ニコニコ大百科

言うて見合う運用能力あるか？

満州でロシア軍相手する前提で整備した戦力だもの。
東南アジアやオセアニアに足伸ばしたらそりゃ運用能力破綻するよなって

どれだけ戦力整えても戦略性を欠けば全てが水泡に帰すってことやね
アメリカが中東でやってるようなのと同じで
まっ現実は兵器一つ一つにパラメータがあるゲームじゃないし、>>419の言う通り国境も接してないし上陸できる作戦能力もない国比較するってのも無理があるか

>>423
十分な戦力のおかげで戦略上の失敗が顕在化しない場合もあったり、戦力が無ければそもそも戦略以前に選択肢が無くなっちゃうから難しいよな。

無批判が一番いかんと思うけど、国際関係の力学の中では、ダブルバインドで結局どっち選んでも地獄みたいな状況が普通に発生するし、あんまり後知恵でどうこう言うのも気が引けますねぇ…。

とりあえず奴らに注文をつけられるとしたら他所に喧嘩ふっかける前に内ゲバを片付けてほしかった
海洋国家でいくのか大陸国家でいくのかはっきりしろや

仮に十分に戦力があったとしても纏まった権力がないのに戦略立てるのは不可能だし、戦略もなしに国を運営するのもまた困難だから
昭和の日本はかつて打ち破った清王朝末期を再現しているようで哀愁が漂う
最大の敵でありチート扱いされやすいアメリカも、ルーズベルトがリーダーシップを発揮してかつ長期的な戦略がしっかりしてたから弱ってた大恐慌後軍事力が回復するまでの初動を受け流せたんだし

こんな組織が糞ボロボロな帝国陸軍でも戦争史・軍事史の視点から見れば日本史上最も勢いがあったんだよな

短期間とは言え東南アジアほぼ全域を支配できる程の侵攻力が強い訳だし近代以前の日本の軍事史と比べてもケタ違いのスケールだな　まあ急激に領土を拡大したのと慣れない大陸での戦争が長引いたせいで無惨に敗北する原因になったのも事実だけどね

近代以前にもっと対外戦争の経験を積んで国力増大や軍事技術の向上に励めば史実よりマトモな帝国陸軍が出来たのかな

>>426
ガ島→サイパン→ペリリュー→硫黄島→沖縄…と、島嶼戦が順当に合理化、精緻化したところを見ると、決して学習能力の無い組織とは言えないし、経験を積んだらもっと高次の戦略、人事、その他意思決定一般も洗練されたのかもしれん。

ただ、やっぱり割に合わんよ。富者はツケを金で買えるかもしれんが、貧乏人は血で買わなきゃならんからねぇ…。

>>427
当時の南方軍総司令官は、何もツケを払ってないよ？

南方軍総司令官って寺内か。
現地で勾留され病死

まあ、残したツケと払ったツケの釣り合いとれねぇよなぁ…
とは思う

>>428
戦前の国体だと微妙なところもあるけど、南方軍総司令も、参謀本部も、畏れ多いことではあるが天皇陛下も所詮は国家という巨大な機械の一部なので、国家の失敗は最終的には主権者たる国民の血か財産によって贖われるんじゃないかねぇ。

>>429
ツケの代金は三百万人分の血と無数の傷痍軍人、焼け野原と化した国土、満州、朝鮮、台湾および南洋の権益の喪失か…。
高くつきましたねぇ…、いや、独ソ戦みたいな絶滅戦争や、同じ民族で殺し合う国共内戦、朝鮮戦争みたいな状況になることだけは防いだことを評価すべきなのか…。

兵役の項目で甲種の説明文だけど
『入隊検査後に即時入営し　　　　　　　た。』って
大きな空白欄があるんだけど
文字反転してみたところで、何も書いてない。
これって、公の場ではあまり言えない
情報を書くつもりだったのか？
あるいは編集者の単なる見落としか？

ww1の総力戦をふまえて国力でも兵数でも勝る敵にどう対応するかで悩んだ結果生まれたのが機械化出来てない状態での包囲殲滅戦術ってのがねぇ

>>432
限られた条件の中では妥当なリソース配分、ということになるのかねぇ。なんだかんだ言いつつ序盤の攻勢はうまくいったわけだし。

後半の島嶼戦は制海権、制空権を取られてる状況だから、陸上の戦力がどうあっても結果は変わらんだろうしね。

ただ、短機関銃を大量に装備させたり、75mm程度の戦車か駆逐戦車みたいなのが要所に配備されてたらもうちょっとましな条件で防戦でき、生きて帰ってこれた人も増えたかもしれんね…。

いやそりゃ戦時体制が構築されてないアメリカ・内戦中の中国・英仏蘭の第3線以下の植民地軍なんていう相手に、序盤からうまく行かなかったらそれはそれでおかしいでしょ
仮にフィクションでそういうストーリーがあるならその世界線の日本くんはもう帰っていいよ

>>434
あれだけ広大な島嶼部を一気に攻略するのはそれはそれで大変で、陸軍も船舶工兵、上陸用舟艇の研究開発と相当の努力をしてるのよ。

古今奇襲を掛けても、攻め手がもたついている間に本隊が来て滅茶苦茶にされる例はいくらでもあるし、弱い敵を出来る限り効率的に倒すのが戦術、なるたけそういう状況を作るのが戦略(作戦術かも)というもんだから…。

もっともそんな技芸と努力を尽くした南方作戦および真珠湾奇襲も、それが始まったその日(1941月12月8日)に、独ソ戦では総統命令39号が出て、モスクワ戦、バルバロッサ作戦の失敗が確定し、日本の敗北もまた不可避となってしまったんだよなぁ…(悲哀)

敗戦確定といえども勝率ほぼ0%から完全な0%に変わっただけじゃん

>>435
弱ってる内に判定勝ちに持ち込める見込みはありましたか…?

>>437
無いです（無慈悲）
あえて判定勝ちと言うならアメリカと開戦しない事やないの…

国自体が制御不能に陥ってるから開戦回避も無理ゾ

>>439
やっぱり日露戦争で下手に勝ってしまったのがマズかったね

太平洋戦争避けるには、大陸の利権を日露の時点で全て失ってるのが最低条件、多分そのルートなら戦争は避けられた…その後の日本が発展したかは知らん

>>440
大正デモクラシーとか得るものも多かったけど、その後の宇垣軍縮と併せて内外の変動に付いていけなくなった感もありますねぇ。

大正デモクラシー→WW1以降の国際環境の急変→関東大震災→必要とはいえ急速な軍縮(宇垣軍縮)＋昭和恐慌→大恐慌…

いやひどい時代ですねぇ…。

皇道派だろうが統制派だろうが誰だろうが政府に逆らう
愛国者気取りの軍人や民間人は地位に関係なく全員抹殺すればいいのでは？（グルジアの粛清親父並みの感想）

>>442
鉄男路線はイキスギでしょうけど、実際人事の刷新、コンパクト化はやれてたらもっとましな展開だったかもしれんですねぇ…。

でもどんな組織でもそういう病理はありますよねぇ。それこそ軍民の別を問わず、日本独自の問題というわけでもないですし…。

未完のファシズムっていうって言う本でも書いてあったけど、帝国陸軍の反省点として学ぶことは究極的に言えば身の程をわきまえるというところにつきるよね
身の程をわきまえた結果、仮に他国からボロクソに扱われても必要悪として感受する国内意識が必要だけど

>>444
事が終わった後なら結果論とは言え色々考えられるけど、走りながら最適なバランスを勘案するのは難しい。特に総力戦以降はほとんど不可能なんじゃないかな。

実際朝鮮戦争前のアチソンラインの例が示す通り、下手に出ることが必ずしも安全に繋がるわけでもないからね。

かといって無責任なタカ派路線もそれはそれで危険なんだよなぁ…。幸い今のところはどこの国も、自称「リアリスト」の民族主義者は少数派にとどまってるけど、この先は分からんですねぇ。

>>441
段階的に軍事力を削減しつつプライド投げ捨てて国内の惨状を世界にアピールし、英米資本を乗っ取られない程度に投下してもらってゆっくりとでも経済復興させるあたりが一番穏便に進みそう

そもそも軍部は当時の日本国民の意思に忠実に従っただけの気がするけど

大本営発表せず本当の戦況を伝えていれば民意が変わっていたのでは

それが怖くて出来なかったんだろうね
国民に勝って見せると語って負担を強いらせてるのにボコボコにされましたーなんて言えないだろう

日露戦争で勝利したのに賠償金とれなくてキレて暴動起こして仲の良かった米国との満鉄共同経営案も蹴る事になったし
国が諸外国に対してちょっとでも譲歩したらすぐに暴徒化してたのが更にレベルアップしてるからね。
そりゃボロ負けしましたなんて言ったら一億総発狂よ。