ニコニコ大百科

>>329からの>>330でなんで多くの日本人が軍事について真剣に考えないかがよく分かるね
コイツみたいなクソを煮詰めたようなミリオタ気取りが初手からマウント取ってボコボコにしようとするから、軍事っていうジャンルが腫れもののように隔離されるわけだ

>>331
いきなり罵倒してくる人がマウント云々で批判するって体張ったギャグですか？
そもそもどこが初手？
ID: fpeqqPzSC8とのやり取り全く見てないでしょアンタ

　門外漢で補給や兵站の概念を理解できる人自体がそもそもいないと思う。これを予備知識無い人に説明するのって超難しい。
　会社で例えると、国外のとある地域に支店を出す際、外注一切なしの自社のリソースのみで展開するのと同義というヤバさ。やっぱ軍隊ってスゲーわ。

個人的には民間人が軍事を理解する中で一番難しいのはこの部分だと思う。作戦レベルや現場レベルの話だと何となくイメージもし易いんだろうが、実のところ軍隊の強さを決定づけるのってこの兵站がどれだけ優れてるかっという点に尽きる気がする。

まぁ、旅行計画とか立てれば少しは分るとは思うんだけど……

ようつべで野球チームを試合に行かせることに例えていた動画が有ったような気が
兵士も兵士である前に人間であるからね
色々必要になってくるわけですよ、食料とか
で、それを前線に送るのにトラックを何台用意しなければならないのかとか考えるのが兵站

>>326
誰もレスしてないから適当に書くわ
前置きすると俺も兵站は専門書漁ってるわけじゃないので大体こんなモンでしょというレベル。
　国内に限った輸送・分配などの「補給線の確保」については恐らく世界有数。というよりも、日本の交通インフラが単に凄いって話。ただ、海外派兵となると話が別で、日本にはぶっちゃけ海外で大規模な軍事作戦展開できるレベルの補給能力は無い。とはいえ、自衛隊のドクトリン的に十分ではある。
　次に問題点としては単純に予算がないという話。ここら辺は国家戦略との絡みが大きいが、通常は軍事力なんてのは必要最小限あればよいので相応な予算といえる。
　
　

　世界的にどうなのかという話になると、「比べる意味がない」。比較したところでドクトリンや国家戦略上のレゾンテートル、政治事情など、条件や環境が全く異なる。仮に兵站の優劣を語るというのはイコールで「戦ったらどっちが勝つか？」と聞いてるようなものだ。そもそも定量化して図れるようなものじゃないし。
　んで最後に自衛隊の兵站的な問題というのはイコールで自衛隊全体の問題とも言えるのでスケールがデカすぎる。一部をピックアップすると「ハイテク機器周辺の教育」。
　自衛隊でもIT関連での効率化は進んでいるのだが、陸自のAndroid入りの通信機に関して若いITネイティヴな世代しか使えないといった状況が見られたりする。
　ハッキリ言えば通信資格持ちが殉職なんて普通に考えられるので使えませんじゃ話にならんわけ。この辺が課題としてあるんじゃね？
　

結局、遠征や領土拡大、
遠くにいくことはエネルギーを使うってことね。

イラストかわいい

軍事全然わかんないけど、銀英伝読んだり、太平洋の嵐について調べたら素人なりに少しだけわかった気になった。
この記事の震災の例はちょっと意外な話題で、興味深くてわかりやすかった。長いけどちゃんといい記事だね。

youtubeに戦国時代の日本に馬車がなかったから騎馬隊が存在しなかったと言ってる人がいて引いた。

>>338
そういう意味で現地収奪はモラルの面を除けば戦略としては最善

>>342
占領政策としては下の下でも有るけどね
金銭で購入したとかならまだしも

妥協案としては敵の拠点から強奪って手も有るけどな
こっちだと武器も手に入る可能性が高くなるからさらにおいしくなる（が、敵の抵抗も激しくなる）

>>343
下の下とか、現金で購入とか言いきっちゃうあたり、あんたが戦史全く興味持っていないのがよくわかるな
現地調達は軍隊の機動力・展開力を維持する最善の手段として常に取り組まれてきた。調達できるものがあるうちは、だが。弾薬・燃料の消費量が増えた現代においては、現地調達では軍隊を維持できないだけのこと。
現地調達などしていないアメリカ軍があれだけ占領地で苦労していることもご存じないらしい
軍隊の現地調達と占領行政には実質的な関係に乏しい。そもそも、軍隊の現地調達は、純粋な略奪の形をとることもあれば、いわゆる軍票（つけ払い）の形をとることもあるわけで。

現地調達してないのにあれだけ苦労している
ってことは、現地調達なんてしたら余計ゲリラ活動する現地人ふえて
苦労が倍増するってことだろうに。

国際世論的にもアウト


てか、現地調達できるもの、って食料と水、後はせいぜい燃料ぐらいであって、
近代軍の戦闘力を維持するために必要な機械部品や弾薬は調達できないんですけどそれは
(兵器ごと鹵獲すんなら兎も角、そうでないなら規格合わなくて使えない可能性が高い)

現地調達で素早く進軍！
なんてやれたのは17世紀までの話だよ

ロンメル？戦略的奇襲の効果切れた後はボロ負けしたやん

>>345
第一次世界大戦でも、ドイツ軍がベルギーなどの現地で糧秣を調達していたことを全く知らないんだな。糧秣を現地調達することはシュリーフェンプランの大前提だったんだが。

占領政策として下の下？
むしろ、外国軍の略奪・現地調達から自国民を守れない自国政府への不信感が増すことで、（被占領者の政府に不利な条件でも講和する圧力が加わることで）占領者を利する面もあるんだが、わかってないんだろうな
あんたの言ってることは倫理の問題でしょ。戦略や兵站はいずれも実際的な問題なんだが。seinとsollenは全く異なる話だろ。
倫理的な面を言うなら、外国軍が他国の土地に侵入すること自体に問題が生じるでしょ。そういった一面で今日のアメリカ軍は抵抗を受けたし、アメリカは今や陸上部隊の派兵には後ろ向きになっているのだが

ついでに言えば、「現地調達で素早く進軍」なんてことを17世紀や18世紀の軍隊はやっていない。
17世紀や18世紀の西欧の軍隊は、現地調達も行うが、味方の要塞の需品倉庫からの定常的な補給に兵站の相当部分を頼っている。何故なら、一度相手の要塞を包囲すると、一度現地調達した現地から調達するものは何もなくなるので、包囲を継続するためには、後方から糧秣を送ってもらうしかなくなるからだ

後方からの定常的な補給もあったが、何よりも「現地調達を活用して素早く進撃」していたのは、19世紀から第二次世界大戦頃までの軍隊だ。
そこに完全自動車化され、海を越えた補給にほぼすべてを依存するようになったアメリカ軍という存在が表れることになる。
20世紀中ごろまでの軍隊は、戦力の規模に対して、補給能力が限られているので、限られた補給能力を弾薬や機械部品の補給に割き、糧秣や燃料は可能な限り現地で調達できるものは現地で調達する。

『補給戦』ぐらい読んだらどうだ？

Youtubeで日本軍が牛に曳かせた荷車で飛行機を運んでたことを話してた動画があったけど、コメント欄でドイツ軍が馬車で物資を運んでいたことを指摘してるのが動画投稿者だけだったから呆れてしまった。

17、18世紀で要塞包囲なんて、事例そのものが少ないんですけどそれは。

つか糧秣をいくら現地調達したところで弾薬なけりゃ近代軍は戦闘力ゼロ
それを現地調達しようと思ったら敵軍の兵器ごと鹵獲しなきゃならないけど、
それやって進軍したロンメルは結局叩き返された

そしてその手法が使えるのは結局勝って前進してる時だけ
一度足が止まればその方法で補給はやっぱり不可能
後方からの補給に頼らざるを得ない。ってのは要塞包囲戦と同じになるんだよなぁ

>>348
日本軍は非合理的な遅れた軍隊だったという決めつけがあるんだろうなぁ
当時、十分な機械化ができたのなんてアメリカくらいだろう

ｷﾞｯｼｭｱで飛行機運んでたのは、車で牽引すると壊れるから。兵站ではなく道路事情が大きいね

>>349
　現代の軍はNATOみたいな共通規格を持ってない限りは基本的に互換性無いからね。戦時に限るなら現地からの徴発についても可能なのって物資の面で言えば精々が水くらいじゃないか？
　長期間駐屯する場合は燃料や電力、通信インフラ、食料の原料なんかは現地調達するだろうけど、この場合の徴発って恐らく「孫子」や「補給戦」で言及されてる現地調達とは全くの別物だと思う。

　現代で現地調達って言うと現地人にとっても割とまっとうなビジネスだったりするんだよね。現地の商社や輸送業者、インフラ関連の会社を通してやるから、現地側としても客先が変わるだけという。もっとも、食料を含めてそのまま使える訳じゃないから結局自国の規格や文化などに最適化する施設が必要になるから、戦闘やりながら徴発なんてのは土台無理な話。
　また、民間である程度代替は出来るけど、兵器関連は基本自国じゃないと無理。そこらへん代替できるのはPMCとかあの辺ぐらいじゃないかな。
　そういう意味だと米軍よろしく自国で全て補給賄えるように軍を整備するのは理にかなっている。現地での供給をアテにしない以上、軍の機動や展開を遥かに迅速に行える訳だし。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm37374200
もともとこの手の動画うｐしてる人の動画だが初めて気がついたわ
そうか、警官や裁判所も自前でやらないといけないのか

軍隊は作戦が終わるまでインフラの無い戦地で生活出来る事が大前提やからな

戦争のプロは兵站を語り、素人は戦略を語る


続けるなら「オタクは性能を語る」

そんでもって現場は予算を語る

>>348
だからといってドイツが日本軍レベルだったわけじゃないけどな
ドイツは2万トンクラスの輸送能力を持つ重自動車化輸送部隊を三個運用してるが、日本は5000トンクラスの自動車化輸送部隊すら皆無で機械化レベルは比較にもならない
まあそのドイツでも荷馬車と鉄道に半分近く依存してたわけだが

それは陸続きのドイツと海を挟んだ日本という環境の差もあるんじゃないの

>>345
>>347
クラウゼヴィッツ「戦争論」でも読んで落ち着けよ。
現地調達が19世紀前半ごろどう思われていたかまとまっているから。
19世紀の価値観に染まるとよくないんであとで口直しに「補給線」は必ず読めよ。