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更に言えばモンゴルお得意の騎兵戦とやらを大元ウルスが扱いきれるかも疑問。

上で書いたようにモンゴルの基本戦略は侵略先の兵を新たな侵略先に送り込むやり方で純粋なモンゴル人は元々そんなに多くない。
その上帝国の分裂で使えるモンゴル人将兵が激減してしまってるから、チンギスやオゴデイ率いるホラズムやヨーロッパで暴れまわった全盛期モンゴル軍みたいなイメージとは違ってくる。

元寇に近い時期の大元ウルスの対外戦争(陳朝、マジャパヒト王国、パガン朝、南宋)なんかでも騎兵の大活躍！なんて話はほぼ聞かないしな(元寇同様地形デバフかかっているところが多いのもあるけど)。

有り得ない想定だけど、もし文永の役の時点で弘安の役ぐらいの兵力で攻め込んでいたら橋頭保の確保に成功したかもね。
九州は武士団が開拓してた土地だから鎌倉軍の動員も早期に行われるだろう。
そうなったら史実の規模を遥かに上回る大規模な野戦が行われてたかも。

そこで元軍にとっての文永の役がもともと威力偵察だったのか敗勢で早期の撤退を要したのか議論が生まれるが、
どちらにしても橋頭保確保に失敗して荒れやすい時期に夜間航行してる時点でアホの集団だからどうしようもないんだよね。
王城を制圧すると脅しておきながら野戦で勝てず海へ逃げてドボンなんだから舐められて当然。
だから鎌倉幕府は外交交渉での決着を捨てて二度目の侵攻に備えて動員体制整えてしまった。
恫喝目的だったなら完全に逆効果で失敗だし、王城が目標だったにしてもこちらも完全に失敗どころかスタートラインにすらたててない。
何も為し得なかった以上、御家人を粉砕するだけの力が元寇での元軍には無かったとしか言えない。

大した被害もなく圧勝しちまったから対して語られなかったとな元寇って
それが今語られてるのを見るとすげえ面白い

>>92
まあまだ南宋征服してない文永の役の時点で弘安の役ぐらいの兵力を送る船と船員揃えるのは難しいだろうね
高麗へ史実の何倍もの負担かけるとすれば反乱リスクも上がるし

やっぱモンゴルの力の根幹は騎兵とそれが生み出す侵略速度なんだよな。中東からヨーロッパにかけてバクシンできたのって相手がモンゴルの戦法を知らないのが大きいし。初期の中東、ヨーロッパ勢への連勝圧勝の要因見ると本体釣られて囲まれるの多いんだよな
正体知れば枯れ尾花、拠点強化と重装化を対抗戦術として生み出したポーランドに確実に勝てなくなっていくし
白兵戦力主体の軍は技術革新が無ければ五十歩百歩

文永の役って日本側はどれくらいの兵力だったの？

ググったら1万くらいって出てきたけど、それで合ってるの？

>>96
元軍側の兵力は一応、高麗史、元史、東国通鑑なんかでバラつきはあるもののおおよそは分かるんだけど日本側の兵力に関しては信頼できる資料が見当たらないんだよな。

著書(世界史のなかの蒙古襲来 モンゴルから見た高麗と日本)には総動員数約1万と書かれているが、その出典元が(佐藤和夫「日本軍の実力」前掲『北条時宗』所収)というものなんだが信用していいのかどうか。

文永のときの他の鎌倉武士は「自分とこは自分で守るんで九州のことなんか知らん」と言った感じだったので集まりが弘安に比べて悪かったのはたしかだと思うが。

モンゴル帝国が戦った勢力で、対日本・鎌倉幕府の１４万より多く動員する事となった国家って何処がある？

ｖｓ南宋は間違いなく最も多くの兵を動員した戦いだが、それ以外は？

>>97
幕府が神仏のおかげで勝てたって事にしたかったから、大軍を揃えたけれど役立たずで、神様が守ってくれたってのが幕府の公式見解になっちまってるからな

元側から見ると、文永の役に関しては、「威力偵察程度だったけどなんか続々と集まって来たんで、橋頭保は確保したけどこのままじゃ負けるんで帰ります」って感じ
弘安の役だと、もう一度来るのは既定路線だったんで準備万端で待ち構えた
慣れない船での長征で、相手がしっかり備えてたら普通は勝てん

ただ

九州は武士団によって開拓されてた土地だからね
文永の役でも動員兵力は意外と多いんじゃないかな

総合的に見て文永弘安の役で御家人軍が軍事的には完勝（橋頭堡の長期維持すら許さず撃退）したけど
幕府にしてみれば無駄に動員かけたことで後々まで尾を引くダメージを受けたことは確かだからな
元寇が鎌倉幕府にとって災厄になったのは事実なんだよね

元は元で二度の遠征失敗で面子丸潰れ
酷使し過ぎた高麗の反乱や諸部族の台頭の鎮圧に追われて崩壊の道を歩み始める

夏草や兵どもが夢の跡

南宋や朝鮮の船大工が思いっきり手抜き工事をしてくれたから、船がすぐ腐ったのも大きい要因だったりする

＞大元蒙古連合の敗走

うそつけ高麗はノリノリで戦争を仕掛けたぞ
こういう言論を押し通す歴史歪曲を許さない

朝鮮国内でも、長年蒙古の人質になってて蒙古マンセーに洗脳されてて、嫁もクビライの娘娶った忠烈王は日本侵攻にノリノリだったみたいだが、軍役や兵站で過酷なノルマを強いられた庶民や臣下との間では温度差があったんではないかい？

実際忠烈王1回クーデターで王位簒奪されてるし。(その後蒙古の後押しで復帰するけど)

フン族みたいに遺伝子を強力に残したわけじゃないんだな

失礼、この頃は×朝鮮○高麗だったな

特に裏付ける資料も無い高麗人の手抜き造船が原因で負けたって説は流石に失礼過ぎるというか
それはそれで戦争の準備もまともに出来なかったって事になっちゃうからなぁ

戦争の準備の次元の問題でしょ。
かつてのナチ公どもとそっくり。陸軍は強いから、地続きの侵略は簡単。
だが、海軍はからっきしで海を前にするとあっさり立ち往生。みきり発車で慣れないことするから、ああいう結果に…。
いくら朝鮮半島が造船大国だからって、無茶振りだよ。船戦やった経験もないやつがスケジュール組んで、その通りやれってのが…。

納品した船によそからきた大量のモンゴル兵が乗るならわかるが、高麗兵や南宋兵が乗る船をわざと手抜きして沈めて仲間を大量虐殺したとしたらかなりのマジキチ

Wikipediaは文永の役の時は南宋様式の船では間に合わないから高麗様式で造船した
弘安の役の時の船は頑丈であったとしている

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E5%AF%87#%E5%85%83%E8%BB%8D%E8%88%B9
＞元朝の官吏・王惲の記事『汎海小録』や『高麗史』には高麗船が頑丈だったことが指摘されており、実際に高麗船での生還者は多かった。
＞また、長崎県松浦市の海底遺跡「鷹島神崎（こうざき）遺跡」で発見された元軍沈没船の琉球大学と松浦市教委による調査の結果、元軍船の船底は二重構造となっており、頑丈に造られていたことが判明した。

陸地じゃ無双しまくってた、天下のモンゴル軍も一度海を挟んだら惨敗か……
やっぱ、飛行機って革命だわ（白目）

二十世紀。
「話が違うじゃないか！　フランス落としても葉巻ハゲが講和に応じない！　おいモルヒネデブ。お前のプランBいけるんだろうな…？」
「もちろんですチョビヒ…マインフューラー。我ら空軍の前には、ジョンブルどもなど」(ヤバイな…航続距離足りないから、犠牲が出るぞ…)
「本気かよ…」(海軍の準備期間ガン無視で見切り発車しておいてそりゃないだろ…)
航空機だけで解決する問題じゃないな…。

ついでに、高温多湿の日本特有の問題も。火薬が湿気たり、弓の張りを維持する動物質のノリが腐ってしまったりで、実力出しきれなかったとか。
侵略戦争なんてやめて平和が一番。

後の時代とはいえ飛行機なんかなくても外征したことない豊臣政権軍は普通に朝鮮半島上陸して蹂躙してるんだから
元軍も戦争の指導方針含めてもっと練れば鎌倉幕府も苦戦したでしょ
大軍を動員した割にはお粗末極まりない戦をやったのが実態

ぶっちゃけモンゴル軍とは全く呼べないよね。元軍。

そりゃ元は多民族を従える巨大帝国なんだから純粋なモンゴル人だけで侵攻なんてやるわけないよ
というか、本家本元モンゴル軍も

途中で送信した
本家本元モンゴル軍も戦術的優位性を失うとヨーロッパでも勝てなくなってるからね
侵攻した元軍が御家人軍に対して確実に優越してる部分なんてこれといって無いから局所的優勢も難しいし現につくれなかった
かつ作戦のグランドデザインからして渡洋侵攻能力が無かった
で、数だけ揃えて攻め込んで散々な目にあうというお粗末な結果に

>>114
上陸して蹂躙なら元軍もちょいとやっているし、豊臣軍も結局は朝鮮半島より
先に行けず明軍にたたき出されているからやはり海を越えての侵攻は
造船技術や航空技術が発展した近代以降じゃないと厳しいと思う

近年では再び「蒙古襲来」と呼ぶ動きもみられる。


なんで？

ロシアかね