ニコニコ大百科

>>269
まぁ実際、多くの人が話のストーリーとかテーマ以上に
「いくら何でもこれはおかしい。」と指摘していたら
「評価」どころか「評価できるレベルではない」ととらえられるのも仕方ない気がする。

もちろん過剰に科学法則や法律に合っているかばかり話すのも良くないが
いろんな娯楽がある現代の価値観を持ってしてもそう言われたら注意するべきだと思う。

>>269
いやそうか？
東京リベンジャーズとか読んでて「いや何でタイムリープなんて言われてすぐ信じるの？」って疑問のオンパレードだったぞ。
で、たぶんだけど俺みたいなリアリティに疑問を抱く連中だけのために「協力者にタイムリープが実在することを信じさせるためにいろいろやる」って展開にダラダラ１話費やすような漫画だったら、恐らく今みたいな人気漫画になってないんだろうなっていうのも確かで。

一昔前のラノベや異世界転生って、精神年齢がリアルなんだな
https://togetter.com/li/1814914

リアルとリアリティの違いをウクライナ戦争という現在進行形で見てるぜ……

なる程、これが両者の違いなのか（白目）

フィクションに現実を超える魅力を求めるという点において美形キャラを望むのもリアリティを望むのも同様ってことなんやな

リアリティの無いリアルな事例なんてのもいくらでもあるから、そもそも虚構に“現実味”を求めること自体が間違いなのかもしれないな

オリンピックで兄妹揃って金メダルを獲ってみたり
小学生が山で置き去りにされて7日間生き残ってみたり
スプレー缶でビルが吹っ飛んでみたり
高校時代に弱小チームを甲子園に導き大学でも大活躍したが、怪我などの理由で日本球界プロ入りの道が絶たれて、しかし不屈の闘志で米国のメジャーリーグで這い上がり成功を収め、祖国日本に帰って様々な人に愛される野球選手がいてみたり

出版社の編集なら絶対通さないような物語が、現に起こるものなのよね

リアリティは魅力UPのためのものと割り切ったほうが良さそう
まあ非常に上手く描けば単なる飾りでは無いスゴイもののように幻惑できるのがリアリティなのかもしれんけど

リアリティにも現実性・展開的なアレコレだけじゃなく、ホラー・体感的なリアリティもあるというか。

地の分で「死ぬような激痛」「体を消し飛ばす」とか描かれるより、つま先に針を刺されるとか、現実でも経験・想像しやすい代物や、ただ悶える振る舞いや傷口がどうことかを生々しく描く方が「ひいっ！」ってなるというか。

>>276
「エロ漫画にリアリティを求めるべきか」というのがきのこたけのこ戦争ばりに続いていてだな

「リアルとリアリティは違う」ということはファンタジーやSFではもちろんのことだが、現実世界が舞台でもそれを忘れてはならない。
例えば『美味しんぼ』は現代の現実世界が舞台である以上ある程度現実に即してないといけないし、そこのところに間違いがあったり非科学的なことを書いたりしたら叩かれもする。でも「美食倶楽部なんて実在しない、出てくる人物も現実にはいない」なんていってもそれは単なるいちゃもんでしかない。
「現実世界」を含めたどんな世界が舞台であってもフィクションである以上は「話や世界観がぶち壊しになるようなトンデモ設定、展開」でもない限り目をつぶるべき点はあるわけで、それが嫌ならフィクションは向いてないと諦めるしかない。
追求すべきなのは「この世界なら（現実に）あってもおかしくない設定と展開」であって、現実のトレースではない、このことを作者も読者も意識すべきである。

↑すまん「美食倶楽部」だけど、「東西新聞社」にすべきだった

味もみておこう

>>280
こんな都合のいい女なんて存在しねーよ。まず惚れるような女が存在しねーよ
とかなろう系ではよく言われるけどね

現実離れしてないが故に現実では話題にならない普通展開をもネタにし得るのはフィクションの利点の一つかもしれんな?

プリゴジンの乱とかもう何がどう展開すればリアリティなのかよくわからん、そんな世界にうんざりしてせめてフィクションくらいはリアリティを求めるということなのかもしれん

>>279
エロネタと恋愛ネタはリアルでも思考回路バグらせのプロ代表選手だからあまり深く考えちゃいかんのよ

この記事、理路整然としてるのに目が滑って面白いな！

「リアルだ」というのが「視聴者が自分の経験から類推して立てた予想と実際の描写を比べても違和感を抱きにくい」ということを意味するものとして、
リアリティが意味を持つのは①「視聴者に余計な疑問を抱かせないようにするため」(消極的なリアリティ)と②「視聴者の視点を更新したり、作者の観察力を視聴者に称賛させたりして視聴者を楽しませるため」(快楽のためのリアリティ)と③「なんらかの情報を一言で伝えるため」(記号としてのリアリティ)に使われる時だと俺は思う

①は疑問を抱ける知識さえあれば何かしらのエピソードを用意することで上記以外の「クソリアル」描写を回避できる(「この家庭環境で美しく育つのは難しくないか」という疑問を抱くことができれば、その人物を醜くする代わりに、「恩師の影響で変われた」などの追加の理由を用意することでリアリティを維持できる)
問題はその方法が同じリアリティラインの作品でもバリエーションがあって、しかも消極的な対応なので対比とかもなく、視聴者は知識がないともとあった「クソリアル」を復元できにくい
②も言ってしまえば作者の気まぐれで語られる蘊蓄に過ぎないので、参考になるかどうかは分からない(間違っていても面白ければいいという考えの人もいる)
③はそもそも元となる情報を復元するのに知識がいる

トータル的に見て、映画や小説だけを見てリアルな描写を学ぶのは(問題を簡単にするのには役立つかもしれないが)難しいような気がする
リアルな描写をしたい限り、類似の出来事を経験したり、その経験をした他の人と話したりする必要がある
さもないと視聴者に余計な疑問を抱かせてしまったり、観る価値がないと思わせてしまったりしかねない

とりあえず今後は「リアリティが無い」を理由に作品を批判したり原稿をボツにしたりするのは一切禁止ということで

ソースは現実

“リアルとリアリティは違う”
というのは重々承知だが全く別物というわけではなくある程度連動している。
そしてその上で、既に我々読み手・受け手側のリアリティの認識の方が、日々変化し更新されるリアルから置いて行かれていて、あまりに乖離し古臭くなっているのでは、もうそろそろ我々の“リアリティ”の基準や価値観の側こそがアップデートされるべきなんじゃないか？

と思う

>>289
トム・クランシー「いやそれは違う」
https://meigennavi.net/word/02/025669.htm

「リアリティが無い」と我々が何かに対して思うとき、我々は常に現実や現実に生きる人間というものの可能性を過小評価しているに過ぎないのかもしれない

大体の場合において、間違っているのはおそらく我々の認識の方だ