ニコニコ大百科

地球教徒がテロやる際に必ず経典とかタスキとか持参してるのって「これらの聖なるものは風呂に入る時以外は肌身離さず持ってろ！」みたいな教義を叩きこまれた結果だと思ってたけど、もうひとつ、「犯行声明」も兼ねてると考えても良いかな。
地球教徒にとってのテロ行為は「異教徒への聖戦」なので、そういった品を持参するのも現場に残すのも、ミスどころか宗教的な儀礼とデモンストレーションになるというか。
異教徒が冷静な頭で考えりゃ、狂気以外のなにものでもないけど。

>>62
同盟や帝国を内部から疲弊・腐敗させたいという本来の意図から考えると、地球教の仕業だと証拠を残すのは悪手でしかない（実際作中ではバレバレなせいでヘイトが地球教に向いてしまってるし）けど、地球教徒の連中は幹部ですらお花畑思考だからそういう意識があるのかもしれないね

割とマトモな神経をしているド・ヴィリエからすると愚行の極みとしか思ってないだろうけど、あの人狂人達の中で完全に孤立してるから信徒の思想を誘導するのも難しいのかも

バーラトの和約体制下で、キュンメル事件が起こらなかったらと仮定すると、同盟領内の地球教団はどういう活動方針を取ったんだろうか。
「同盟軍を復活させ、聖地地球を奪還する聖戦を始めよう！ そのために、強大な指導力と信仰心を持つ指導者が必要だ！」
という宗教極右路線を取るのか、
「和平が実現したことで、同盟の民は聖地地球とつながりを持てた。新帝国とカイザーに感謝を込めて恭順し、聖地巡礼の許しを得よう」
という対帝国従順路線を取るのか、どちらになったのか。

連レス失礼。
>>62
いま思ったけど、テロリストの犯行現場への地球教グッズ持ち込みって、ド・ヴィリエの指示だったかもしれない。
地球総本部壊滅後のド・ヴィリエが帝国治安当局との司法取引を狙っていたと仮定すると、一番怖いのが地球教徒から「背教者」と狙われ続けること。
だから、主に帝国治安当局、そしてヤン艦隊のコネクションにも地球教の犯行だと認識させて憎悪を煽り、「背教者狩り」を行うだろう連中をあらかじめ始末させてたんじゃないか。

もしそうだとすると、ド・ヴィリエのゲームは、ヴェルゼーテ仮皇宮でユリアンたちと鉢合わせしなければ成功していたことになりそう。

つーても、じゃあケスラーが逮捕してたら司法取引を認めてたかと考えると……やっぱり詰んでんじゃね？

本編時点で地球には何人住んでたんだろう
あと地球のどこかには一応産業とかそこそこの都市とかなかったんだろうか

限界集落みたいに殆どのインフラが機能してないと思われるから、事実上地球教徒以外は居ないんじゃないか？
若くて行動力ある奴は既に地球脱出してるだろうし、残されたのは地球脱出できる資金が無い人で地球教に入信しなければ飢えて死ぬという感じではなかろうか
銀英伝世界では地球に生まれただけで人生詰んでいるって状況かと（地球で手に入れられる唯一の飲食物である地球教で配られてる物には、薬が入っているからなぁ）

同盟にも帝国にも根を張ってるとこをみると、様々なＳＦで語られた「宇宙に飛び出していった人類にＤＮＡレベル存在する地球への懐郷病」ってあるのかなあと感じる

>>66
作中ではシリウス戦役時に地球の地形すら変えてしまう程の苛烈な攻撃を受けたって語られてるし、全面戦争に突入しちゃった以上まかり間違って再起されても困るから目につく都市は片っ端から潰されていったんじゃないかな
個人的には地球教本部以上の規模の拠点は残ってないんじゃないかと予想
（あったらそっちが主流になると思うし）

それにシリウス戦役の時点で地球側の資源は枯渇していて植民星に完全依存してると明言されてるから、壊滅的な打撃を受けた後は最早まともな産業も起こせないんじゃないかと

確か約１千万人で、これでも辺境の星としては多い部類(ボリス・コーネフ談)

>>65
「治安当局」って書いちゃったけど、司法取引相手がケスラーでなくオーベルシュタインだったとしたらどうだろう。ケスラーは司法取引反対派だけどオーベルシュタインは容認しそうだし。
ただ、オーベルシュタインは「取引する」と約束して誘い出して「あれは嘘だ」と始末しそうな感じもするけど。

>>68
火の鳥にもそんな地球への懐郷病が語られたエピソードあったよね。望郷編だったかな。

星乱第3章ラストに映ってた地球、地形どころか大陸の形が変わるレベルでボコボコになってましたね……
よく地球教徒の生存できる環境残ったわ

>>72
屋内で栽培なりなんなりやっていたんだろう
で、大規模にそれができるのは地球教ぐらいだろうから地球人は否応にも地球教徒にならなくてはならないという

>>72 星乱編3章はCSで見たけど、地球の荒廃ぶりは凄かった。
あの総大主教のセリフ通りの環境だとすると、もう酸素があるのか、あの教団施設外に出て1時間以上生存が可能かどうか疑わしいレベルだった。

あそこまで荒廃した環境で生きてるとすると、地球教団の最高幹部って人間じゃなくてサイボーグとかアンドロイドとかじゃないかって疑いたくなる。

@KS60さんへ
地球統一政府（地球政府）や地球教という、不肖の子らの玩具扱いされたとは言え地球という天体自体に非はなく、
６巻でも『博物館として尊重するのはよい、寧ろ当然のことだ』とあります（余りその手の客観的な指摘が見付かりませんが…）。
地球政府代表氏が、古の島国の芸能界での逸話に倣い「地球統一政府が嫌いになっても、地球のことは嫌いにならないで下さい！」と哀願しないのが遺憾です。
フランクール黒旗軍総司令官としては、「流刑星を宛うから裸一貫で纏めて地球から出ていけえ！」と命令しそうですが（笑）。
作劇上の都合に押し流されて、「地球無罪」という客観的な事実が蔑ろにされるのみならず、この記事でもその旨の注釈が存在しない点は物足りなくあります。
地球が不毛の地であれ様々な学術的調査の対象としての価値は健在でしょうし、ルドルフ大帝であれば住民（地球教徒？）は完全排除して思いのままに庭いじりならぬ地球いじりするだけの能力と意義はあった筈です。
そういった点にも、独自研究的であれご考察頂ければ何よりです（地球教壊滅後に、商業主義的であれそういった機運が発生するでしょうか…）。（続く）

>>75
（続き）『「異教徒に塩（註：塩に取り消し線）異教徒に死を」』は、『「異教徒に塩（同上）死を！」』ですっきりします。
そもそも、外伝２巻でも宗教家がメディアで布教を行い（あり触れた物であるかの如く）ヤン提督に皮肉られているのみならず、帝国でおなじみの北欧神話崇拝も立派な宗教という事になりますが、地球教幹部は感心さえ示している形跡はありません。
総本部攻略の様な異常事態でもない限り「涜神者に～」程度が妥当の旨を註記すべきでしょう。

『勢力』に『～ラングは～社会秩序維持局でも～ほとんど情報を得ていなかった～』とありますが、宗教団体を監視せずに国民監視が可能でしょうか？（北欧神話崇拝は戦前戦中の天皇崇拝的な扱い？）
不平屋のご老体をしばき倒して、お孫さんに反対側の宇宙から怨念を向けられる（とばっちりは帝国代表扱いされた高等弁務官）場合ではありません。
作劇上の都合の最たる物ですが、辻褄合わせ（例；維持局に協力していたが、廃止と共に手切れに至りマークも外れたままになった）であれご考察を拝見したく思います。（続く）

>>76
（続き）上記でも触れましたが、『成立から～』に『～ルドルフ～の登極の際も特に目立った活動は～』とありますが、『無視した』のだからズバり何もしていないでしょう。
上記にも触れた通り、作劇上の都合が優先した訳で本来はあり得ない事態ですが…

『関連動画』に『如何せん～しにくい……』とありますが、ゼロであれ『要素』さえあればネタに出来るのがニコニコです。
昨今の例で言えば、人気Vtuberが銀英伝ゲーをプレイして地球教徒の襲撃イヴェントを面白おかしく実況（「また出た！宇宙ターバンのガキが！！」）する等でワンチャンあります（教育上宜しくないですが）。

『関連項目』に「地球」が不可欠です。
以前は、特定の狂信的な思想信条をこじ付ける（一種の）地球教徒予備軍が跳梁して制裁を被った様ですので、関連と思しくネタ的かつ威圧的な注意書きも容認しています。
後は、「宗教」「教団」「カルト」「信者」も記事が既存なので、全ては不要にせよ相応しいでしょう（そういった基本的な語句は、どこまで追加するかが問われますが…）。

以上、宜しくご検討の上で今後の更新に反映させて頂ければ何よりです。（終了）

>>72、>>74
「地球には罪はないのに路傍の石扱いするなんて酷くね？」という僕たち地球人（ドラえもんED並の表現）による素朴なを払拭すべく、印象操作に余念がない印象だ。
とは言え、ルドルフ大帝なら地球住民を強制移住（ニブルヘル含む）させた上でありとあらゆるリソースを絞り尽くす位はして当然だ（更に、リテラフォーミングするかが問題だが）。
結局は、辻褄合わせを頑張れば頑張る程、作劇上の都合が露わになる印象だ…（OAV版位の描写が妥当だったかも）。

小説連載当時はまだ宇宙開発にも希望はあったし、むしろ地球にしがみつくなんて古い考えと言う
流れはあったのよ。ところが、宇宙開発の停滞と環境問題で個人にも負担が求められる90年代に
なって行くと「人類には地球しかない」と言う現実が浮き彫りになって行く訳だ（この流れは
銀英のライバル作にあたるガンダムでも顕著）。

新作の地球がどう言う扱いになるか分からないけど、今の価値観からすると地球を大切にしろ
と言う側が悪と言うのは違和感がある部分だろうね。

結局の所、地球統一政府時代に植民星から富を吸い上げすぎたんだろうな
シリウスを仮想敵に仕立て上げて地球を中心に統一させようとしたら逆にシリウスが反地球勢力の中心になって纏まり始めたわけだし、それだけ地球政府は反感を買っていたと言えるだろうね
そして、地球の価値もまたテラフォーミング技術の発達によって唯一の人類生存圏ではなくなり、代替えの利くものでしかない＝潰しても地球に住む人以外誰も困らないという状況になって
地球政府に対する反感から宗教的なシンボルでもあるヒマラヤ山脈をシェルター事、徹底的に叩きつぶしたのも地球政府に対する反感の流れなんだろう

シリウス崩壊直後から銀河連邦成立までの戦国時代は地球の価値が暴落していたことに加え地球政府に対する反感が地球に対する忌避感情に繋がっていったんだろう
で、銀河連邦成立以降は無害であるが故無関心に陥ってたと
地球教が暗躍しなければローエングラム王朝期に歴史的資料として復興する可能性も有ったんだろうけど……

ふと思ったから書くけど、地球への航路データって、フェザーン自治政府高官や地球教の高位聖職者など以外には隠されてるんじゃないだろうか。
ワーレンによる地球討伐作戦時はフェザーンの航路局から航路データを出させたとして。

>>81
それはあり得ないかな
ボリス・コーネフはリップシュタット戦役の時にも地球に行ってたみたいだし、その後のユリアンの旅にも同行していた事から地球への航路は知ってた可能性が高い

秘密になってたら巡礼者が巡礼に来られんし
お布施置いてってくれる信者は大事でしょう

>>70
同盟領のエル・ファシルが300万人（イゼルローン回廊の近くにあるから、帝国軍に攻め込まれる危険がある分工業は進出してないかも。代わりに同盟軍の大規模な基地があってもおかしくないのだが）
帝国領のヴェスターラントが150万～250万人（ごっちゃになってごめん）
確かに辺境の惑星としては多い方だな。でも銀英伝世界の地球に、1千万人もの人口を養うような基盤はあるのだろうか？

*OVAでも、農業すらどこまでできるのかよくわからん状態（ただし、特別な装備なしで人間が生存可能な環境ではあった）。
*ノイエはまだ未見ですが>>72や>>74のコメント見る限りでは、OVAよりも荒廃が進んでそう。
*道原版でもボリス・コーネフが「資源なんぞひとっかけらも残ってない」と言い切るような惑星。

銀英伝時代の地球は、地球教の巡礼が寄付してくれる金や物資、さらには教団がサイオキシン麻薬で稼いだ金で食料や生活必需品を輸入せねば喰ってゆけない貧乏惑星ではなかったか、と思う。
それ故に、巡礼の寄付や麻薬の収益を独占している地球教団が、地球社会において（出世したければ、地球教団に入るしかないレベルで）て絶対的な地位を築くことができた遠因ではなかろうか？

>>82
>>83
高位は言い過ぎとしても、ヒラ信者から昇格するか出家するかすると、地球への航路データを教団から与えられて、巡礼者をナビゲートする務めを与えられるとかかなって思ったんだがなあ。
でも、その巡礼者を運んだ船に航路データは残るだろうから機密保持方法としては弱いか。

同盟領は帝国にとっては文字通り未踏の地だから航路データが必要だったけど
地球は銀河連邦から続く帝国の公式な領土で既知の惑星なんだから航路位は明らかだろう

NHKでノイエの最終話を見たが、地球はOVAよりも遥かに酷い状態になってる。

OVA版の地球は、「人類社会の辺境に落ちぶれ寂れていても、まだ自然は残っており、細々と生命が息づいている」印象だった。
だがノイエ版だとそんなレベルでは済まない「荒れ果てた不毛の地」と化している。

衛星軌道から見ると現代の大陸とは全く形が違い、海の面積がかなり狭まっている。
地上にはクレーターが多数あり、大地は乾燥でひび割れ枯れ木が立つばかり。

地球教本部すら（出口付近とはいえ）柱が折れたり欠けたりしていてボロボロになっている。
そして総大主教曰く「木々は枯れ、大地は養分を失い、空を飛ぶ鳥も、海を泳ぐ魚もいない。」と評するほどにすさまじい状況。

血のように赤い夕焼けも相まって、宇宙戦艦ヤマト（私は富山敬や納谷吾郎が出てる方しか見てない）の、「ガミラスの遊星爆弾により、干上がった海と赤茶けた大地むき出しの地球」を連想した。

ノイエ総大主教の台詞は、原作2巻末にある「樹々は枯れはて、土壌は養分を失い、空には鳥が、海には魚影が絶えて久しい」という大主教の述懐がもとなので、原作でもわりとそんなもんなんだと思う

>>79
もし地球教について悪ではない側面が掘り下げらるのだとすれば、歴史的な部分なぁ……どのような経緯を経て地球教が誕生し、内乱祭状態だったらしい地球を平定したのか気になるぞ
>>87
地球教にとって、地球統一政府時代の遺跡は「聖域」みたいな扱いになってるだけで、居住区や本部はまだマシの可能性もあるんで……
それにシリウス崩壊後の地球では激しい内乱に明け暮れていた歴史があるんで、酸素くらいは普通に残っているだろう

旧作OVAでユリアンたちが潜入～ワーレン艦隊突入までの描写見るに、本部内の収容人数は数百人か多くても数千人ぐらいだったな。

他の1000万人近くの地球人は地球上の他の地域に散らばって住んでたのか？本部所在地のヒマラヤ山中なんて現実でも僻地にあるが。

ワーレン艦隊が地球に降下・占領した時に残った本部以外の地球人はどうなったんだろうな。本部の壊滅後も、地球自体は引き続き帝国軍の厳重な管理・監視下に置かれていそうだが。