ニコニコ大百科

ちょっと前のNHK歴史探偵でやってたけど、元軍は知っての通り騎馬が主力だが
そもそも馬ってストレスに弱い動物で、当時の造船技術と航海術で17日掛かった航海による負担でほとんど使い物にならなかった可能性があるそうな
言われてみればあの有名な竹崎季長の絵巻に描かれる元軍はほぼほぼ歩兵で馬に乗ってないしな

ちょっと細かい数字覚えてなかったからググって出てきたブログの内容を引用させてもらったけど
確かにこれで騎乗に耐えうるとはとても思えんな

引用ここから
上略～揺れたりする度に馬が怯えるのでその間に馬の心拍は上がり続けるという。だから長距離を長時間かけて輸送するのは困難で、10頭を運べば18時間もすれば1頭が発熱し、20時間を越える辺りで発熱する馬が続出し、24時間を過ぎる頃には3頭が発熱、内1頭は高熱になって肺炎で死んでしまう恐れがあるという。それに対してモンゴル軍は船で17日かけて博多湾に到着している。～下略
引用ここまで
URL → https://tv.ksagi.work/entry/2022/07/12/213620

>>118
現代でもアメリカみたいなチート国家が血反吐吐きながらやるくらいの難易度なんだよな。
※ただし核兵器使用を除く

>>121
その『蒙古襲来絵詞』に描かれているモンゴル軍の騎乗率は17％程だから歩兵主力とはいえそこそこの数騎兵はいたと思われる

少なくとも第一次侵攻に至るまでは日本側は元の武力にビビっていた
その時点では侵攻なんかせずに硬軟織り交ぜた外交で何らかの譲歩を引き出せる可能性がまだあった
でも数だけ揃えて侵攻してボロッカス晒したせいで何も得られないことが確定した
橋頭保の確保すらできないんだからちゃんと準備して迎撃すれば全く大したことない相手だと誰でも思うからな

しかも面子をかけて更に突っ込む羽目になってドブ
渡洋侵攻の難しさは当時においても指摘されていたことで想定外でもないし
絶対的に必要な戦争だったかというとそうでもない
結果論抜きにしてもなんでわざわざ侵攻したのかと問われる例

軽装弓騎兵ｖｓ重装弓騎兵の戦争と思うと面白いけどそんな機動戦はやってないんだな

>>124
まだまだわんさかと援軍が九州に集まってきてたしな。集まる前に終わっちゃったけどｗ完全にノーチャンスだった
その後の中国史上でもことあるごとになぜ侵攻してしまったのかと蒸し返されてるし、
意外とこのトラウマは中国の拡大主義に対する抑止力になってたかもしれない

>>12
元軍は広大な平野地形なら騎兵戦術で特攻SSSだけどその本隊は来てないよ
日本の地形に適正はないし遠征に使われたのは大陸極東あたりの征服民部隊
それが士気が低いだけじゃなく大軍の渡海も合流も予定通りにいかずに終始まともに作戦行動を取れていなかった
そこを鎌倉武士たちは地の利を活かして挟撃するわ夜襲をするわやりたい放題よ…
寧ろ蹂躙に近い形で普通に勝ってしまった
どちらかというとそこからの論功行賞合戦が本番
戦利品も乏しい中で戦功を飾り立てようと数多の誇大な絵巻物語が生まれた
まぁ…それが我々が伝え聞いた元寇だったんよ

もう一度くらい大河ドラマで描いてほしい。主人公を誰にすればいいのかと問われると答えられないが。

>>128
竹崎季長とか
元寇には２回とも参戦してるし

大河でやるなら鎌倉殿の13人並みに鎌倉幕府の暗黒面を描写して欲しいな

昔やったよ

モンゴルの弓が膠でくっつけただけとか驚くわ
湿気ですぐダメになりそうだし夏場なんか日向だと溶けるだろ

>>127
これも誤解が多いけど、竹崎季長が絵詞書かせたのは恩賞貰った遥か後。
何なら恩賞くれた安達泰盛も霜月騒動で死んだ後だから、態々誇大報告する必要がないんだよなあ。
そもそも、絵詞の内容って季長自身は「味方来るのを待たずに先駆けしたら危うく死にかけた」って内容だからね。
戦功に関して言えば味方の他の武将のがよっぽどカッコよく描かれてる

大宰府落とせたとして、大宰府から周防か長門に上陸して山陽道と瀬戸内を攻略しながら京都落とすのどうやっても無理だよな。
島津とか大友とか少弐とか有力者が鎌倉にいて調略できるないし、(そもそも調略する気が見られない)最初から無理な計画だったのだろう

蒙古襲来絵詞にも描かれてるよね恩賞くれた安達泰盛への直訴
竹崎季長が血を流す黒馬に騎乗して戦ってるあの有名シーンは長い絵巻の前半の文永の役のワンシーン
他にも文永の役の絵や詞書が続く後に、戦後の安達泰盛への直訴と恩賞ゲットしたことも描かれ、
さらに弘安の役を描いた後半に続く…という流れ

誤解が多いと言えば、あのシーンは竹崎だけの切抜が多いからか一騎打ちだとも誤解されがちだけど、
竹崎季長は義兄や郎党とともに五人で先駆けしてる所なんだよね
絵でも詞書でも義兄や郎党のことは描かれてる