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むしろ既に老い先短いことを察するくらい弱ってたから自分が生きている間に荊州奪還しないとやべーと思って出兵したんじゃないかね

しかし、献帝が曹操とギスギスした空になったり
司馬昭（の配下）が勢いあまって、皇帝殺しちゃって
また若干ギスギスした空気になったりと禅譲関連で揉めてるのを見ると
配下に「息子が駄目なら禅譲してもいいよ」とか言っちゃうってすげえなあ
そりゃあ諸葛亮もびっくりするわ

王夫之の言う通り劉備が本当に諸葛亮のことを信頼しているなら天子が死ぬ寸前に臣下に対して出すような命令じゃない

（千年単位で）今更だけどそれ、劉備は禅譲しろなんて一言も言ってないんだけどね
原文は、「可輔、輔之。如其不才、君可自取。」

裴松之らの時代では禅譲が恒例行事と化してたから　”君可自取”を帝位と解釈したうえであーだーこーだ注釈されて、
さらに王夫之の時代になると、やっぱ禅譲とか糞だわーってなってたから、劉備をdisる意見が湧いてたが


でも当時の蜀漢の国情を冷静に考えてみると、禅譲なんて選択肢になるわけないんだよね
禅譲はまだ2例しかなくどっちも国賊扱い、なにより魏のアンチテーゼで劉氏の帝を立てるってのが蜀の国是だったし

”君可自取”は政務を取れって意味じゃないかって最近言われてる。
「劉禅に才能があるなら補佐にまわれ　才能がないならお前が政務取れ」
これなら孔明は普通に遺言通りにやってることになる。というか自然に思える。

つまり献帝にとっての曹操になれっつうことか

>>995
正確には「丞相だった頃までの曹操」ね
魏公やら魏王になって自分の太子とか立てだしたらもうNG

日本は封建社会が長かったせいなのか（？）曹操と諸葛亮が同類に見える人がけっこういるらしいけど
中国だと臣下の身分でありながら強権を世襲させようとするのは相当な危険思想とみなされる

曹操も身を引くか別の適任者立てるかすればよかったんだが
周公旦や諸葛亮や王導みたいに

漢朝の復興の名の下に「俺の、俺による、俺の子孫の為の漢帝国」を築いたのが光武帝
つまり劉氏にとって漢の再興とは必ずしも現皇帝を戴いた漢帝国の再興とはならないのである

もっと分かりやすく言うと光武帝みたいに自分が皇帝になっちゃえばいいのだ

少なくとも”君可自取”を「政務を取れ」と命令口調に訳すのは意訳を通り越して完全に誤訳

単に「君可自取」だけを訳すなら、「（政務を）とってもいいよ」と解釈するのは不可能ではない。

ただし文の前半に「輔之」が使われている以上、それはちょっと無理があると思われる。
名目の上で言うなら、人臣の最高位である相国ですらその仕事は「天子を輔弼すること」であり、その仕事はつまり「輔」の範疇に普通に入る。
わざわざその対句として「取」を使っている以上、当然それより一歩進んだ意味としか考えられないよね。

同じ裴注（『呉歴』）で孫策臨終時にこれとほぼ同じような表現が使われているが、それは明らかに「君が（孫権を差し置いて）この集団のリーダーになっちゃっていいよ」という意味だし。

またさらに言えば考証学が発展した後代においても、その読み方に疑問を呈する声はないということも傍証になる。

>>996
だから荀彧は曹操の魏公就任に反対したんだよね。
当時の中国は、皇帝以外の世襲は物凄く風当たりが強い
陶謙だって息子がいたのに遺言で徐州牧を譲ったのは劉備だった。
袁家の四世三公だって、ぶっちゃけ世襲で官位が引き継がれるなら特に名誉じゃないよね。
最初の初代が高官に登りつめれば、世襲なら自動的に子孫に継がれるわけだし。
今で言えば「世襲ではない内閣総理大臣を子孫5代で勤めた」ようなもんだから相当。

「阿備」を「備ちゃん」と訳している本はないの？

現実的に見ればすでに求心力失って禅譲までした現皇族を盛り立てようって不可能だからな
本人の野望もあっただろうけど、高祖の血統による祖業を守りたいって思いが
全く無かったものとするのも聊かどうかと思われる

まああれだ
そもそも劉備が子供をどう思ってたのか判断する材料が白帝城くらいだからな
そこで諸葛亮への例の発言だけならともかく子の方にも「ひたすら努力しろ」しか言わないあたり、別に子供カワイイ心は無かったように思われる
使えないなら殺しちまえってのは深く考えずに単なる本心だったんじゃね

どうして演義準拠なんだ

演義分を抜いて語ろうとするとわりと謎の多い皇帝陛下ですし

項羽を倒せなかった劉邦で説明できそうだけどな

項羽と曹操があまりにも違いすぎるし
秦末と後漢末も情勢がかなり違う

とてもじゃないが項羽を倒せなかった劉邦では説明できないわ

中国版ダイハードのジョン・マクレーンみたいな奴なんだよな、こいつの場合。

傭兵の親分と考えるとわかりやすい、という話を繰り返し読んでから、「中国大陸の雑賀孫市」という見方になっている
でも、劉備が義弟に先立たれ志に敗れて滅んだのは、「土地を得た所為」だと思っている
土地を得なければ、劉備軍…いや劉備衆本来の姿で居続けられ、死ぬ前にもっと幸せになれたのではないか

半端に居場所ができたせいで死んでしまうだなんてまるでオルガのようだな

土地のない劉備って劉虞みたいにいつ殺されてもおかしくなかったろ
言い方悪いけど鬼軍曹みたいな関羽や張飛を弟扱いして、
常に傍らに置いていたってそういうことやろし

順番が違う
曹操に負けて中原を追われ、戦場を駆けずり回る毎日から離れ、歳もあって「髀肉の嘆」が出てしまうほどに衰え、衰えたから居場所が必要になった
皇帝の頃の劉備はもう昔のように駆けずり回る事はできない

three kingdomsの劉備が急にキレる所は見てて飽きない面白さ

三國志を知れば知るほど、異常な人
曹操、呂布、司馬懿とかは掴みようがあるんだけど、劉備は本当に異常

劉備と合った人間が何故その行動を取ったのかが現代では理解できない。つまり劉備は俺らの想像を超えた魅力がある

それを儒者は徳と呼ぶんだろうな

>>1006対抗馬が項羽しかいなかった劉邦と孫権曹操と覇を争う状況下の劉備じゃ
募れた人材面で歴然と差が出てしまうわな
諸葛亮一人じゃ韓信蕭何張良の代わりなんて土台無理

諸葛亮に加えて法正・龐統が生存するIFルートにしても韓信蕭何までしか揃わないしな
諸葛亮はほんっとに蕭何と韓信を足して何かで割った奴で、足元は完璧に把握しているし敵との接点である戦場近辺もかなり把握できてるけど敵側の君主の心理まで読み切る事は出来ない

>>1014
劉備は妙に劉邦を真似た行動が多いから記述が捻じ曲げられた結果と思う

>>994
劉禅がもし非才なら劉封を生き返らせろ（諸葛亮の手を握りしめながら）

>>1017
法正・龐統が生存した場合は
韓信蕭何ではなく張良蕭何が揃ってる状態だと思う
諸葛亮は軍事においても優秀だと思うが、それでも韓信のような奇術を用いて戦う名将とは違うと思うわ
諸葛亮は良くも悪くも軍人としては基本に忠実