ニコニコ大百科

>日本戦車の一番残念な所は上層部の怠慢により次期戦車開発が二年遅れた事だなぁ
いやその、怠慢もあるけど……
技術力、開発能力の低さが全体的な足を引っ張ってるんだよなぁ
一番のネックになっているのは戦車砲の開発と生産で、最後の最後まで足を引っ張っている

中でも駐退器の技術がイタリアより糞すぎて大口径砲が旋回砲塔に載せられない。

操縦手以外椅子がないからガルパンの近藤妙子ちゃんはずっと正座か膝立ちしてるという・・・

>>27
エンジン技術を忘れちゃいかん
いいエンジンを作れなくて出力不足に悩むのは航空機と同じ欠点だな

>>34
そのエンジンを作れない理由が冶金でしょ。

高温高圧に耐える金属を安定確保できないのが、
エンジンの開発に直撃してる。

アメちゃんなんて当時のレアメタル使い放題なんだから、
そりゃエンジンの開発も進むってもんだ。

>>35
アメリカはとりあえず航空、トラック、高速艇その他からエンジン持ってくりゃそれが実用に耐えるスペック持ってるからな。

>>36
出力足りなけりゃとりあえず組み合わせて35気筒のエンジンとか作ればいいもんな。

魚雷艇のエンジンが航空機並みの100/130グレードハイオク指定のカリカリチューン仕様とか日本軍が見たら発狂しそうな贅沢ぶりだからなアメリカ。
日本も末期には魚雷艇の高性能ディーゼルが完成して戦後のディーゼルエンジン史に貢献したらしいが

方やレアメタルをガンガンドープした耐圧熱金属、
方や鍋釜鋳潰した徴発金属。

この悪条件で70年間も無能呼ばわりされるエンジン開発者も
たまったもんじゃなかろう。

統制型ディーゼルで調べてみると、最大出力は諦めて低質燃料への対応や量産性を優先させた設計なのが見えてきますね。
そんで出力の弱さで負け、数作る勝負でも負け、工業精度の低さで期待したほど運用性も改善されず…
悲しむべきは基礎国力の差か。

戦中戦後に活躍したエンジン屋さんがやたら自画自賛したのを筆頭に、難燃性への過大評価も手伝って日本の戦車用ディーゼルってやや持ち上げられすぎだよなあ。
戦中にドイツが「日本は戦車のエンジンをディーゼルに統一してるしすごい魚雷を持ってるらしいぞ！送ってもらおう！」と潜水艦交流の最重要物品に指定しておきながら、届いた現物を見てがっかりしたって話もあるぐらいで

>工業精度の低さで期待したほど運用性も改善されず…
運用に関しては完全に職人芸におんぶに抱っこだったからなぁ
当時の日本の工業力では精度の高い規格品なんて無理ゲーだし

ノモンハンでは面白い例が見られる
ディーゼルエンジンだったため撃破されても火を吹かず、夜に回収して使える部品から戦車を修復するってことが行われた
・戦車第3連隊
八九式中戦車✕28両
7月2日～6日までに21両がソ連の対戦車砲で損傷。75%の損耗率
7月10日までに損傷車両のうち7両が戦場復帰
撤収後に最終的に全損扱いされたのは7両で残りは修復されている九五式軽戦車にいたっては7月6日までに10両破損が7月10日までに全車復帰

この件でロシアは"戦車180両以上によって攻撃を受け"と公刊戦史に書かれ信じられていた
実際は第三、第四連隊あわせても73両しかいなかったのでした
やっつけても短期間に修理されて出てきちゃったのでこんな事に
これが後々日本の足を引っ張る結果にもなるのですが

発がん性物質とは当時は分からなかったけど内張りでアスベストという今で見るとびっくりドッキリな仕様

>>43
それ以外の妥当な選択肢が無いだろうししゃーないべ

むしろアスベストにより乗員が熱から守られていると鹵獲車両からそれなりの評価を受けてるよ。
まあ熱からの保護って普通のことなんだけどね…（カヴェナンター除く）

プリズムから外の景色をアスベストで白っぽい内壁をスクリーン代わりに投影する装置とか研究されてたらしいね

某サイトで「ガンダムで例えると弾切れしたボール」ってのがあったけど
正にその通りだったｗ

>42
これだけ読むと、米軍もここまではってほどの合理性と回復力だね～
まあ現場の人たちとしては、有りモノでなんとかしなくちゃならんのだし、当時珍しかったディーゼルの燃えにくさも相まって、現場の努力が光る話ですね

ガルパン見てからヘッポコ戦車が頑張るところがいとおしくて仕方なくなったｗｗｗ

関連商品に漫画のバサラ戦車隊も入れてほしい。
八九式が主役という無理を承知で押し通した作品。

＞1929年10月に八九式軽戦車として制式化された車両だが、部隊配備後の改修等で日本陸軍の軽戦車の基準であった10トンを越えてしまい、1934年に八九式中戦車として再分類されている。

「八九式は軽戦車じゃないしぃ↑」
「中戦車だしぃ↓」
ってことか

┌┬─────┬┐
││ω･｀）´･ω･.││八九式は軽戦車じゃないし～
└┴─────┴┘中戦車だし～

ガルパンでは軽さと速さで活躍してたが
この記事を読めば読むほど無理があることが分かるな
別に軽くねーし速くもねーし
エンジンは絶対ディーゼルじゃねーだろあのアニメの89式

チャーチルより遅いし。いや開発時期的にしゃーなしだけど。

でも第二次大戦の戦車基準だと軽い。これまた開発時期の問題だけど。

はっきゅんなめたらいかんぜよ

>>53
劇中で『八九式中戦車甲型』と言ってたからガソリンエンジン積んでたんだろう。実際、サンダース戦では車内で火災が起こってた。
まぁ、だからどうした的な誤差ぐらいしかないんだろうけど。

日本戦車がディーゼルを使う主目的は火災対策なんだよね。ただその理由が「戦車の再生が容易」だから（炎上すると装甲が変質するから）。
本で読んだとき目頭が熱くなるのをこらえられなかったです……

アニメではどうしても「小さい＝身軽」って言うイメージで描かれちゃうからね
１２話前半でやってたヘッツアーの遊撃だって、路外機動力が非常に悪い（不整地速度はエレファント並み）ヘッツアーじゃ絶対あんな機動戦術無理だし

八九式の機動力とP虎の装甲は靖国の英霊補正とポルシェ博士の怨霊補正かかってるんで

せめてタ弾を積んでればシャーマンの側面や後部装甲も何とか抜けるんだけど
作品内の競技専用弾は特殊効果付きの砲弾はだめって事になってんのかな？