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そういや「パックス・ロマーナ」って軍事的圧力による反乱防止からくる「平和」なんだっけ？

ネロ帝の頃ぐらいから、既に金貨の切り下げを行ってたみたいだし、人口密集地の経済は大変そう。
平和とはいえ、あんまりうかれてはいられなかったんだろうな。

異民族に対しては共和政期の頃は常攻撃側で帝政期は防御側だな

それと関連動画
>>sm1838593

西ローマ末裔のフランス帝国と東ローマの末裔ロシア帝国。
西ローマ末裔のアメリカvs東ローマの末裔ソ連。
と考えることも出来るな

フランス帝国ってボナパルト朝だよな？
あれはローマ教皇の戴冠といえるか怪しくないか
西ローマの末裔は神聖ローマ帝国が限界じゃないか

ロマノフ朝まではローマの末裔と（ぎりぎりor無理やり）いえるが、さすがに皇室をやっちゃったソ連は末裔とは言い難い

ローマ帝国の後継を名乗ったどの帝国、王国も古代ローマ的では無かったのがなんとも皮肉。

フランス皇帝は1世も3世も国民投票で即位してるので、その点では元首政時代のローマ皇帝に最も近い
ついでに、軍事的成果が政権基盤となり、対外戦争の失敗で失脚するあたりは軍人皇帝っぽい

フランス皇帝って言うとナポレオンのことだね。

即位の流れはローマ皇帝と似てるところがあるが、別にナポレオンはローマ帝国の後継のつもりで皇帝になったわけではないはず。フランス革命直後なので、使ったら反発が大きい「王」という名称の変わりに「皇帝」を名乗ったんではないか。
まあ古代ローマの影響は殊ヨーロッパではとにかく多大なので、全く意識してないとは言えないが後継とも言えない。

明らかにローマの後継を名乗ってるのは神聖ローマ帝国まで、じゃないかなあ。

残念ながらアメリカもロシアもローマ帝国ほど立派じゃないんだよね
ローマ帝国は人種差別とか宗教的差別はほとんどなかったらしいし
ローマが偉大なのは、そこに住む全ての人がローマ人であったこと
万民法とも呼ばれるシステムは秀逸の一言
しかし、敗者の同化政策も寛容政策もローマ以降の国家で実現させたのは皆無というのがなんともいえない寂しさがある
悪い印象が強いが実際はこれほど理想的な国家はない（現時点で）
一千年以上維持し続けた実績は他の類を見ない

>>8
それはさすがに夢を見すぎというか、
＞人種差別とか宗教的差別
キリスト教を弾圧した歴史や、逆にキリスト教を国教に定めてからの他の宗教の冷遇はあった。
ユダヤ教に対する仕打ちもかなり過酷なものになってるよ。

＞ローマが偉大なのは、そこに住む全ての人がローマ人であったこと
これもかなり疑問。ローマ市民と属州民は違う立場だし、それゆえにローマ市民権を求める人が多かった。

千年以上維持したがゆえにローマはどんどん変質していく国家だからね。
すべての時代を完全に手放しでほめることはできないと思う。偉大なことは変わらないけど。

「ローマ帝国の後継者たち」にイタリアをいれるべきじゃね？

>>10
今のイタリア共和国じゃなくてイタリア王国の頃にムッソリーニが何か言ってたような気もするが、
自称したという条件に当てはまるのかどうかだなあ。
神聖ローマ帝国が西ローマ帝国の後継として載ってるのなら第三帝国のときのドイツだって
神聖ローマ帝国から数えて第三なのだからってことになるよな。
まあ、こんな感じで言い出したらキリがないんだけど。

そういやルーマニア（ダキア属州）は一番ローマ人っぽいよね。
もともとスラブ系だったけどローマ人の入植によりローマ化し
ルーマニア人にとっては、いまやローマ人に支配される前は黒歴史で
支配された後に文明人としての歴史が始まったような扱い。国歌でダキアにとっての侵略者であったはずのトラヤヌスを賛美したり。

>>11
首都をローマにしたのはローマ帝国から続いてるイタリアと言う「イタリア人」としての統一精神を高めるためだが、まあ自称したとなると別か。

ローマ帝国の後継に今のイタリアとか入れたらローマ人激怒しそうな予感がする。公共心なんかまるでないし
そもそもローマ帝国自体が正当な評価をされていない悲しさ
偉大な皇帝達も結構いるのになぁ
創造的天才と言われたカエサルと比べるのは流石に可哀想過ぎるけどね
カエサル繋がりでリーダーに必要な条件（イタリアの歴史教科書）
知力・説得力・肉体上の耐久力・自己制御力・持続する意思
カエサルだけがこの全てを持っていた
カエサルの凄さ偉大さをこれほど表してるのはないね

>>9
ローマの自由は（ただしローマの邪魔にならない場合に限る）だしね
当たり前っちゃあ当たり前なんだが

アウグストゥスが尊厳なる者の意味を持ったのって
実は後付だったりする。
元々は卜鳥官（アウグル）に由来する称号らしい。
少なくともオクタヴィアヌスが「尊厳者」を自称したとは思えない。
（被神格者カエサルの後継者を名乗った以上、内心は…だろうけど）
東ローマのセバストス（尊ぶべき者）に対応する称号とされた事で
アウグストゥス＝尊厳者になったと勝手に推測。

今さっき気付いたが、アグリッパの名前がない
オクタヴィアヌスの相棒兼軍事担当の共同統治者
戦下手なオクタヴィアヌスにカエサルがつけてくれた人物
カエサルに見出されなければ百人隊長止まりだった境遇で
自分を見出してくれた恩義に報いる為、生涯を通じ理想的なナンバー２としての役割を果たした人でもある

アウグストゥスの政治力は半端ないな。
20代前半からあの老獪さだし。
政治家として2週目の人生やってんじゃないのかと思えるレベル。
さらに周囲を騙し騙しで最終的に帝政を常態化しちゃったからな。

カエサルあっての人だけどそれにしても凄い。

アグリッパさんマジアゴ立派

信長の野望か三國志のゲームエンジンを流用して
ローマ帝国の時代をコーエーあたりでゲーム化してくれないかな？

・王政崩壊→共和国形成期（キャンペーンシナリオ）
・ポエニ戦争
・カエサルの飛躍
・カエサル暗殺後、後継者をめぐる戦い
・ネロ帝への反攻
・軍人皇帝時代
・西ローマ崩壊
・帝国の後継者（フランク、ビザンツ、サセランの3国が地中海の覇権を争う）
・コンスタンティノープルの陥落
・英雄集結

共和制形成期を除けば
8シナリオくらい作れそうなものなんだが

>>19
EURが既にあるだろ。PARADOXの中では余り出来良くないらしいけど。

>>19ローマトータルウォーはどうよ？洋ゲーよろしくキャラはランダムに作成されて史実に登場する有名人は
出ないけど。リアルタイムで軍隊を戦わせられて、アレクサンドロス大王からハンニバル、スキピオに継承されて
以降ローマ軍の基本戦術に組み込まれて、ローマ軍を会戦で無敵たらしめた騎兵と歩兵を連動させての包囲作戦が
再現できるのがイイ感じ。戦後、軍事音痴になっちまった日本では中々作られそうにない戦術重視のゲーム。
海戦が操作出来ないので、第一次ポエニ戦争やアクティウムが再現出来ないのが難だな。後、何故かユリウス一門
(家門名)とスキピオ家(家名)が同列に扱われてるのが気になったが。そこは家門名で統一して欲しかった。
帝国後期時代がプレイ出来る拡張パックも有るし。

あくまで戦術メインのゲームだから、キャラゲー要素は低いし、内政とか都市計画とかの要素は適当なのと、
次代の将軍に良いのが出てくるかはかなりランダムなのが日本人好みではないかも知れないが。

古代でローマという国とローマ人を特徴付けた要素

・インフラの重要性を最も理解していた民族であり、建築のみならずメンテナンスも同じ位重視していた。
　アッピウス・クラウディウス・カエクスという人物がその先駆けであり、ローマ人の気質を決定付けた。
・元々はぐれ者の寄り合い所帯から構成された国だけに、異民族や移民にも広く門戸を開き、(ギリシア
　などは実は両親共にその都市国家の市民権所有者にしか市民権は与えず、かなり閉鎖的)敗者への待遇が
　古代にしては異例に良く、奴隷・市民権無しの自由民・平民・騎士階級・元老院階級といった階級間の
　流動性が高かった。(奴隷であってもローマ市民になったり、主人の補佐役として大きな仕事を任さ
　れる事も珍しく無かった。)それに伴い法という物をギリシア以上に重視。古代を代表する法の民
　となる。又、自分達の社会に他民族の人材や制度、他教の神を取り入れるのに抵抗が薄かった。
　　→階級間の流動性はカラカラ帝のアントニヌス勅令で、宗教的な鷹揚さはコンスタンティヌス帝
　　　以降に決定的に硬化。
・平民と貴族が最後まで相容れず、どちらかが倒れるまで階級闘争をしていたギリシアと違って、
　社会的な軋轢は最後には和解に向かう傾向が強かった。これも敗者や服属民への寛容さ故なのかも。
・法の民であった事に象徴される様に、社会を治めるのは基本的に人間の理性であるとした。
　無批判に王や皇帝の権威を認めたり、神権的な統治方法は嫌った。帝政前期の公式の主権者は、
　あくまで「ローマ市民ならびに元老院」である。皇帝の神格化も本人が生きてる内はやらない。
　　→これもキリスト教化によって、らしくなくなっていく。

後、帝政中期の記述が他に比べてかなり薄い気がする。ガリア帝国・パルミラのゼノビア王国の
分裂とアウレリアヌス帝による再統合、ヴァレリアヌス帝の捕囚事件、ハドリアノポリスの大敗
くらいの歴史的事件は書いとこうよ。後、個人的にはキリスト教化への流れを断とうとした
ユリアヌス帝に関する記述も少し欲しい。

ネロが暴君と言われているのは、キリスト教徒がローマ帝国に逆らう口実を
得るためにしつこくネガキャンを続けたためだと聞いた。
「ネロが、キリスト教徒のせいだと言いふらしてる」とキリスト教徒自らが
あちこちで言いふらし、自分たちを被害者として演出することで他人の同情を
得たり、共通の敵に仕立てて信者間の結束を図っていたのだと。

もちろん真実は闇の中だけど、もし事実だとしたら吉良義央なみに気の毒かも…。

>>23
流石にそれはでたらめだろう。
キリスト教はまだ東方で興ったばかりでイタリアでそのような影響力を持っていたとは思えない。
大体、キリスト教徒が同情を得たのは実際に帝都のキリスト教徒が処刑されたからで、
「ネロが、キリスト教徒のせいだと言いふらしてる」という噂が広がったからではない。
そもそもネロが暴君と言われているのはキリスト教徒を迫害したからではない。
カリグラやドミティアヌス、カラカラ、ヘリオガバルスなどは、
特にキリスト教徒を迫害した訳ではないが、暴君と言われているし、
名君と言われるマルクス・アウレリウスもキリスト教徒を迫害している。
至高の皇帝と言われるトライヤヌスにしても消極的ながら処刑を認めている。
ディオクレティアヌスはネロとは比較にならないくらい大規模な迫害を行ったが、
特に暴君と評価される事はない。
むしろ帝国を立て直した、そして帝国を変質させた人物として評価されている。

コンモドゥスも暴君として有名だが、キリスト教との関連で言えば、
むしろ、先帝マルクス・アウレリウスが行っていた迫害を事実上停止している。
この事実からもローマ皇帝に対する評価にキリスト教はほとんど関係ない事が分かる。

・・・・これだけの量をよくお書きになった　乙

ネロが歴代皇帝のなかでキリスト教の敵ナンバーワン扱いをされるのはなんでなんだろう。
当時のキリスト教徒は識字率の著しく低い団体だったし、
数十年のうちにどんどん伝言ゲームを繰り返して
非意図的にネロの伝説を作り上げてしまっただけなんだろうか

どっちかというと、元から暴君の定評があるネロをキリスト教の格好の敵役として利用したから、
ローマにおいて暴君としての知名度でトップに立つ羽目になったんだろうな
ネロが最初に暴君としての定評を得たのは、やはり反乱軍に敗れて死んだからでは
ネロはアウグストゥスの血統による最後の帝冠継承者だから、
ネロの正当性を否定しないとその後の皇帝たちには偽帝のイメージが付き纏うことになる

その多くは実際に反逆を狙っていた親族・重臣を処刑したことで政敵からこき下ろされ、
一方で民衆から人気があったというのがいかにも作られた暴帝イメージっぽい
記事では無視しているけれど、賢者セネカや将軍ブッルス・コルブロを登用し、
大火後の市民救済と再建、後世まで通用する貨幣を流通させた経済政策、
ブリタニアや東方ではその後長く続く平和をもたらすなど、賢帝として定評があったのだよ

>>27
有名な話だが、数秘術で「666」をネロと読めるというのも理由としてあるかもしれない。

キリスト教抜きで考えるとダントツでヘリオガバルスが暴君筆頭だな
カリグラやネロ、コンモドゥスが可愛くみえてしまうというぶっとんだ皇帝
実際にどこまでが真実かは知らないけど