ニコニコ大百科

ギャグやコメディなんかで、どう見てもその場限りの小ボケや賑やかしの小ネタみたいなのを伏線だと勘違いして考察繰り広げてる奴とかキツい
ひどいと大団円で終わった話に「あの伏線が回収されてない！」って騒いだりする
>>270みたいに初期にやったネタと終盤のネタが明らかに脈絡なく被ってるだけなのを「これも伏線、あれも伏線、作者すごい！」ってマジではしゃいでる奴とかもキツい
見つけようとして見つけるもんじゃないのに伏線探しに躍起になる意味が分からない

伏線じゃないという明確な根拠も特にないなら
どっちもどっちな気がするが

>>271
根本には、本来先にほのめかしたことを後で明示することまでセットにして初めて成立する一表現手法でしかない伏線って概念自体が
まずミステリーという犯人やトリックを推理≒本来必然的に必須とされる描写や情報を恣意的に取捨選択したり後出しできる体裁と親和性が高く、まずそこで作品自体を触媒として作者読者入り混じった優劣や勝敗に基づく格付けマウントし合うことがある意味正当化できる土壌を生み
そこから推理要素の有無関係なく娯楽全般における傾向として、先にほのめかす情報と後で明示する情報の落差や衝撃の大きさ＝クリフハンガーの崖の高さを至上とする安易さや、何よりそれを前もって準備していたアリバイ作り兼構成力を作者の実力や客の知性を見せつける材料に直結するメンタリティとも結びついて特に偏重されるようになった結果
逆説的に技術・発想の巧拙やコンテンツそれ自体の格・質の上下高低をそれだけで判断できる（と錯覚させる）歪んだ指標に肥大されたからだと思う

>>271
そうだと煽るような要素を入れたりする作品も悪いと思う
単純にシンプルで一話完結ならあーだこーだ言われずに済むと思う
この手のジャンルは頭を空っぽにして楽しむような作品だと思うのだがな・・・

乾巧は実はオルフェノクでしたという伏線の1つに猫舌があるが、仮にオルフェノクでなかった場合は猫舌たっくん君かわいいで終わる。

このように回収してもしなくてもどっちでもいいようなのが伏線で、必ず回収する必要はないんだが、猫舌なのにオルフェノクじゃないのはおかしいとか言いだすオタクはたくさんいる

回収してもなくてもいいならそれは伏線じゃなくて
特徴とか癖ではないかな？

なんか「この要素あとで使うべきなのに捨てっぱなし」とか「なんでここの説明がない」を「伏線回収してない！」と言ってる人が多いイメージ
ただの期待外れか納得できなかっただけ

指摘するのは結構だけど伏線云々は的外れの批判だなあって

伏線を布石やダブルミーニングの意味で使う人多いよねー

布石は物語の作劇手法に使われる言葉じゃ無いぞ、ついでに前振りも

コナンの羽田浩司とかよくもまぁ作者は覚えていたよな思う

伏線が本当に伏線になる張り方は後付けすること
そりゃ作者自身もそこが伏線になるなんて書いてる時点で気づいてないから当然のこと
実際にこれをやったのが進撃の巨人
勘違いしてる信者多いが、進撃は作者も公言してる通りライブ感覚で書かれてて後付けが異様に上手いだけ

前振りが伏線じゃないとか言ってる奴は辞書とかネットで言葉の意味も調べない馬鹿なのかな？
前振りが伏線じゃなかったらそもそも伏線を貼るっていう表現自体が成立しないし、見た時に伏線だとわからないシーンは伏線ではない

>>282
そりゃ単に言葉の意味的には前振りも伏線も似たようなものかもしれないけど
物語的な「伏線を張る、回収する」は前振りとは全くの別物だと思うぞ
宇多丸がドラえもんスタンドバイミー2の評論で

＞「伏線」というのは、元は別のものとして機能していたものが、後ろで違うものとしてまた別に機能する、ということであって。最初に意味がわからないディテールをばらまいておいて、「実はこうでした」なんていうのは、伏線ではない

って言ってけどその通りだと思う

それとなく仄めかしてるわけでもないのに、過去に出た要素をただ後の方でもう一回使っただけで伏線とか言ってる人も多いが、正直伏線というよりただのネタの使い回しだと思う

事前に分かってしまう露骨なものは伏線とは言わないのでは？・・・と思うことはある
それとなく仄めかす程度にとどめておいて後になってから「ああ、そういう事だったのか」となるのが理想的

いやむしろそういうものこそ伏線だから
露骨なものは伏線とは言わん！なんて主張良く見るけどそいつのお気持ちでしかない、辞書見ろ辞書

>>286
ご指摘があったので『福武国語辞典』で調べてみたら「後で述べる事柄の準備として前もって仄めかして述べておく事」とあった
伏線をどう見るか人によって捉え方は違ってそうだね

例えば学生が主人公のストーリーで母親はよく出てくるのになぜか父親は忙しいとか毎回出張しているという理由で一切出てこなくて終わっても
それは伏線でも何でもなく伏線回収してないと批判してもそもそも筋違いという訳か
別に本当に忙しい家庭なんて当然あるしそりゃそうか

寄生獣のタイトル回収も実は後付け（当初は3回で終わる予定だったのでタイトル決定時点でその後の構想など頭にあるはずもなく寄生獣＝パラサイトとして描いてたのは明白）
>>2が上手いパターンだったと言える

ヒトヒトの実の伏線は見つかりましたか？

「伏線を回収する」という間違った日本語はなかなか修正されないな
俺の好きな小説家も使うようになってがっかりだよ

東方仗助が熱出したときに助けてくれたリーゼントの少年を放置された伏線扱いするのはそういうネタなのか？

後付けで伏線回収っぽく見せる演出が好き
ストーリーガチガチに固めて伏線回収するストーリーの場合は、序盤から意味深な描写しまくりで意味不明だったり退屈なことが多いからあんま好きじゃない

>>292
まぁ、ちっとも面白くなかったけどな…

スターウォーズってEP4で「クローン戦争」という謎のワードが出てくるんだけど
作中でずっとほったらかしにされてその全貌が明らかになったのは20年以上後というね

ファンもやきもきしただろうな

RAVEは最初からガチガチに決めてあって、伏線をある程度出しては回収するっていう感じだったけど
FAIRY TAILは伏線っぽくしてるけど実際には後付けだったみたいな
EDENS ZEROはその両方の中間くらいらしい

ストーリー物やバトル物で伏線回収がうまいってのはわかるが、ラブコメで伏線を張り巡らせていた五等分の花嫁は凄いと思う

中にはかなりこじつけや後付け臭いのもあるが

>>293
作品やシリーズの長期展開化に伴って後付けで帳尻合わせるようなケースの方が自ずと多くなるだろうしな

伏線を伏線と把握できるのは作者だけであって、読者にできるのは『これは伏線ではないか？』と推測することだけなんだ。
推測だから当然外れることもあるのに、そこを履き違えて『伏線が回収されてない！』とか言う読者が多すぎる。
それ、伏線でも何でもないものを読者が勝手に伏線と思い込んだだけじゃないのか？

>>292
アレはガチでそう思い込んでいる人がいる。

荒木先生がインタビューで仗助タイムスリップ説について聞かれたときに「あれは仗助の美しい思い出ですよ？」と説を否定したのだが、それでも「読者に予想されて展開変えたことの言い訳」と聞く耳持たない人を何度も見かけた。