学問のすゝめ
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61
ななしのよっしん
2013/04/04(木) 12:50:39 ID: HDNA4Qaxv2
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>>59
嘘ではないんだろうけど
「A(人類平等)という仮定があり、しかしB(不平等)という現実がある。これはC(学問をするかしないかの差)の為である」
という文章でA部分を強調するって不自然で、著者的に一番重要なのはC部分なのは明らかじゃない?
実際、福沢諭吉が勘違いされてたこととして個人的体験談になるんだけど、
高校時代、ある受験生が推薦で
「福沢諭吉は「人の上に人を作らず~」とか言ったけど、あれは嘘だね!実際はこんなにも不平等じゃないか!俺はそんな世界を正してやる!」
とか言ったらしく、その話を紹介した教師は面接で言った豪気さや、それで受かったことに驚いてたけど、
そもそも学問のすゝの内容を知っていたら上記の論点で福沢諭吉を責めるのは明らかにおかしいんだよね。
福沢諭吉はこの世が本当に平等だと思っていたわけではないし、まして人類平等を説いた祖でもないのに。
しかもこれで受かったんだから面接官さえ福沢諭吉の思想を知らなかったか、あるいはそう思われていても仕方ないと思ったんだろう。
まあ、要するに今の福沢諭吉のピックアップの仕方は上記のような明らかな誤解を招いているのが現状だろう -
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ななしのよっしん
2013/04/06(土) 01:06:49 ID: OvRbO5kPpJ
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ななしのよっしん
2013/05/01(水) 21:31:20 ID: vckfI6sKVH
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>>61
いや、まずその纏め方が間違ってるのよ。
福澤諭吉はその序文の後で、「人は同等なること」という一編を設けてる。
もし主題Aが重要でないなら、そんな章を設ける必要はない。
福澤諭吉の論旨が成立するには、「本来的には固定身分なんてない」を証明する必要があり、
だから「Aはただの仮定でCが重要」とはならない。
その例で学生が間違ってるのは、経済的平等を身分制打破と混同してるから。
身分制打破があたかも「自明」のように思われてる現代人が、
歴史的文脈抜きで「天は〜」を読むと、経済的不平等と混同しがちなわけだが、
歴史の教科書でも封建社会から近代国家へ、というのは説明されてるわけで、
日教組がどうこうとかいう問題ではない。 -
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ななしのよっしん
2013/09/18(水) 21:46:07 ID: Bus8nrJEd/
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ななしのよっしん
2013/11/13(水) 21:28:08 ID: W8Mlu4THBy
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ななしのよっしん
2014/01/27(月) 08:33:18 ID: MmVQKCZA3m
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ななしのよっしん
2014/03/19(水) 08:06:24 ID: jNPEODp55x
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ななしのよっしん
2014/04/30(水) 00:16:07 ID: YUL4pQxSiz
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ななしのよっしん
2014/05/01(木) 18:14:42 ID: Sd1JjZW0Yc
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ななしのよっしん
2014/09/17(水) 14:57:49 ID: fQISs+7cA1
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ななしのよっしん
2015/01/13(火) 03:25:49 ID: GtET6FX8cw
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ななしのよっしん
2015/03/25(水) 15:24:46 ID: aJt8hmhqgO
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ななしのよっしん
2015/09/07(月) 11:53:06 ID: d5L/7V2vFD
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ななしのよっしん
2015/10/05(月) 09:23:15 ID: fpWRDSkM34
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第三編に書かれてる内容、まんま今の日本だな。
こんな予言あたっても嬉しくねえよ… -
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ななしのよっしん
2016/05/01(日) 06:01:34 ID: PVjwhRSB06
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福沢は天賦人権に基づいて人間の平等な権利の大切さを全編通して明確に説いてるんだが、
>>23や>>47みたいに間違えて解釈してる人は結構多いし、この大百科記事も微妙に勘違いしてそう
「人間は平等に生まれるが現実の世の中は不平等だ。これは生後の学問の差だ。だから学問は大事だ。」
↑これだけだと「実力主義の世の中を学問で生き抜こう!」みたいな単なる啓発本になっちゃって
伝統的な儒教文化や封建社会の間違いには誰も気付かない、しょうもない本になっちゃう
第一編の平等論については>>63の言う、第二編「人は同等なること」で真意が詳しく解説されてて
http://qq4q.biz/ tBjd←青空文庫 学問のすすめ
その中で資産や所得や役職が不平等でも権利は平等でなくてはいけないと説いてる
この「権利の平等」を説いたところが当時もの凄く画期的だった -
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第二編を要約すると…
2016/05/01(日) 06:03:27 ID: PVjwhRSB06
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人と人の釣合いは同等であるが、それは所得や役職ではなく権利が同等という意味である。
大名、農民、商人、様々な人間がおり、貧富、強弱、知恵には差がある。
しかし個人の持つ権利を論ずる時は、その重みには少しの差も許されない。
権利とは、個人の生命や財産や名誉を大切に守ろうとする大義である。
天が人に精神と肉体を与え、個人が権利を行使出来る様に人を作ったのならば、
どんな事があっても人が人の権利を侵害すべきではない。
苦痛を避けて快楽を追及するのは万人共通の人情であり、
他人に迷惑を掛けずに幸福を追求する事こそが人間の権利である。
貧富や強弱は人それぞれなので同等であるはずがないが、権利は同等である。
旧幕府の時代は士族がみだりに権威を振るい、百姓を罪人の様に扱い、平民の生命は軽んじられていた。
士族へ頭を下げ、道や座席を譲り、自分の飼い馬にも勝手に乗れない程の冷遇はけしからん。
士族と平民の関係だけでなく、政府と人民の関係に至っては更に酷い。
しかし旧幕府の時代は平民が政府を「お上様」などと呼び、政府も平民に対し無駄な権威をふるっていた。
その政府の権威は、政府のお陰で人民が保護されているという事に由来していたが、
政府が人民を保護するのは年貢の対価として当然の義務なので、政府の過剰な権威には正当性が無い。
旧幕府の悪習は、人間平等の趣旨を間違い、貧富や力の強弱を悪用し、
政府の力で貧しい民の権利を妨げた事に由来する。
故に人は常に平等の意味を忘れてはいけない。人間世界で最も大切な事である。
初編冒頭の万人平等とはこのことである。
上記の議論では平民が今までと違い思うままに振る舞えと述べているが、それだけではいけない。
政府と人民は互いに果たすべき義務があり、人民の義務とは法に従う事である。
無学で文字も読めず欲が深く、人を騙して巧みに法を逃れ、子を生むだけで碌に育てない、
そんな恥知らずの馬鹿者が増えれば国益は失われるばかりである。
そしてそんな馬鹿者に理屈は通じないので政府も不本意ながら力で脅すより他に方法が無くなる。
国の暴政は必ずしも君主だけの責任ではなく、実は人民の無知が自ら招いた災いである。
暴政を嫌うなら学問に志し、自ら徳を高くし、政府と同等の地位に登るべきだ。
これこそ私が勧める学問の趣意である。 -
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ななしのよっしん
2016/05/01(日) 06:07:23 ID: PVjwhRSB06
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そもそも天は人の上に云々は米国独立宣言の一文の翻案であって福沢本人の発案じゃない
http://qq4q.biz/ tBtJ ←宣言の中の「All men are created equal」の部分は
国家権力より個人の持つ平等な権利を優先したジョン・ロックの自然法や、
人権は皆平等だから国民は自由に自立する権利があると説いたトマス・ペインの思想が元ネタになってる
「門閥制度は親の敵で御座る」発言からも分かるが、福沢も権力の世襲や機会の不平等を常に批判してた。
つまり「天は人の上に~」の部分はどう考えても人権の平等を論じてる。
「学問のすすめ」は市場原理に介入する社会福祉や再分配といった経済的平等を論じたんじゃなくて、
もっと古い時代の自由・平等・民主主義が成立すらしてなかった100年以上前の啓蒙学の書だ。
「人権の平等」が段々確保される一方で「経済の不平等」が問題視されだした21世紀の常識で以って、
人権の概念すら無かった時代の書物を読んだ結果、>>49とかは派手に誤解してるんじゃないのか?
当時は資本主義が未成熟で、貿易摩擦もバブル崩壊もヘッジファンドもタックスヘイブンも何もない
当然福沢本人もそれらについて無知で未経験だから、現代の市場原理や格差社会は全く想定してないし、
想定も考慮もしてないんだから肯定も否定もしようがない。
人権の平等を肯定する一方で経済の不平等をある意味で肯定してるんだが、
当時に人権の平等を説いただけで十分偉大だし、21世紀の経済格差に責任なんて持てるはずがない。
戦後教育で「学問のすすめ」の冒頭一文を教科書に乗せようと決めた人達が、
どういう判断で後半の「学問への努力で差が生まれる」って部分を削ったのかは分からんが、
封建社会を壊して近代を作り上げた一番核心的な言葉は冒頭一文の前半だろう。
だからまあ、既存の学説通り、福沢諭吉は人類皆平等の思想を欧米から日本に伝えた偉い人ではある。
誰も今日的な格差には言及しとらんのに>>61の学生みたいに誤解する人が多いのは一体何事なんだ。
「学問のすすめ」の分かりやすい現代語訳
http://urx.red/t CaU -
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ななしのよっしん
2017/03/21(火) 18:51:23 ID: 8x/2ZmvZJ1
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ななしのよっしん
2017/05/07(日) 19:20:18 ID: lpMa7iOMIZ
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ななしのよっしん
2017/05/07(日) 19:28:56 ID: aO/jvBZNVS
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ななしのよっしん
2017/08/28(月) 05:44:09 ID: zw2r+iGkz0
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この大百科記事を書いた人は解釈が真逆っていうか典型的な勘違いをしてないか?
全十七編に渡って「〇〇である、△△が重要である、××してはいけない」と色々言ってて
論説の中で何度も「~だから勉強しろよお前ら」と付け加えてるが
それって福沢の主張のメインは〇〇や△△や××の具体的部分であって、
(具体的には人権平等を説いたり、封建的な儒教文化の誤りを指摘してる)
「だからこそ勉強しろ」なんてのは、飽くまで標語でしかないでしょ
①武士も町民も男女も人権は平等~②お上に頼らず個人が政治に参加して~③自立した個人による愛国心~
①②③みたいな凄く大切な事を学ばせる為に福沢は読者に向けて「勉強しろお前ら」と言った訳で
福沢は学問の大切さを説く為に人権や市民的自立の大切さを語って、
その語られた人権や市民的自立という具体的部分が先進的だったからこそ名書になったんでしょ -
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ななしのよっしん
2017/08/31(木) 06:55:18 ID: zw2r+iGkz0
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第二編引用
かかる悪風俗の起こりし由縁を尋ぬるに、その本は人間同等の大趣意を誤りて、貧富強弱の有様を悪しき
道具に用い、政府富強の勢いをもって貧弱なる人民の権理通義を妨ぐるの場合に至りたるなり。ゆえに人
たる者は常に同位同等の趣意を忘るべからず。人間世界にもっとも大切なることなり。西洋の言葉にてこれ
をレシプロシチまたはエクウオリチと言う。すなわち初編の首はじめに言える万人同じ位とはこのことなり。
冒頭の人間皆平等ってのは貧富や役職でなく権利の平等であって
国家が独占してた政治・経済の権力(人権)を民間の個人に平等に分配する事で初めて民主主義が生まれる訳で
貧富や力の強弱に差はあって当然だが人権は平等でなくてはいけない、と説明してるんだが
身分制や男尊女卑が当然だった当時に於いて、これはかなり凄い文章だと思った
近代的な人権・自由と責任・愛国心を学べば、個人は出世して国は繁栄するが、その逆なら落ちぶれる
だからこそ人生や社会は学問への努力次第だし、正に「学問を勧める」って事だろう -
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ななしのよっしん
2017/10/25(水) 18:55:47 ID: FOeZuHqp/G
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ななしのよっしん
2018/05/07(月) 11:59:30 ID: 9csrXccIWh
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ななしのよっしん
2018/05/31(木) 06:13:22 ID: JEr4XmBJLL
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ななしのよっしん
2018/06/26(火) 19:14:24 ID: 5yvTqIgT5b
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ななしのよっしん
2018/07/16(月) 18:37:39 ID: yQkTdRN5hB
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ななしのよっしん
2018/08/27(月) 10:36:32 ID: f36qPkkypj
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ななしのよっしん
2018/08/29(水) 00:40:46 ID: B6frDFQ4SF
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ななしのよっしん
2018/08/29(水) 14:59:49 ID: U1OhOyb8G9
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