ニコニコ大百科

>>30
それ言ったら、だから言って誰にも迷惑をかけていないのに他人が大切にしていたものを勝手に奪い取っていい訳？と。

まあ、ゴーテル擁護というかもやっとする人がいるのはさ。
やっぱ、王様が知らないとは言えゴーテルが大切にしていた（命に係わる）花を奪い取ったことに対してまったくツッコミが入ってないことなのよね。
ゴーテルしか知らないとは言えそこら辺の事情をまったく触れないからう～んな気持ちになるんだと思う。

後、まだなんも悪いことしてないのにナレーションでぼろくそ言われていたのはひどかったと思った。

>>23
SEX!巻きぐーるぐるじゃなかったの？

誰の物でもない太陽の恵みを
独り占めにしたってだけで充分非があるけどね
DVD見返してゴーデルに抱いた感想は
ただひたすら自分勝手に自爆した人だね

触れてないんじゃなくて皆の物を勝手に私物化して秘密にしたから誰も知らないし助けてやれない

そういう意味で秘密を打ち明けたユージーンやラプンツェルとは真逆だね

終盤秘密を知られてからは自分から悪役に
なってあげるしちゃってるし同情しなくても良いでしょ

凋落著しいニコニコ動画もやっぱりコメント機能は偉大だ。
「ゴーテルがラプンツェルに「愛してる」と言う時は必ず彼女の髪を触っている」っていう描写はコメントが無きゃ気付けなかった。

閑話休題。ゴーテルに愛情があったかどうかはよく議論になるが、少なくとも娘を貶して委縮させてる時点で健全な親ではないだろう。
アリエルの宝を壊してまで陸へ行く事を禁じたが、娘と引き換えに自分の身柄を差し出す契約書には躊躇なくサインし、最後には娘の意思を尊重して人間の足を与えたトリトン、
言いつけを破ってハイエナに襲われた息子を体を張って助け、怒鳴るどころか王の志を説く機会にしたムファサを見た後では
やっぱり打算ありきの愛情と言わざるを得ない。

>>33
無茶苦茶言うな
お前は自分が引き抜いた花をわざわざ皆の物だといってバラまくのか？
少なくともあの時点でアレはゴーテル以外の物ではない
>>31の意見の方が筋が通ってるね

ゴーテルは冷徹な魔女で悪さをしてた、とかじゃなくて単に長生きしたい(出来れば美しくありたい)だけの人間って所も同情してしまう。
この人、花さえあれば良かったし何なら髪の毛で効力あるなら誘拐する気は無かったりと別に悪人じゃあないんだよ。

そもそもゴーテルの罪って彼女本人が原因じゃあないからな。生きる為に仕方なくしただけだし。
生きてるだけで悪さしてた訳でもない。

>>34
生かして食事をさせてといった「絶対にしなくてはいけない事」は確かに打算ありきだけど、高度な教育(ラプンツェルの頭の良さもあるが)を施して娘のプレゼントの為に老化の危険を犯して遠い所まで行った「しなくてもいい事」の部分はゴーテルなりの愛情だと思うよ。

ゴーテルよりライオンキング2のシンバやシンデレラ3のトレメイン夫人の方が毒親だよなーと思うな。
シンバは過保護過ぎてアウトランド勢力につけこまれて娘のキアラ命の危険に晒すわ、しかも周囲の誰も注意しないから反省しないで色々あって和解したけど、見ててひどかったなー、あれは。

トレメインはもうゴーテルとは比べものにならないぐらい外道っぷりを見せたな。
自分の血のつながった娘であるアナスタシアをシンデレラの姿に変えてでも王子と結婚させようとするわ、で。

やっぱ、毒親への自立ってテーマなら血のつながった親子の方がよかったんじゃないかーと。

ディズニー作品たくさん観てるわけじゃないからどこまで正しい理解かわからないけど
ゴーテルは自身が悪役であることを決して承認しないのが、従来の悪役と異なっていて、視聴者の解釈も分けている原因なのかもしれないと思う。ラプンツェルが完全に離反するところで〈なら悪役になってやるよ〉ってなるけど、あれも買い言葉的でむしろ反語というか、「私は悪じゃない！」っていう怒りを表しているし。
ゴーテル自身はある意味では「自分が愛情をもっている」と信じていたのだと思う。もちろんそれは自己欺瞞だし、そっちのほうがタチが悪くもあるのだけど。
ゴーテルは自覚的に悪を遂行できるほど悪人ではなかったし、「自分は人並みには優しい人間だ」という欺瞞を維持し自分でも信じるためなら、自分の邪魔にならない範囲内では愛情も発揮しただろうと思う。
自分が悪だと認めないから、直接悪として力押ししてくるのではなく「教化する」という攻撃を仕掛けてくるのだよね。その意味で、少なくともとても人間的なキャラクターだなと思う。

最期が酷いとかラプンツェルが薄情だとかいうのは、むしろ最後を強引に図式的に処理したからこそ、あれだけ親の呪縛の難しさに過程を割けたんじゃないかという印象です。
親との対決は（ディズニーとの関連がいまいち理解できてないが）ピクサーの「メリダとおそろしの森」で前面に出したけど最後和解できるようにするために過程もぬるくなったような気がするし。
家族を主要ターゲットの少なくともひとつにすえてる以上、「本物の親は別にいてそっちは万事オッケーです！ 親最高！」「結婚！ プリンセス！ ハッピーエンド！」っていうのを最後にいれないとここまでは描けなかったと思う。

そしてそれでも塔から落ちるゴーテルにラプンツェルは思わず手を伸ばすわけで、それを愛情豊かだととるか呪縛のきつさととるかは人それぞれだろうけど、ともかくあの一瞬だけで二人のよくもわるくもがんじがらめな絆は十二分に伝わるのではないかな。

プリンセスとわかった途端急に手のひら返し、と見えるのはむしろ
ユージーンに裏切られたと思い込まされ自分の無知と無力に打ちのめされ、「段階的に平穏に親からはなれて自立していく」ために必要な自己の芯をポッキリ通られてしまったからこそ、完全に外付けの「私は消えたプリンセス！」という物語にすがるしかなかったという話で。ラプンツェルのせいではないと思う。

長文失礼しました。

TVシリーズの設定だと王様は花をぬくと大変なことになるとだから抜くなと言われていたのに抜いているというのが判明したんだよな。
逆にゴーテルは抜かずに誰にも見つからずにしていた、とやっぱり一番、悪いの王様って思うんだよね。
やっぱ、毒親という以前にここら辺がどうしてもひっかかる。

ゴーテルの生命維持とラプンツェルの幸せを両立…って言うのが難易度高すぎ。
普通に説明したとして王様が得たいの知れない老婆を娘の近くに置く訳が無いし、誘拐した時点で娘を外に出す訳にも行かなくなる。
だから「娘を外に出さず家の中を楽しい事で満たす」が精一杯の両立だったんだなと理解出来るから泣けてくる。

最近だと女性の自立をテーマにしてるなら、そろそろ血の繋がらない親子の絆も描けばいいのに。
血が繋がってても殺そうとする親はいるし、逆に繋がってなくても幸せな家庭を作っている親子もいる。
何なら父二人でも母二人でもハーレムでも結局は幸せに皆仲良く暮らせるなら家族の形なんてどうでもいいと思う。

テレビシリーズでゴーテルがラプンツェルを攫った時に娘を捨てたという過去が判明したので、以前よりも擁護がしにくくなったなと。
ラプンツェルは監禁された影響もあってコミュ障気味だし、娘はトラウマを負っちゃってるし。
四百年も生きたんだから諦めればよかったのに。

生き延びる手段があるのにそれを捨てて死を選べってかなり酷な話だと思うよ。
美しさだけを求めてるなら完全な悪だと言いきれるけど生存までくっついてるから判断が難しくなる。
実際に王様も妻と娘の為になりふり構わず予言無視して花を奪っちゃった訳だし。

ゴーテルが花を独占したのは若さ（美しさ）への欲望であって、寿命を超過してズルズル続いてきただけじゃん。
王妃とは違って命に関わる病気じゃない。

自由を求めるラプンツェルにとってあの狭い塔は牢獄みたいなものだし、自立心を奪うためであろうネチネチした説教は精神的DVだかんね。
ゴーテルと一緒にいてもラプンツェルが幸せになれないのは間違いない。
ラプンツェルがユージーンを選んだ時が娘離れをする最後のチャンスだったんだよ。

もしもゴーテルが若さと命を諦めてラプンツェルを解放していたら、TVシリーズに出てきたゴーテルの実の娘（ラプンツェルに母親を奪われたと思ってる）が報われないんだけど…

不老不死ってやっぱこのぐらい綱渡りじゃないと生きてる実感ないんだろうな

仮に髪無くても生きていけてたとしても娘捨ててたと思う

>>44
と言っても娘、捨てたのは兵士から逃げる為で迷いはあったみたいだしな。
そもそも王様が花を抜かなければ捨てる必要はなかった、という王様が花を抜いたのが原因という点があるからゴーテルが果然に悪いにはならんのよね。

>>47
なんやかんやで捨てられないと思うで。
捨てるつもりだったらとっくの昔に捨ててるだろうから。

>>48
ゴーテルもザンティリの忠臣だったはずなのに、ゴースト化した仲間と違ってザンティリに太陽の花を捧げようとはせず、若さの維持に使っていた。
そういうエゴを優先する強引さは王様と同じなんだけど、動機が利己的か他利的かの差で許されるか否かが別れた感じ。

ゴーテルなりに子供への愛着があったのは確かなんだけど、優先順位は決まってしまっているから将来的な破綻は避けられなかったというか。
何よりも母親の自己犠牲に生かされた第三者パスカルがゴーテルを害悪判定して断罪したってのが、ゴーテルのどうしようもなさを物語っていたと思うんだよね。
カサンドラにも最後は見限られたし。

今までの敵役ってシンデレラの継母みたいに「コイツを不幸にした上で自分が幸せになる」っていう感じだから分かりやすいんだけど、ゴーテルの場合は「私もこの子も幸せになりたい」って気持ちがあるから何となく悪者って言いにくいんだよね。
勿論自分優先なんだけど。

そもそも不死者で次世代に継ぐ必要がないのに、子供を作ったのは人並みの幸せが欲しかったからなんだろうか。
ゴーテルとカサンドラには見た目やナイフ以外にパーソナル空間を侵食されるのを嫌がる共通点があって
でもカサンドラはドブネズミを逃がす優しさがあって
ザンティリとゴーテルの人の操り方が似てるのとカサンドラがザンティリに唆されたのを恨んでることにゴーテルの過去が垣間見えるような気がする

自分の幸せが最優先で譲れないけど、次点で娘を幸せにしたい他人に迷惑をかけたくないって気持ちも存在してる。
両立する気はあるけど誰かの不幸の上でした自分は幸せになれない。っていう悲しさがゴーテルにはある。
主人公側のズルいって思うところは「皆で幸せになる方法が絶対にある」みたいなのがズルい。そりゃゴーテルだって皆が幸せになるルートがあるならそれ選ぶわ。

そうは言っても、本編開始前に誰も傷つかない選択肢を持ってたのはゴーテルだけだったよ。花の使い方を唯一知っているゴーテルが王妃を救ってたら国王も予言は破らず万事解決だった。
花の存在は知られていたのに、ゴーテルは使い方を誰にも教えていなかった。そこがユージーンの言う共有しない罪だったんじゃないかな。

信頼してない人に自分の生命線は貸せないでしょ。知らない人に金を貸せないのと一緒。
逆に国王だってゴーテルが「娘さんに何もしないから髪の毛を分けて。一緒に住まわせて」なんていっても拒否して近寄らせなかったと思うよ。
ただ、共有しない罪があったんだとしたら国王にも罪があって罰が下ったんだなと思う。

金曜ロードショーで見たが、ゴーテルは擁護不能の拉致監禁監禁犯にしてDV毒親って印象しかなかったな。
>>46と全く同じ感想を抱いた。

ゴーテルが見てるのはあくまでも金色の花の力であってラプンツェルじゃないんだよ。ゴーテルはあくまでも自分の若さを保ちたくて必死で自分がが可愛いだけの吐き気を催す邪悪。自分がズルズルと生き続けたいからラプンツェルに寄生しているといっても過言じゃない。

裏テーマの『毒親からの解放』は言いえて妙だなと思った。

少なくとも自分は2週間も完全に引きこもるのすら辛いから彼女が18年も引き込まれたのは相当強い精神力だと思う。

塔の上のラプンツェル、現在の世界を予言していたのではとネット震撼
https://yukawanet.com/archives/tangled20200501.html

同じ継母でもトレメイン夫人(継母)とシンデレラっていうよりトレメイン夫人とアナスタシア(実子でシンデレラの義姉)の関係に似てる気がした。アナスタシアも表面上愛しているように見せてる毒親からの脱却を描いてたけど。

ラプンツェルがゴーテルの死ぬ瞬間に手を伸ばしてたのが心に来た。拒絶は表してたけどきっと憎むことが出来なくて愛してたんだろうね。

ゴーデルは確かに悪だろうが殺す必要はあったのだろうか
殺しはしてないのに殺されるこれ程理不尽なことがあろうか
せめて老婆のまま過ごしてもらうとか
新しい花を渡すとかして
和解すればよかろう

>>59
封建社会において王族の娘を攫って監禁して、和解で済むとか当時の常識としては、むしろおかしい。
というか寓話や童話はあくまで書かれた時代の常識で描かれてるから、盗みを働いただけで死罪（に値する）とか描かれていても、当時はそういう感覚なんだなって解釈すれば良いだけ。