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蒋琬～姜維時代で名が上がる武将って誰がいるか分かる人います？
孔明時代でパッとしなかったり無名だったけど、孔明の死後に功名上げたり評判になったりした人を知りたいです。

諸葛亮の生前に「無名」だったり生まれてなかったけどその後大活躍したような武将はほぼいない
諸葛亮死後に武功や将軍位の記載で名の上がる主だった連中、蒋琬、費禕、呉懿、王平、鄧芝、馬忠、張翼、廖化、董厥らはみんな諸葛亮の死の前後くらいから何かしら名を成していた（下手したら劉備の生前から）
強いて言えば句扶くらいだが、こいつは褒められてるだけで生没不詳の上に具体的に何をしたのか一切記述無し
「無名」ではなく「諸葛亮の生前はまだ若かった」官人で蜀末～晋で活躍した有名どころなら羅憲とか霍弋がいるが、こいつらだって譙周に師事することができたり霍峻の子供だったりするからまず「無名」ってことはない
他の有名人だと傅僉は死に方だけが褒められるだけだし諸葛瞻はそもそも最初から最後までパッとしないので当てはまらない
曹奐の詔勅で「蜀が頼みとするのは姜維だけ。奴が成都を離れている隙に攻めれば蜀なんて滅ぼすのは簡単だよ」と言われるだけのことはあるわ

>>302
ありがとうございます。

孔明が出師の表で推挙した人物も「劉備が評価した」とかって人材ですしね（箔をつけるためかもしれませんが）。
寒門が見当たらないってことは後漢のシステムそのまま受け継いでたのでしょうかね？魏は名を上げた人見られるのに。
武官は段谷の戦いで戦死しちゃったのかもしれませんけど。

>>303
全くの空想だが、張飛や関羽亡き後劉備が期待を寄せていた若手・庶人出身の武将は殆どは夷陵の戦いで戦死したんじゃないかと思ってる（他の記録の全く無い馮習や張南がそれに該当）
劉備更には諸葛亮亡き後は益州の豪族らの不満を和らげるためにもいきなり無名・無実績の将校を取り立てるようなことは中々できなかったんじゃなかろうか
降将で更に名士階層の姜維や夏侯覇が特待を受けるのはともかく、国内の寒門に生まれたら蜀ではほぼ出世の機会はなかったんじゃないのかね
廖立や李厳が諸葛亮の死を嘆いたのは劉備や諸葛亮の様な強力な指導者がいない限り蛮民から復帰することのできない蜀の門閥事情も絡んでるのかも知れない
「異例の出世」があり得ない体制は挙国一致しなければすぐに外部圧力で崩壊しかねない蜀の様な小さい国にとっては悪い面だけじゃないけどね

>>301
柳隠は条件に当てはまるかも
ただ出自の情報がないので、この人も門閥出身かもしれないけど

魏晋って基本的には降伏してきた奴には寛大らしいけど
姜維も劉禅が降伏したあと降伏すれば、安定した老後を迎えられただろうか
実質詰みに入ってる状況でも尚抗う姜維を見ると、とんでもない執念を感じるぜよ
なにがそこまで奴を駆り立てたのか…

>>306
そこで生きて来た国が滅ぶって堪らないことだったのかもしれんね
劉禅だってはじめは徹底抗戦しようと群臣に諮ったし、霍弋は南でそのための準備してたし
姜維の場合は段谷の敗戦（で歴戦の兵を多数喪ったこと）で涼州へ介入できなくなったことが戦略的には亡国の原因になったから、悔恨が大きかったのかもしれない
まあ事情はともかく気持ちは日本滅亡に直面でもしない限り俺たちには分からないことだけど

>>306
元々姜維の家は親父の戦死の影響で没落した天水の元名家だからな
そんな自分のことを疑うような太守の下でくすぶってるより、「涼州で最高の人材」と自分を認めてくれる宰相の下で働きたいってのもわかるわ
忠君愛国だけが男の甲斐性じゃなかろうからな

あと万が一姜維が降伏しても許されてたと思うよ
諸葛誕の謀反の際には唐咨も許されてるし、何しろ魏では「蜀を亡ぼすのに障害となるのは姜維のみ」の認識だしね
姜維を討たれて逆上した蜀に頑強に抵抗されるよりも「姜維ですら厚遇されるなら俺たちも」と思わせる方が遥かに良い

最後の最後で鍾会に接触した時はどういう心境だったんだろう？
劉禅が降服し、正統性なんてなさそうなのに。
「魏が困ることなら何でもやってやるぜ」というノリだったのか？

普通に姜維的には勝算があったんでしょ
成都が降伏した時点では剣閣以外にも南方の各地に予備兵力は散らばってたんだし
鍾会を含む魏の将校を殺して劉禅を奉戴すれば蜀の旧臣たちの呼応が期待できると踏んだんだろう
自称劉備程度にはなれる男、鍾会が劉備に劣る決断力の無さだったのが運の尽きだったな

仮に上手くいったとしても年齢的にかなりキツいわな
彼処から蜀を取り返せたとしても劉禅は戻って来ないだろうし
魏の打倒なんて相当長生きか、よほどの幸運に恵まれない限り寿命が足りない
（そもそも勝てる算段があったのかどうかは置いといて）

>>306
姜維が劉禅の降伏後、同じように降伏していれば受け入れては貰えただろうけど、それまでの蜀での功績による出世が白紙になって下級の将軍から再スタートになったと思う。それに歴史書にも「北伐で蜀を疲弊させ多くの将兵を死なせた挙句、自分は降伏して天寿を全うした最低な奴」みたいな書かれ方をしただろう。

有能無能関係なく、蜀の最後の砦扱いされてる将が
元は敵国たる魏の降将てのがなんともいえなくなる
いくら孔明とかに認められるといったって

最後の砦どころか夏侯覇とか王平とか主力が軒並み元魏将…
廖化張嶷張翼あたりもいることはいるけど
蜀の人材育成能力と魏晋の人材管理力どっちを嘆くべきか

といっても姜維も王平は魏の一線級と戦えてるし、蜀の人材育成力が高いんじゃね

張嶷も重病じゃなきゃ蜀の軍事の中心になれたかもしれんしな。
姜維も一目置いてたようだし、統治能力に関しては姜維以上だった。

とは言え張嶷も戦死した時点で大分老齢だからな
少なくとも還暦は回ってたはず
単なる武功の人ではなく智将と呼ぶに相応しい凄い人だけに蜀にとっては痛手だったろうな

死んだとき胆がめちゃくちゃでかかったって話だけど、なんかの病気だったんだろうかｗ

フォアグラとして育ててたのさ

>>318
多分姜維の身体の丈夫さ&死に際の惨さの話じゃないかな、ご老人であるにも関わらず自ら数人の兵士を斬ったという健康体だったから

>>309
反乱前に阿斗ちゃん向けに送った手紙で「今少しのご辛抱です、必ずや蜀を再建してお迎えします」と書いてるから多分本気で最後の賭けだと思ったんじゃねーかな...

>>314
政治家・徳治者として抜群だった孔明が数十年整備したとはいえ
やっぱり中原を離れた、文化的に遅れがちな土地でコンスタント
に大器が生まれるってのは難しい事なのかもな

>>322
そらそうよ。国力が違うもの

蜀滅亡時の人口が魏の443万人に対し蜀94万人
単純に考えれば蜀が1人将軍育てる際、魏では4人将軍作れる
魏は幾らでも人材の替えが効くが蜀はいる人材でやりくりしないといけない
魏ではエースになれなかった人材でも蜀では喉から手がでるほど欲しい

諸葛亮当時も魏での徐庶の官職を聞いた諸葛亮が、
「徐庶ほどの人物がその官職とは魏はなんと有能な人材が多いことか」と嘆いてる
徐庶の官職も決して低かったわけではなく流石というところなんだが

>>322
加えて言えば後漢末の戦乱が三国に収束してからは他地域からの人材の流入もほとんど無かったからな・・・。

よくショウガってあだ名されてるけど
調べたらそもそも姜って漢字にショウガって意味があるんだな
存外変なあだ名でもなかった

本分その他項参照

>>326
何が？

人材については、降伏後に魏晋に登用されて大活躍した人々が結構いるし、遅れた土地というのはイメージでしかないんじゃないかなあ
製鉄などの技術レベルでは魏呉を凌駕していたという説もあるし、当時の大文明国があったインドミャンマーにも近かった
正史では段谷の敗戦時に万単位の兵士に加えて多数の武将が戦死したことが記されてるから、
蜀の人材不足は地理や教育レベルで魏に劣っていたかどうかではなく、この直接の損害が原因だったと思う
しかも魏軍による西北からの侵攻ルートが拓けてしまったため、姜維は上奏して西側にも防衛戦力を張り付けた
人材不足のところにこの必要はきつかったんじゃないかな
ただまあそれでも魏軍が蜀を降伏させた大侵攻の際に鐘会が音を上げるほど現地の防衛線は機能したが

同じ時代に鄧艾がいたことが姜維と蜀漢の不幸

象にまたがってヒマラヤ山脈を越えて活発に往来していたらしいな

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