトリックもアズラエルもたまたまあの位置に居ただけで
他の誰かが同じ位置に居たとしても同じような出来事が十分起こりうる、って程度には普遍的な人達だっただろうから
三隻同盟組以外は大体居なくても話が成立してたんじゃないか、というくらいにはCEでは妥当な出来事を積み重ねてあの状況が生まれてそうだし
そんな世界のメタファーとしてクルーゼがラスボスやってるだけで
実際のラスボスは「自ら滅びに向かうCE世界そのもの」だと思う

ラスボスとしてのCE世界とデュランダル、という観点だとキラ達とは別の答え(「やがていつかは」を捨てる)を出して
それを実現する手段(今生きてる人間を焼いて実現する)の部分でキラ達と対立した、ある種のライバルボスだったろうし
ラスボスとしてのクルーゼと関わった相手は「CE世界そのものとどう関わっていくのか」の話をする事になってるはず
(レイにはそういう面を見せてないからデュランダルに操られるままに動くだけだったけど)

パトリックザラが暴走しだしたのは
やっぱフリーダム盗まれて追撃に送り出した息子が
ジャスティスおいて戻って来たら
パトリックからしたら訳わからんこと言い出す
妻（母）殺されて同じ思いと思ってた息子との意見の相違

トドメで最後に出撃するクルーゼに
アスランを討つことになってもよろしいので？と聞かれる