ニコニコ大百科

あっアカウント変わってたゾ…
まあ孫家の堅パパが玉璽拾うエピソードも正史だし…
史実ではないとするべきだった

漢晋春秋の史実性はまあ、各自自分の答えを持てばいいくらいだろうね
一応晋代の資料だから信頼性はそこそこあるだろうけど、イデオロギー的性質を持つ資料だから絶対史実だと推す気はない

後主伝の注釈に引かれたこのエピソードで気になるのは、
「ちょっとくらい蜀の事を思い出さないの？」
「こんなに楽しいのに蜀のことなんかぜーんぜん思い出しません」
というやり取り
ネタ的扱いをされるときは蜀で毎日宴会三昧な劉禅だけど、このエピソード等色々見てくと正直蜀は楽しくなかったっつーかむしろ嫌になってた感が見える気がする

まあ晋の平公も君主の生活は楽しいものじゃないと嘆いてたし、贅沢三昧できても実際楽しくないんだろう
俺も同じ立場になったらたぶん責任感でｽﾄﾚｽがﾏｯﾊ

孫皓もなんか降伏してからは穏やかだしな…
逸話はストレスがあったで済ませれるレベルの凶行ではないけども

しかし劉禅も孫皓も降伏しても安泰でよかったわな
これが異民族の王朝に征服されると普通に処刑されれば幸運な方だもん

まあ国が亡びるって事は長期間落ち目の国の最高責任者やらなけりゃいけないんだし
場合によっては自分の命の心配もしなきゃならないんだしストレスを感じるのも無理はないかな
そして降伏して飼い殺しになれば権利も責任も無くなって命の保証もされる。これは気が楽で楽しいと感じるのもわかる
でも宴会で故郷の曲が流れている時に悲しむ素振りすら見せない挙句に口に出して言うのは人としてどうかと思う

ちなみに>>1408の気にしていた劉禅計算ずく論が出る理由は割と簡単で、司馬昭が劉禅のこの蜀に冷淡な態度を見て安心したと「演義には」はっきり書いてある(正史の注にはそれはない、この安心だけ演義のつけ足し）からだろうね
こういう差分追っかけるのも三国志の楽しさ

今までの暗愚扱いの反動だろうけど、さすがに名君扱いは逆張りにもほどがある

劉禅演技の被害者論ぶち上げといて論拠が演技に影響されてるのはなかなか笑えるな

あの話は単に劉禅がお人好しだっただけなんじゃないかな
蜀への未練を見せて、色々気を使ってくれてる司馬昭をがっかりさせたくなかったんじゃないの

それはそれでなんで蜀の旧臣はがっかりさせるんだよって話になるけどな
どちらにしても考えが足りていない

宴会で遠くの故郷の音楽流れたら普通は感動して泣くところでは
司馬昭もせっかくの宴会の出し物を無碍にされてさぞがっかりしたろうな

司馬昭がここまで無常になれるのか言ってたが皇帝殺したお前が何を言ってるのやら

削除しました

建前でも田舎を思い出すって言うべき状況で本心言ったんだからみんな呆れるよ

司馬昭との宴会の時の劉禅はもう子供じゃない
既に50歳を超えていて、本来なら分別をわきまえていなきゃいけない年齢だ
それであの回答だから「劉禅という人物は本当に無教養なんだな」と感じてしまう

劉禅の陳祗（北伐推進派）に対する評価と降伏直前の南へ逃げる準備、さらに譙周の降伏の説得の言葉を引っ包めて考えたら魏に対抗しようとする姿勢は降伏を決意するまではバリバリあったのが見て取れる
ただネコミミに政治を任せたのがね・・・

もし「魏に対抗しようとする姿勢」なんてしっかりした施政方針が劉禅にあったのなら、推進派と反対派の政争に対して不干渉なのはおかしいし、姜維の報告を信じないというのもおかしいし、それを宮廷機構に伝えないというのももっとおかしい。

一度も親征どころか動座すらしてないこと、周囲の評価、またそれまでの行動なども考えてみれば、むしろその正反対、「魏に対抗してこそ蜀である、という無批判な惰性」と「国や政治への無関心さと、そこからくる不干渉」こそが劉禅からは見て取れる。

劉禅も良くないけど劉禅含めた上級幹部全員に政治をする気が無かったからな
軍閥も領主たちもそれに漬け込んで好き勝手やった結果の崩壊だし劉禅がやる気出しても言う事聞いたとは思えん
だからと言って劉禅がやる気出さなくていいわけじゃないから戦犯なのは間違いないけど

政治をする気がない、またできてない臣下に対し、人事や賞罰、垂範などを駆使してできるようにする、あるいはできる者に替えるのが君主の、君主にしかできない仕事だよ。

それが所謂「人を使う」ということであって、これができてない（やらない）君主が暗君と呼ばれる。

むやみな左遷や粛清こそせず、部下に対する感謝の情が伺える言動もあるものの、
どうにも主体性・行動力・思慮に乏しかったり事後処理が拙かったり遊興にふけりがちなのはまだしも現場の人間の意見よりも占い(当時でも一般的でない類の)の方を採用したりとかを見るに、
暗君という評価は妥当とは思うし、そんじょそこらの一般人が劉禅の立場になっても劉禅と同じぐらいのことは出来そうとまで言われるのも分かる気がする

先帝が築いた体制と遺した家臣、魏という明確な敵がいたからそこそこに統治できたけど
西晋みたいな国と状況で後継者になってたら司馬衷と同じぐらいのことしかできんかったんじゃと思わなくもない

宦官を重用したのはよろしくなかったよね

生姜の北伐は蜀のなりたち状責めれたものでもないよね

劉禅は結果的に降服はしたが、それまでは特に北伐推進派を抑えた訳でも北伐反対派を重用した訳でもないどっちつかずな姿勢だったから、
そもそも北伐否定という文脈で姜維批判ならともかく劉禅擁護というのはかなり無理筋な気がする。
黄皓を殺した方がいいという姜維の進言を却下した後で黄皓を姜維の元へ謝りに行かせた話なんてまさに、バランス感覚もどきの思考放棄っぽさがあふれてて劉禅の性質を体現している気がする。
自分は諸葛亮・姜維好きの立場だけど、劉禅がいっそ北伐推進派を粛清するぐらいやった方がむしろ果断さがあるということで評価したいぐらい。

粛清までするなら臣従しちゃいなよYOU

有能な家臣に任せたと言うより
本人は政治も戦争も興味なく遊んでたいから放置してた印象しかないな
大きな粛清や左遷もないってのも「興味ないから」で説明はできるだろうし
あっさり降伏したのも「民を守った」と評価する人もいるが、下手に抵抗するよりすぐ降伏した方がまだ助かると判断した保身にも見えるし

蜀をあれだけ存続させたって諸葛亮費禕蔣琬が有能だっただけでしょ
費禕蔣琬って人事も諸葛亮が決めたことであって劉禅の人物眼じゃない

近衛軍を文官に率いさせて突撃壊滅までしてる状況が民の為に早めに降伏なんて話に化ける時点でそもそもおかしいわけで
劉禅が血を流さない為に降伏したとか言ってる奴は単純に降伏時の戦況分かってないだけでしょ

つまりこうだ
劉禅は最低の無能の暗愚なんだからもっともっと悪い結果になってもおかしくなかった
史実のタイミングで降伏できたのはまだマシな結果だった

ぶっちゃけた話暗愚単体ならそこまで変わらないと言う
問題はその重臣に奸臣がいる事だと思うよ

両国間の状態から見ても大分無様な負け方になってるから暗愚評価なんだろ
組織だった抵抗に失敗してる原因完全に劉禅の指導力不足やし