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やっとこの人に記事が作られたか

劉備の蜀乗っ取りを正当化させるために無能にされた可哀相な人
タイプとしては確かに劉禅とよく似てるな

無能というよりそもそも君主の器じゃない。
民を苦しめたくないという理由であっさり降伏する辺り、自分に能力ないのはよく分かってる人なんで、凡人なりにできる手は打ってると思う。

降伏のときは民衆に対して優しい君主っぽい振る舞いをしているが実際の治世は決してそんなことはなく、流民と益州人の対立を招いたり豪族に背かれて苦戦したり張魯と対立したり龐羲を疑心暗鬼にさせたりと、晩年の劉焉同様に国内を全く統率できてない
諸葛亮が法政に指摘しているように政令は遺漏があったしで、全くいいところが無い
劉備に国を盗られて可哀相という意見が的外れなのも王世貞が指摘する通り

その辺のサラリーマンがいきなり総理大臣になったらこんな感じになりそう

あの時代に反乱起こされなかった君主ってどれだけいるの？って話ではある
まあでも「アイツ頼りないから俺が益州の主になるしかねえな！」と豪族たちが思うような人物だったのかもね
長く献帝の傍にいたことや曹操が結成した劉表包囲網に参加したりと、もしかすると劉璋は中原の政権に対する帰属意識が強くて、野心家の親父に従った益州独立の志向が強い豪族たちから嫌われたのかもしれない

荊州へ流れる前の甘寧らの反乱を撃退したというエピソードを付け加えればちっとは引き立つぞい

三國志シリーズだと初期はそこそこ能力があったけど、
作品が新しくなればなるほどどんどん能力が下がっていき、
三國志13では遂に劉禅以下に落ちてしまっている。
ここまでステータスが落ちぶれたのは、袁術ぐらいしかいない。
http://www.lhexw.net/san-bushou/ryuushou.html

劉禅にするのと同じ論法(20年も君主やってたんだからクズではないはず)が使えなくもないが…
やっぱり、正史にさえある諸葛亮の「劉備さん劉備さん、暗愚な劉璋から益州を奪うのがオススメですよ！蜀の人も君主がアホで困ってます」が強烈な印象なんだろうな

曹操と友好関係結んでたのに張松の舌先三寸に乗せられて劉備を迎え入れたり、それに反対する家臣たちの諫言を一切聞かなかったあたりが本当に暗愚なんだと思う
乱世じゃなかったら良い領主的な話題になることもあるが、そもそも乱世じゃなかったら劉焉劉璋親子があんな僻地で独立勢力になってること自体が許されない

※2
むしろ演義劉備が変な躊躇のしかたしてるのとホウ統の皮肉のせいでこの件だけ妙に近代的な侵略みたいな観点で見られてる感がある
同族の争いガーって正直これまでの三国志の流れ的に今さら何言ってるの？って感じ
疎み半分とはいえなんだかんだで世話になった劉表と違って劉備的には曹操に媚び売ってたと思ったら曹操が北へ帰ったら自分に媚び出した訳で好意を持つ理由がないぞ

そもそも劉焉・劉璋親子は漢朝から独立してた軍閥（賊）なのにそれを攻めることがなんで悪行になるんだよって王世貞が400年以上前にツッコんでる

>>12
それ自分で答え言ってね？
悪人追い出してなりかわって同じことするのが悪でなくて何だと

まあ最後に焦土作戦を取らなかったことで、
不幸な最後は免れたのかもしれない。

そのあたりは、やっぱ劉禅と似ているところもあると感じる。

>>13
軍閥同士の争いを道義的な観点で善悪区別することがおかしい
散々家臣に諫言されたのに劉備を歓待したことと言い張松・孟達・法正だけでなく費観・呉懿や李恢ら身内や有力豪族がさっさと降伏する事態と言い劉璋は擁護のしようがない
劉備の背信に腹を立てて抗戦するあたりは韓馥よりはマシだが

君主としての能力もカリスマもなかったのはほぼ間違いないだろう
ただ一般人の感性で劉障視点になるとやっぱ気の毒だな
内外から反乱されまくりの挙げ句に忠臣と信じた張松らが乗っ取り団引き入れてくるとか…
経緯を考えれば自業自得だが凡将の悲哀を感じるわぁ

「もし彼が一般人ならのべつ騙されて家は潰しただろうが、その正直さで人から愛されただろう」
「しかし君主としては失格も良いところ」
っていう吉川三国志の評が実にしっくりくる

内部に多数敵を作り
外でも曹操劉備孫権の3勢力と相対しながら
殺されることなく天寿を全うしたのは評価されてもいいかもしれない
単に殺す価値もなかったとも言えるが

蒼天航路の劉璋の人物評はわりと好きなんだが。確かに在位中は内乱や領民の一揆とかは無かった筈だし。

>>19
こういう人見てると劉備が来る前の益州の情勢をまともに描写する作品なんてないからから得だよねw

>>20
まあ、陳寿もガン無視してる部分だし…
注まで見れば内乱が無かったとか言う世迷言は出ないだろうけど

・荊州の流れ者たちが領内で略奪するも劉璋は放置
・趙韙の諫言無視して謀反起こされる
・甘寧や李異に謀反起こされる
・張魯との関係をしくじり敵対関係に
・張魯対策として派遣した龐羲を疑い一触即発

劉備がやって来るまでの劉璋の事績
一応張魯以外の内患は潰してるが法の緩さや領民から怨まれていたことは書かれてる
とても好人物とは思えん

>>22
親父の代から内乱続き、かつ他所者だった親父のさらに後に来たのが劉璋という立場は一応考慮しないとね
外部から支持勢力を引き込み頼るしかなく、それが益州の地元士民を脅かしたってところかね
反乱勢力は張魯を除いてほぼ叩き潰しており、その点では最低限度のことは出来たのだろう
地元の連中からすると災厄レベルだが、まあ曹操も似たことはしてるしな…
また劉璋は親父に抑留されて無理矢理跡を継がされるまでは献帝の傍で仕えていて、その為か献帝を擁する曹操に従属していた節がある
曹操が荊州を制圧した際は協力してるしね
劉備を招いたのも、考えようによっては劉備を自勢力圏内に引き留めて、曹操への援護をしたつもりだったのかも
そういう劉璋からすると、張魯というか張魯の母親は親父を誑かして献帝に背かせた毒婦に見えたのかもしれない

なるほど益州のクソ田舎がイヤで都に帰りたかったんだな

益州牧に推された経緯からして益州の豪族にとって都合のいい傀儡扱いが見え見えだったから
本心はそうでも何ら不思議ではないな

豪族からしちゃ領土が荒れても自分の利権が確保できりゃそれでいいし
鎮圧に労力割かなくて済むから余計な出費がない
ついでに法律がガバガバだから好き勝手振舞える
それでいて大衆の恨みや不満は劉璋が引き受けてくれるんだから
そりゃいろいろ好都合だったろうね

三國志3のSFC版攻略本の荊州4馬鹿君主のシナリオではお勧め君主ということで隠れた名君として紹介されてた
立地もよく配下もある程度揃っており、ゲーム上ではプレイしやすい君主なのは確か

「親子でここに二十年いて百姓に恩徳なんぞ施したこともなかった」

この「自白」を「謙遜」ととってしまうのも日本人がよくする誤解
少なくとも劉璋は１ミリの謙遜もなくそのとおりの君主

無能ってあるけどかなり酷いな　当時の価値観と現代の価値観じゃ違いはあるけど曹操のような野心がないのを腰抜けとみるか田舎の平和主義というか
張松や法正みたいな野心・向上心がある配下には合わないけど太平の世なら無難な人だとは思う

それに劉備が攻めてきた時も焦土作戦取れば一応は勝てたかもしれないけど民衆の事を考えて許可しなかったり最終的に領民を苦しめたくないで降伏だし　当時の価値観だと無能かもしれんが今の価値観なら結構評価してもいいと思う

と言っても、劉備を招き入れて国を傾けたのは彼自身だし
降伏後に再評価できるようなエピソードがあるワケでもなし
為政者としてこれといった業績を残せたワケでもなければ同時代人の評価も微妙となると
やっぱ無能が妥当なんでないかな？
人としてマトモな事と君主としてダメダメな事は矛盾せんし

というか人間性なんて人間の評価に加えるなと
冷酷だろうが仕事できたら有能だし、菩薩の如き人間性であっても仕事できなきゃ無能だ