ニコニコ大百科

それと生き方自体にはキラはあんまラクスの影響受けてないんじゃないかなぁと思う
守りたいものを守るってのはあんな状況でもAAで戦い続けた時から一貫してるし、舞い降りる剣の時に力の振るい方をラクスのおかげで再確認できた程度なんじゃないかと
ハルバートンの「意思のないものには～」とかアフメドの死とかバルトフェルドとの戦いとかそれまでの積み重ねをラクスの言葉でまとめることはできたんだろうけど

>>1405
ラクス→キラはともかくキラ→ラクスは恋愛関係ではないし
人間関係に回帰する部分は「当人を見ずにカテゴリだけ見る」思想に対する「当人を見ろ」というまた別の思想の発露だし
「思いも必要」という思想はハルバートン(人間的にはともかく政治的には真っ黒な方法でGAT-X開発をした)の思想でもあるし
善悪部分で言えば三隻同盟も結局は武力介入する事しかできてない「善ではない」というポジション
(その前のキラを無理に戦わせたり・ラクスを人質に取ったりする連合に居た頃のアークエンジェルだって善ではなかった)

子供を導ける大人が居ない(能力的に導きうるとしてもしっかりと導く前に退場する)、という部分を除けば後は言う程かけ離れては居ないんじゃないかな

種の時は終盤キラが恋愛どうこう言ってる余裕ないから根本的に違うけど
種死の時のラクスキラは普通に恋人関係でしょ
福田の発言も無印の時と違って「恋愛以外にもお互い罪悪感とかがある関係」
って感じだし、リマスターの時のドラマCDとか普通にそういう関係だし
だいたいなんでもない平時にラクスの腰に手を回したりしといて
そういう意識はないってそれはそれでクズい気がするけどｗ
人種問題、ヘイト問題に根本的な解決策なんて設けられないから
キラとラクスの人間関係（恋愛、共依存、役割分担）と職業選択（政治家と戦士）でなんとか畳んだって印象なんだよ種死
で、そういうとこがラクス筆頭に青臭く見られがちだった当時
（あと単純に本放送版種死だと慰霊碑とかのシーンないし
スペエディ以降ようやく分かりやすい形になる、
みたいなとこあるからｗ　福田自身がそんなこと言ってたしｗ）

ガンダム界でも指折りのオカルト要素の無い上にかなりの人間がクズい世界だからなコズミック・イラ
キラやラクスでなくてもそんな数年で解決できねえよ

一応人種・ヘイト問題は「人類が全員死ねばこれ以上苦しまないで済む」という形で根本的な解決策は示されてるよ
そんな形で解決するよりも苦しんででも生きていたい、としてクルーゼを討った訳だけども

それを念頭に置く運命では人種・ヘイト問題については「絶対的な力で誰も文句を言い出せない環境を作って表面的に問題を無くす」対処療法のデュランダルと「強制的に文句を言えなくされるくらいなら表面化する方がいい」キラの戦いくらいで、「覚悟はある。僕は戦う」で締められる人種・ヘイト問題を含めた各種問題と"どう付き合ってくか"の話しか本編ではしていない
(DPそのものは戦争の起きない世界にを作るとは言われていても、直接は人種・ヘイト問題を扱ってはいない)

クルーゼや議長だけでなくキララクスも思ってるだろうけどそもそも解決なんて無理だから
キララクスは今よりはよくなるかもしれないと思って行動してるだけで
それにクズいというかナチュラルとコーディネイターって目にわかる差が生まれたらあんなもんでしょ 正直クズというか妥当な物事の積み重ねを続けた結果でしかない

>>1415
何ならアズラエルやパトリックも若干規模を絞った「問題の原因を滅せば解決するだろ」ってスタンスで解決策は示したしな
何というか、キララクス達がそれらに対して「問題解決できるなら何やっても良いのか」ってスタンスで阻止するのに対して、相手側も「悪いのは相手（や人類全体）なんだから良いに決まってるだろ」ってスタンスで突っ走ってて、解決策を実施してる連中自体が人種・ヘイト問題の極致なってるってのが最高に皮肉

運命は話畳むだけならキラ・ラクス抜きでもオーブ焼き払いで民間人虐殺に加担してしまったシンが精神崩壊からの復讐の連鎖でシン死亡ENDで行ける
というかテレビで流せなさそうなレベルで後味が最悪な事以外はそっちの方が妥当なオチではあるのよね
(結局のところシンが積み重ねてしまったのは復讐の連鎖に繋がるものばかりで、それを断ち切る何かを用意できなかった)

シン生存ENDにするには民間人虐殺に関わらない必要があるけど運命に絡め取られる主人公であるシンが離反しての実現は不可能だから
レクイエム・メサイアでの民間人虐殺を止める存在が必要で、そこに動機と実現能力のある前作組を投入
シンの積み重ねた物だけでは実現できないエンディングとしての生存ENDが用意された事そのものが
DPに対するオチ(目的に繋がる形で努力したからって努力した分だけ報われる訳じゃ無いけど・目的に繋がる形で努力できなかったとしても努力できなかった分だけの結末を迎えるとは限らない)になってるはず

シンのあれは"父親から離反できなかったアスラン"みたいなところあるからな
カガリやラクスのように正面から問題を叩きつけてくる相手がいなかったのが悪かったというか、アスランがそれを担当してたんだが生憎当の本人も色々空回りしてて説得力がなかった

議長さえいなければアスランも対話を成功させられたとは思うんだけどね、前提からしてあり得ない話になっちゃうけど
褒めるだけ褒めて本人と向き合わない学力主義で毒親のギルバートお母さんと、ダメなことはちゃんとダメと叱りたいけど生来の口下手が祟った上に同族嫌悪を向けられたアスランお父さんの子育て話みたいなところあるからなぁシン周りは
特にお母さん派閥のレイお兄ちゃんの存在が痛い

>>1419
終盤のアスランとシンの言い合いって、ステージ上でのラクスとアスランの言い合いとよく似てたな
相手の言い分を意固地になって否定はするんだが痛い所突かれて目に見えて動揺してる部分とか
まぁ問題を叩きつけている側を見ると、キラも自分も覚悟決めたんだからお前もさっさと覚悟決めろと若干キレ気味なところがあったラクスと、シンの行く末が心配で仕方なかった過保護なアスランって感じでかなり違うが

>>1420
確かにシンとアスランの関係は反抗期の息子と父親みたいな感じだったな
そしてギルバートお母さんの亡き後に、惚気話も嫌な顔せず聞いてくれるキラお母さんが就任し、そんなキラお母さんに愚痴を漏らすアスランお父さんと、主人公3人で家族みたいな関係してるな

ところでアスランとラクスの初デートでラクスを泣かせたエピソードがあるらしいんですが、出典がどこかわかる人いますか？

父が建国の偉人だとか、謎のカリスマ性とか、具体的な政治的方向性は示さないとか、なぜか余所の国にも支持者がいるって辺り
ちきゅうはかいばくだんを手に入れたアウンサンスーチーだな、って最近思った

>>謎のカリスマ性
シーゲル・クラインの支持基盤にプラント最高の歌姫としての人気が加わってるんだから全然謎じゃない。

>>具体的な政治的方向性は示さない
ナチュラルとの融和路線以上に示す必要ある？

>>なぜか余所の国にも支持者がいる
そんなの描写されたっけ？

>>ちきゅうはかいばくだんを手に入れた
それ持ってるのデュランダルの方だろ。ラクスはせいぜい軍閥しか持ってない

もうそんな雑な批判が通用する時代は終わったから巣に帰れ

ラクスって2年間も子供の世話しながら穏やかに暮らしてただけなのに、ユニウスセブン降ってくるわ偽物つくられるわ暗殺されそうになるわで指導者にならざるをえなかっただけなのにボロクソ言われるの本当かわいそう。もう見捨てていいよあんな世界。ガノタさん曰くラクスが何もしなければ世界は平和らしいし責任全部とってくれるでしょう

CEの世界ってどうしようもないサイコ野郎が跋扈しまくってて、それをなんとかするには苛烈にならざるを得ないのに、そのサイコ野郎共はなんか持ち上げられてラクスばっかり叩くのどうがと思う。まあこれがガンダムファンの民度って奴なんだろうが

>>1426
実際問題、確かにラクス達が何もしなければ平和にはなってたな
ジェノサイドで敵対勢力を民間人諸共一掃するという形で

でもまぁ種死ってやっぱラクスとキラの就職話な気がするなｗ
メインのルートが、
「キラは兵器好きじゃないしキラのやり方でも死人出るけど、男なら戦え～だから頑張ります」
「前作で勝利者になったのに責任取らなかったからミーアみたいなの生まれたやん。今作は責任とろ」
の二本柱になってて、
最後はラクスもキラも活動家辞めて定職につくわけだ
でもまぁ現実と照らしても、完璧に願望通りの人生歩むのなんて無理だし
ラクスが本来の役割である為政者側になって
相棒のキラに「為政者やりすぎんなよ」って常に心配してもらう
リマスタードラマCDまでの結末ってラクス的にはハッピーエンドだと思う
本人はウサギパジャマ着て女子会とかやりたい女子勢なんだけどそれはオフの時やれば良いし
種死で宇宙上がる時に「そろそろ行くべき時だから」って念押してキラと別行動するのも
ラクス本人的には「そろそろ二年間の休養or共依存関係も潮時かな？」って意識があったんじゃね
共依存の方は種死終盤でより強固になってる気はするけどｗ

就職話というより世界の生贄になる話だと思ってる。指導者なんてやりたくないラクスがミーアの死の責任を取って指導者をやらざるをえなくなり、メンタルが戦士じゃないキラが「覚悟はある。僕は戦う」と宣言したことで世界のために戦う戦士として一生を捧げることになってしまったという話。
キラもラクスも才覚と性格が一致してないカップルで、だからこそディスティニープランに猛反対したんだけど、それを壊した二人は一生運命に縛られ続ける責務を負う、皮肉な結末。
世間じゃキララクス大勝利でシンはバッドエンドとか言われるが実際は逆なんだよね（シンはもし勝利してたらほぼ間違いなく精神ぶっ壊れエンドなので）

ラクスってCEにおけるシャアのポジションだと考えてて、宇宙世紀で言えばシャアがまっとうにスペースノイドの指導者になってアムロがそれを支える剣として生きるエンドがキラとラクスと考えると、まああの二人よりは幸せな結末かな。
アムロとシャアの悲劇はララァと出会ってしまったことだが、ラクスはシャアから戦闘力を抜いてララァの成分を足してあるのでその点は安心

シャアを政治と武力で分割したのがキラとラクスと考えると、じゃあアスランは何になるんだと考えたらギレンの息子のアムロになっちゃうのめちゃくちゃ面白いな

>>1430
無印からして、憎しみの連鎖を止めようとしていた主人公が憎しみの連鎖の中でラスボス殺して燃え尽きて終わるなんていう皮肉まみれのオチだしな

キラやラクスに対案がないのにDP否定すんなって意見を見るたびに、現実でいきなり共産主義導入いようとする奴にも対案がないなら否定すんなって言うのかなって思う。過激な案を潰すのに現実でも対案なんかいらないだろ。

本編終盤のDP回りの戦いは「DPを武力でゴリ押ししようとしたから武力で押し返されただけ」の話で
DPそのものに対するスタンスとしては「自分は望まない」に留まってて思想そのものを否定してる訳ではなかったり

>>1334
これは現実でもよくある詭弁 提出された法案を不味いと思って没にすること自体が立派な対案
これがダメなら前の政権で改悪された法を新しく選ばれた政権が廃止することも出来なくなるしな

現実でも与党が法を改悪しようとして反対してる人に対案がないなら反対するなとかのたまう人を見かけるからね

>>1434
一応「今の社会を維持しつつ意識改革を図る」って対案を提示したと言えなくもないけどな
言って終わりじゃなく軍属になって維持に人生捧げることにしたし

それに実はあの口論、議長側はキラ側の論拠の「人が変わっていける可能性」を否定できず思想の正当性が弱くなって、「大衆が望むのはどちらか」「混沌とした世界にお前は向き合えるのか」と論点逸らしたからキラ側の勝ちだったりする
要は「そうしない限り平和にならない」から「大衆が望んでいる」に理由が切り替わった

ぶっちゃけDPって否定されて当然のカルト思想（遺伝子で階級が決まるってのはほぼ優性思想みたいなもんで要はギレンと同類）なのにそれを止めたキラとラクスがその責任を負ってその後の世界の治安維持までしないといけないのって凄い貧乏クジだよな。おまけに視聴者からは「巨悪大勝利エンド」とか言われる始末（なお議長の悪行はスルー）
ぶっちゃけ続編で責任投げだしてまた孤児院に引きこもっても俺は許すよ。まあキラとラクスはそんなこと絶対しないだろうが

ただまぁ大量殺戮兵器を背景にそんなカルト思想を押し付けでもしないとお前ら大人しくならんだろって議長の理屈は正しいからな

そもそもキラもラクスもそこまでDPに否定的じゃなかったんだけどな
内心嫌がってたのは確かだが、世界がそれを望みかつ正当な手段で実施される分には飲んだ
どちらかと言うと特にラクスはDPよりDPを通すためにレクイエム持ち出したことにキレてた
それに勘違いされやすいが、メサイア攻防戦は「オーブにとって最大の脅威であるレクイエムの破壊」って名目でオーブ軍が侵攻してスタートしたわけで、DPの是非を問う戦争じゃないからな
DPの是非を問う部分は戦争に目途がついた後のキラと議長の口論