ニコニコ大百科

証拠２．
『森の小道を辿ったり 薔薇の木の下でお茶会 お城からの招待状は ハートのトランプ』

　１番目アリスの作った血の道を辿ったり、２番目アリスの死体の傍らでお茶会をする等、既に正気の沙汰ではない。
　歌い手が狂っていることを示唆していると思われる。
　おまけに、３番目の時点で既に狂ってしまっているはずの女王がどうして双子に招待状などを送ったりしただろうか？
　疑問はもう１つある。
　この招待状、時系列から考えて、まだ４番目アリス達に届いていないのである。
　にもかかわらず、何故歌い手は招待状がハートのトランプであることを知っているのだろうか？
　発想を逆転させてみよう。
　この招待状、実は女王が出したものではないのである。
　ではだれが出したのか？
　招待状の中身を知っている歌い手に他ならない。
　そして女王の招待状だと偽ることができそうな存在と言えば……いるではないか。
　他ならぬ不思議の国への案内者、『時計ウサギ』が。
　そう、彼こそがこの『人柱アリス』の歌い手であり、全ての黒幕こと『ジョーカーアリス』なのである。

証拠３．
全てのAliceが形は違えど狂っている

　１と２より、黒幕らしき歌い手なるジョーカーアリス＝時計ウサギがこの歌の裏にちらつくことは理解いただけたと思う。
　そして問題は、『ジョーカーアリスが全て事件の全貌を知っている』という事実である。
これらの陰惨な事件の概要を全て把握しているというのを偶然で片づけるわけにはいかない。
　では、ジョーカーアリスはどのようにして事件に関わっていたのであろうか？
　ヒントは、ジョーカーアリスを含めた全ての存在が何らかの形で狂っていることである。（最も、２番目アリスはあまり狂ってはいないが……）
　そして全ての事件に関わっているジョーカーアリス。
　つまり、ジョーカーアリスを中心にして全てのアリスが狂っていったのだ。
　では、ジョーカーアリスはどのようにして人を狂わせたのか？
　催眠術？特殊能力？そんなものは必要ない。
　人は薬を一本打つだけで廃人と化すのだから。
　こうして浮かび上がるのが、『不思議の国への案内者・時計ウサギ＝麻薬の密売人』の等式である。

証拠４
１番目アリスの一節の解釈

　麻薬の症状の一つの錯乱状態から、通り魔殺人へと発展した例である。
　いわゆる、『周囲の者が皆、敵に見える』状態。
　L5も真っ青である。
　そうして最終的に彼女は拘束され、拘置所で一生を過ごすこととなった。
　自分が誰を殺したのかもわからぬまま。
　麻薬常用者の破滅パターンの王道の１つである。

証拠５
２番目アリスの一節の解釈

　有名な歌手が隠れて麻薬を乱用していたという事件は後を絶たない。
　２番目アリスは最も麻薬による錯乱が少なかった例である。
　しかしそれで話は終わらない。
　最終的に彼は『いかれた男』に撃ち殺されるのである。
　ここまでの話を聞けば、この『いかれた男』も麻薬を常用していただろうと推測することは容易である。
　他ならぬ麻薬密売人であるジョーカーアリスが『いかれた』と言っているのだから。
　いや、ともするとジョーカーアリス自身であったという可能性すらある。
　自分がいかれていることは自覚していたのかもしれない。
　つまり、彼は熱狂的ファンに殺されたのではなく、麻薬をめぐるトラブルによって殺されたと考える方が現実的。
　例え麻薬に呑まれて錯乱することがなくとも、麻薬に関わると結局不幸になるといういい例である。

証拠６
３番目アリスの一節の解釈

　幼い子に麻薬を勧め際に、『綺麗になれる薬』という歌い文句があると聞く。
　元々美人だったにもかかわらず、その言葉に踊らされて薬におぼれ、最終的に破滅していく例と言えよう。
　傾国の美女だったのであるから、麻薬に手を出しさえしなければ異常に老いを恐れるようなことにはならなかったのではないか。
　いや、そもそも老いを恐れるようになったのは、麻薬の乱用によって変わり果てた自分の姿を見たからではないだろうか。
　一番の側近に時計ウサギ＝麻薬密売人がいることから考えても、既に麻薬無しでは生きていけない身体になってしまっていると思われる。

証拠７
４番目アリスの一節の解釈

　『好奇心から不思議の国』
　好奇心から始めて麻薬に手を出して、薬物依存症により元の世界に戻れなくなった双子の話である。
　いや、もしかしたら薬物によるショックで死んでしまい、文字通り『幻覚を見ながら永遠に眠ることになった』という解釈も可能である。
　ここでさらなる考察を呼ぶのが『気の強い姉、賢い弟。一番アリスに近かったけど』の一節である。
　これを歌ったのは他でもないジョーカーアリスであるが、ここで言う『アリス』とはだれの事か？
　さらにどうやってジョーカーアリスは『ついさっきやって来たばかり』のこの２人の性格を知ることができたのか。
　自分の解釈は以下のとおりである。
　『気の強い姉』に誘われて、『賢い弟』も『麻薬』に手を出してしまった。
　しかし『賢い弟』はすぐに、文字通り一連の『アリス事件』または目の前の『ジョーカーアリス』の真実に気づいた。
　しかしそのことに気づいたジョーカーアリスは２人を完全に薬漬けにし、口封じをしてしまうのである。
　結果双子は、『薬物依存で麻薬から抜け出せなくなった』または『薬物ショックで幻覚を見ながら永遠の眠りについた』
　これが自分の考えるこの１節の裏設定である。
　そう考えると、歌詞の中の『ついさっきやって来たばかり』の部分から考える限り、ジョーカーアリスはこの歌『人柱アリス』を歌っている時、双子を薬漬けにしている真っ最中だったのであろう。

証拠８
人柱アリスの冒頭に書かれる『前振り』の解釈

　まず、この文章はあくまで『前振り』であって歌は歌われないことに注意。
　即ちこの文章は『ジョーカーアリス』について書かれたものであるが、『ジョーカーアリス』本人が書いた文章ではない。
　『だれが見たのかわからない』の『だれ』はもちろん『ジョーカーアリス』。
　そして、『小さな夢』は『麻薬による幻覚』
　つまりこの文章は、ジョーカーアリスが麻薬を乱用していくうちに『この幻覚を共有する仲間がほしい』と思い立って『麻薬密売人』になるまでの過程を描いているのである。
　この文章で恐ろしいところは、『小さな夢』＝『麻薬による幻覚』自身が意志を持っているように振る舞い、この前振りを書きあげていることだろう。
　いわゆる『幻覚・妄想の一人歩き』である。
　もしかしたら最初に『小さな夢』を見てしまった『だれ』、即ち『ジョーカーアリス』こそが一連の事件での１番最初の被害者であると言えるのかもしれない。

歌『人柱アリス』が訴えているもの

　この『人柱アリス』という歌の中の『不思議の国』は決して幸福をもたらさない。
　それは原作の不思議の国のアリスに見られるような夢溢れる国ではなく、麻薬によるただの『幻覚症状』なのである。
　そしてその『アリスの不思議の国への案内人』こと『時計ウサギ』は、現実にはその『幻覚』を見せる『麻薬』の『密売人』だった。
　この歌劇『人柱アリス』は麻薬に関わる者達のあらゆる形での破滅を見させることで、間接的に麻薬の恐ろしさを伝えている作品なのかもしれない。
　この歌で登場するような時計ウサギや某魔法少女の契約厨のように、甘い言葉をかけて来る者には気をつけるべきである。
　いつまでも合言葉は、『ダメ、ゼッタイ！！』

筆者「白冷零無」の後書き兼再忠告

　自分は、この設定を利用してくれるような人がいたとしても全く気にするつもりはない。
　元々本家を利用してこういった設定を作っている自分が言えたことではないし、何より同じ考えを共有してくれる同胞として盟友になれるだろう。
　それに、このように自分の発表している時点で自分の設定が広まってくれたらという願いがあるのも事実である。
　（別に叩いてくれてもかまわない。それはそれで『広まった』ことの一つの形である。）
　ちなみに自分は絵心が全くないので、自分の設定した世界が動画として見られたらと思っている節もある。（人任せ）
　しかしこれはあくまで二次創作設定であり、本家様に迷惑をかけるようなことがあってはならない。
　本家あってこその二次創作なのだから。
　だから本家の御膝元でこれについての議論をすることは絶対にあってはならない。
　二次設定は二次設定らしく、こういった掲示板の端などでこそこそやって楽しむ。
　ほら、これでみんなニコニコできるではないか。

>>sm15350413


この発想はなかった

なんかつべにこの曲を元にしたと思われるドイツ語のボイスドラマがアリス1からアリス4まで上がっててわろたｗｗｗｗｗ
やっぱドイツ人ってこういうMärchen調のものにはうずくものがあるのかなｗｗ

あー、記事に書いてなかったから気づかなかったけど日本語のドラマがあるのかな？
それの独訳版なのか。勘違いすまそ。

この「一番アリスに近かったけど」って「一番目のアリス（めーちゃん）」に近かったの？「誰よりもアリスに近かった」って事なの？どういう事なの

主コメにもあったけどひとばしらなのな
今までじんちゅうって読んでたわ恥ずかしい

この曲をボカロ成り立ちだっていってる人がいたけど合ってるの？
違うと思うけどなぁ・・。

誰か教えてくださいｍ(_　_)ｍ

>>135
投稿者自身が「解釈ヒント：ボカロ達の経緯。そんだけですすみません」って投稿者説明文に書いてるからね。
そのうえで「それ以外の意味も含ませている」という解釈は否定しないけど、ベースとなるべき根本的な解釈は歪Ｐの言った通りボカロの経緯、つまり生い立ちというか成り立ちと解釈するべきだと思う。

ボカロの経緯というなら
ＭＥＩＫＯ→システムの始まりかつ成功者（勇ましく、道を敷いて行った）だが、知名度やシステムの完成（アリス）にはいたらなかった
ＫＡＩＴＯ→ＭＥＩＫＯと比較してシステムが改良され歌唱の幅が広まった（色んな音を溢れさせて）ものの、販売実績は低い（大人しい、の理由？）
初音ミク→キャラクタービジュアルを前面に押し出した（きれいな姿）。ボーカロイドの代表格のような商品（国の女王）
双子→当時の新商品（やってきたばかり）。ハモリもできてミクよりハイスペック（一番アリスに近かった）

当てはめるならこんな感じ？

>>137
ものすごく納得のいく解釈だ。ありがとう！

>>137
なるほど

けっこうPVとかでも一番目アリスと四番目アリスを関連させてるのが多いみたいだけど、ただ単に「最もアリスに近かった」だと聞こえが悪いから「一番アリスに近かった」になっただけじゃないのかなーと思うんだよね

ボカロの経緯で思いついたんだが
一番アリスってMEIKO以前のボカロで
テストのため売られなかったため「消えていくのは嫌だ」
でそのテストの夢に最も近づいたって考えたが違うな多分

四番だけの解釈
おれはリンとれん二人合わせてアリスだと思う
でもれんは一人じゃないとだめなことに気づいてリンを殺した
ってとこかな

>>134
俺もだ。
ってか俺の友達みんなじんちゅうと読んでるわｗｗ

なんかオーケンの曲にありそうなタイトルだなぁと思った
あ、「身代わりマリー」のせいか