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もっと言えばしてはいけない事をしないのは凡君の一因で、やらなければいけない事をしないのは暗君の一因
劉禅はまあ、悪くはあっても良くはないな

全部同じじゃないですか

最近は歴史動画を見てるが、劉禅は凡君ではあるが暗君では無い事が分かるな。もっとやばい暗君に比べれば劉禅はかわいいもんよ

劉禅の場合、宦官を重用して判断を誤ったという所だけはわかり易い暗君ムーブなのだが
その黄酷が目に余るほど悪政や粛清を行ったワケでもなく
周りの重臣もむしろ積極的に姜維潰しに加担してて
その姜維も事実として滅茶苦茶やらかしているというあたりが各々の暗君ポイントをばらつかせている気がする

いちおう諸葛亮が没した後あたりでは配下に適切な賞罰を与えていたのよね

斉の景公が稀代の名君評価になりそうだな

>>1533
今動画関連はその劉禅再評価(笑)がブームなだけだと思う
諸葛亮を使ってたあたりまでは凡君でいいがその後は評価できんし下には下はいても暗君には間違いないだろう

劉禅が自ら起こした行動でプラス評価になりそうなのは、年代順に
・白帝城に諸葛亮が向かい手薄だった成都を狙って黄元が反乱を起こしたが、群臣の意見の中から楊洪の進言を取り入れて陳曶と鄭綽を派遣し、黄元の乱を鎮圧した。
・皇帝に即位すると、父の遺表に違うことなく諸葛亮ら父の遺臣を信用し、政務を彼ら能臣に全て預けた。
・諸葛亮から出師の表を受け、北伐を開始(する命を下)した。
・諸葛亮が廖立を誹謗の罪で死刑に処すよう上奏したが、劉禅は一等減罪して流罪とする詔勅を下した。
・諸葛亮の陣没時には白い喪服を着て3日間哀悼の意を示した。
・諸葛亮を批難する上奏をした李邈を処刑した。
・諸葛亮の遺表に違うことなく蔣琬を大将軍に任命した。また費禕に政務を一任した。
・魏から亡命してきた夏侯覇を重用した。
・姜維を大将軍に任命して軍事の実権を全て預けた。
・関羽や張飛といった蜀の名将の功績を称えて諡号を追贈した。
・魏の侵攻に際し、一度は逃げようとしたが譙周の勧めに従って降伏した。
これくらいでしょうか？プラスになりそうな出来事ならとりあえず入れましたが、40年以上もの在位期間においてこれくらいしか見つからない上に黄皓の重用、後宮の増員要請、占いの過度な信用などの悪行が重なるので、結局は暗君の部類に入るかと思います。「最低最悪」と言うほどではないでしょうが。

そもそも蜀はまともな国家ではなく新興の地方の軍閥・軍事政権なわけで、そこの二代目首領をやるには録に軍事に携わっていない経歴からして劉禅は不向きなんだよな
諸葛亮の様な前君主の信頼厚く重臣を超えた特権的な臣が事実上の軍事・運営のトップの内ならともかく
五胡十六国みたいに弑殺や内乱が起きなかったのが奇跡だな
まぁ鍾会を退けて三代目とかになったらどうなっていたか分からんが

そこはやっぱ内政の奇才の諸葛亮のおかげなんじゃないかねえ
劉備が建てた軍事国家だけどそれを発展させた諸葛亮は法治国家かつ劉備と劉禅を象徴に彼らに真の漢王国を取り戻し返還するという壮大で優秀な宗教国…もとい大義付を行い統治し浸透させていった成果が後々まで生きたというか
まあ益州だけの支配だから争い合う旨みがないっていうのもあるけどさ

そもそも歴史において本当に無能な暗君ってのは
国家に忠誠を誓う有能な将軍や有能な宰相を信じず
佞臣どもの讒言を真に受けて彼らを冷遇、追放、処刑そんなアホなことをするもんだが
その点劉禅は「諸葛亮に丸投げ」という優れた行動をとってるからな
ぶっちゃけ次の五胡十六国時代に綺羅星のように湧いては消えていく暗君暴君と比べたらむしろ優秀なんじゃないか？
名君とまでは持て囃さないが少なくとも劉禅が無能で国が滅んだわけではないと思う

そんなこと言ったらそもそもどっかのバカが夷陵の戦いで大敗するから……

五胡十六国時代に綺羅星のように湧いては消えていく暗君暴君みたいな糞以下の連中と比べてもしょうがない
劉禅は糞以下のものより糞そのものと比べるべきだ
劉禅は糞と違い動ける上に糞を作れるから糞の完全上位互換なのは疑いようが無いよ
良かったね糞より優秀で

その諸葛亮が自分が抜擢した人材ならともかく親が遺した重臣だからな
もちろん親の遺臣も信じずにぶっ殺すようなのもいるが、任せるほどの人材も親が遺さないケースもあるわけで

丸で蜀は劉禅じゃなくても詰んでたみたいなこと言うやついるけど魏末のゴタゴタや滅亡戦の動き見てたら劉禅まともだったらもっとなんとかなってた可能性普通にあると思う
そもそも魏蜀の戦力差って過大評価されてるよな
面積だけ見て9対1とか言ってるけど中原が戦乱でどれだけ衰退してたか理解してないし巴蜀の平野がクソ広いし鉄資源豊富で武装は蜀の方が明らかに優れてたって言われてんのに

蜀の場合、国土面積が三国の中で小さいだけじゃなく、人口も最も少ないのが致命的

確か滅亡時は94万人に対して兵力が7〜10万と異常な割合だからなあ

諸葛亮ですら攻めきれず蒋琬費禕にいたっては現状維持が精いっぱいなのを見るによほどの才能あるものじゃなきゃ滅ぶのは確定してたでしょ

劉禅がまともなら、山越えしてきた鄧艾にうまい事対処して当座は凌げた可能性はあるかもしれんが、
結局漢中失陥して詰む未来は避けられんかったんじゃないかな？
漢中の防衛構想を変えたのも成都の高官たちに不信感を植え付けたのも姜維自身なワケで、
仮に黄晧が報告を握り潰さなかったとしても、結果はあんま変わらなかったでしょ
そこを変えるならまず段谷の敗戦に至る流れを阻止しなきゃダメで
あんまり劉禅の無能さとは関係ない部分じゃないかな

劉禅がまともな君主であったのなら、分岐点はそんな鄧艾が出てくるような最終局面じゃなくて、もっとそれ以前にある。

蜀がいち早く滅亡した原因を一つに絞るなら「強国相手に無謀な外征を続けたことによる国家体制の弱体化」に結局のところ集約される。
なのでIFを語るならそのもっと前に、莫大な国費を濫費するだけの外征を止めること、そして内政と外交に力を注いで国を富ましめ体制を堅牢にし、「機会」を待つこと。これらが肝要になる。

つまり漢中に逼塞させられつつも、牙を研ぎながら項羽体制の崩壊を待った漢高祖のようなスタイルが必要だったわけだが、劉禅にはそういう資質がなかったから、滅亡に向かって自ら加速していく結末になった。

蜀滅亡の顛末には劉禅の典型的暗愚ぶりがエピソードとしてはっきり表れてるからそこだけを切り取られがちだが、あれはらあくまで、劉禅の過去の指導力不足＆無策ぶりが積み重なった「結果」に過ぎず、滅亡の直接的原因とはいいがたい。

劉邦って左遷されてから一年そこらで攻勢に出てるぞ
忍耐強く待つどころか滅茶苦茶なガン攻めの人だよ
まず前提として項羽体制はメタクソで、劉邦は人事采配が中国史上トップクラスの英傑で
既にそのまま中央に雪崩れこんでも政権運営できるだけの面子が揃ってて
劉邦自身も当時有数の将軍の一人だった
無能が多少マシになれば劉邦の真似事できるなんて夢物語だろ

>>1547
ごく僅かな例外を除けば名将と言われる人だって、負ける時は負けるわけで
段谷を回避したっていつかは大敗する時だってあるだろう
そっから立て直せるかどうかが君主の腕の見せ所なんじゃないの？

それこそ上に出てる劉邦なんて何回大敗しても立て直したし、劉備や曹操だって何度も自ら逃げ回てっるし
諸葛亮は夷陵の大敗から北伐できるぐらい立て直した

段谷からすぐ滅んだならともかく5年以上たっても立て直せてないなら、そんな国と君主の結末なんて1回の敗戦回避した程度じゃ大して変わらないでしょう

>>1550
そこで名前が上がっているのは、みんな名将かつ名君か名宰相で
「もしも劉禅がまともだったら」という程度の過程とは無縁な人物ばかりじゃないかな

>>1551
俺が書いてるのは「あんまり劉禅の無能さとは関係ない」に対してだよ
できてる奴は名将かつ名君か名宰相で、できない奴はそれまでの実績があった武将でも無能扱いされることだってあるでしょ

普通に関係ある部分だと思うが

>>1549

年数の問題じゃない。
「軍事力のみではとても勝てない相手に、無理攻めを繰り返す愚」と「にも関わらず軌道修正or積極推進もしない惰性」を指摘している。

項羽体制がボロを出すのは1年に過ぎなかったが、呉王夫差は3年かけたし、勾践は20年も待った。
南宋が金に逆襲したのに至っては、実に100年もの歳月を要している。

勝てない敵が相手なら、勝てる機会が訪れるまで耐えねばならないし、そのためには結局「国を保つ力」こそが重要になり、つまりそれこそが君主の良否を分ける要素。

そして少なくとも史書から判断できる限りでは、国難の局面で積極的なビジョンも示さない、大方針を示したりもしない、積極的な人材発掘も特にやらない、部下同士の深刻な抗争に対しても無頓着な劉禅に、その性質は明らかにない。
なかったからこそ史実のように自分の方から「機会」を与える羽目になった。魏がそれを機会をモノにしたのは（いわば）偶然だった、蜀自身がその機会を作り出したのは必然だった。

>>1552
まず前提として北伐は蜀の国是で、姜維は国家の柱石で、横死した費禕の後任である陳祗も北伐を推していた
この状況を正しく見極めて、国の方針を転換できるほどの豪腕なら、
初めから諸葛亮の没後に親政始められてると思うのよ
劉禅が無能だから正しい判断ができなかった、ではなく、劉禅が英傑じゃ無かったから歴史の流れを変えられなかった、が正解じゃないかな？

>>1553
劉禅がまともで機を待ったとしても先がないと思うのよ
無能がまともになった所で政治闘争を制して国をまとめられるか分からんし
北伐をやめても軍備を減らせば史実の通りになるし
人口も少なきゃ人材もどんどん先細っていくし
司馬昭の圧力に耐えられても次は多分堕落しない司馬炎が相手だし
蜀が踏ん張っても先に呉が落ちれば遅かれ早かれだし

>>1554
方針転換できなかったからとか、正しい判断ができなかったからというか
俺が言いたいのは>>1553が言うところの積極的な人材発掘も特にやらないでしかないんだけど
呉が先に落ちてもそれなりの準備があれば荊州の一部を取り戻して人口人材を得るチャンスもあったでしょう

司馬炎が堕落するかどうかなんかわからんし、呉が滅亡する前から後宮に5千人放り込んでたんだろ？
どっちみち異民族が移住してきてる状態は変わらないだろうから、晋も遅かれ早かれ華北で匈奴や鮮卑と揉めるのは変わらないと思うが

>>1556
それをやろうって言ってた費禕は魏の降将に刺されて死んで
蜀は北伐に向かう流れを止められなかった
劉禅が無能だった事を否定する気はないが、劉禅一人がまともになった所で結果は変わらないって話

>>1557
その北伐を推し進める姜維を起用してるのも他の人材を捜そうとすらしないのも劉禅じゃんとしか
劉禅一人の責任ではないにしても、結果が何も変わらないというほど軽い立場だったとは思えないな

>>1558
北伐は蜀の国是で、先帝の代からの悲願で、魏国が政変で揺れている状況がラストチャンスでもあった
少なくとも当時の蜀にそう思う人間がいて、姜維や陳祗も費禕の後任として実績を積み重ねたからその地位に就けた
我々は姜維で段谷でボロ負けする未来を知ってるから、無謀な北伐をやめろと簡単に言えるが
実際に重臣二人を排除してでも、という確信を持って行動するには相当な決断力がいる
思考がまともでも何も出来ないまま退場した王なら歴史に山ほどいる
劉禅が国家の忠臣を粛清してでも事態を変えようと言うほどの英傑なら歴史は変わるかもしれないが
単に思考がまともになっただけではどうしようもないでしょ

>>1559
なんつうか北伐をやめろとかやめないの話じゃないくてな・・・大体>>1553が書いちゃってるが
「にも関わらず軌道修正or積極推進もしない惰性」「部下同士の深刻な抗争に対しても無頓着」
思考がまともというかとりあえず問題解決する努力はしろよと言うだけ

姜維を支持するなら黄皓達を退ける、黄皓達を起用するなら姜維を退ける
どっちも必要だと判断するなら抗争を止めるように必死で仲裁する

それすら怠る無頓着・惰性の君主じゃどんな国是掲げても北伐してもしなかっても
段谷で大勝してたとしても魏晋が何かの間違いで崩壊したとしても「機会」にはならんかっただろうよ