ニコニコ大百科

>>150
手を加えて記事にすることは大いに賛成です。
言いだしっぺなので自分で改定案を書いてみました。その方が意見も出やすいと思うので。
以下、修正案

一般的に想像される吸血鬼の弱点であるが、「スラブ人に伝わる民間伝承によるもの」「キリスト教由来のもの」「創作」の３つに大別できる。

～民間伝承によるもの～
・ニンニク
・杭を撃たれると死ぬ
・流水を渡れない

ニンニクは古代エジプトから悪魔避けとして用いられており、そのエジプトから伝来したと言われている。
杭打ちも、キリスト教伝来より前から民間伝承として伝わっている。
流水が渡れないという弱点は『Iudicium　aquae』（イウディキウム・アクアエ：ラテン語）という民間伝承に伝わる儀式が由来。死体を水に投げ込んで浮かんで来れば吸血鬼とするもので、この儀式から転じて流水は吸血鬼を殺すあるいは麻痺させるという伝承が生まれたという。

～キリスト教由来の弱点～
・十字架、聖水、聖餅などの神の息がかかったもので立ち向かう
・ミサを執り行う。

吸血鬼伝承を信じていたスラブ人の間では、キリスト教から分化した「東方正教会」を主に信仰している。この東方正教会はカトリックとは違い、民間伝承を取り込んで発展した。その為、十字を切ったり聖水を用いてはいたようだが、あまり効果がないと思われており、スラブ人は古来より伝わる民間伝承を頼りにしていた。
この神の息がかかったものが力を持ち出すのは、１８世紀に神聖ローマ帝国（カトリック系）が東方正教会の国を統治するようになってからである。カトリックでは民間信仰の退治法は異教の悪習として排斥し、自分たちの教義にあるものを推し進めた。こうしてキリスト教の支配下にある国ではキリスト教が吸血鬼退治を受け持つようになる。
だが吸血鬼たちは次第に十字架などに反応をしめさなくなり、やはり伝統的な魔除けの方が効果があると認識されるようになった。
それに伴い伝統的な吸血鬼の物語に詳しい人々が吸血鬼退治に乗り出すようになり、キリスト教は吸血鬼退治の専門家としての力を落していった。
しかしその十字架や聖水などの吸血鬼の対抗手段の武器は依然として強力なものと思われ続けて、
次第に吸血鬼退治の必須の武器として認識されるようになっていったのである。

～創作による弱点～
・日光を浴びると灰になる
・銀の武器に弱い

民間伝承の吸血鬼は日光が弱点などころか、真昼間から歩いているものさえいる。吸血鬼が日光に弱いとされたのはＴ．Ｐプレスト作「吸血鬼ヴァーニー」が確認できるなかではもっとも古い。このヴァーニーは嫌光性を示すだけである。吸血鬼ドラキュラも原作では日光は弱点とされつつも白昼堂々と歩くシーンがあるので、致命的な弱点とはいえない。
吸血鬼が日光を浴びて灰になるという設定は　1922年に公開された映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」が最初である。監督のＦ．Ｗムルナウによると「吸血鬼は夜の悪魔、ならば太陽に対して脆弱に違いない」という原則に基づいて設定したとのこと。（ちなみにこの作品は最初は吸血鬼ドラキュラとして公開しようとしていた。）
だがこの設定は暫くの間スタンダードにならず、後のドラキュラ映画作品では用いられることはなかった。その後1958年にハマー・フィルムプロダクションが手掛けた映画「吸血鬼ドラキュラ」において、この設定が復活する。そしてこの映画の大ヒットにより、吸血鬼は日光を浴びると灰になるというイメージが定着していったのである。

銀の武器が弱点としているのは、セルビアの一部の伝承だけである。その伝承では十字架が描かれた銀貨を溶かして銃弾にし、吸血鬼に打ち込むと良いとされている。
しかしスラブ人に広く伝わっているのは、唯の銃弾を吸血鬼の胸か墓に打ち込むというものである。銀は当時の村人にとって非常に高価なものであるため、伝承としては普遍なものにならなかった。小説の吸血鬼ドラキュラにおいても、聖なる弾丸が弱点とされており、銀の弾丸が弱点とは一度も明言されていない。
吸血鬼伝承と狼男伝説は関連しているので、狼男の伝承が混じったのではないかと考えられるが、狼男も伝承上では銀の武器が弱点であるという伝承が見当たらない。
このように銀の武器がいつ弱点にされたのかは今一定かではないが、アメリカの映画会社ユニバーサル社が、最初ではないかと言われている。ユニバーサル社は当時、「吸血鬼」「狼男」「フランケンシュタイン」を題材にした作品で大ヒットを飛ばし、数多くの作品を生み出していた。その過程で弱点が付与されたのではないかと思われる。詳細は狼男の記事を参照。

このようにヴァンパイアの弱点は民間伝承をベースとして、創作家の手によりどんどん手が加えらえれていくことになるのである。

以上、以前の物から簡略化してみました。
映画ノスフェラトゥから日光を浴びると灰になるという設定ができましたが、映画監督がその根拠を述べていたのでそこは追記してみました。

じゃあ手を加えるのは同意を得たと。
現行の記事の分類、あと使える部分と要討論部分に分けるよ。

>ニンニクや十字架や日光や炎など、そういう弱点は映画によって確立する以前から、キリスト教によって付けられた悪鬼の弱点である。
ここは十字架以外で伝承や創作に分類されるものがあるから品物を選ぶ。他にキリスト教由来のものがあったら付け加える。
具体的にはニンニクは民間伝承で説明するから言葉として外す。

銀の武器は民間伝承。元が鉄の武器っていう歴史の部分は使えそうだし、時代と共に鉄から銀に移動した。
殺菌作用の部分は眉唾だと思う。
狂犬病は民間伝承の土台にはこういう見解もあると。
豆の部分も民間伝承。

水の見解が分かれるという部分は創作の部分の〆にすればいいと思う。

じゃあ矛盾の出そうな所は
今の記事で言えば杭の部分と水の部分。

杭では
>医学が進歩していない時代では、仮死状態に陥った人物が完全な死亡と誤診され、埋葬されてしまった人物が息を吹き返すことが稀にあった。
>棺桶の裏側に酷い引っ掻き傷が出来ていたり、土から実際に這い出たという文献も存在する。

ここらへんは使えるかもしれないけど、他はもっと明確なものがあるので提示する。

水は、具体例は疑問的。
>いずれにせよ、流水と悪鬼は相容れぬ存在という考えは確かに存在する。
ここくらいは使える。

この中で、どうしても意見の食い違いが出そうな部分とか、時代が変わる前はこうだったけど、変わった後はこうなった、みたいに二つの情報を組み合わせられない部分はある？

一応言うけど、誰にとってもだけど、「自分が調べてないから信用出来ない」「文献が無い」とか言ってると話が進まないからね。そこは誰もが我慢して欲しい所だけど。

一つの正解の為に編集するわけでもありませんし、この機会この説はどうか？と提案するのもいいでしょうかね。

杭を胸に打ち込むと言う部分と流水を渡れないという部分は複数の編集者によって追加された部分でもあります。
もちろん追加するごとに推敲が必須というわけではありませんが、その時に十分推敲されなかった事もあり、
冗長化した際に可読性が低く、情報の精度もあるため今討論されています。

後後の事を考えると、今後記載したいと思う内容を今提示するのもいいかもしれませんね。

今後も追加は増えるでしょうし、創作においても大きく形の違うものが出る事もあり、その情報によって内容も変わるでしょう。
もちろん別の知識を持った編集者の手によっても変わりますし。

銀の武器は良く考えたら一部地域に伝わっているのだから民間伝承ですね。
それにあの後よく調べてみら銀の銃弾で倒した場合、月光にさらすと復活してしまうという文献が２つもありました。
銀の武器は伝承ではスタンダードではなかっただけみたいですね。

あと流水が弱点に関してですが、マシュー・バンソンは民間伝承由来としていたのですが、これも色々検索してみたらどうも宗教由来の可能性も否定できないです。
英語で「iudicium aquae」という儀式は英語で「ordeal by cold water」といい、神明裁判や魔女裁判で良く使われていた儀式のようです。
手足を縛って水に沈めば無罪、浮けば魔力を使って浮いたということで有罪（魔女）としていたようです。

編集をするのはもう少し待った方がいいかもしれないですね。
今出ている意見も元にもう少し考えてみます。

この追加されたマイリストって、ここで持論を展開してた人の動画か
編集したアカウントも、本当に最近登録してるのに編集慣れしてる、そして吸血鬼関連の記事にこの人の動画ばかり追加してる編集用サブ垢みたいだし

上の発言は語弊があるかもしれないけど、
自分の動画で好きなように自論を展開する事と、それをここで紹介する事自体は全く問題ないと思うよ。
でもサブ垢作ってまでやらなくても、「自説を練り直して動画に纏めた」って言えばそれでいいんだし。

個人的には他の人の考察動画も参考動画に欲しいな。色んな人の考察を見てみたいし。

>>159
ごめん、うｐ主の動画が好きな一視聴者である自分がやった
うｐ主さんに迷惑がかかるような真似してごめんなさい

ポリドリの作品の方の『ヴァンパイア』の吸血紳士の小ネタ。

この人の名前「Ruthven」は通常「ルスヴン」と訳される（「ルス⇔ルース」や「ヴン⇔ベン」のような表記揺らぎ含む）けど、実はこれスコットランド風の名前で、狭義の英語発音じゃないので綴りと発音の対応が異なり「リーヴェン」と「ルーフェン」の中間あたりの発音でいいらしい。

モデルといわれるバイロン卿はスコットランド育ちなので、ポリドリがスコットランド貴族をこの吸血紳士にイメージしてたとしてもおかしくはないと思う。

>>159
そのうｐ主、いろいろな吸血鬼動画を投稿してるみたいだね
個人的に一つ気になったのが、「ネラプシ」を「民間伝承最強の吸血鬼」と紹介している動画
>>sm27089540


動画で紹介された「最強」とはちょっと違うけど、退治不可能な吸血鬼もいるらしい
“クレタ島では、「吸血鬼」 καταχανάς は死体に悪霊が入って動きだしたもので、寝ている者の上に乗って苦しめる。被害者は自分も καταχανάς になるので、銃を撃って追い払ってもらわねばならない。また四〇日を過ぎると手に負えなくなる。”
（『吸血鬼伝承：「生ける死体」の民俗学』55ページ）

ルーマニアのブコヴィア地方には、全知全能の唯一神を吸血鬼がねじ伏せる伝説がある。

詳細を見ると、ストリゴイ“strigoi”（＝吸血鬼・魔女）の伝説。
“キリストが世界をめぐっていたとき、魔女（strigoi あるいは vidme）の悪行を戒めると、彼らはキリスト昇天祭に荒天を引き起こして天に昇らせないぞと脅し、キリストは仕方なく彼らの活動を許したという”（『吸血鬼伝承：「生ける死体」の民俗学』64ページ）

こんな記録もある。“ヴィドメ（vidme）は邪悪であり、人々に魔法をかけ、子供を盗む。主（God）は彼らに、「主はお前たちのなしていることを助けはしない」と言った。彼らは、「なら私たちはお前の昇天を助けない」と応じた。だから主は天へ昇れないのであった。
他の場所での話では、主が彼らを叱り、彼らは「でもお前は思うようには昇れないよ、私たちがお前の羽を切るからね、だからお前はここに降りたままだ」と答えたという。また別の話では、この問答は昇天に結びつく。主が魔女たちと合意したことで、ようやく主は天に昇れるのである。”（『The Vampire: A Casebook』23ページ、http://urx3.nu/rMsN）

ちなみに、ストリゴイの語源は古代ローマ由来。東欧には「吸血鬼」を意味する名称が四系統あって、その一つがストリゴイ。
“③strigoi 系　ポーランド人、スロヴェニア人、ルーマニア人など。語源は古代ローマの怪鳥ストリクス strix で、鳥の姿に化けた魔女とも考えられていた。イタリア語の strega は「魔女」の意味であるし、ルーマニア語でも実はそうだ。”（『吸血鬼伝承：「生ける死体」の民俗学』135ページ）

この吸血鬼が反一神教・反キリスト教的な妖怪なのは、土台が民間伝承に加え多神教（ローマ神話）だからかも？と思う。

駆逐艦の情報はあるのにどうして戦闘機のデ・ハビランド バンパイアが無いんだ・・・

>>159
なぁ
そろそろ貴様に言わなければならないことがあるんだ。
俺も今日まで言うべきかどうか悩んだ。
言わなければお前も俺も普通の生活を続けていくことができる。今までどおりにな。
だが、やっぱりそれじゃだめなんだ。偽りのなかで生きていてはだめなんだ。
それに、もう時間がないんだ。
今、俺はお前に真実を告げる。

ニコニコを

見ているのは

ひろゆきと

俺と

お前だけだ。

驚いたか？当然だよな。だがそれが真実だ。
辛かったぜ。お前がニコニコを見つけるずっと前から、
俺は何十台ものＰＣに囲まれ毎日ニコニコを保ってきた。
だから、あのうp主も、あのコテハンも、すべて俺だったんだ。
お前が初めてニコニコを見たとき、俺は人生であれほど嬉しかったことはなかったぜ。
時には心苦しいながらもお前を叩いたりもした。許してくれ。
と、今話せるのはここまでだ。もうすぐすべてを知るときが来る。
そのときまでに、心の準備をしておいてくれ。

今年になって、「Awesome City Club」と「NoGoD」がvampireって曲を出したね
前者はＣＭソングにもなったから記事本文に書いてもいいかもしれない。
後者は……知名度的には書かなくてもいいかも、自分は好きな曲だけどね。
上記２つ含め、ジャンヌのもデンカレのも好き。
他にvampireって曲はどんなのがあるんだろう？

吸血鬼とヴァンパイアって同じものと思っていたけど、別個に記事があるのね。
２つとも記載内容の方向性が微妙に違ってて面白い。

・見た目が不健康
・常に鉄分不足
・日光が嫌い
・にんにくも嫌い
・ミサに参加すると気分が悪くなる
・泳げない
↑のせいでよく吸血鬼みたいっていわれます

キリスト教とヴァンパイア退治の関係は「民衆が」「教会を」権威付けに利用した側面もあったんじゃないかと思う
東欧の村人達もキリスト信者なわけで、立派な教会から盗もとい拝領した霊験あらたかな十字架や聖遺物なら効きそうに感じたろうし、土地の伝統＝自分たちのキリスト教に従わない不届き者やよそ者を悪人に仕立て上げるには都合が良かっただろう
困っている自分たちのためにヴァンパイア退治のミサもしてくれないような司祭は悪徳司祭に違いない

ローマ・カトリックのお偉いさん方にとっては死者の復活は神の特権だから、ヴァンパイアは1.古くさい異教の迷信か2.悪魔が死体を動かしてるように見せてるだけ、のどっちかで、東方から寄せられ、時に司祭まで一緒になったヴァンパイア騒動は悩みの種だったらしい
彼らにとって十字架が効くとしたら悪魔退治と同じで、十字架というマジックアイテムではなく本人の信仰のおかげとしたかったはずだ
というか信仰の力は悪霊だけでなくあらゆる困難に効く
あるいは迷信も悪魔も神の前には元々まやかしに過ぎないから理性(＝信仰心)さえしっかり保っていれば手出しできない、事にしたかっただろうか

創作内での理由付けとしては、TRPGのブラッド・クルセイドで設定解説ページに、吸血鬼も迷信を信じているか？みたいな一文があって面白かった

そりゃよくわからない方法で吸血鬼にされて、よくわからない力を使ったり衝動に悩まされてる内に、仲間がハンターによくわからない方法で滅ぼされるの見たりしたら迷信深くもなるだろう
いつどんな理屈で灰になるか分からない。直ちに影響ありませんと言われても長く生きるつもりなら大いに気になるだろうし。物語としては理性でも本能でも一度でも躊躇したり、逆に無理解なままウカツな行動取ってもフラグになりそう

>>170
そこらへんのこと「ゆっくりと学ぶ吸血鬼」でも解説してたような気がするけどちょっとうろ覚えだなあ

削除しました

ヴァンパイア能力増産の流れ
・墓を掘り起こしたら死体が腐ってなかったコワイ！
→こんな不吉な存在が悪い事をしてないはずがない
→最近起こった疫病、不幸、体長不良、抜け毛などの犯人に違いない
→証言される悪行に関連性がない、つまり何でもできる、コワイ！元々死体は無関係とかの意見は却下する
→誰も犯行の瞬間をはっきり見てない。鍵かけた密室内でも被害が出る。つまり神出鬼没。コワイ！元々無関係とか(ry
→あるいは不幸事が起こった時に犯人とおぼしき墓を掘ると必ずヴァンパイア化した死体が見つかる。見立てを間違えて犯人以外の墓を掘った場合は母数から除く事
→めぼしい犯行がない時は巧妙に隠れて影で何かやってる証拠。とりあえず地元の妖怪伝承とくっつけとけば吉。元々悪行とは無関係とか(ry
・悪夢か狂人の妄想のような悪行の現場を見たと証言する人はたまに居る。悪行を絶対しないヴァンパイアを見たと証言する人は居ない。つまり悪行をする確率は100%。夢か妄想の産物という意見は却下する

ヴァンパイア弱点増産の流れ
・不吉な事(疫病死など)が起こり、犯人(死体)も見つかった
・でも犯人がいつ何故どうやって犯行を行ってるかはっきり見た人がいないため対策ができない
→とりあえず民間伝承や神話、合理的推測から何か試そう

成功した(処置に手間取ってる間に不吉な事態が止んだ、幸運にも退治法実践者に被害がでなかった)
→やっぱりあいつが犯人で退治法は正しかった
失敗した(何故か不吉な事態が止まない、不運にも退治法実践者に被害が出た)
→この退治法は間違っていた。しかし退治法がないなんて理不尽は認められないので他の退治法があるに違いない

合理的推測によるヴァンパイア退治
・不吉な死体が犯人なのは間違いない(断定)
・死体本体を燃やしたり、海に流したり、杭で打ったり、首を斬れば常識的に考えて悪行ができるはずがない(断定)
・もし処置後も悪行が続くなら他に不吉な死体がある証拠である。全ての墓を掘って不吉な死体を処置しても悪行が続く場合、誰も知らない山中に発見不能な死体がある証拠である。悪行が止めばそれ以上不吉な死体がない証拠である。
→死体の捜索や処分は精神的にも労力や経済的にも負担が大きいので、上記特性を利用すれば最小限の死体掘りで済ませる事ができる。
・上記対策の実践を通して、未処置の死体がある限り悪行が続き、全ての不吉な死体を処置すれば悪行が止む事が実証される。数ヵ月～数十年の潜伏や活動休止期間を挟む場合、事態収束と誤認しないよう注意すること

・死体処置は負担が大きく時間もかかるので簡易な個別対策(おまじない等)も併用する事
・何体処置しても悪行が治まらず、村の殆どの死体がヴァンパイア化していた事例もある。コワイ！これを悪行と死体処置が無関係な例とか、ヴァンパイア化って実はよくある自然現象なんじゃ？とか考えるのは不適当である

伝承の担い手別に分けて考えるといいかもしれない
担い手として、地元民、ヴァンパイア退治人、教会、小説家を想定すると
地元民
実際に噂話、体験としてヴァンパイアに接する人。身近さ、リアルさを重視。
身内の胡乱な話なので、ヴァンパイアとは何か？真実か？この伝承とあの伝承は同じか別か？などは拘らない。なので別伝承と混ざったり同じ物が分裂したりすると思われる

ヴァンパイア退治人
退治を職業とする胡乱な人からお婆ちゃんのおまじないまで含む。地元民に「効きそう」な退治法を教えて精神的安定を与える。
創作内の超人ではないので、退治法は実践可能な範囲(ショボい)か、誰も実際を確認できない「秘密の方法」に頼る事になる。
信頼を得るため尤もらしい理屈や正体の解説、権威付けが必要になると思われる

長文連投が続いてすまん

教会
地元民がヴァンパイア退治に使う思索、時間、財産があるなら、信仰、ミサへの参加、寄付などに使い質素従順な生活をしてほしいと思っている。
信仰があれば俗信を頼ったり恐れる必要はないとの主張の元、伝承の教会的理屈付けや矮小化を望んだと思われる

小説家
18世紀頃の西欧のゴシックホラーの書き手。民間伝承に素材を求める。
スケールや理屈、人物の行動の整合性、物語的美しさ、先駆小説の伝統等を重視し、創作を恐れない。伝承を元にした小説から着想した小説のように孫引きで伝承が入る事もあると思われる

>>152
＞吸血鬼が日光を浴びて灰になるという設定
そういえば1930年の『魔人ドラキュラ』は明らかに「日光そのものではなく昼間そのもの」が弱点という感じだったな。
終盤、納骨堂の屋内でへまをした手下を殺したはいいが、外を見て夜が明けかけているのに気が付いたドラキュラ伯爵は急に態度を変えて地下に逃げ込み、そこの棺で寝ているところを倒されてしまう。

地下だから当然日光なんて当たらない、ヘルシング教授たちがすぐそばまで来ているのも知っているから油断とかではない。
つまり、「昼間はいかなる状況下であっても棺の中にいなければいけない」という条件が伯爵にあるとしか思えない。

「吸血鬼は杭で心臓を貫かれたら死ぬけどそんな事されたら誰でも死ぬから弱点とは言わない」
パワポケでこれを見た時は確かにそうだと思った