人工知能
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841
ななしのよっしん
2021/01/04(月) 15:59:19 ID: FIfyRaNCL0
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842
ななしのよっしん
2021/01/06(水) 15:16:10 ID: aH4sKwLAgV
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>>841
AIを作るなら工学的知識は必須だろうけど、AIに関する議論はそれだけじゃなくて、それをどう解釈するかという場合はまた別の問題になると思う。例えばAIを人権を有する実体とみなすか、あるいはあくまでも道具でしかないと考えるかどうかという議論に工学者はどれほど貢献できるだろうか。
あるいは、AIがどの程度のことを出来れば人間と同等の知能があると言えるだろうか。人間の知能にも世界一馬鹿なやつから世界一賢いやつまで幅があるからどこを基準にすればいいのだろうか。優秀だがフレーム問題が解決されていないAIを十分とみなして人間と同等の知能があると解釈するか、あるいはまだまだといって認めないべきだろうか。
科学的知識が伴わない議論なんで空論と言われればそれまでだが、意味がない訳ではない。社会を動かして、例えばAIに対する態度やニーズを変えたりするのなら空論でも構わない。どうせAIを利用する人の多くはろくな工学知識を持ってないし、工学知識を懇切丁寧に解説したところで「ようわからんけどこういうこったな!」で勝手に解釈しちゃうから。
AI労働者がいくら人間と同じ働きをすると工学者と経営者が働きかけても「でも有権者が反対するから…」と政治家に言われたらそれまでだし、あるいは「AIは大したことない」と工学者が説いたとしても、世間の熱狂を止められるわけではない。
歴史的事象においても、例えばロックやルソーは人間主義の政治を切り開いた思想家たちだが別に脳科学の専門家ではなかったし、20世紀後半の第2次大戦や冷戦は根底に人間に関する解釈の違いがあったが、戦争を主導した指導者たちや彼らを支持した国民もまた、殆どは脳科学や医学に関する深い知識はなかった。
現代の政治や商取引も「人間は個々人が自由な存在である」という根拠薄弱な提言のもとで成り立っている。
AI技術がこうした「科学的知識によらない」社会の動きや思想の移り変わりと無関係でいられるはずがない。 -
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843
ななしのよっしん
2021/01/06(水) 15:27:07 ID: 2qkI/wA9lD
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844
ななしのよっしん
2021/01/06(水) 18:02:11 ID: aH4sKwLAgV
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845
ななしのよっしん
2021/01/06(水) 20:04:23 ID: 3IUg4pqvHy
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>>842
工学上の要素技術や計算機科学のトピックが、仕組みに基づかないでイメージで論じられるのはあんまり感心できないですなぁ。
東日本大震災の時もkWとkWhの違いも分からなそうな自称評論家が公共の電波で屁理屈を延々捏ねてて辟易したけど、現実の技術が現実の社会にもたらす影響を考えるのに、背景知識無しってのはやっぱり良くないんじゃない?
>>844
「○○メソッド!」とか「○○必勝法!」とかで如何わしいツールが出回ってるけど、AI使わなくとも勝手に買う馬鹿がいるから、あんまりそういう方向へは発展しない気がしますねぇ。
真面目に勉強したらいくらでも結果を弄れることが分かるし、RBS(Rule Based System)との違いが分かるようになるころには、そんな戯言には耳を貸さない程度にはリテラシーが付くだろうし…。
結局は分かる人は使う、分からない人は目の前のwebサービスでAIが縦横に活用されてることにも気が付かない、という二極化が起こるんじゃないですかね。 -
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846
ななしのよっしん
2021/01/06(水) 20:09:59 ID: XhGvRu+9k5
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847
ななしのよっしん
2021/01/06(水) 22:13:18 ID: aH4sKwLAgV
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>>845
現実への影響について論じるにあたり、AIの詳しい仕組みについての知識は必ずしも必要ない。例えば鉄道技術やコンピュータが人類社会に与えた影響について歴史学者は詳しく述べることが出来るが、彼らは集積回路の仕組みや蒸気機関がなぜ動くのかについての知識を持っているわけではない。
印刷技術も火薬も羅針盤もそう。それらで何ができたのか、実際どんなことに用いられたのかが重要なのであって、どういう仕組みで動いているのかはおおよそ関係ない(し、当時の人々の多くも大して気にしなかった)。
AIの場合現時点で「人間の代替知能として利用できる」「主にネット広告や画像認識、検索エンジンなどに用いられている」「情報抜かれるかも」という点だけわかっていればいい。あとはまあ未来の話になるので、工学者だろうが哲学者だろうが思想家だろうが不確かなことしか言えない。
>>842にある解釈もそうだ。
本来ならそのAIを使う人はAI技術に関する知識の一切合切を知っていたほうがいいのだろうが、この世界は工学の知識のみで成り立っているわけではない。それぞれに専門知識があって、利用者の大半は非工学系の人間である。好むと好まざるとにかかわらず、AIを利用し、評価し、解釈し、善悪を判断するのは彼らである。 -
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848
ななしのよっしん
2021/01/09(土) 21:22:37 ID: O1S8byE/Mg
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aH4sKwLAgVのレス(特に>>842と>>847)は、「AI分野」と「AI分野・歴史・社会・思想」とを混同している。
AI自体じゃなく、AIに関する「どう解釈するか」「歴史的事象においても~」「社会の動きや思想の移り変わり」「この世界は工学の知識のみで成り立っているわけではない」という類の事柄についてレスしたいなら、歴史や社会や思想のスレへ行ってくれ。
>あとはまあ未来の話になるので、工学者だろうが哲学者だろうが思想家だろうが不確かなことしか言えない。
経営情報工学や経営システム工学などによる経営計画、経済計画、都市計画、ビッグデータを使った将来予測といったもろもろを全否定してるな、その考え方。(広義の)ビッグデータによる未来予測は、昔から天気予報でも使われているので。 -
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849
ななしのよっしん
2021/01/12(火) 08:59:25 ID: aH4sKwLAgV
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>>848
ここは「人工知能について語るスレ」なんだから、人工知能に関する話題なら技術的な話題に限定されないはずだよ?それに人工知能の歴史や思想なんてここ以外で語りようないはずだけど。
>経営情報工学〜われているので。
天気予報と人間社会の予測は全く性質の異なる。天気がある程度予報通りになるのはそれ自体が予報に影響されないから。人間社会は予測に反応して動きを変えるから、予測を発表した時点から、いや誰かが認識した時点から未来は予測からずれ始める。だから社会の未来予測は難しい。
それに社会の未来予測は考慮すべき変数が多すぎる。AIに関する未来予測を本気でするなら、当然AIに関する哲学的な解釈の動きも計算に入れないとだめだよ。その解釈一つで社会におけるAIの扱いが変わるんだから。
あ、そうそうローマカトリックの次期教皇が誰になるのかも気にしたほうがいいね。過激な反AI論者だったら、社会への影響は無視し難いかもね。
ウイルスがどんな進化をするかも予測したほうがいいよ。去年がどれくらい計画通りにいったかを考えれば当然だよね。
多分リスクで計算済みと言うのだろうけどリスクは計算可能な危険しか考慮しない。でも実際には未来は常に不確実なわけで、計算外の危険は毎度起こる。去年ウイルスが猛威をふるう可能性を考慮に入れたのならすごいけど。
まあそんなわけで、どんな数学的予測だろうと現時点では確かな未来予測なんて不可能ってこと。 -
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850
ななしのよっしん
2021/01/12(火) 09:06:44 ID: vrSv/VJplG
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851
ななしのよっしん
2021/01/12(火) 12:43:46 ID: aH4sKwLAgV
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852
ななしのよっしん
2021/01/12(火) 19:15:25 ID: 3IUg4pqvHy
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>>847
「鉄・病原菌・銃」のジャレド・ダイアモンドとか、「利己的な遺伝子」のリチャード・ドーキンスとか、それぞれの専門分野からデカい話をするのは面白いけど、(まともな)人文系や社会学系の研究屋はこういうのにはあんま手を出さないと思いますけどねぇ。
>>851
(内容に同意するかは別問題として)書く事自体がいけないなんてことも無いとは思うけど、制御工学の発展と社会変容(例えば労働の疎外)とか語りたいなら、別段AIに限った話でもないし、そっちの方のスレがいいかもしれんですな。
前のレスに遡って貰ったらよく分かると思うけど、BIだかAIの人格だか意味不明の妄想を哲学と称して垂れ流し続けた兄貴が居たせいで、(自分も含めて)結構その手の話題はみんな構えてる気が… -
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853
ななしのよっしん
2021/01/12(火) 20:18:10 ID: aH4sKwLAgV
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>>852
AIの具体的な仕組みやプログラミング言語までにはさすがに首突っ込まんだろうけどAIで起こる社会の変化に関しては社会学系の人間は無視できないじゃねーの?
ドーキンスは動物学で博士号とってたはずなんでゴリゴリの自然科学系だと思うんだけど。この場合社会学に首突っ込んだ形になるんかね?なかなか着眼点が面白いから好きなんだけど。
あとどーでもいいけど君も「まともな」とか結構ぼんやりした言い回しするんだね。博士号持ちとかそういうこと?
>前のレスに遡って貰ったらよく分かると思うけど、
特定の誰かはよくわかんないけどそういう手合いは確かにいるね。「脳の細胞管理機能が落ちると暴走してガンになる」ってのには笑った。
ただ俺はAIの技術的なあれこれについてはあまり首を突っ込まないようにはしようと思うし(以前のレスでやってたら謝ります)、AIに関する哲学的な考察が死んだわけではない。
AIに人格が宿るのかどうかは大変興味深いけど、それ自体も脳科学やデータサイエンスの発展次第だろうな。そもそも人格やら主観が何者でどうやって発生してるのかはわからないから、それこそ科学者に頑張ってもらうしかないと思うね。
哲学的には、工学者が「人格が宿ったAIです!」と発表したとしてそれを人間あるいは人間と同格だとして諸権利を付与すべきなのかどうかのほうが気になるよね。同じ精神性を有するはずの異人種を長く奴隷の身に押し込めていた人類はどう判断するかね。 -
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854
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855
ななしのよっしん
2021/01/12(火) 21:01:51 ID: 3IUg4pqvHy
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>>853
ジャレド・ダイヤモンドは確か生態系とかそっちの専門。リチャード・ドーキンスは生物屋なんで、こういう専門家が各論から総論に入ると面白いわけよ。
逆に総論的な事をやってる人が各論にフォーカスする例はあんまない、ということを言いたいわけです。
価値判断と事実判断の峻別とか、事実と意見の区別とかがしっかりできていれば「まとも」なんじゃない?
もっとも、これが出来てるから社会から認知されるか、というと全くの別問題で、どうしようもない売文屋やアジテーターの屑の様な奴がかえって有名だったりしますからねぇ…。
継続的に科研費のデカいのを当ててる人とか、各種の官庁の審議会や委員会に呼ばれる先生とかは「まとも」でも全く有名ではないですし…。
>>854
あれをやって「う~ん…(できたはいいけど)微妙!」みたいな顔になるのが勉強の第一歩だと思うゾ。 -
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857
ななしのよっしん
2021/01/13(水) 00:32:49 ID: 3IUg4pqvHy
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858
ななしのよっしん
2021/01/13(水) 01:00:03 ID: 3IUg4pqvHy
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ななしのよっしん
2021/01/13(水) 17:15:59 ID: oZaagVCyn1
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ななしのよっしん
2021/01/13(水) 18:35:26 ID: 3IUg4pqvHy
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ななしのよっしん
2021/01/13(水) 18:38:58 ID: 3IUg4pqvHy
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864
ななしのよっしん
2021/01/13(水) 21:44:10 ID: aH4sKwLAgV
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>>855
確かに面白いとは思うんだけど結局それも畑違いの分野に首突っ込んでるだけ。
例えばジャレドダイヤモンドが「文明崩壊」で語った「イースター島崩壊シナリオ」は
最新の考古学調査で否定されている。そもそも従来の崩壊シナリオもころでモアイを運んだ場合木が足りなくなるという仮定からそう言われていたもので、資源収奪の跡が発見されたわけではなかった。ダイヤモンドがもう少しこの辺の事情を知っていたらこの件について言及しなかっただろうが。
ミームも結局人間の文化の広がりとか発展に遺伝学を無理やり当て込んだ形になる。確かに発想としては面白いけど、ミーム自体は単なる概念で、存在が確認されていない。
>>858
数十年はともかく数百年は見積もりとしては長すぎる気もするなあ。まあ未来のことなんでどうなるかはわからんけど。
ただ、今のうちから議論を進めておくのは悪くないよ。新技術が浸透してからあーだこーだ考え始めて土壇場で歪みだらけの制度と思想作っちゃうよりかは。
社会的ダーウィニズムは科学的知識を制度に応用した例としては最悪だね。似たような思想はナチス打倒後も長いこと人気を博し続けたけど。こういう思想が誕生しないように議論をしておく必要があるんだよ。技術的な話だけだとついていけない人は勝手に解釈して勝手に制度を作るからね。 -
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865
ななしのよっしん
2021/01/17(日) 20:03:33 ID: wWhzV/Wgj/
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866
ななしのよっしん
2021/01/23(土) 18:17:52 ID: FIfyRaNCL0
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ななしのよっしん
2021/01/25(月) 00:14:27 ID: Z18LiQcZ8q
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ななしのよっしん
2021/01/25(月) 15:21:11 ID: aH4sKwLAgV
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ななしのよっしん
2021/01/25(月) 15:27:23 ID: aH4sKwLAgV
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870
ななしのよっしん
2021/01/25(月) 20:29:18 ID: pSYnE/MyWF
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ひとまずID: aH4sKwLAgVは哲学や思想というものを重視しているようなので、こういう類の解説本や学術書とかどうぞ
>>az4334043380
>人工知能は自我を持つようになるか? 自我を持つとどうなるのか? という哲学的な問いかけが流行していますよね。書店に行くと人工知能コーナーが設けられているのですが、プログラミングに関する技術書より、こうした哲学書の方が多く陳列されている印象です。
僕、すごくガッカリしているのです。なぜなら、生産的じゃ無いからです。人工知能開発者は人工知能に自我が芽生えるかどうかなんて興味ありません。人工知能を作れない人が、人工知能を知らない人に向けて「問題だ」「凄い」と言っている。そんなのどうだっていいだろう! と言いたいです。
あまりにも誤解が広がっているから、研究者が慌てて「そうじゃないんですよ」と修正するような事態がしばしば起きています。本当に勘弁してほしいと思います。(35~36ページ)
https://ja.wikip edia.org /wiki/%E 4%BA%BA% E5%B7%A5 %E7%9F%A 5%E8%83% BD#%E5%9 3%B2%E5% AD%A6%E3 %81%A8AI
>生命情報科学者・神経科学者の合原一幸編著『人工知能はこうして創られる』によれば、AIの急激な発展に伴って「技術的特異点、シンギュラリティ」の思想や哲学が一部で論じられているが、特異点と言っても「数学」的な話ではない。前掲書は「そもそもシンギュラリティと関係した議論における『人間の脳を超える』という言明自体がうまく定義できていない」と記している。
確かに、脳を「デジタル情報処理システム」として捉える観点から見れば、シンギュラリティは起こり得るかもしれない。しかし実際の脳はそのような単純なシステムではなく、デジタルとアナログが融合した「ハイブリッド系」であることが、脳神経科学の観察結果で示されている。
前掲書によると、神経膜では様々な「ノイズ」が存在し、このノイズ付きのアナログ量によって脳内のニューロンの「カオス」が生み出されているため、このような状況をデジタルで記述することは「極めて困難」と考えられている。 -
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