地球防衛軍3の兵器
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421
ななしのよっしん
2010/12/27(月) 18:13:09 ID: o0PpVnrRyH
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難民キャンプに住み着いて、…いや、途中から日数なんて数えていなかった。そんな気力はとうに失せていた。
ラジオは沈黙し、このキャンプにやってくる人も絶えた。戦局は悪化しつつある。
ついさっき、EDFの隊員たちがこの町に避難勧告を出していた。フォーリナーがここまで攻めてくる、と。
それと同時に、奴らの先触れであるガンシップが飛んできて、キャンプはパニックになった。逃げ出そうとする人たちに押しのけられ、瓦礫とビームが降り注ぎ、スラムは地獄へと様変わりした。
気が付いたら私は半分瓦礫に埋まっていた。
ずきずきする頭で状況を把握しようと努力しながら瓦礫から這い出す。
私はあの混乱の中で突き飛ばされるかどうにかされて気を失い、瓦礫が姿を隠したため人からもフォーリナーからも見過ごされた結果、ここに取り残されたらしい。
…………もう、いいか。疲れた。
逃げる気にもなれず、私はさっきまで教会だった瓦礫の一つに座り込む。だいたいどこに逃げればいいのだろうか? もう世界のどこにも逃げ場はない。それに生きる意味もない。希望もない。助かる術がない。ないないない。なんにもなくなってしまった。もう涙も出ない。
――ずしん。
…私は口ばかりだ。死んでもいいと思った矢先、あのロボットの足音を聞いた途端走り出していた。
死にたくない。死ぬのが怖い。
ただそれだけを考えて走る。後ろで建物が崩れる音が聞こえる。
死にたくない。
死にたくない。
死にたくない――。
後ろを振り向くと、銀色のロボットがこちらを見つめていた。
そいつに意思があったのかどうか、私にはわからない。そいつの『目』は無慈悲で機械的な死刑執行人にも、狂喜し嘲笑う悪魔にも見えた。
そいつが馬鹿みたいに大きな砲台をこちらに向ける。アレの破壊力はテレビでも肉眼でもいやというほど見せつけられた。
「あっ…!」
何かに躓いて、派手に転倒する。
ロボットが砲台発射の準備を整える。それでも私は死にたくない一心で這って逃げる。そして、死体を目にした。
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422
ななしのよっしん
2010/12/27(月) 18:16:13 ID: o0PpVnrRyH
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見覚えがある人物。さっき、避難を呼び掛けていた、EDFの兵士。
ガンシップに胸を撃ち抜かれて息絶えたその兵士の顔は、恐怖でも怒りでも諦観でもなく、無念で塗り固められていた。銀色のロボットの砲台がエネルギーを充填している。たぶん、あと数秒で私は死ぬのだろう。
(どうして?)
ふいに、疑問がわきだした。
(どうして私が死ななくちゃならないの?)
当たり前の疑問。
(どうして私が殺されてあげなくちゃいけないの?)
疑問は際限なく湧いて出た。
(どうして諦めなくちゃいけないの? どうして我慢しなくちゃいけないの? どうしてあいつらの欲望をかなえなくちゃならないの? どうしてあいつらにすべて奪われなきゃいけないの?)
頭の奥が熱い。目の前の無機質なロボットの顔と、無念の最期を遂げた兵士の顔がそれを加熱させる。
(どうして…どうして…どうして…どうしてどうしてどうしてどうしてどうして!!!)
私は立ち上がった。手に彼のものらしきライフル銃を持って。
その銃は重たく、つぎはぎだらけでボロボロだったけれど、何よりも頼もしかった。
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423
ななしのよっしん
2010/12/27(月) 18:17:20 ID: o0PpVnrRyH
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――きぃぃぃん…。
ロボットの大砲で光が収束する。私の動作など気にも留めずに。取るに足らないというかのように。
(……ふざけるな)
「ふっ…っざけるなああぁぁぁッ!!!」
引き金を引く。轟音とともに弾丸が撃ちだされ、私は反動で倒れこむ。
がぁん、と、弾丸がロボットにめり込む。その一撃でロボットがのけぞり、砲弾はあらぬ方向へ飛んで行った。
「帰れ! 宇宙へ…帰れええぇっ!!!」
私は泣きながら引き金を引きまくった。腕の中で銃が暴れ、私の腕から逃げ出そうとするのを銃にしがみついて押さえる。
涙で歪んだ視界では何発当たったのか見当もつかない。
そして弾が切れた。
ロボットは動じることなく大砲をチャージしている。
悔しかった。自分の無力さが。こいつらに殺されるのが。
私はこの戦争が始まって以来…いや、生まれて初めて心の底から『生きたい』と思った。
皮肉なことだ。あと数秒でこの世から消滅するときになってそう思うとは。
私は銃を握り締めたまま、ロボットを睨みつける。せめて最後の一瞬まで、この気持ちを折るまいと決意して。
そして、最期の1秒が――。
「諦めるな!!」
……その時は、こなかった。
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424
ななしのよっしん
2010/12/27(月) 18:18:56 ID: o0PpVnrRyH
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それは、何と形容したらいいのだろう。太鼓を1000回叩いたような轟音だった。
そして、その轟音に張りあうかのように、力強い声が響き渡る。
「EDFの勇猛さを見せる時だ!! 勇敢に戦え!!」
……今なら、解る。彼らの戦いは、決して無駄なあがきなんかじゃない。少なくとも彼らはそれを信じている。
「撃て! 撃ちながら進めぇ!!」
「「うおおおおおおおぉぉおおおっ!!」」
開戦以来見慣れた戦闘服を纏った兵士たちが、手にした銃を乱射しながらこちらに走ってくる。
銃弾の雨にロボットが押し戻される。…でも、倒れない。
「確保!」
赤いヘルメットをかぶった男に抱えあげられる。彼は背中に赤いボンベ――いや、これは、消火器か?――担いでおり、戦闘服はあちこちが擦り切れて汚れていたが、私には何よりも頼もしく見えた。
「レンジャー4より本部へ! 作戦区内で生存者1名を保護! 現在ヘクトルと交戦中、作戦の変更を!」
彼が無線で誰かに呼びかけている。
「…プランB? ねぇよそんなもん! 当初の計画を前倒しにすればいい! 10秒だ! 10秒後に…うおっ!?」
彼の足もとが爆ぜる。後ろでは撃たれながらも踏みとどまるロボットが小型の砲をめちゃくちゃに撃ちまくっていた。
「RA、撃ちまくれ! あと10秒持ちこたえろ! 10秒だけでいい!」
「じゅうびょおおう!」
一斉射撃でロボットがぐらぐらと揺れる。このまま際限なく攻撃を続け、ロボットが黙って受け続けたらそのうち破壊できるだろう。…このまま、なら。
「弾切れだ!」
「弾がない!」
「走れぇ!! できるだけ遠くに離れるんだ!」
後列にいた人たちが撃つのをやめ全力での逃走に切り替える。
今撃っている人たちの銃が撃ち尽くされたら、今度こそ、私たちは……。
「…10秒! 今だ、やっちまえストーム1!!!」
隊長さんが無線に叫ぶ。それと同時に、世界が音と光に包まれた。
そして何も聞こえなくなった。
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425
ななしのよっしん
2010/12/27(月) 18:20:04 ID: o0PpVnrRyH
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――気が付いたら私は地面に倒れこんでいた。隊長さんは私をかばうように抱きかかえ、同様に倒れている。
後ろを見たら、私の後ろの周囲が切り取られたかのようにナニモカモなくなっていた。
ビルも、瓦礫も、あのロボットも。
かろうじてそれらとわかる断片が転がっているだけだ。
「やったぜ! おい見ろよ!?」
「やっふううううううっ!!」
私のすぐ手前で倒れていた人たちが起き上がったり座り込んだりしたまま喜びの声を上げる。
私は……私たちは……助かっ…た…?
「よく、頑張ったな」
呆然と地面にへたり込んでいた私の頭を、いつの間にか立ち上がっていた隊長さんがぽんと叩く。その顔に無骨だが柔らかい笑みを浮かべて。
周囲でそれぞれがばらばらにあげていた勝ち鬨の声は、私の涙の堰が決壊した時に一つに調和されていた。
「「「EDF!!!!」」」
私も叫んでいた。
生き延びたという実感をかみしめながら。
のちに知った話だが、あの時ロボット――ヘクトルを吹き飛ばしたのは、C26という遠隔操作型爆弾の試作品で、ヘクトルを誘いこんでの実践テストだったらしい。
私が逃げ回って転んだ辺りがそのC26爆弾を仕掛けた場所だったとか。
そして、市街地で私が発砲しているのを、待機していたレンジャー4が目撃。避難誘導に向かったきり戻らなかったスカウトチームの生き残りが抵抗しているものと誤認して救援に駆けつけてくれたのだそうだ。
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426
ななしのよっしん
2010/12/27(月) 18:22:07 ID: o0PpVnrRyH
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――それから月日は流れ、今私は戦場にいる。
今でも、死ぬのは怖い。でもそれ以上に、明日を生きたいと想っている。
だから、戦って、抗うことにした。
私の手には2つの武器が支給されている。私を救ってくれたライフル銃の後継機種、MMF200。それと、C70爆弾の起爆装置。
作戦開始と同時にこいつを使い、待機しているヘクトルを吹き飛ばす算段だ。あの時と同じ、でも今度は私自身が戦う番だ。
たぶん、これが私の…人類最期の戦いとなるだろう。
今この戦場にはEDFの最期の生き残りが結集している。歴戦の戦士であるレンジャー4も、伝説のストームリーダーも。
「――マザーシップの力は強大だ。それでも我々は戦わなければならない。何故なら、EDFは敵に後ろを見せないからだ! 残された戦力を結集し、マザーシップに最後の攻撃をかける。…総員、戦闘開始せよ!!!」
…作戦開始の時間だ。眼前の悪魔を――マザーシップを睨みつけ、号令を下す。
この中の何人が生き残れるかはわからない。でも、私たちは信じている。
勝つのは私たちだと。明日を生きてみせると。
「レンジャー7、交戦!!」
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427
ななしのよっしん
2010/12/28(火) 14:41:37 ID: mpOfJgqp3+
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428
トウフウドン
◆CUSj3wKrCc 2010/12/28(火) 19:55:09 ID: MpcQNSMukf
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C26爆弾のご投稿を受け付けました
現在、掲載待ちの投稿記事は以下の32件です。
スタンピードM2・スティッキーグレネード・グレネードランチャーUM1・ライサンダー2・MG10・ライサンダー・P89バウンドガン・MG10J・ライサンダーF・バッファローG3バースト・3連GランチャーBRUTEJ、3連GランチャーBRUTE、2連GランチャーCRUMBLE(3武器まとめ記事
AF99・ゴリアスD1・エアトータス02・スティングレイST・MMF40・AF14RA・AF16RA・スティングレイST2・AF18RA・AF19RA・AF15・MMF40RA ・スパローショット・MG11・MG12・UM1-J・MMF41・C24爆弾・MLRA・MLRA-2・C26爆弾 -
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429
トウフウドン
◆CUSj3wKrCc 2010/12/28(火) 20:19:02 ID: MpcQNSMukf
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430
トウフウドン
◆CUSj3wKrCc 2010/12/29(水) 05:16:24 ID: MpcQNSMukf
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431
ななしのよっしん
2010/12/29(水) 15:16:49 ID: SMsjB9Y8Mm
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432
トウフウドン
◆CUSj3wKrCc 2010/12/30(木) 00:44:44 ID: MpcQNSMukf
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ななしのよっしん
2010/12/30(木) 12:13:00 ID: CvmaT72wBU
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ななしのよっしん
2010/12/30(木) 20:31:17 ID: SMsjB9Y8Mm
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AF20
「うおおおおおおおおお!」
蟻が吹き飛ぶ。
「うおおおおおおおおおおおおお!!」
蜘蛛が倒れる。
「俺たちゃ勇士ィィィ!!」
仲間達の咆哮が戦場を熱く彩る。
「俺たちゃ無敵ィィィ!!」
まあ仲間達っていっても、二人だけだが。
「「怖いものはねえええええ!!」」
凄まじいスピードだった。
何がって、敵を倒す早さが。
「凄まじかったな」
何がだ。
「敵を倒す早さが」
さっきまで一緒に猿みたいに叫んでいた戦友がACID BAKERの看板にもたれた。
「よっこらせっくす」
もたれながらズルズルと音をたて座り込む。おっさんかお前は。
「科学の力ってすげーよな」
おっさんは空を見上げる。俺もつられて空を見る。まん丸でも何でもない月がぽっかり、各所でおこる火災の大気汚染のせいか他に星は見えない。
「科学のおかげで人類は月にたどり着いた。科学はさらに発展を続け月面往還ロケットなんて代物まで開発された……」
おっさんが語り始めた。
「医療技術や機械工学、いまや至る所に科学が用いられている」
おっさんの語りは校長先生並に長い。 -
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435
ななしのよっしん
2010/12/30(木) 20:33:02 ID: SMsjB9Y8Mm
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「この銃だって同じだ。今じゃあのアリンコだってちょっと前の戦車より固い。だけどそれを壊すほどの破壊力がこの銃に詰まってる。科学の力でな」
長いといえば爺さんの武勇伝も長かったな。爺さんと言っても戦後世代、武勇伝もチンピラに絡まれてる友人を助けてやったとか、派手に脚色されただろう物語だった。
「思うに人類は勝てるんじゃないかって思うんだ。この戦争であのH級をあっさり殲滅できるAF20なんてイカれた兵器を生み出したんだ。マザーシップごと吹き飛ばす鉄砲が開発されても可笑しくねえ」
物語といえばハリーポッターの最終巻まだ読んでねえな。最後に読んだの何年前だっけ……。
……鼻が痛え。
「聞けよ!」
いや長くなりそうだったんで。あと叩くな。ACID BAKERの看板はそんなふうに使われるために生まれたんじゃない。
「俺の話程度でダウンしてたらお前、女の子ができたら……って通信?」
ガコッとインカムが震える。
『あー。あー。迎えに来たッス。SDL2二台引っ張ってきたッス。場所どこっスか』
ナイスタイミング。座標を伝えると、すぐ近くらしい、一分も経たずに二台を連結したSDL2がやってきた。
これで、どうでもいい話を聞かなくてすむ。
「続きは、基地でだな」
「……えっ」
書いてみてわかるトウフウドン氏の文才。
Shit!shit!(嫉妬だけに) -
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436
ななしのよっしん
2010/12/30(木) 22:16:09 ID: SMsjB9Y8Mm
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437
ななしのよっしん
2011/01/04(火) 00:03:59 ID: UtU5XT7mSO
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438
ななしのよっしん
2011/01/07(金) 23:21:08 ID: CvmaT72wBU
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ストーム1「戦争はやはり数だな」
本部「………」
レンジャー「………」
スカウト「………」
C25特殊爆弾
戦線や防止線の構築を意識しない機動遊撃戦は、猪突猛進な巨大生物に対して極めて有効な戦術であったが、それでも戦死者が出ないなどということはありえなかった。
しかも熟練者ほど脅威度の高い勢力と相対する事が多く、それに比例して『危険』も増大するのは『戦闘』というものの非情な常ではあるが、
ただでさえ数で勝るフォーリナーとの戦闘に措いては、一人の熟練者の喪失が人類にもたらす戦況の悪化は計り知れない。
軍民を問わず戦死者は日増しに増大し、一つの作戦に投入される部隊の平均人員数は日毎に減少し、それぞれの役割に充てられる人数も次々と削られ、
特に設置爆弾の設置・起爆役が一人に『押し付けられる』ことも珍しくなくなっていた(時に10の起爆装置とそれに連動した50個のC24爆弾を一人で操作することすらあった)
そんな状況を受けて開発されたC25特殊爆弾は20という同時起爆数を有し、少ない人員でも広範囲の作戦に対応する事が可能であり、
特に設置爆弾による戦果を期待されていた耐久度の高い高位ヘクトルに対しては、多方位から爆圧を浴びせる事で柔軟な挙動による『逸らす』行為を無効・低減することで、破壊効率の上昇が見込まれていた。
しかし1500という評価威力では、中後期に登場したHst級の赤蟻を一発で吹き飛ばす事はできず、ヘクトルに至っては完全な威力不足になってしまった
(爆破範囲を有効に活かす為、数の多い巨大生物に対しては範囲が重ならないよう、ヘクトルに対しては2~3が重なる程度に設置するのが基本であり、
それ以上の集中設置は『無駄撃ち』となる可能性が高い為に、禁止はされないまでも実行される事は稀であった) -
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439
トウフウドン
◆CUSj3wKrCc 2011/01/07(金) 23:21:38 ID: MpcQNSMukf
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AF20のご投稿を受け付けました
現在、掲載待ちの投稿記事は以下の32件です。
スティッキーグレネード・グレネードランチャーUM1・ライサンダー2・MG10・ライサンダー・P89バウンドガン・MG10J・ライサンダーF・バッファローG3バースト・3連GランチャーBRUTEJ、3連GランチャーBRUTE、2連GランチャーCRUMBLE(3武器まとめ記事
AF99・ゴリアスD1・エアトータス02・スティングレイST・MMF40・AF14RA・AF16RA・スティングレイST2・AF18RA・AF19RA・AF15・MMF40RA ・スパローショット・MG11・MG12・UM1-J・MMF41・C24爆弾・MLRA・MLRA-2・C26爆弾・AF20 -
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440
ななしのよっしん
2011/01/07(金) 23:22:47 ID: CvmaT72wBU
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(C26爆弾)
これらの戦況と新型の実戦配備に目処が立たないことから、設置数を犠牲に威力と範囲を高める方向で調整が為され、C26爆弾という名の『新型』が配備された。
ほとんど誤魔化しレベルの兵器ではあったが、C25の倍の広い爆破半径で最大脅威Inf級の赤蟻すら焼き尽くす高い破壊力は、特に戦闘の激しい地域で絶賛された。
C70登場以降はその役割を完全に明け渡す事になったが、大戦を生き抜いた兵の中には未だにC26に愛着を抱く者も多いという。
なおC25は、黒蟻や蜘蛛に対してはInf級でも変わらず有効であった為、同時設置数の多さからC26より有効な場面もあり、
高位のヘクトルや巣穴破壊にC70を温存する目的と併せて、C26配備以降も各国軍やレジスタンス、民兵の手によって各地で使用され、多数の巨大生物を葬っている。
- - - - - - - 8<- - - - - - - -
少数の人員による圧倒的な対多数敵戦闘に勝ち残る為の性能は『多大』の言葉に象徴されるように、破壊力と数。
そのせいか、中期に開発された武器には、スタンピードを初め連装グレネードランチャー、ワイドショット、ワイドアシッドガン、C25特殊爆弾、Y20インパルス、ZE-GUN10、かんしゃく玉4号と『数』を重視した武器が多い気がする。
- - - - - - - >8- - - - - - - -
C25とC26の全設置時の総火力が同じだったので、同量の同じ爆薬なのかなあと思いましてこんなんなりました。
C26はo0PpVnrRyHさんの投稿があるけど、武器そのものの解説に留めて書かせていただきました。
やはり技術とか開発というものは『流れ』を無視しては語れないと思うので…… -
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441
トウフウドン
◆CUSj3wKrCc 2011/01/07(金) 23:38:32 ID: MpcQNSMukf
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442
ななしのよっしん
2011/01/08(土) 03:34:18 ID: SMsjB9Y8Mm
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スーパー分割タイム。学校の読書感想文で1024文字は難易度高いのになぜこれは簡単に引っかかるんだ。
MMF41-B3
MMF41が「重いから手が震える」というとても単純な理由で、非常に使い勝手の悪い兵器となってしまったのには、一つの説が挙げられている。その説とは開発者のEDF上層部への抵抗ではないかという説である。
MMFモデルの開発者は見ていた。AFアサルトライフルの進化して退化した結果を。
上層部の命令で破壊力を重視し、大きく安定性を欠いたAFアサルトライフルのように、自分の開発したMMFもその毒牙にかけられるのではないかと。
そこで開発者は企んだ。要望を達成しつつ、使いにくい兵器を開発して、「あんたらが火力を上げろって言うからこんなのができた。俺は知らん!」と言える状況に持っていこうとしたのである。
そうして開発されたのがMMF41。重くて重い狙撃銃である。
計略は成功。上層部の要望も「火力強化を至上命題」から「安定性を優先に火力強化」へと変わることとなった。
……だが、実際にMMF41が配備された兵士はたまったものではない。大きな虫やらヘクトルの猛攻で死傷者は増すばかり。
MMFモデルの開発者もこのような結果を望んだわけではないだろう。早急にMMF42の開発はスタート。とにかく当たることを目標に開発が進められた。
とは言っても直ぐ様開発が終わるわけではない。MMF41を若干の改造でマトモに使用できるようにする必要があった。 -
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443
ななしのよっしん
2011/01/08(土) 03:43:07 ID: SMsjB9Y8Mm
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いくら必要があったからと言ってこんなものが出来上がるとは、EDF上層部も現場の兵士も目を丸くした。
まさかのバースト連射するスナイパーライフルであった。
内部構造はAF14-B3のパク……模倣であり、専用の装填機構と銃身、緩衝装置、冷却機構を同期させ、一定間隔で高威力の弾丸の酸連射を再現したのである。特に緩衝装置は独自の改良が施され、弾道の安定化に成功。高威力の弾丸を連射できるスナイパーライフルを実現してしまった
(ただその構造も微妙にずさんで弾倉に変更はなく、三連射すると三回目の発射では一発しか弾が撃ち出されない。本当に試射したのか疑わしい)。
その他無駄な構造を一新し大幅に軽量化。MMF40とさほど変わらない重量となった。
もはや若干の改造というレベルではない。一からの新規設計並の変わり様で、改造程度のため予算もそれほど得ることができないはずであったのにどうしてここまで変わったのか。
やはりそれはEDF上層部への抵抗。わざと扱いにくい兵器を開発したのではないかという結論に至るわけである。
この説が事実であるとするならば、このMMF41-B3が真の「MMF41」であるのかもしれない。
記事の分割お疲れ様です。すごく軽くなったw
新年あけましておめでとう。EDF4おめでとう。生きてて良かった。 -
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444
ななしのよっしん
2011/01/08(土) 22:56:59 ID: 9+l4C/indb
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トウフウドン
◆CUSj3wKrCc 2011/01/09(日) 18:40:29 ID: MpcQNSMukf
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C25特殊爆弾のご投稿を受け付けました
C26爆弾はo0PpVnrRyHさんとCvmaT72wBUさんの両方の投稿を統合して掲載させていただきます。
現在、掲載待ちの投稿記事は、
グレネードランチャーUM1・ライサンダー2・MG10・ライサンダー・P89バウンドガン・MG10J・ライサンダーF・バッファローG3バースト・3連GランチャーBRUTEJ、3連GランチャーBRUTE、2連GランチャーCRUMBLE(3武器まとめ記事
AF99・ゴリアスD1・エアトータス02・スティングレイST・MMF40・AF14RA・AF16RA・スティングレイST2・AF18RA・AF19RA・AF15・MMF40RA ・スパローショット・MG11・MG12・UM1-J・MMF41・C24爆弾・MLRA・MLRA-2・C26爆弾・AF20・C25特殊爆弾・MMF41-B3 -
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446
トウフウドン
◆CUSj3wKrCc 2011/01/09(日) 19:38:05 ID: MpcQNSMukf
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447
ななしのよっしん
2011/01/09(日) 21:32:54 ID: CvmaT72wBU
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トウフウドン
◆CUSj3wKrCc 2011/01/09(日) 22:28:24 ID: MpcQNSMukf
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ななしのよっしん
2011/01/13(木) 16:50:18 ID: D2SI6+PY4N
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450
ななしのよっしん
2011/01/13(木) 19:51:46 ID: CvmaT72wBU
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AF14-B3みたいに、概要がなくて小話のみ(話中で流す程度に兵器概要が書かれている)っていう記事もあるし、話の一部に小話を挟んでいるジェノサイドガンのような場合もあるし。
まあ全部に対応した方式は無いんだろうけど。
>>441でトウフウドン氏が提案してるように、小話部分をスクロール式にして折り畳むという方法があるけど、
・小話部分をスクロール式にして畳む:編集の手間は少ないが>>449さんの言う入り混じっているという状況はそのまま
・小話と概要でばっさり分ける:どちらかだけ読みたい場合に良いが、両方ある記事は同じ兵器の項目が二つに増える
概要と小話が両方ある場合は、小話の始点から終点へ飛ぶリンクを置く、というのはどうでしょ?
これで便利になるのはジェノサイドガンとPX50バウンドショットくらいですが… -
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